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なぜかアラバマの料理とオカルト話

車を運転中、アラバマ州のナンバーの車が前を走っているのをみかけた。

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アラバマのプレートなんて・・初めて見た!


周り中、殺風景なカリフォルニアナンバーばかりの中にあって、とても目を引く。

ちなみに周り中は・・こっち
   ↓
california-license.jpg


他州のプレートでも、せいぜい目にすることができるのは、お隣のネバダとか、アリゾナくらいなものだ。
ここでアラバマ州のプレートをみるなんて、奇跡に近いかもしれない。

アメリカは州が違えば別世界みたいなところがあって、自分の州以外のことはほとんど知らない人の方が多いのだ。



この日は不思議なことに、その後「アラバマ」に関することを3回も耳にする日となった。

なんかのシンクロニシティーかいな??


そこで今日は、アラバマについて述べてみようと思う。
ほとんどが、人から聞いたのをもとに後に調べた内容なのだ。

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アラバマ州はバリバリの南部であり、保守的な南部の中にあって最も保守的ともいわれている。

今でもそうなのかはわからないのだが・・。

最初は先住民族の土地だったところにやってきた最初の入植者はスペイン人だったため、フロリダの一部としてスペイン領になり、18世紀初めにはフランス領ルイジアナの一部となる。
ところが、1763年フレンチ・インディアン戦争の後にイギリス領になって、1776年7月4日アメリカが独立・・・という経緯。

コロコロと変わってたけど、まあ、フランス領だったのが一番長かったようだ。

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綿花の栽培が有名で、州のニックネームは「コットン・ステート」と呼ばれている。

もっとも今では、各地に日本や韓国、ドイツの主要自動車メーカーや自動車部品の工場が進出しているらしいけどね。



さて、アラバマといえば、南北戦争抜きには語れないところだ。

北(工業地帯) Vs. 南(農業地帯)との争い。

裕福な南は多くの黒人奴隷を使って綿花を栽培しイギリスに輸出、自由貿易によってますます豊かになっていったのに対し、北の工業地域では慢性的な労働力不足。 そんなことから国を二分するような戦争になってしまったという。

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https://digitalalabama.com/article/alabama-art-and-culture

アラバマには、こうした歴史上の建築物、ゆかりの地が多く残されている。

南北戦争 → 人種差別 → そして民権運動へ

というのが、アラバマの姿なのだ。

中でもアラバマ州の州都、モンゴメリーは有名な地だ。

ローザ・パークスさんという黒人女性が白人に席を譲らずに座り続けたことで逮捕された事件から、

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ローザ・パークス ウィキペディア(Wikipedia)


当時牧師に着任したばかりのキング牧師が中心になって、バス・ボイコット運動が始まり、それが大きな民権運動へと繋がっていく。

ローザ・パークスの話は、黒人差別の法に屈しなかった勇気ある女性としてアメリカの教科書にも載るくらい有名な話。


その他、ヘレンケラーもアラバマ出身だったようで、ヘレンケラーの生家も残ってるし、ブルース音楽の父と呼ばれるW.C.ハンディだとか、ナッキンコールだとといった数々の有名人たちも、アラバマ出身なのだ。


先住民から土地を奪い、数々の戦争、黒人差別、人種迫害があった地域であれば、オカルト話があるのも必須。 
そんなことを言えば・・アラバマに限らずほぼアメリカ全土になっちゃうけどね~。


ついでだから、アラバマ州の心霊スポットも紹介しておこう。

●Dead Children's Playground(児童公園)
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Dead Children's Playground Huntsville, Alabama

飛び交うオーブ、動き回る小さな影、風もないのにブランコが揺れているという目撃談が多く、死んだ子供たちが夜な夜な遊んでいるという。 

一度この公園は取り壊されたのだが、住民の猛反対にあってまた遊具を設置して児童公園に戻したのだという。

せっかく遊んでいる子供たち(幽霊さんたち)がかわいそうじゃないか!というのが理由。


幽霊の子供たちのために住民が反対運動までするというのが、なんともほっこりするいい話。
思いっきり遊んで天国に旅立って行って欲しいものですね。


●Highway 5 Ghost (5号線に出る幽霊)

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Don’t Drive On This Haunted Street In Alabama Or You May Regret It

リンという15歳の少女がプロムの日、ボーイフレンドと一緒に帰る途中、口喧嘩になり、リンは車を降りて歩いて帰ったという。
ところが、そのままリンは家には戻れなかったのだ。

翌朝、彼女は道端の排水溝の中で死体でみつかった。 明らかに大型トラックによってひき逃げされていたのだ。

それからというもの、この道を夜、同じタイプのトラックが通ると、トラックの横にしがみついて窓から中を覗き込む少女が現れるようになったという。 ひき逃げ犯人を捜し続けているのではないか・・と言われている。

それ以来、事情を知るトラック運転手はこの道を通らずに必ず迂回した道を通るのだとか。

まさに・・地縛霊の話だね~。

●Ghost Bridge (Florence, AL) ゴーストブリッジ


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Ghost Bridge to come down but not without a fight.

1912年に作られた橋なのだが、この橋の近くで多くの紛争が発生した場所であり、1920年代にはいくつかのリンチ事件もあった。また、ここで自殺者も出ているとか。

南北戦争の兵士の幽霊や殺害された人々の多くの幽霊の目撃証言があり、ここを車で通ると後部座席がぐっしょり濡れてることもあったという。

なんだか、日本のタクシーにまつわる幽霊話みたいな・・。

●Cedarhurst Mansion シーダーハースト マンション

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Cedarhurst Mansion and the Ghost of Sally Carter

1823年にスティーブン・ユーイング建てられた大邸宅、ここに奥様の妹のサリー・カーターが遊びに来ていたのだが、滞在中にサリーは病になり、そのまま亡くなってしまった。

その後、1917年に17歳の男性訪れ、元サリーの部屋だったところにたまたま宿泊した。 すると深夜に、若い女の幽霊が現れて、私のお墓が倒れてしまっているので立て直して欲しいと告げられたそうだ。
それではじめて、それはサリーの幽霊だったことが判明したという。

実際にサリーのお墓に行ってみると墓石は朽ちて倒れたままになっていたそうだ。

墓石だとか、お墓を気にかけるアメリカ人は少ないのだが・・ここらへんは、ちょっと日本人ぽいかもしれない。

今ではこの邸宅は改築され、レセプション会場になっているとか。

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26部屋の大邸宅、ボールルーム、バラ園もあって、結婚式などにはもってこいかも。
幽霊の出る、いわくつきの場所で結婚式するなんて・・おしゃれ~って感覚なんだろうね。

ghost places Alabama でちょっと検索しただけで、まだまだいっぱい出てくる。
「歴史あるところ、幽霊あり」なのだろう。


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アラバマというところ・・

海や山の自然にも恵まれ気候もよく、家賃はメチャ安い。(でも働くところは少ないけど。)
そして魚介も豊富で食事も美味しい。

保守派タイプが多いので毎週日曜日には教会に行き、どこの家でもバーベキュー(それも伝統的なアラバマ風にこだわったもの)

コーンブレッド、ハッシュパピー、ブリスケット、リブ、オクラ、コラードグリーン、ピーチカブラ、ベイクドビーンズ、マックアンドチーズ、フライドチキン、プルドポーク、それを地元のビールで流し込む(笑)

いずれもソウルフード(黒人料理)ケイジャン料理(フランス系のひとたちの料理)などがミックスしたようなものでもあり、クレオール料理(ルイジアナ州ニューオーリンズ発祥の料理とか?)にも近いようだ。


いずれも手作り家庭料理であり、めちゃめちゃ美味しい。

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昔フランス領だったせいか、サンドイッチにも多くクロワッサンが使われる。

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そういえば・・ずいぶん前のことだけど、フライド・グリーントマトという映画が面白かったので、その後にペーパーバックを買って原作を読んだことがある。
Fried green tomatoes at the Whistle stop cafe
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その本の最後の方にフライド・グリーントマトのレシピが付いていたので、それをもとに自分で作ってみたことがあった。

当時の日本ではグリーントマトがなかなか入手できなかったり、バターミルクやコーンミールの代わりに牛乳やパン粉で代用したけど、たぶん、この時点で本場の味じゃなくなってたはず(笑)


本物の作り方は、まず新鮮なグリーントマトを用意して(硬いグリーントマトじゃないと焼くとぐちゃぐちゃになっちゃう)

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フライを作るときの要領で、バターミルクにさっとつけて、パン粉じゃなくってコーンミールをまぶす。

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ここに、一番マトモなバターミルクの作り方があった。
    ↓
手作りバターとバターミルク、タカナシ乳業より


これをフライパンでこんがり焼けば、表面はカリカリで中はジューシーなトマトの酸味がふわっと広がる美味しさ。
日本人にも好まれる味だと思う。

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そのまま食べても美味しいけど、上の写真は、山羊チーズとローストレッドペッパーのビネグレット添え。

ここらへんの工夫が、南部のアラバマ人らしい(笑)
味音痴で大雑把なだけのカリフォルニアンとは大きく違うところ。


ヤギのチーズ、唐辛子の香り、ローストしたレッドペッパービネグレットならば、軽やかでコクもあり、甘さと酸の完璧なバランスで、どこからみても、イタリアンかフレンチレストランの味になりそう。

100 dishes to eat in alabama before you die(死ぬまでに食べたいアラバマの100の料理)という本が毎年のように出るくらいのグルメな街なのだ。


それでいて保守的、政治だってバリバリの保守派、共和党。

多くの日本人が知るアメリカは、「リベラル」でグローバル経済を重視し、社会的少数派や弱者の権利を重んじるといった、メディアが報道するイメージで作られてしまってるような気がする。

ところが、リベラル傾向なのは、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストンなどの限られた主要都市だけなのだ。



また南部は、サザン・ホスピタリティーと呼ばれる南部人気質も有名だ。

「南部人特有のおもてなし」ともいうべきもの。

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Here’s Why Northerners Will Never Get “Southern Hospitality”


ふと、昔の日本の、「田舎の優しいおばあちゃん」みたいなものをイメージさせる。


ここでもうひとつ、南部を舞台にした映画で、「ドライビング・ミス・デイジー」Driving Miss Daisy、というのがあったことを思い出した。

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これもまた、南部のおばあちゃんを中心にした、ちょっぴりコミカルなハートフルストーリーだった気がする。

アラバマだったか、お隣のジョージアだったか・・ちょっと記憶があいまいなのだけど・・。


南部料理とともに、南部人気質がいまだに生きていて、保守的、伝統的、閉鎖的な面も持ちながら、基本誰にでも親切、金より情で動く人々、頑固で、男は男らしく、女は女らしい。
綿花栽培の土地であり、黒人差別が激しく、さらにローザ・パークスやキング牧師のような英雄とされる人々さえも排出した場所でもある。



気がつけばアメリカ生活も長くなってしまった私だけど、私はリベラルな土地しか住んだことがない。

今のロサンゼルスの生活が当たり前のようになってしまっているのだけれど、こうやって見ていくことで、アメリカはつくづく、州によってまったく違うということを思い知らされる。


今いる場所の色だけに染まらないようにしなきゃなあ。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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