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政治家の資質

アメリカに20年以上住んでいるという日本人夫婦、その奥様から、こんな話を聞いた。

知らないうちに、小学生の息子の写真が、あるブログ上に載せられてしまっていた、という話。

「風景写真の一部だったのはわかるんだけど、はっきり顔が映ってるし、なんか・・カンファタブルじゃないのよね。」

「そりゃ当然だよ。 すぐに抗議した方がいいよ。」




そこで突然、彼女は話題を変えて、

「あっ! 私たち、来週から日本へ里帰りするんだけどね、日本に言ったら英語の単語を入れてしゃべっちゃうこと、気をつけなきゃいけないわね!」と、苦笑しながら言った。

え? 英語の単語なんか入れてたっけ? 

あ、そうか~。 

『なんか・・カンファタブルじゃない』って彼女は言ったな。 カンファタブルは英語だったよな~と、ようやく思い当たった。



これは、長くアメリカに住んでる人には、よくあること(笑)

日本人であっても英語環境に長くいた人の場合、たとえ日本語で会話していても自然と英語の単語を入れてしまってることが多い。

たぶん、私も無意識でそれをやってしまっているのだろう。

それがお互いに会話が通じちゃう環境だと、そっちの方が手っ取り早いのだ。


うーーん。
comfortableを日本語に置き換えるとなんだっけ? 
『心地よい』? 

あれれ~、でも・・この場合、『心地よくないのよね~。』と日本語にしたところで・・なんかヘンな日本語じゃね?

もっと他にピタっとくる日本語ってなんだっけ?

「私もわかんないなあ、めんどくさいから、”なーんか嫌~なカンジなのよね~!”とでも言っとけば、いいんじゃない?」と、その人は言って笑った。

やばっ!お互いにこんな日本語レベルになってしまった。。。

こうゆうときの、適切な日本語を教えてください。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

逆立場で、似たような話を聞いたことがある。

こちらは、日本に長年住んでいた外国人たち。 
日本語はペラペラの人たちだけど、二人とも英語圏の人なので、二人で話すときは英語で話す。

「She is so nice. She has a ”Yasashii” aura about her.」 なんて会話しちゃうそうだ(笑)

そう、Yasashii 「優しい」というのは日本語だ。

彼らに言わせると、

「英語で、こうゆうときに、ぴたっとくる単語がないんだよ。
それを無理に英語で説明すると長くなっちゃうし、Yasashiiって言えば、ツーカーで伝わるなら、そっちの方が手っ取り早いからね。」


そう言われて思い浮かべてみると・・優しいって、warm、friendly、kind gentleが近いかなあ?
でも1つで、ピタっとくる言葉はない。

ああ、やっぱ優しいはYasashii なんだよな~と、私もそのとき気がついた。

これは「地球に優しい」っていうときだ。 
Earth-Friendly-480x185.jpg

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つい先日、日本の情報通の人から、ある政治家の話を聞かされた。

その政治家さんは、スピーチの中にカタカナ言葉を多く使う人らしいのだ。

その人が教えてくれたのが、こちら
   ↓
「そいつ、こんなふうにカタカナ言葉使うんだよ。
「セーフ シティ」「ダイバーシティ」そして「スマート シティ」の街作りの実現を目指します”って。」


ん?と、しばらく考えてしまった私。

それって・・・”みなさんが安全で、それぞれがいきいきと活躍できる場所があり、将来的には世界的にも先進的な都市になることを目指したい。” ってことかな?

おいおい! クイズじゃあるまいし・・考えなきゃ出てこないってなんなんよ~。



「まだあるよ~。 ”ワイズ・スペンディング”」なんて言葉も使ってたなあ~。」


これは、すぐわかったけど・・
wise spending? つまり、効果的な方法で支出せよってこと? 

うーん。 これって、今は、すでに日本語化してる言葉なんだろうか?
いや、違うだろう・・違うからこそ、こうしてここで取り上げられてるんだろうから。



「極めつけがね、アウフヘーベンだよ。」

アウフヘーベン? それって英語じゃないよ。 ドイツ語でしょ!

それってどーゆう意味?

「アウフヘーベンってのは、弁証法の哲学用語で、矛盾・対立する2つの概念を、より高い次元段階で統合させてさらに発展させることを指すそうだよ。」

ああ~、そういえば・・遠~い昔、倫社の授業だったかで、そんな言葉を聞いた覚えがあったかも。

そりゃ、ダメっしょ!!


そんなの一般的な言葉じゃないし~。


それが、どうゆう状況のスピーチだったのかは知らないけど・・

「さまざまな意見を統一させて、よりよい方向に向かうことをお約束します!」で、いいんじゃね?

なんでここで、哲学的意味合いが必要なんか・・意味わからん。



それ? 本当?
そんな政治家さん、現代にいるの~?


「それがね、本当にいるらしいよ。」

「誰も指摘してあげる人、いないの~?」
と、私は聞く。

「たしか、ある記者が、カタカナ言葉を多用されると有権者に意味が伝わらないと思いますよ、って言ったそうだよ。
すると、これは、こういった言葉でしか表現できない言葉だとか・・・それに、知らない人たちは、この意味を調べることで、言葉を覚えられるようになる、って言ったそうだよ。」


。。。。。絶句。。。。

それ、本当?
日本に、本当に・・そんな政治家さん、いるの?

と、私は・・また同じ質問をしてしまった。


だとしたら・・

この人は政治家の肩書を持っていたとしても政治家ではない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひと昔前のアメリカでは、古典の言葉を引用したり(とくにシェークスピアの引用はよく使われた。)、外国語の難しい言葉を引用したり・・ってことはよく行われていた。

なぜって? 

そりゃ、おしゃれ~だから。

さらに、

同じような、知識階級同士で話すとき、自分の方が上だぜい!という知識をひけらかして優位に立つという効果があったからかもしれない。

日本でも、昔の知識階級の人(または知識階級を気取ってた人)は、
やたら、ニーチェだとか、サルトルの言葉を引用したって話も聞いたことがある。

なんだか知らないけど、当時の日本人にはニーチェとか、サルトルがカッコいいって思われてたみたいなのだ。
今じゃ、逆にクサっ!ダサっ!てなるかも(笑)


ただし、これは一般人の、同じ階級内とかサークル内とかでの話で、

自分がちょっとでも抜きんでたい!というような・・こうゆうこと(笑)
    ↓
450-20151008163604201025.jpg

まあ、オシャレ狙いだったり、かわゆい自己顕示欲を示したかったのかも。


ところが、スピーチやプレゼンはまったくの別物となる。 

それは相手に理解して頂くこと、賛同して頂くことが、第一の目的だからだ。


私がアメリカに来たばかりの頃、英語が苦手で・・とくに話すことが苦手だったので、ある大学でプレゼンのクラスを取ったことがあった。

そこで、まず最初に教わったことは、

「どこで、どのような人々を対象にスピーチするのか?」

それによって、言葉をかえて原稿を作らなければならない
・・ということだった。

大学教授ばかりの学会でのスピーチ、養老院でのスピーチ、または、刑務所内でのスピーチ・・
同じテーマで同じことを伝えるにも、原稿はそれぞれ書き換えなければならない!と言われたのが印象的だった。

なーるほどなあ!

そういえば、政治家さんたちは、さすがに上手だよな~。
ニューヨークのマンハッタンでするスピーチや、南部の田舎町でのスピーチだって見事に使い分けてる。
南部では、ちらっと南部訛りの言葉まで使っちゃう人までいたくらいだ(笑)



さらに、有名な政治家さんたちは、こんなこと言葉も残している。

マーガレット・サッチャー元英首相
ironkady.jpg

「平易な言葉で語ることは、政府にとって不可欠な道具」


さらに、ヒットラーは、
hitler_m.jpg

「大衆の多くは無知で愚かだ。 簡単な言葉を熱狂的に何度も効果的に使って大衆を熱狂させてしまうことだ。
熱狂する大衆のみが操縦可能なのだから。」


おい! バカにすんない!
一般国民を政治の道具にするない!

とは思うものの、まあ、それは横に置いといて・・

これが良いも悪いも・・政治家というものなんだな~と思う。


国の窮乏を救いたいとか、改革を目指すなど・・高邁な思想を持つ政治家もいるだろうし、
または、政治家ブランドが大好きなだけで、そこに自己顕示欲の満足だけを感じるだけの人もいるかもしれない。

それでも、たとえポーズであっても、「国民の皆様のために」って言ってのけるのが政治家。


「私の使う言葉が理解できないなら調べなさい、それで言葉を覚えられるようになる」
というのは、教師が生徒に言う言葉であって政治家の言葉ではない。

もっとも、そんな上から目線の教師だったら今では嫌われれちゃうだろうけど・・。


もうこれを言っただけで、政治家失格、
政治家のレベルにも到達していない人

と自ら証明してしまったことになる。


この政治家って・・どっかの過疎村の村長さんかなんか?
村民1なんか知らんけど・・今度の村長さんはわけわからん言葉使ってるみたいやな~、
村民2まあ、ウチの村では誰が村長になっても変わりないから、どーでもいいっけ。

で、通っちゃうような・・・ぜーんぜん村民に期待されてないような状況の人なんだろうか?
指摘してくれるブレーンの一人も持ってないような人?

それにしたって、村民に期待されてなくたって、やっぱ・・失格だろ!




これって・・本当に本当の話?


だとしたら、こんな悲しいことはない。
日本は、なんでこんなレベルの人を政治家にしておくのだろう?

と、私は思ってしまう。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本に行ったら、Comfortableを、どうゆう日本語で話せばいいんだろ?と考えてしまう人の方が、

ずーーと日本思いで「Yasashii」人だと思えてくる。

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