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江戸っ子の粋(いき)であること

私の勤めている会社で、OSAKAというニックネームで呼ばれている人がいる。
彼女は、コーリアンアメリカンなのだが、大阪のおばちゃんに似てると・・彼女の上のマネージャー(日本人)が名づけたニックネーム。


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彼女はぽっちゃりでパンチパーマの大阪のおばちゃんキャラではない。
スレンダーな体系で、服装だって、ちゃんとしてる(笑)

「ちゃんとしてるってのは」、こうゆうヤツ(写真で見てもらった方が早い!)
     ↓
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こんなん、日本で働く女性だったら当たり前のことだろうけど・・ロサンゼルスはまったく違う。

LAで、働く人たちは男も女もこれがフツウのスタイル(これでも、普段着ではなくオフィス用・外出用の服なのだ!)
   ↓
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https://www.6sigma.us/gallery/six-sigma-green-belt-los-angeles-ca-2018/

服の「コーディネイト」なんて言葉は、全く存在しないのだ(笑)
(もちろん・・ハリウッドあたりに住むセレブは別、あくまでも一般人のこと)

つまり・・OSAKAと呼ばれる彼女は、コーディネイトされた服を着てくる人なので、オフィスではかなり浮いた存在。
人と違って目を見張るような「おしゃれをする人」してる人ってことになる。(重ねて言うけど日本だったらフツウのこと)

ところが中身は、バリバリの大阪人っぽい!で、そのアンバランスが面白い!らしく、オフィスの日本人がOSAKAという名で呼ぶようになったってわけ。

「大阪の人って、東京の人とはまったく違うの?」と聞かれたので、このように説明した。

「同じ国でも地域による違いってのは、あるよ。 アメリカだってあるし韓国にだってあるようにね。

大阪人はね、東京人と違ってストレートにはっきりモノをいうし、喜怒哀楽もはっきり顔に出すんだよ。
明るいビビットカラーを好むし華やかさなのが好き。性格だって、東京の人のように世間体を考えてウジウジしてたり、
シャイなところはないんだよ。 明るくてフランクな人が多いなあ。」


この説明に彼女は納得したようだ。(←かなり気に入った様子)

それからしばらくたってから、今度はこんなことを聞かれた。

「江戸っ子って言葉があるらしいけど・・それ、どうゆう気質の人?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

江戸っ子ねえ・・


以前に自分で書いたブログ記事を思いだしてみる。
    ↓
またも夢から「坊ちゃん」の感想文と父の思い出にとぶ

そこで、江戸っ子気質をこんなふうに書いていた。

●べらんめえ口調
●竹を割ったような性格(ストレート)で、単純
●意地っ張り
●金離れがいい(金に執着しない)
●議論が苦手
●喧嘩っ早い(議論が苦手のせいか、先に手が出るのかも・・)
●駄洒落が多い
●人情家で涙もろくて、正義漢
●東京が一番だと思ってる人が多い、ほとんど旅行しない
●粋であることが大事(独自の美意識やこだわり、を持ってる)



一心助だとか、新門辰五郎だとか、香具師の元締だとかの名前が、つい浮かんできちゃう私だ(笑)

まあ、一般庶民も似たようなものだったんだろう。

たしかに夏目漱石の坊ちゃんは、「江戸っ子」代表みたいなもんかもしれない。



ずっと前に大阪人から聞いた話なのだが・・
大阪のお買い物では、値切るのが当たり前なんだとか。 (だいぶ昔の話なのでこれが現在も同じかどーかは知らない)

「私、東京に来てから買い物がち~っとも面白うないわ! 
誰も値切らんし~。 値切って買うときの、あの店の人とのやりとりが買い物する醍醐味なんよ~。
なんや、東京って寂しいとこやね~。」


たしかに東京では値切って買うってことないよなあ~。


それでも子供の頃までは、個人商店で買い物するときは値切って買ったり、おまけしてもらったりした記憶はある。


浅草でバナナのたたき売りを見たこともあったし~。

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「ええい! もってけドロボー!」って言われて・・

「わーい😃 やったぜ@」と客は大喜び・・

それでも店はちっとも損をしてるわけじゃないし、お客もそれほど得したわけでもないのは承知の上。
なのに、それなりにお互いに楽しんで売買してたようなところがあった。



今ではスーパーマーケットやデパートで買うのが多くなったせいか値切る人はいないだろう。

値切ったところで、「誠に申し訳ございませんが、当店本部により価格設定が決定されておりますので、私個人の一存にて価格を変えることは致しかねます。」とか、言われそう(笑)



昔々じいちゃんに聞いたことがある。

「モノを買うときはな、釣りはいらねえよ!って言って札を出すもんだ。」

「今でいうチップってヤツのことだね?」

「ぜんぜん違うわい! わざわざ、これが心付け(チップ)です・・なーんて渡すもんかい!
黙って札出して、釣りはいらねえよ!って言うんだよ。
それもピン札であればあるほど、決まるんだよ!!」


そーゆうもんかい?

「でも感じ悪い店の人に、わざわざ大目にあげること、ないっしょ!」

「そんな店は初めっから行かねえよ!買い物も心意気なんだからよ~。

でな、もっと粋な買い方ってのがあってな・・・相手が1万円だ!って言ったら、そりゃ高いといって負けさせるんだ。
7000円にしろってな・・。 仕方ねえなあ~!じゃあ、7000円でいいよ!ってなったところで、
パッと万札を出して、釣りはいらねえよ、とっときな!ってやるんだ。
それが江戸っ子の粋ってもんよ~!」

子供ながらに・・呆れた。

付け加えていうと・・こうゆうことをやるのは、決まって江戸っ子、庶民。
はっきり言って・・あんまりお金を持ってないような人たち(笑)

金よりもが最優先らしい。

粋なのか見栄なのか? 

だから江戸っ子は、金も無いのに見栄っパリって言われたんだろう。

で、「てやんで~!俺の生き方だ!」って言い張って、今度は「強情っパリ」って言われたんだろう。


もう、江戸、いや東京でも・・こんな人種は死滅してしまったことだろう。

たぶん、ここらへんが最後の人
    ↓
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https://ameblo.jp/protimes-souken-minagawa/entry-12352135339.html


今では、「負けろ」というのも聞かないけど、心づけ(チップ)を渡すのも見たことない気がする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アメリカでは日常的にチップの習慣がある。

レストランで食事してもタクシー乗っても美容院でも駐車場でも(バレーパーキングの場合)
人の手を煩わせるものすべてにチップを払う。

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チップの金額は、それこそ心意気次第。
感謝と満足の度合いによる。


そんなにいちいちチップを払うんじゃ、アメリカ人は大変だね~と言われることがあるんだけど、心配ご無用


チップを払うのが大変だ(嫌だ?)って思うアメリカ人たちは、めったにそんな場所には行かないから。

外食はファーストフード店かテイクアウトにし、宿泊はモーテルに泊まり、パーキングはセルフパーキングか路上のコインパーキングにすればチップはかからない。 チップを払わない生活ができるのだ。
そしてほとんどの一般庶民はそうゆう生活をしてる。(←私も含めて)


ところが、それなりのホテルに宿泊すれば、ご厄介になったバレーマン、ベルマンにも、ドアマン 、コンシェルジュ、ハウスキーピング 、ルームサービス、食事すればウェイター、ウェイトレス・・すべてにチップを払う。


それを払わなかったヤツとか、超ケチった金額しか払わない場合・・・・アメリカ人は江戸っ子ほど粋か無粋にはこだわらない人たちだけど、それでも、そこで人柄が判断されることにもなる。

たとえば、こうゆうタお客(これ日本人旅行者に多いって話だけど)
   ↓
レストランで食事した後、電卓出してチップを計算するヤツ。
旅行雑誌などには平均15%から20%って書いてあるらしく、それを電卓できっちり計算する人たち(笑)

「えっと・・チップは15%払わなきゃならないんだから・・計算すると13ドル25セントになるなあ。」
といって、ごそごそ財布の中を探って・・挙句の果てに、「ありゃりゃ1ドル足りないぞ! オマエ持ってないか?」

「やば!俺も1ドル札持ってねーぞ。」

と二人で財布をごそごそさせてる人たち、

超ダッサ~!!

となる(笑)


チップを払わなければならないような場所に行くときは、ちゃーんと初めから小額紙幣は容易しておくもの。

それを、こうゆうマネークリップで止めてさりげなくポケットへ入れておく。
   ↓
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さらりと・・それも、手の込んだおしゃれなマネークリップを出して、さらりとテーブルにチップを置く。

これが、こちらの粋ってもの!!らしい(笑)

それをウエイターウエイトレスは、しっかり見てる。

おー、ジェントルマン!と思われるか、マナーも知らない田舎者だ~と思われるかは、こうゆうとこで決まるそうな。

もっとも、ここまで粋なことをする客も、昨今のアメリカでは少ない。
支払いをカードでする際に、チップも書き込んで支払ってしまう方が多い。


ところが一方では、はじめからチップの20%を上乗せしてお客に請求してしまう店もあると聞く。

とくに外国からの観光客が多く入る店、しかもチップの習慣が無い国から来る観光客はぜんぜんチップを払ってくれないから・・というのが理由らしい。

まあ、気持ちはわかるけどね~・・・なんとも、せちがない!

ついでにひと言・・
チップの額は15%~20%というのは、並のレストランやホテルの場合。
一流どころであれば、それに応じてチップ額も大幅にアップするのは必定。

一流どころは、その名に恥じないサービスを提供するのが当然とされているから。
それなのに、もしも・・これはダメっしょ!というサービスだったら、ただちに支配人(黒服来てることが多い)を呼んで静かにクレームする。




とにかく、欧米においてはチップはマナーの1つであり、
金額は客の気分次第で決まる!ものなのだ。


アメリカでチップにまつわるこんな話もあったらしい。
    ↓
通常の20倍のチップを残して去った女性客。その理由が切なくも温かい…
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あれれ~。

これってチップを細かく計算して、ちゃーんと100ドルにしてる~♪
じいちゃんが話してた、1万円札だして釣りはいらねえよ!と一緒じゃないかい!!

たったの22ドルの食事代だったら、フツウならせいぜい5ドルくらいのチップだ。

しかも、担当したウェイトレスにはひと言も言わずに去っていったそうな。

粋だねえ~!

きっと、じいちゃんが聞いたら、「おう!これこそ江戸っ子だ!」と喜んだことだろう。

アメリカでは、まだまだ、こういった話を聞くことがある。

毎日カフェに朝食通ってくる客が、いつも応対してくれるウェイトレスに、ぽーんと5千ドルの小切手を置いていったとか。

息子の大学の費用を溜めるために、せっせと働くおばちゃんウェイトレスだったそうで・・
客は、そのけなげで明るい雰囲気が気に入って、多額のチップを置いていったらしいのだ。

もちろん、名前も素性も知らない客なのに、さりげなーく「チップだよーん。いつもステキな笑顔をありがとう!息子さんの為に役立てて~。」とメモ書きだけが残ってたという。


残念ながら、昨今の日本ではこういった話はまったく聞かない。
チップの習慣が無い国なんだから・・と言ってしまえばそれまでだけど。

少なくとも、時代小説などを読む限りでは・・ひと昔前の日本人だって、あちこちで心付けを渡していたようだ。

おそらく、東京でも大阪でもそれは変わらないように思う。

俗に大阪人はケチ!と言われてるみたいだけど・・

私の父に言わせれば、大阪人は「ここぞ」というときはびっくりするほど気前が良いという。

通常は会社の部下を連れて飲みにいっても上司が部下に奢ることはないし(割り勘)、なんでも値切って買い物する大阪を、最初はイヤ~なところだ!と思ったらしいが、

いざというとき、気に入った人や会社を助けるためなら、どーんと金を出すことを厭わないのが大阪人なんだそーだ。
彼らは自分の身内でもなんでもない人たちを、なんの躊躇もなく助けたりする。
もちろん、それは気に入った相手だけに限られてはいるそうだが・・。

*事実、問屋業を営んでいたウチの先祖は、関東大震災ですべてを失ってしまったときに大阪商人だけが多額の投資をしてくれたという。
よろしおます! わてはあんさんの器量にかけまっせと、言ったとか・・。


だから普段はケチケチしてるんかもしれないよ~と、父が言っていたことを思い出す。

「江戸っ子みたいに宵越しの金は持たねえ!なんて使ってたら、いざっていうときは人助けも出来ないかもしれないからねえ。
僕はね、ずっとうな丼しか知らなかったけど、大阪に住んでからマムシ丼も好きになったなあ。」


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大阪の土用は「まむし丼」!?うなぎがいないうなぎ丼@天満橋

ここでなんで食べ物の話になる?


もっとも、これは生前の父が言っていたことなので、私は今の大阪は知らないし東京事情さえもよくわかってない。


ただ、どこにでもというものは、形は違えってもどこにでも息づいている」んじゃないかな~と思うのだ。
それとも、今では「息づいていた」という過去形なんだろうか?


江戸っ子だろうが、浪花っ子だろうが、アメリカでもどこでも。

そしてすべてに共通してることは、
「さりげなくさらっと」やってのけることらしい。
相手を、ええ?っとびっくりさせちゃうことらしい。


それが茶目っ気でもあり、粋でもあり、1つの美意識?だったのかもしれないなあ。(かなり独りよがりの美意識かもしれないけど (笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は今、アメリカ一般庶民として、ほとんどチップを払うことのない生活をしている。

もっぱら利用するのはセルフパーキングだし、たまに行く外食はせいぜい高くても、一人50ドル程度の店だ。
高級レストランも行ったことがない。

こちらで有名なのは、ナパの、French Laundryって店。
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田舎の一軒家のようなとこで・・ざっくり、おひとり様500ドルはかかるそうな。

NYのウォルドルフとかプラザなんて・・宿泊したことすらない(笑)

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私が宿泊するのは、もっぱらネコ連れOKのモーテルだし、たまーに行く高級ホテルはせいぜいラスベガスくらいだ。
*ラスベガスは高級ホテルであっても、そこまでチップをばらまく必要はないから。
なんてたってカジノの街だから。



それでも、服装だけはLAに染まりたくないと思ってる。

LAというところは、多くの日本人でさえ長くこちらに住めば住むほど、
「アメリカって服を考えなくて済むからラクでいいよね~♪」というくらい、ラクになってしまうところだ。


一般庶民が服のコーディネイトをすることは、まさに時間と金のムダ使いでしかないのは承知の上。
まして、そんなことしてる人は周りにはいないのだ。


でも、そうやって、すべての無駄がコスパに置き換えられて失っていく今、寅さんも香具師なんて職業も無用の長物になってしまった今、

OSAKAと呼ばれる彼女同様に、私もまた私のファッションで仕事に行く。

それがせめてもの、私のであり、私の見栄のパフォーマンスかもしれない(笑)


私はどうやら・・ムダであることは粋に通ずると思ってるフシがあるらしい。


一説によれば、江戸っ子は3代以上続いて江戸っ子というらしいけど、私はまさに3代目? ん?4代目だったか?

だからってわけでもないし私には特別の郷土愛もノスタルジーも持ち合わせてないんだけど、どこかに、粋を失いたくない!という思いが無意識の中に存在してるのかもしれないって思うことがある。

オシャレは私の戦闘服なのだ。自分自身を鼓舞するための。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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