まずは見てくださいな。
社会実情データ図録より
日本だけがダントツ1位
「権威や権力」は「悪いこと」と考えている。
他の国をみると、世情不安で戦火が絶えないような地域ほど、逆に権威や権力の「必要性」を感じているようです。
先進国と言われる国でも、まあ半分半分てとこ。
2位のスウェーデンを見ても「悪いこと派」は50,2%で、まあ半々てとこですね。
日本だけが飛びぬけてる!!
これには、びっくり!!
みなさんは、いかがでしょう?
私個人は、もちろん大嫌いです!!
私のキライなもののは、
●権威や権力
●宗教
そういえば昨日のブログ記事では、幼少期から私のキライだったものを好きになった話をアップしましたが、
権威や権力は、物心ついたときからキライで、今でもキライです。
たとえば、大人の威光や学校の威光で禁止されたりすれば・・それだけでフツフツと反抗心の塊になった私です。
(表には出さないようにしてましたけどね~)
その後、どんなに冷静に考えようとも、どんだけ俯瞰して見ようとも、やっぱり今でもキライです。
ついでに「宗教」もキライになりました。(←これは大人になってから。子供のときは、ようわからんかったんで・・)
宗教といっても、原始キリストが説いたもの、ブッダが説いたものなどとは、私の中では宗教とは思っていません。
宗教とは「組織化」されて、それがビジネスの一環であり、政(まつりごと)にも結びついているもの。(過去の歴史上でもわかるように)
このデータ結果をみて、
なんで日本人の多くはこれほどまでに権威や権力を嫌う国民なんだろう?と不思議に思ったのですが、
その前に、権威や権力はなぜ必要と思われるのだろう?ってことが引っかかりました。
そこで、ふと気がついたのは、こちらの方のブログ記事にあった、統制理論という考え方
↓
アメリカはすでに「反キリスト」に支配されている
こちらから抜粋すると、
統制理論とは
社会的または心理的な統制力が弱まることで、犯罪や非行が発生すると考える理論。 コントロール理論ともいう。
本来はすべての人間に犯罪や非行の動機があるにもかかわらず、社会的または心理的な統制力によって犯罪や非行が抑止されていると考える。
統制理論は性悪説を前提としているため、性善説を前提とする学習理論と対立する見解がある。
(日本大百科全書)
ああ~! そうか~。
もともとの考え方が違ったんですね~。
本来はすべての人間に犯罪や非行の動機がある・・という考え方がベースになってる。・・・性悪説
だからこそ、権威や権力でもって統制し人々をコントロールしなきゃいけない!という考え方になるんですね~。
さらに、私がなぜ宗教キライなのかも、これでわかった気がしました。
「アメリカはすでに「反キリスト」に支配されている」の記事から引用させて頂きます。
↓
性悪説に基づいて作られた社会制度のひとつが宗教だ。それは非常に強力だ。
宗教の場合、それに反対する人たちは、特定の信仰を生み出した個人や概念から敵対的であると非難されることが多いからだ。
しかし、現実的に言えば、宗教の持つ防衛力の多くは、時間の経過とともに、宗教が「大きな企業となった」という事実から生じることが明らかになった。
そして、多くの宗教機関は、宗教が有益な利益を上げるだけでなく、他人の心を揺さぶり、コントロールするのに便利な方法であることに気づいていった。
私個人の考え方は、そもそも性善説なんです。
ただし、愛を知らずに育ってしまった人間は犯罪や非行に走りやすいってことは知ってます。
そうゆう人たちは粗野な欲望に支配されやすくなっちゃうもんです。
それを昇華させるには、私は教育しかないって思っています。
ただし教育といっても、現在のように知識を詰め混んで世の中の勝ち組になるための教育のことじゃないです。
自然の摂理や理を知るため、の教育です。 その最終目的は究極の愛を知るためのもの。
たぶん、それがイエス・キリストさんがやってたことなんじゃないかな~って思います。
宗教じゃなくって教育! それも愛を教える教育だったのではないかと。
言うまでもないですけど・・頭ごなしに「悪いこと、良いこと」を教え込む道徳教育も間違いだし、ただ「すべての人を愛しなさい」って言葉だけで言われたところで、そんなもんはピンと来ないもんです。(それこそ、権威や権力をベースにした教育になっちゃう)
私はどの分野からでも・・自然の摂理や理を学んでいけば、自分もまた森羅万象、宇宙の一部ということにいきつくように思います。
それが、別名「愛」だと思うんですよね~。
人を愛すること、森羅万象を愛すること、そして愛されていることを感じること・・に繋がるんじゃないかなって思ってます。
でも、つくづく思ったんですけど、現状の世界はまったく真逆な方向になっちゃってますよね~。
キリスト教圏の国家をみても、どこにキリストの教えがあるんじゃい!って思いますもん。
そこで、いよいよですが・・
なんで日本人は、他の民族と違った人々なんだろう?って点です。
日本人の特異性として、最近はDNA解析から、
日本人の遺伝子は違う!ってことがわかってきました、
少し前までは、祖先を探るにはミトコンドリアDNA(mtDNA)の解析しかできなかったわけで、ミトコンドリアDNAは母から受け継ぐ遺伝子のこと。
この発端は1987年、アメリカの研究グループによって、「世界の人々の母方の祖先をさかのぼると、20万年前のアフリカにいた、たった一人の女性に辿り着く」というものでした。 この女性は「ミトコンドリア・イブ」と名付けられ、本も発売されてセンセーショナルを巻き起こしたものです。
ちなみに、日本人の母親のルーツは16人の母親で、トルコ、バイカル湖西部周辺、チベット、中国、台湾、東南アジアなどがいる・・
まあ、日本人についてわかってたことは、当時はせいぜいこの程度。
ところが、昨今、
2種類のDNAテストが可能になり、先史時代の祖先をさかのぼることができるようにもなりました。
1つ目は前述したミトコンドリアDNA(mtDNA)で、細胞の核の外側にあり母系を通じて遺伝するDNA。
もう1つはY染色体(Y-DNA)で、父からのみ継承されるDNAのこと。
どう違うのかというと・・
↓
ミトコンドリアDNAの持つ情報は限られていて、文字数に例えると2万文字以下の情報程度
これに対し、核DNAは32億文字にも上り、私たちの姿形や体質など膨大な情報をまでも含む。
技術の進歩で核DNAの一部が解読されようになった。
この図をみるとわかりやすいかも。
↓
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59644
では、ここでY染色体(Y-DNA)の分析結果から日本の近所の国々と比較してみましょう。
The Origins of the Japanese people
ざっくりと色で見て頂くだけでOKです・・グリーン系のところに注目してください。
たしか日本人のルーツは朝鮮半島から渡ってきた民族・・なーんて歴史だったかで習ったような記憶があるけど・・ぜーんぜん、朝鮮半島の人々とは色が違いますね~。 台湾とも違うし~。
とくに、グリーンの部分が多いのは、アイヌ、 そして琉球
このグリーンの部分を俗にYAP遺伝子と呼ばれています。
*詳しくはYAP+とか、YAP-もあるし、もっと詳細な分類があるんだけどここでは、わかりやすく省略します。
YAP遺伝子は縄文人とも共通する遺伝子。
(昨今の遺跡調査から人骨のDNA解析の結果、判明していることです)
弥生人によって取って代わられちゃった縄文人・・でしたね~。
縄文人については、ずっと前にこちらのブログ記事にもアップしたのですが、
↓
サンクスギビングデイに日本史を考える
私が受けた歴史教育では、縄文人は未開人で弥生人は大陸から渡ってきた文明人(稲作もも弥生時代から始まった)と習ったのですが、実は違ってた!ことが、すでに判明してます。
縄文時代の特徴として、
↓
●芸術的ともいえる土器の数々
●すでに稲作も行われていた
●翡翠を加工する技術
●すでに漆を利用していた
●文字があった(神代文字)
●武器がない
顔立ちもこんなに違います。 (弥生人=文明人 縄文人=野蛮人みたいに言われてました)
うーーん、たしかに典型的なアイヌの顔だちに似てますね~。
縄文文化といえば
すべての人々が共存できた国
争いがほとんどなかった国
だからこそ、芸術的な土器製作に専念できる時間もあったんだと思います。
ところが・・縄文後期の土器になると、だんだん質素で弥生土器っぽくなっていくので・・ああ、時代の移り変わりやな~ってのが、がなーんとなくわかります。
私たちが習った縄文時代の歴史と、どこがどのように違ったのかを説明するとすっごく長くなっちゃいそうなんで・・簡単に文字についてだけ言えば、
日本には神代文字やヒエログリフがもともとあったわけだし・・
何より中国の歴史書「随書倭国伝」の中の倭人の風俗の中で、縄文字についての記述があるそうです。
なんでも古墳時代よりもずっと前から存在していたとか。
https://kotobank.jp/word/%E7%B5%90%E7%B8%84-59610
ほお! これなら紙がなくても羊皮紙がなくても竹簡じゃなくても、記録できたってことだねえ。。
ちなみに、沖縄においては戦前まで使われていたそうですよ。
これだけみても、今まで習ってきたことってウソやねん!て言えそう(笑)
↓
日本に文字が伝わったのは5世紀あたりから・・中国から朝鮮半島を経由して伝わった。(中国の漢字が伝わった)
それまでは文字が無い国だった。
さらに驚いたことに、インカ帝国でも縄文字(桔縄文字)を使ってたんですよね。
それは、こちらの古いブログにアップしてます。
↓
二匹の狼の話と縄文人とインカ人繋がり
このときのブログ記事でも、インカ人と南北アメリカ先住民と日本人のDNAについて少し触れてますが、非常に似通ったDNAを持っているということ。
そうです! YAP遺伝子!!
同じくYAP遺伝子を持つ人たちは、チベットやウィグル民族、太平洋の孤島バヌアツや南米エクアドル、インド洋のアンダマン諸島などの一部にも多くみられるようです。
さらに、イスラエル十支族の末裔とされる人たちも同様のようです。
これまた、古いブログに自分でアップしてたんだけど・・
↓
ユダヤの謎と日本の起源(その1)
続:ユダヤの謎と日本の起源(その2)
実際に、イスラエルのアミシャーブという機関(失われたイスラエル十支族を探索し帰還を促す目的とか)は、かなり以前から日本に注目していて、このYAP遺伝子を持つ人々が分布しているところが、なんと、シルクロードに位置していること。
そして、失われたイスラエル十支族の末裔がDNAや文化・習慣ともに一致が多くあるから、なんだそうです。
さらに、もっと話を拡大すると、ネアンデルタール人にまで遡ります。
2010年、ドイツのグループがおよそ4万年前にヨーロッパにいたネアンデルタール人の核DNAを解読。
「我々はネアンデルタール人からDNAの数%を受け継いでいる」と発表したそうです。
実はこのネアンデルタール人由来のTLR1とTLR6、TLR10という・・遺伝子だそうですが・・なんと、これを最も多く持つのが日本人。
どの集団よりも高く、アイヌに至っては約51%が持っていたんだとか。(上の図グリーンのとこね)
数パーセントどころじゃないっすね~!
従来の考え方だと・・・ネアンデルタール人は、ホモ・サピエンスによって取って変わられた!って言われてました。
ネアンデルタール人=野蛮人、ホモサピエンス=現代人みたいな(笑)
それが、この研究結果によって、
ホモ・サピエンスはネアンデルタールと共存し交わりを持って子孫を残したのではないか?
それが我々の祖先ではないか?
つまり・・
私たちは他者を滅ぼすばかりの攻撃的な種では無く、異なる人々を受け入れ、それによって豊かな多様性を持つようになったのではないか?
↑
どうやら、そこんとこが言いたかったみたいですが(笑)
そんなことを言えば、数パーセントであるならば、ヨーロッパ圏でも世界中でも・・持ってる人は意外といるのかもしれませんね。
ところで、なんで日本人の多くがこの遺伝子を多く受け継いできた人が多いんでしょう?
まず言えることは、ネアンデルタール人にしろ縄文人にしろ・・彼らの特性として、
●創意工夫うできる優秀な頭脳を持っていること
●異なる人々を受け入れ、それによって豊かな多様性を持つ特性(争いよりも融和を望む)
でしたよね。。。
でも・・こんな「いい人」DNAだったら・・好戦的なDNAを持つ人が攻めてきたとしたら、すぐにやられちゃうのは明白。
とくに大陸の場合、四方を敵に囲まれているわけだし、とことん残忍な手段を使って負けた側の民族絶滅のために、
男子から徹底的に殺すとしたら、その民族のY染色体DNAは無くなってしまうってことになります。
まっさきに男から殺されるだろーし。
実際に今でも中国によるチベットやウィグル民族の浄化(チベットやウィグルの男子を片っ端から殺し漢民族の男性を送り込み強制結婚させる)が行われているって聞いてます。
つまり、現在YAP遺伝子がなくなっちゃってる地域というのは、
もともとは、そこにもYAP遺伝子を持ってる人がいたかもしれないけど、徹底した虐殺が行われたせいでいなくなっちゃった地域といえるのかもしれません。
日本の場合は小さな島国だったため、他国からの脅威も少なかったこと。
それでいて温暖で海の幸、山の幸に恵まれていて、自給自足ができたこと。
そういった点で、日本は世界でも稀にみる恵まれた地域だったんだと思います。
それでも、他国に侵略されそうになった危ない時期は何度かありましたけどね~。
●まずは、厩戸皇子(聖徳太子)の時代・・・聖徳太子の見事なまでの外交政策で乗り切ってます。
これだよね~。
●鎌倉時代中期の元寇・・北条時政さんの作戦勝ちっていうより、台風が味方したみたいだけど・・
●そして江戸末期の開国そして明治時代・・なんとか属国にはならずにすみました。
海外の脅威にさらされるだけじゃなく、日本国内にだって戦火は山ほどありました。
それでも、どんだけ最悪なときでさえ、八百万神(やおよろずのかみ)がいて、至るところに神社仏閣、道祖神、お地蔵さんまでいて・・こんだけ日本古来のアニミズム(精霊信仰)が残ってきた地域はないです。
戦後日本人はキリスト教も受け入れたけど・・それでも、他国のようにキリスト教1本になることはありませんでした。
日本人のDNAの中には、1つの権威や権力に縛られれず、すべてを受け入れ融和させていく意識が息づいているような気がします。
あ、だからといって、
YAP遺伝子を持ってるからこそ、日本人はすごい!優秀で平和を愛する民族・・だとは決して言えないと思います。
いくら優秀と言われる遺伝子を持っていたとしても、それが発動されなきゃ持ってないも同じだから。
たった1%しか持ってなかったとしても、発動させられれば、そっちの方がずっといいわけです(笑)
むしろ現在の日本人は、戦後の欧米化政策に染まっていってしまった人の方が多いように思われます。
残念ながら、せっかく潜在的に持っているDNAなのに、ちーっとも発動されてないんじゃないかな~とも思います。
ここでまた話は戻るけど・・性善説派で統制理論反対の私としては、やっぱり教育だよなあ、って、つくづく思うわけです。
YAP遺伝子を持ってるはずなのに、使えなくなっちゃってる人のために。
また、ぜんぜん持ってなかったとしても、人は「知ること」でいかようにも変わっていくことができると思うので。
街中でただの通りすがりの人なのに、困ってる人をみると即座に手を差し伸べてあげる人がいます。
具合が悪いの? 何か落とし物でもしたの? などと。
困ったときはお互い様、名前も知らない人だけど助けてあげちゃう。
こうゆう人には今さら教育は不要かもですね~、
少数派かもしれないけど・・すでに持って生まれたDNAを発動させてる人は世界中にいますから。
・・・・・・・・・・・・・・
DNAを見ていくのって面白かったです。
とんでもなく離れた地域でも、似通ったDNAがあったりするものなんですね~。
そうそう、余談だけど・・・出雲の人たちと東北の人たちが遺伝的に似ているみたいですよ~。
推理小説だったかで・・東北弁とよく似た出雲方言が事件解明のカギとなる・・みたいなのがあったよなあと思い出し、
あ、それって松本清張の「砂の器」じゃなかったっけ?と、さらに思い出しました。
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6769204/
意外な地域の間でDNAが似通ってる?
しかも世界レベルで。
そう考えると、もとはたった1つのDNAで人類誕生のルーツは縄文人、そのもっと前のネアンデルタール人にあったのかもしれません。
もともと人は争いよりも、「異なる人々を受け入れ、さらに豊かな多様性を持ち成長し続ける」要素を持っていた・・・。
人とは、もともと、そのようにプログラミングされて誕生してきたものだったのに・・
それがどこかの時点で少しずつ、誤作動を起こしてきただけなのかもしれません。
まさに、これは私の性善説的な考え方ですね~(笑)
でも、なぜか・・私にはそうとしか思えないのですよ。