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キューバにおける「豊かさ」って?

そういえば、社会主義国っていえば・・キューバがあったよね。


ふと、キューバ大好きのコウゾ―さんのことを思い出した。
あの人はキューバに永住しちゃったのかなあ、それともアメリカに戻ったんだろうか? 

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コウゾ―さんという人、とにかくキューバ好き(←特にキューバ女性が)
日本女性にもアメリカ女性にも興味無し。 好きになる女性はすべてがキューバ人という人だった。

何年か前にこちらのブログにもアップしたけどね~。
    ↓
コウゾーさんとキューバ

このときにも、コウゾーさんが永住したい!とまでいうキューバってどんな国なんだろう?と興味を持って、歴史やら現状やらと・・いろいろと調べたものだ。

今はどうなってるんかな?と思って、ちらっと調べてみたところ・・それほど変わってはいないらしい。

こちらに外国人カップルから見たキューバの映像があった。(ちっとも閲覧注意って画像じゃないんだけど・・)
    ↓



あいかわらず、貧しいながらも最低限度の生活は保障されている。

基本的に・・

●医療費タダ。

●最低限度の食料品は、政府管轄のスーパーマーケットに行けば、ものすごい安価で買える。
(それ以外のスーパーだと、何十倍、何百倍もの値段になるとか。)

●教育費タダ(←これはすごい!と思う。 望めば誰でも大学まで行ける)



こうゆう点からみると・・

貧民に生まれたため教育も受けられず、コソ泥かギャングかアル中になるしかないとか、

貧しい農村の生まれのため、重い病にかかっても死を待つだけで放置されてしまうとか・・

そういった国から比べれば天国ともいえる。

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この背景には、キューバの歴史が深くかかわっている。

ずーーと長年に渡って各国によって奴隷化されてた歴史を持つ国。 それがキューバ革命によってようやく解放された。

なーんもないボロボロの状態から出発するには、まずは社会主義体制をとるっきゃなかったわけだし、
カストロ政権は、まず人々が食えること、次に、医療と教育に力を入れなきゃならなかったのだ。

これこそがトッププライオリティーでもあり、彼らがまず望む国家だった。

それだけでも継続してこられたってのは・・ある意味すごいことかもしれない。



もちろん、カストロ政権の悪い話は私も山ほど聞いてる。

実際に、NYにいた頃、ESLクラスで知り合ったキューバ人男は、こんなことを言っていた。
    ↓
「ウチの国には自由がない。 政府の悪口を言うものなら投獄されちまう国なんだ!
だからアメリカに亡命したんだ! アメリカは自由の国で長年の僕の憧れだったから。」


私も、そのときは・・ああ、そーなんだ~! と、旧ソビエトだとか北朝鮮と似たような暗~いものをイメージしたけど・・

どうやら、そうではないのかも~♪と、思うようになった。


コウゾーさんの話や、他のキューバを訪れた人に聞いてみても、

とにかく人々の顔が明るい。 悲壮感が感じられない。
政府による洗脳ってカンジもない。
(←社会主義国や共産主義国にありがちな・・)

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貧しいちゃー貧しいし、インフラだっていいとは言えない国なのに。

それでいて、観光客も増えている。
アメリカもトランプ政権になってからまたキューバの渡航は厳しくなったはずなのに・・なぜか、アメリカ人観光客も増えているらしい。



文明に遅れた国で、Wifiの繋がりも悪いしインフラも悪いし、カードも使えないことだって多いのに・・

*キューバでは一部のホテルなどを除き、Wi-Fiは一部のストリートや公園などに限定されている。
国民にとっては1時間あたり約110円と給与水準に対してかなり高額の上、通信速度も遅いらしい


それでも、某国のように禁止されてるってわけではない。
日常の食品は、ものすごーく安く買えるけど、Wi-Fi接続費などはメチャ高いというだけのことだ。



かえって、そのレトロな雰囲気と底抜けに明るい人々が魅力になってるとか・・。

レトロな街並みにクラッシックカーが人気だとか(新しく建て替えられないし、新しい車が入ってこないだけなんだろうけど・・(笑)
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アメリカでは医者や弁護士はエリート職業と言われるし、それなりの高収入をとることは知られている。

でもキューバではちっとも高給取りなんかじゃない。 ほとんどが公務員なんだから(笑)
従って、エリートという意識も無いのかもしれない。。。

それを、平等で羨ましいと受け取るか、そっちの方が不平等と受け取るか?




2008年ごろから、だんだんと国民の不動産所有に関する改革(自分の家が持てるようになること)、農業やスモールビジネスOKといったように、憲法も改正されつつある。(手っ取り早い話、サイドビジネスもOKってこと)


ドクターとして働いてる人も(←給料メチャ安だから)、サイドビジネスとして、家で宿屋やレストランを営んだりする人もいるという。

*ただし、あくまでもスモールビジネスが許可なので、「自分の家で行うこと」が義務付けられてるそうだ。
ここらへんが、あくまでも社会主義体制を崩さない方針らしい。

自宅を改造したレストラン
   ↓

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このように、キューバという国、社会主義国でありながら少しずつ自由化してきている部分もある。

それでも、あくまでも基本は社会主義体制に置いて、上手にソーシャリズム(社会主義)とキャピタリズム(資本主義)とバランスをとっていこうということらしい。

これは自然の流れなのだろう。



多くのキューバ国民はどう思っているんだろう?


私がNYで知り合ったキューバ人亡命者のように、アメリカに憧れる人だって多いだろう。

とくに若者は、インターネットでアメリカなどカルチャーを知っていて、単純にアメリカの生活や資本主義に憧れる者も多いという。


そもそも人って、自分と他国(他人)を比較しちゃう傾向がある。

自分とこより、相手が優れていれば羨ましいと感じる。

自分よりモノをいっぱい持ってれば、それまた羨ましいと感じる。


キューバ旅行したある日本人は・・
「インターネットは自由に繋がらないし遅いし~、カードは使えなかったり現金でさえ使えるのと使えないのがあるし・・
おまけに、シャワーのお湯が止まっちゃったし、最悪な国だった。」
という人もいた。


「蛇口から飲料水が飲める」「シャワーからお湯が出る」「安心して外が歩ける」「食べものが安全」「感染病の心配がない」
「どこでもインターネットが繋がる」「Wi-Fiはタダ」「クレジットカードが使える」
・・こうゆうのが当たり前だと思っていれば、

その水準に満たない国には行きたくないということになる。

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逆に、そんな先進国に憧れるキューバの若者が、自分の国と比較して、「ウチはまだまだ貧しい国なんだなあ。
多くのモノがあふれるような、もっといい暮らしをしたい!」
と思ってしまうのも無理はないのかもしれない。


結局、みんな自分と比較するからだ。

それも表面的に見てるだけ・・かもしれないけどね~(笑)



はいはい。 たしかにこちらでは、Wi-Fi使い放題だし便利だけどね~、月々のスマホ使用料は決して安くないよ~。
なんでも手に入るけど、なんでもカネはかかるよ~。

カネがなきゃ病気しても病院で断られるんだよ~。 
タダで助けてくれるとこなんて無いよ~。
教育費が払えなくって、学校にさえ行かれない子だっているんだよ~。

・・・と、私は言いたい(笑)


「そんなの承知の上だい!
俺様は頭脳明晰でビジネスセンスだってある。 将来起業してビリオネラーになるんだ!」

まあ、そう言われてしまえば・・・それなら、どうぞアメリカに来てくださいと言うしかない(笑)

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そりゃキューバにいたんじゃ、どんなに優秀で努力したところで・・ビリオネラーの道はないもんね。
アメリカで勝組で居続けることさえできれば、すべてクリアーだし、むしろ幸せかもしれないね~。


でも、ビリオネラーがいるということは、それだけ貧しい人々を産んでるということにもなる。

貧富の格差は年々拡大しているのだ。 

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こちらの記事によれば、
貧富の格差さらに拡大 世界のビリオネア26人が貧しい38億人と同じ資産を保有

世界のビリオネア26人が貧しい38億人と同じ資産を保有
昨年1年間でボトム・ハーフの資産は11%も縮小する一方で、ビリオネアの資産は12%も拡大。(1日に25億ドルずつ増えていた。)

十分な医療を受けられないため、推定約1万人が毎日亡くなり、両親が学費はおろか教科書代を負担できないことで学校に行けない子供は2億6200万人

もしも、世界トップ1%のお金持ちが資産の0.5%に相当する税金を納めれば年4180億ドルが集まり、彼らを救うこともできるんだけど・・

なぜか、そうならない(笑)


そんな中、キューバ人の中にも、別の考え方を持つ人も増えてきているという。

「私たちは、そこまでの自由化は望んでいない。 なぜなら資本主義社会の欠点も十分に認識しているから。
それでも、私たちは自分たちの培われた知的財産や歴史、徹底された教育制度をベースに自分たちの生き方を確立した上で、
もう少し経済的にも良い暮らしをしたいと思っているのは事実だ。」


彼らは、昨今のキューバ政府がだんだん自由主義化が進んでいるようにみえて、それに不安を感じたり警鐘を鳴らす人たちもいるという。


結局ね、人々がどこで豊かさを感じるかってことに尽きると思う。

それによって国も作られ、国も成り立っているのだと思う。

キューバは、社会主義国でありながら・・なんとかうまく運営してきた国なのだろう。
もちろん問題は山ほどあるだろうし、政府のダーク部分だってあったとは思う。



そもそも、あんな小さな島国が生き延びてくるのは大変だったと思うのだ。 日本も同様だったけどね~。

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戦国時代の真田家じゃないけど(笑)、生き残るためには、大国の武田家になびいてみたり、北条だったり、上杉だったりと・・
上手にかじ取りしなきゃならない。 それが小国の宿命ともいえる。

キューバだって、アメリカに経済制裁を受けたり、ロシア側に近寄ればうまい具合に利用されるだけだったり・・と小国故えの腹立たしい思いはずいぶんしてきている。

結局のところ、他国に頼らず最終的には自給自足路線を目指したところは正解だったのかもしれない。
それも有機農法を使ったもので。

CubaOrganic.jpg
How organic agriculture in Cuba saved its population from hunger


それと‥教育をに力を入れてきたのは素晴らしい点だろう。

資本主義国にありがちなことだけど、3S政策を推し進めれば、簡単にプロパガンダに洗脳されやすい人々を作り出す。

これは、共産主義国が軍隊や警察力で無理やり押さえつけることと、ある意味同じともいえる。


キューバ人の中に、「社会主義のままでいいし、そこまで豊かな暮らしをしたいとは思わないけど・・」といった意見を持つ人がいるということは、それだけ教育及び教養水準は高いのかもしれない。


そこには、成功者に対する、恨み、つらみ、妬みから出来上がった社会主義の匂いもなければ
個人主義・利己主義の権化と成り下がった自由主義の匂いもない。
今さらながらのマルクスと韓国の行方



結局のとこ、また繰り返すけど・・

人々がどこに豊かさを求めるかなのだ。
さらに、どこでこれ以上は必要ない!と線引きできるかなのだ。




NYのESLクラスで知り合った、キューバ人亡命者(←名前を思い出せない)は、今アメリカで幸せに暮らしてるんだろうか?

キューバに行ってしまったコウゾーさんは、今、幸せに暮らしてるんだろうか?


貧しい?けど、キューバにはモヒートがあるし・・
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有名なハバナクラブの葉巻があるし、
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至るところに歌とダンスはある。
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観光客のおばあちゃんたちでさえ、サルサを踊ってしまう。
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もうずっと昔、アメリカ生まれのヘミングウェイは、こよなくキューバを愛したことでも有名だ。
    ↓
ヘミングウェイの「老人と海」とキューバ

豊かさの基準は、つくづく人によって違う・・・と思う。


<<参考>>
都市部から広まったキューバの自給自足政策

キューバ、経済自由化に進む社会主義国の実情 私有財産を許可、4月に憲法改正案公布へ

社会主義国キューバの変化に見る「クリエイティビティ」への希望

魅惑のキューバ!旅行を楽しむための基本情報

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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