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日本人は騙されやすい?(老人の場合)

日本人は騙されやすい民族なんだって?と、聞かれた。

嫌なこと言うなあ・・とも思ったんだけど、「そうなのかも」とも思う。

こちらは新聞・雑誌などメディアにおける信頼度だそうだ。
     ↓
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https://www.investors-one.com/single-post/2018/09/13/%E9%A8%99%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%84%E3%81%99%E3%81%84%E4%BA%BA%E7%A8%AE%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC1%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%80%82


「日本には、オレオレ詐欺というのがあるんですってね。
なんで、そんなものに騙されるのか理解できないなあ。」


私にだって理解できない!

アメリカ人には、もっと理解できないだろう(笑)

そもそも、アメリカでは、即座に現金を引き出すとしたら、1日の引き出し額で200ドルが上限。(それしか引き出せないのだ。)

相手銀行に振り込むんだって新規の場合は簡単にはできない。

また、一般人の支払い方法は、現金や銀行振り込みよりも、カードかチェックを使う人がほとんどだ。

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さらにお金そのものを持ってない人が多い(笑)
ある程度のまとまったお金がある人は、銀行にそのまま置かず、株式などに入れてしまうことがほとんど。


こういった状況の違いの上に、考え方の違いもある。

我が子に対してもお金の問題はドライ。
一般家庭では、大学の学費ですら、自分で稼いで行くのが当たり前!というのが根本にある。

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すでに社会人となった息子が、「仕事でトラブってしまった! すぐにお金送って?」と電話してきても、
「そりゃあ、えらいこっちゃ!」と、即対応してくれる親の方が少ないだろう。

まあ、こんな理由から、日本と比べれば被害件数はずっと少ないだろう。



ところが、アメリカでも・・日本の「オレオレ詐欺」をヒントに、似たような詐欺事件が増えたそうだ。

孫を装っておじいちゃん、おばあちゃんに電話する詐欺。
(息子や娘には厳しくても、孫には、ついつい甘くなっちゃうというのは、アメリカ人も同じらしい。)

まず、孫の行動をSNSなどで事前に調べておいて、

「今、メキシコ旅行の最中なんだけど、スリ被害にあって持ち金全部盗まれてしまった、
ビザの発行にXXXドルかかるの! すぐに助けて!」と電話で話すという手口。

それも、巧妙に、あえて聞き取りにくいような小さな声で話たりするそうだ。

いつもと声が違うと言われたときには、口の周りに怪我をしてるとか、電話が聞き取りにくいとか・・言い訳もするし、
最後には、「この件、パパとママには黙ってて!」ともお願いするとか。


Grandparent Scam

開口一番に、“It's me, grandpa!” (僕だよ! おじいちゃん!)と呼びかけるところなんて、

まさに、オレオレ詐欺だね~!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

老人を対象にしたものだけではなく、詐欺らしきものは日常の中にも、いっぱいある。

怪しいメールや電話が来たり(主にはメインバンクから来たり、ソーシャルセキュリティーオフィスの名前だったり)・・すぐにXXドル振り込まないと大変なことになるぞ!という手口が多い気がする。


数年前、私はLINEにヘンなメッセージをもらったことがある。

「お願いがあるんだけど、すぐにコンビニに行ってビットコインを買ってきてくれない?」
LINEに登録してる知人から届いたメッセージだった。

まさに、こんなカンジだった。
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友人のLINEアカウントが乗っ取られたので、乗っ取り犯と遊んでみました。


なにより、コンビニってのが、いかにも日本的発想で、アメリカではありえんだろ!(笑)
しかも、時刻は夜の8時半を過ぎてる!

どう考えてもおかしいだろ!

「コンビニって何? それに今夜の9時だけど?」
とメッセージを返した。

その後、まったく返信はなかった。
おそらく、私もその知人も日本在住だと思っていたのだろう(笑)

その数日後、また別の友人から、
「どうやらLINEのアカウントが乗っ取られてるみたいだから、すぐに変えた方がいいよ!」というメッセージをもらった。

ひええ! やっぱりそうか~と納得。

LINEもSNSもアカウントを乗っ取ることなんて超簡単というのは聞いていたが・・(←自称ハッカーからの情報)

おそらく私の名前も使われていたことだろう。

この程度の詐欺未遂は、どこでも山ほどあるはず。(←嫌な世の中だねえ。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、なんだって日本ではいまだにオレオレ詐欺が後を絶たたないんだろう?

私の記憶が正しければ、オレオレ詐欺被害の話って、ざっと10年前から聞いてる気がする。

こんなポスターだっていっぱいあるらしいし・・

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街角にはこんな旗もたってるんだとか。
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なのに、なんだっていまだに騙される人がいるんだ?

・・・・・・・・・・・・・・

私の母(86歳)に聞いてみた。

「ねえ、オレオレ詐欺の電話ってかかってきたことある?」

「あるある♪ 私のところへは、たったの一度しかないけどね~。」
(なんだか面白がってるんかい!この人は!)

「それがね~、面白かったのよ!
私、ヒマだったし・・面白いから何を話すんだろうと思って、ずっと聞いてたんだけどね・・」
と、母は楽しそうに続ける。

「まず、俺だけど!って電話してきて、オフクロ、大変なことになっちゃったんだ!って言うわけよ~。
実は、会社の大事な小切手だったかを電車の中に置き忘れちゃってXXXXとかって話だったわね~。」

「それで、すぐにオレオレ詐欺って気がついたの?」


「最初は一瞬、ほんとに▲▽(息子の名前)かとも思ったんだけど・・電話の声が聞きづらかったしね~。
でも、よく聞いてみると、ヘンな訛りが少しだけあるのに気がついたの(笑)

で、最後に・・アンタ誰なの? アンタの言葉には少し訛りがあるわね。
ウチの息子は訛ってないわよ! 

といったとたん、電話が切れちゃったの。」
(笑)


「それにしても、手口はよくあるパターンだったんだね~。
必ず、俺だけど・・って言うんだね。 僕とも私とも言わず「俺」のわけね~。、で、母親のことはをオフクロって呼ぶわけね~。」

「まったくよね~。
実際、▲▽も今じゃ、自分のこと俺って言うし・・私のことはオフクロって呼ぶもんね~。」


「昔のように、僕って言って、ママって呼べばいいのにね~。」


「それじゃあ、恥ずかしいし世間体が悪いんじゃないの! だから世間一般に合わせて、俺で、オフクロって呼ぶようにしちゃったんじゃないのかねえ。」


「やだねえ~、なんでも世間一般ってのは。。 だから、そんな詐欺に付け込まれやすくなるんだよ。
僕が嫌なら、ワシとか吾輩にして、母上様とかオフクロ様と呼べばいいんじゃね?」


「あら、それいいわね~♪ 私ね、お母さまって響きも好きよ~。」
(←おいおい!)

話が完全にずれてる。。。



「でも、なんだって今だに騙される年寄りが多いんだろう?
いくら聞きづらいといっても、家族の声や喋り方を忘れるわけないと思うんだけど~。」

「まったくよね~!そんなものに騙されるなんてバカよ!!
だけどね・・・ちょっとだけ、私にもわかった気がするの。」


「ん?」

「騙される人は、きっと寂しい年寄りなのよ。どこからも電話さえかかってこない、誰も訪ねてきてくれない。
自分が忘れ去られたような不安があるんじゃないかしら。

そんなとき、俺だけど・・って電話がかかってきて、助けて!とお願いされただけで、なんとかしなきゃって思っちゃうんじゃないの。
ちょっと落ち着いて考えれば、ヘンなことはいっぱいあるはずなのに・・それすらも見えなくなっちゃうんじゃないのかねえ。」



この母の言葉、なんとなく納得力を感じる。



心理学分野にも、「正常性バイアス」という言葉があったと思う。

人は、自分がそうであって欲しいと思う方へ偏った考え方をもってしまうという心理だ。
また、一度思い込んでしまうと(思い込みたいって気持ちで思い込んじゃう)、ますます、それが正しいものだと示す情報を、無意識に集めてしまうという心理も働く。

それを、「確証バイアス」と呼ぶそうだ。

確証バイアス・・仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。





こんなことは老人だけに起きることではない。

若い人だって同様に起きるのだ。

●だ~い好きな恋人や子供が犯罪に手を染めてるとき、どこかでヘン?だと思っても、正常性バイアスと確証バイアスが働いて、決して犯罪者だとは認識しない。


●列車事故で明らかに異臭の漂うガスが充満してきているというのに、
「みなさん!大丈夫です!」という社内アナウンスが流れる、そして多くの人が動かないとなると、
ここにいて大丈夫という心理が働いてしまう。

その結果、多くの犠牲者を出してしまったという症例も聞いたことがある。



つまり、正常な判断が出来なくなってしまうということだ。

その理由は、おそらく母が言ったように、「寂しいから」といったような精神状態に起因している気がする。


決して幸せを感じていない状態、むしろ不幸を感じている精神状態のときは、人は正常な判断が出来にくくなるんじゃなかろうか?


大好きな恋人や子供が一緒にいても、どこかで不安を感じているような状態。
嫌われたくないとか、自分から去っていってしまうんじゃないかとかの不安だったり悲しみだったり。

また、事故などの状況では恐怖心が先にたってしまうと、正常な判断が出来なくなる。

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きっと私は大丈夫と思い込もうとするだろうし、それを正当化してくれるようなアナウンスが流れたり、他の人も動かないとなれば、
ほらね!大丈夫なのよ!と、ますます正当化する事柄ばかりを集めてしまうのだ。

「ガスが充満してきている」という事柄は、どうなっちゃうんじゃい?
たぶん・・無視!


そこで、世間では「私は大丈夫と思ってる人ほど危ない!」な~んて言われたりすることも多いんだけど・・それはちょっと違う気がする。

「どんなどきでも冷静に正常な判断が出来ないときは危ない」ということだと思うのだ。

もっと言い換えれば、日頃から「ネガティブな気持ちで生活している人は危ない」ということになる。



オレオレ詐欺もまた、「それだけ幸せではない老人が増えてきている」いう現れではないだろうか?

なによりも楽しく生活することなのだ。

こんなふうにでも・・
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または、こんなふうにでも。
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楽しんだもの勝ちなのだ~(笑)


本来、老人というのは、たしかに体力は若い者には負けるだけど・・
亀の巧より年の巧なんて言われたり、

さらに、老馬の智なんて言葉もある。

老馬の智とは、経験の豊富な者は判断を誤らないこと。
年老いた馬はとても利口で、道もよく知っているから迷うことがないことから。
斉の管仲が道に迷ったときに「老馬の智は役に立つ」と言い、老馬の後についていくと、行くべき道が見つかったという『韓非子』にある話に基づく。
故事ことわざ辞典より



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多くの経験を積んできた老人の方が、過去の記憶データがいっぱいに詰まっているので、とっさの判断に間違うことがないと言われていたようだ。

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つまり、多くの事柄を客観的に見て、多くの経験に基づいて的確な判断がくだせるようになるということらしい。

若いモンはそうはいかない(笑) ついつい感情が迸ってしまったり、1つの事だけにフォーカスし過ぎて判断が鈍ってしまうことの方が多い。


なのに、最近の日本では、老人の悪いニュースばかりを聞かされる気がする。

相変わらずオレオレ詐欺に騙される老人たち
ブレーキとアクセルを間違えて事故を起こしてしまう老人ドライバーなどなど。



どんなに年をとっても、体にしみついた事柄は、むしろ間違えない。
武道においては、年をとっても熟練者はメッチャ強いそうだ。(経験と勘で相手の先の動きを読めてしまうそうなのだ。)

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https://matome.naver.jp/odai/2146446788481063201/2146452676024759603
*永倉新八さんは実在の人物ですよ~。


それすら出来なくなったんだとしたら、本来なら一番自分で自覚しているはず。
 「己を知ること」こそ、老人が若者より優れている点かもしれない。



なぜ、日本ではこんなにも困った老人が増えてしまっているのか?

その答えはおのずから見えてくる。

原因は「心が病んでる」から。

心の病が蓄積したままどんどん年寄りになっていっただけなのに、それを「年のせい」にしてしまう人が多いように思う。


まずは、原因は年齢だけにあるのではない!ということを、若い人も老人たちも気づくべきだと思うのだ。

そうでない限り、今の若い人たちもまた、近い将来には、「厄介者の老人」になっていくような気がしてならないのだ。


物語の中の老人たちは、いつもカッコいい。

これは、ドーラばあさんの言葉、「40秒でしたくしな。 夜が明けちまうよ!」(天空の城ラピュタから)

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まさに、亀の甲より年の功だからこそ、さらっと言える言葉。

そんなん、アニメや物語の中だけでの話だよ~!と思ってはいけない(笑)

これは決して物語の中の話ではなく・・かつては、こういった老人たちが多くいたのも事実だと思っている。


だからこそ、亀の甲より年の功老馬の智なんて言葉もあったんだろうし・・

老人が騙される?なんて、とんでもない!

年の巧で老獪さを身に着けた老人が野望に走ったときほど、恐ろしいものはないのだ!
  ↓
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http://www.trophy-seikatsu.com/wp/blog/hyousyoukougaku/tokugawa-ieyasu.html

とかなんとか言いながら、しっかり天下を取っちゃったジジイもいたことだし・・・(笑)


それもすべて、若い頃からの「経験の蓄積」と「どんな状況下でも冷静さを失わない」という精神力

それのみだと思っている。

どうか天下人の野望は持たずに、日々人生をエンジョイして欲しいと思っている。

そうなれば、オレオレ詐欺なんぞに、騙される老人なんていなくなると思うのだ。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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