FC2ブログ

引き寄せの法則なんて知らないけど実践しちゃってる人:その3

それ、誰やねん?

はい! 今は亡き、淀川長治さんです。

e288f82c983512b29039385a323bcd8a.jpg

私は個人的にまったく知りません。
別にファンでもありません。

だけど、映画関係のお仕事をしていた友人が、彼のメッチャ、ファンだったのだ。

私がよーく知ってる彼は、日曜映画劇場の解説に登場してくるオジサン、というだけ。

小学生の頃、映画にハマった私は毎週日曜日の夜を楽しみにしていたのだ。
当時はパソコンもないし、映画配信もないし、レンタル映画もなかった時代(←年がわかりますね~。)
毎週映画館に連れて行ってもらえなかったし~。

なので毎週日曜日の夜を楽しみにしていたのだ。

子供は9時には寝なさいと言われてたんだけど、寝たふりして、こっそりとドアから日曜洋画劇場を覗き見していた私に根負けした父は、日曜の夜だけは11時まで起きていることを許してくれるようになった、というエピソード付き(笑)

スクリーンという映画雑誌まで、お小遣いで買ってたものだ。

私の買ってた時代のスクリーン
screen.jpg


そんなわけで、まあ、TV画面を通してだけど、毎週必ずお会いしてたオジサンなのだ。

「さあ、みなさん、そろそろお時間来ましたね~。 ではまた来週。 さよなら、さよなら、さよなら。」と、必ず言ってたオジサン。

毎週のようにみていると、子供ながらにも、だんだんと、「この映画は名作だ~!」と思ったり、「こりゃダメ!駄作だ~!」と思ったりするようになっていくのだけど、

淀川さんは、どうみても駄作の映画でさえ、ちゃーんと良いところをみつけて解説をしてしまうのには、びっくりさせられたものだ。
決して「こんな映画、ダメ~!」なんて言わない。 それでいてウソも言わない。

ほんとに、数少ない良いところを見つけ出してしまう人だったと思う。
ま、それが解説者としてのプロ意識だったのだろうけど。

それが私の知ってる淀川さんのすべてみたいなものだった。



で、私の友人が、なぜ、淀川さんファンなのかというと、

「あれだけ幼いころから、映画に魅了されて、そのまままっしぐらに映画だけに生きた人ってだけですごいよ!」という。

たしかにそうだ!

淀川家は、芸者の置屋さんをしていて近所の映画館の株主にもなっていたらしいので、たぶん、映画は子供の頃から見放題だったのだろう。

yodogawa2.jpg


学校の勉強もそっちのけで、映画映画の毎日。
映画こそが淀川少年の先生であり、人生すべてだったというのは、私もよく聞いた話だ。

しかも見ていた映画が、洋画だったのだから、自然に世界情勢や文化にだって詳しくなってしまったのだろう。

太平洋戦争が始まったときいたとき、
「ふーん、そりゃ、日本は負けるな!」と思ったそうだ。

この時代、世界を知らない日本人がほとんどで、誰もが神国日本が勝つと思いこんでいたような時代に
この若さでこんな大きな視点で世の中が見えてたのも、映画のおかげなんだろうね~。



20歳になった頃に、淀川屋は傾き、数年後には潰れてしまったという。
両親の面倒をみなきゃならないし、自分ひとりでも食べていくための苦労は大変なものだったはずだ。

それでも、
映画を好きなだけ見れてなんとか食っていければなんでもいい!と、それだけで、大阪のユナイテッド映画配給会社に就職したという。


その頃の彼のビッグイベントは昭和10年、
チャップリンがお忍びの新婚旅行で神戸港へやってきたのだ。

当然、ダッシュで押し掛けていったそうだ。

彼にとっては、チャップリンは神。
10歳のときから、チャップリンの映画はずっと見続けている。

yodagawa3.jpg

チャップリンも相当嬉しかったんだろうなあ。

yodosann.jpg


たぶんだけど・・淀川さんの映画の好みは、崇高な芸術作品と呼ばれる作品よりも、むしろ、チャップリン映画のように、
庶民的でニューマニズム溢れる映画がお好きだったようだ。


淀川さんという人、

本人も言ってたようだけど、映画以外はすべて人より劣っていると本人も言ってたくらい・・酒は飲めないし、映画抜きでは人とのつきあいもできないような人。

結婚はせず、淀川家が自分を最後に潰れることも厭わなかったくらい。 

世間からみれば、完全に変人だし、ドロップアウトしてるような人だと思う。


それでもいつもニコニコ笑顔を絶やさず、誰にでも声をかけるような優しい人。
これも映画の中から人生哲学を学んでいくうちに、そうするようになったという。


まあ、私も子供の頃は、いつもニコニコ優しいオジサンって思ってたけど・・・

実はものすごーく熱血漢で、実に「暑苦しい人」だったと思うのだ。
純粋、ストイックともいえるけど(笑)

そうじゃなきゃ、映画まっしぐらの人生なんて歩めるわけないもん。


そして、死ぬまで感動し続けた人だったと思う。

cinema-paradiso-ss1.jpg


ここに、80歳のとき、ニューシネマパラダイスという映画を見たときの淀川さんのコメントがある。

new cinema

有名な映画だし誰でも知ってるだろうとは思うけど、遠い昔過ぎて忘れちゃった人のために紹介ビデオを貼っておく。
    ↓


大人になれば、そうそう感動することなんてありませんよ~。そんな青臭い青春時代じゃあるまいし~。
と、したり顔で言ってる、おっちゃんに聞かせてあげたい言葉だ(笑)


もう一つ、淀川さんには、いつも「死」というものが付き纏っていた。

付き纏っているというよりも、いつも「死」を意識しながら生きていたといった方がいいかな。


まだ若い頃、徴兵されるだろうと思ったとき、これはチャンス!だと思ったという、本人コメントがある。
自分が「生か死かの瀬戸際を経験するチャンスなのだ!」と。
(実際には体が弱かったか?で徴兵されなかったらしいが)

これは・・この時代の人だったから!というのも、あるのかもしれない。

昔は、武士道のような精神を持っていた人が、まだまだ多かったらしい。


武士道といっても、書物をみると色々あって、
「主君のためにひたすら尽くすべし」といった儒教精神でコチコチになってるものもあるし、剣の極意やその精神性を綴ったものもあるので、ひと言では言えないのだけど・・

●柳生新陰流の柳生宗矩さんは、殺人刀から活人剣へと昇華しようとしたし、その奥義が「無刀取り」
o0587044714295972039.jpg

●宮本武蔵の「五輪書」では、さらに、武の神髄は真の「空」に到達することにあり。



こんなん話出すと長くなるからやめとくけど(私、時代モノファンだから)


手っ取り早く言えば、いつも死は隣りあわせにあるという死生観かな。

だからこそ、生き生きと輝いて生きられる。

yagyusinkageryu.jpg


私自身、死をテーマにした小説とか好きなのだ。(あ、だから、サムライモノが好きなのかもしれないけど・・と今気づいた。)

ただし、死を暗~いものとか、重たく、おどろおどろして捉えたものはキライ。 そりゃ違うだろ!って思う。

活人剣じゃないけど、死を意識することは生き生きと明るく生きるためのものなのだ

死を意識するからこそパワーをもらえると思っている。



淀川さんご自身も、死について口にすることが多く、とくに晩年はますます多くなっていったみたいだ。

インタビューでも、こんなふうに語っている。

「死ぬことが怖いとかつらいとか考える人は、明日死ぬかくらいに思いなさいよ。
明日死ぬと思うから、生きることが輝いてくるんだから。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人は晩年に近ずくと、ああ、もう残された時間はあんまり無いよな~って悟る。

若い時は、ちっとも気づかないものなんだけどね~。

そこで死を恐れるか、それとも、残された時間をせいいっぱい燃焼させたいと思えるか?

その違いは大きい(笑)


淀川さんという人、

★好きなことだけを追いかけてきた人
★死ぬまで感動の人生を歩んできた人
★ネガティブな言葉は使わす人に優しく、穏やかにを映画から学んだ人
★いつも死と隣り合わせ、死を恐れず活かす人




引き寄せの法則なんて言葉も、波動も量子力学も知らなかったかもしれない。

それでも、大好きな映画の世界に入り、念願のチャップリンと会いゆっくり話すことも出来て・・
自分の望むことを引き寄せ続けた人だったように思うのだ。


こちらは、だいぶ前に淀川さんファンの友達に送ってもらった言葉
    ↓

私にはもうこの年で、死が迫ってきている。
楽しいことばかりが思い出される。
ウソだよ。
悲しいこともいいっぱいだよ。 そうも思う。

けれど、悲しいことを忘れるほど、私は嬉しいことがいっぱいで、私は今日まで生きてきた。
人生とは何か、人間の使命とは何か。
そんな難しいことを考えなくても、互いに嬉しかったなあと言い合える社会が一番幸せ



彼は、亡くなる前日にも映画解説のお仕事、スピーチ収録をしているのだ。
そして翌日、あの世へ旅立っていったという。


なんてステキな人生だったんだろう・・・と思う。
幸せってそうゆうものじゃないかな~。


なーんて褒めちぎると、友人からだから淀川さんはすごいんだ! わかったか!と言われそうだけど・・
別に私はファンでもないし、ファンになる気もない。(笑)

ただ、すごくステキな生き方とステキな死に方が出来た人なんだな~と感慨深く思える。


友人はこの言葉が一番シンプルで好きなんだとか・・
   ↓
「生きることの贅沢さ 1日1回は笑いなさいよ。 笑わないと損だよ。」



うーーん、実に・・らしい!

コメントの投稿

非公開コメント

Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

Calender
08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
Link
☆HPはここをクリック↓☆
検索フォーム
カテゴリ
Diary
Alizona*銀の月*ショッピングサイトのお知らせ
Alizona*銀の月*では、ショッピングサイトをオープンしました。
ネイティブインディアンのホピ族を中心としたオーバーレイの銀製品を中心に、銀月の好みで集めてしまった逸品揃いですよ~(^^)v
☆ホピ族は、まさに、スピリチュアルな生き方を貫いてきた人々。
銀月のWEB、「ホピ族の話」をまずは、じっくり、ご覧ください。


Alizona*銀の月*の↓のURLから、お入りください。
http://sedona10silvermoon.web.fc2.com/index.html"