FC2ブログ

血圧のガイドラインというもの

この間、すごく気持ちの悪い話を聞いた。
といっても・・オカルト話ではないのだが、私にとっては、なんとも気持ちの悪い話だった。


それは、
40代の一人暮らしの女性の話なのだけど・・彼女の収入源は「治験」なのだという。

治験とは、新薬を開発、商品化する最終段階で、実際に人に投与してチェックする・・言葉は悪いけど、人体実験のようなものともいえる。

たしかに、わざわざ日本語で書かれた、このような広告をLAでも目にすることがあった。
    ↓
tiken.jpg


彼女は、しょっちゅう応募して、治験で生活費を稼ぎ出してるのだという。

もちろん、一定期間は病院に入院しなければならないが、彼女曰く、

「病院にはいなきゃならないけど、アクセク働くこともないし好きなことやってのんびり過ごせるから、病院生活もちっとも退屈しないし、かなり快適よ。
そのうえ、具合悪いところもタダで治療してもらえるし、さらに、たっぷりおカネが貰えるのよ。」


このお嬢さんは・・(40代でお嬢さんでもないけど、まるでお嬢さんのようなルックスをしてたので・・。)、ブランドの服を着て、真新しい小ベンツに乗ってる。


月の半分くらいは入院生活を楽しんで、後の半分は好きな買い物をして遊んで暮らせるんだという。

収入は?と聞くと、入院期間などにもよるらしいが月に3000ドル~5000ドルにもなるのだという。


ほんとかよ~と見てみると・・日本語で書かれた募集サイトまであった。
    ↓
現在募集中の治験


「ちなみに、つい最近やったのは、どうゆう新薬なの?」と聞いてみた。

「よく知らないけど・・たしか、血圧だか血液に関する薬だとか言ってたかな?」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば、アメリカでは血圧のガイドラインがまた下げられたらしい。

今まで 140/90 だったのが、「 130/ 80」になったそうだ。
この新しいガイドラインによって、「要治療」とされる人々が急増するんだろうなあ。

ざっと「アメリカの高血圧症は 3000万人増える」計算になるとか。


その結果、 降圧剤の投薬による治療を始めなければならない人たちも急増で、

Win-Winかあ(笑)


以前に、ゼロヘッジというアメリカの記事を読んでいて、

「これによって高血圧も治療されるかもしれないが、製薬会社の株価も治療されると思われる」って書いてあって・・大笑いしてしまったことを思い出す。
https://www.zerohedge.com/news/2017-11-14/30-million-americans-were-just-diagnosed-high-blood-pressure-heres-why


実は、私はアメリカのことは、さほど心配していない。

私の周囲でも、それほど降圧剤に頼りっきりの人はいないし、老人でも全く服用していない人も多いように思う。
それには、アメリカ事情は日本と違って、誰でも簡単に病院にいける状況でもなく、健康保険の無い人たちも益々増えている・・そんな状況もあるからだ。


それよりも日本!

なんだか・・ほとんどの老人が薬漬けになってる気がする昨今。

もちろん、降圧剤だけじゃないけど・・。


それでも日本における降圧剤の売れ行きは、世界に誇れる!ダントツなんだとか。
unagi.jpg

とくに、2000年あたりからウナギ登り(笑)
   ↓
kouatuzai.jpg
http://yoshiokajimusho.net/ketuatuseiron1/ketuatuseiron2/


日本高血圧学会というのがあって、そこが高血圧の基準値を定めてるらしい。

基準値が2000年に、それまでの160から140に引き下げられたのが、このウナギ登りの結果になったのだろうとみられている。



そして、今度は130かあ~。
日本では・・すでに130にしてたんだっけ?

メディアなどでは「血圧を下げる健康食品」がさかんに宣伝されることだろう。


ちょっとみただけでも、

こんなんとか・・
bgt-47.jpg

こんなんとか・・
12717.jpg

こうやって、血圧のガイドラインが変わるだけで、さまざまな株価にも影響することになるのだろう。



私は以前ずいぶん降圧剤についても調べたことがあったのだが、

降圧剤は色々あるのだけど、今でも主流のひとつは「カルシウム拮抗剤」というタイプ。

体のすべての細胞の「カルシウムが通る穴」を閉じることで、血圧を抑えてしまうのだ。
その結果、免疫細胞の機能が弱まるという研究結果もある。


最近では、降圧剤として ACE (アンジオテンシン変換酵素)阻害剤」というものも使われるらしい。

長くなるので、この説明は省くけど、
「 ACEを服用している患者は、肺ガン発症率が最大 31パーセント増加した」というデータもある。



まあ、「なにかを無理やり抑えれば、そこが抑えられたところで、別の部分にひずみは生まれる」というわけだろう。


健康診断なので、高血圧と判断されてしまえば、
ああ、高血圧だから病気なのだ! 高血圧は悪いのだ!・・・と、多くの人たちは思い込んでしまう。

しかし、自立神経が「今このくらいの血の流れがなければいけない」と判断して働いてくれた結果なのだ。

なぜ?の原因を詳細に探らずして、たとえ、どの薬を使ったとしても物理的作用で押さえ込むことかいいわけはない!
と、私は思っている。

たしかに、降圧剤を飲み続けてくれれば血圧は下がるだろうし、心筋梗塞や高血圧性心臓病などは減るだろう。

しかし,

逆に、必要な血圧をむやみに下げたら何が起こるか。

そしてそれが長期になればなるほど・・

脳に血が行かなくなり、脳梗塞と認知症が増えることになる・・なんてことは素人でも想像できる。

そして日本の社会は実際にそうなっているのではないだろうか?



もっとも、医療従事者でもない者があまり厳密なことは言えないわけだし・・
また、人によって、高血圧の原因も症状もさまざまなので・・

どうすべきか?なんてことを私に言えるわけがない。

もちろん、決して薬を飲んではいけない!とも思ってはいない。


ただ、

薬を何年にもわたって飲み続けなければいけない!ということ、

またそうすることに不安さえ感じないような人々に、この状況に、ひどく・・私が違和感を感じてしまうだけだ。


retoro.jpg



1980年代の話だが・・私はまだ日本にいて、東京の高円寺というところに長年住んでいたことがある。

その街に、「大木医院」という、ものすごくレトロな町医者があって、先生は大木先生ひとり。

建物は古い日本の家、かなり老朽化してる家、使い古した木の机、先生も高齢、器具も、何もかもがレトロな医院だった。


私が風邪をひいたといえば、聴診器を当てたり、喉をのぞいたりされて、(←診察もレトロそのもの)

「よし! これなら2日ばかり、お粥と梅干を食べなさい! それで治ります。」

で、終わり・・。

「え? 先生、お、お薬は? 注射は?」と聞けば・・

「注射も薬も、これなら必要なし! お粥と梅干を薬と思いなさい!」

ええええ!! そんな~。
私、お粥も梅干しも大嫌いだったもんで・・(笑)

料金は初診料だけ!(まあ、これじゃあ、診察料なんて取れないんでしょうが・・)


あるとき、高血圧の年配の男性が診察室に入っていき、私は隣の待合室で聴いてたことがあった。
(先生、声がデカいから全部聞こえてしまう・・)

「うん、たしかに・・ちょっと血圧が高めだね~。これは、少しは下げた方がいいね。」

で、はじまり・・

「朝何時に起きる? 朝起きてまず何をする?
朝食は何を食べた? 昼は? 夜は?」


ものすごーーく細かく患者さんの生活すべてを聞き出そうとするのだ。

これには、びっくりした。

挙句の果てに、

「よし! それでは1週間、ノートに朝起きてから寝るまでやったことをすべて書き出してきて。
食事内容も全部だよ。 それと・・飲んだお酒の量も、もしお菓子を1つでもつまみ食いしたら、それも全部書き出すんだよ。」


こんなこと言う医者は始めてだった。

こんな医者は今では、さぞ嫌われることだろう。

患者はプライバシーの侵害と思うかもしれない。

そんなことを聞きただすよりも、症状を見てデータを見て、さっさと薬を出せばいいだろ!・・と思うかもしれない。

まして、昔ながらの古臭い診察に、古臭い先生のわけだし・・・



間違っても若い女の子は、ぜったい行かないようなところ(笑)

しかし、なぜか・・80年代トレンディードラマのような恰好をしながら・・当時の若い私はよく通った。


そして、よく他人の診察を盗み聞ぎする機会に恵まれたものだ。(嫌でも聴こえちゃうんだから!)


大木先生は、高血圧症の患者には薬を出していたが・・

はじめの2週間程度しか出さず、その後は徹底した食事療法と生活改善を施していた。

おそらく、現在の多くの医者たちだったら、(おそらく当時であっても・・)

「塩分控えてね。」 とか、「少しは運動するようにね。 散歩とか体操してください。」

くらいしか言わないだろう。


が、大木先生は違った。

患者の好みを聞いた上で、さまざまな食品、料理法まで指示したし、運動にしても、その患者に必要な運動まで考えだしたりしていたのだ。

「お米の1キロの袋を二つ、こうゆうふうに足につけてね、それで屈伸させてごらん。
これを1日、2回、 10回づつ、お風呂に8時に入るんだったら、7時半頃にやるといいよ。」


実際に、患者の前で運動方法をやってみせたりもしていた。


大木先生が、よく患者に言っていたことは・・

「まず第一は食事だ。 食事によって体は作られている、だから、いくらでも体は変わる。」


私が一番感心してしまったのは、常に患者一人ひとりに合った方法を考えている・・ということだった。
決して、データでもマニュアルでもなく・・。


そんな先生を、実際、時代遅れの老いぼれ医者なーんて悪口を言う人もいたし、若かった私も・・そうかもなあ?と思うこともあったのだけど・・

●なんせ、薬をあまり出さない。

●とにかく、一人一人にかける時間が長い(生活すべてを聞き出してりゃ、そりゃあ長くなるだろーが)


いったい、どうやって医者として生計をたてていたのかも不思議なくらいだった。


頭は真っ白だったし、60代後半か70代?だったかもしれないけど・・

しかし、彼にはいつも鋭い目の光があった。

老いぼれどころか・・誰よりも、若さみなぎる光があったのだ。

私は、なぜかそんな先生が好きだったんだと思う。

だから、病院といえば・・いつも大木先生のところへ通ったものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分はシロウトなんだから、病気はすべて医者にまかせておけばいい!と、いまだに思っている人たちも多いだろう。

しかし・・今は時代が違うのだ(笑)


病気についても、自分で考えて選択しなければ、いけない時代だと思っている。


なぜなら、現代の医者たちは、こういった傾向にあるから。

これは・・以前、こちらのブログにも書いたことなんだけど・・
マドモワゼル・パラディーと医療の話がシンクロしたような日


もういちど抜粋すると・・

●正常値主義

とにかく、検診、検査、そしてデータがすべてという傾向が強い昨今。
その結果、「平均をはずれていること=病気」とされて、すぐに、早期発見となって、治療が開始されてしまう。


●専門分化主義

昔は内科、外科程度にしか分けられていなかったはずだけど・・
今では、呼吸器科、内分泌科、消化器内科、循環器内科などと、臓器別の診療科が進んでしまってる。

自分の専門には詳しいけど、専門外のことにはノータッチという傾向が強い。
「では、そちらで診察してください」と、回されることになる。

本来、体はすべてが関連しているのだが・・それを総合的視野で見てくれる人がいないということになる。

その結果、

●標準化によるマニュアル治療法を行う。




こうゆう時代が、こういった教育をして、こういった医者たちを送り出したといえるだろう。

もちろん、私は・・だから医者が悪いなんて思わない。
もちろん、製薬会社が悪いとも思わない。

だれだって、サバイバルするのに必死な時代なのだから!

だからこそ、自分の体は自分で考えなきゃいけないと思うのだ。

総合的に考えられるのは、自分だけなのだ。

大木先生は、もういない!





日頃の生活すべてを考えて・・すべて口にしている食品を考えて・・

いったい、どんな成分が入っていて、それが、どう自分の体に働くのか?

この薬は、どんな成分で、どう働くものなのか?




私は、治療においても・・「言われるがまま」より、自分で考えたことを中心に選択していった方が、

仮にそれで自分の人生を縮める結果になったとしても、納得できる人生かなと思っている。

絶対的な信頼と依存は違う・・とも思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

血圧のことだけでも、色々な記事を読んだり、データなどを見ていると・・さまざまだ。

アメリカでは130にし・・おそらく、日本も右にならえの状態だろう。



しかし、アメリカの新しいガイドラインについて、ヨーロッパの医学界からは、かなり批判を受けている。

さまざまな研究結果をあげて大反対してるし、むしろ、これで患者を多く作り出すことになるだろう・・とまで言っている教授もいる。

もちろん、世界中のガイドラインを調べると個々に違う。


あるドイツの教授は、今回のガイドラインの変更により、さらに、うつ病患者まで作り出すことになるとも言っていた。
  ↓
ラベリング効果というものらしい。
人は、「あなたは病気だ」と公式に分類されると、精神的健康に影響を受けるてしまうことが多いそうだ。


それを考えると・・やはり、日本の方が心配だ。

ほとんどの人が健康保険を持ち、気軽に病院にいける日本なのだから。

1961年(昭和36年)には、日本国民全てが「公的医療保険」に加入する国民皆保険体制が整えられた。



603d459a-43bd-4c37-b4b6-f9e4864981f8.jpg

なつかしいJIN -仁・・本当にこの頃に健康保険制度の草案ができたのかどうかは知らないけど・・


アメリカなんか問題にならないほど・・素晴らしい制度だったのに、なぜか、これがあだとなってしまった昨今。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は個人的に、まあ・・血圧なんて昔のままでいいんじゃね?と思っている。

つまり、「年齢+90」あたりで・・
それすらも、厳密には考えていない。

血圧はちょっとしたことでも変化するものだから。

それよりも・・

「口に入れるもので、体はそのように作られていく」といった大木先生の言葉は、いまだに耳に残っている。



<<参考までに>>

本当は恐ろしい降圧剤がもたらす副作用よりPRESIDENT Online

血圧正論

こちらは、私の血圧に関する過去ブログ
   ↓
高血圧の母にDon't take anything for granted.と言いたくなって中村天風さんへ

「病と体と心」そしてガーディアンエンジェル

コメントの投稿

非公開コメント

Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

Calender
12 | 2019/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Link
☆HPはここをクリック↓☆
検索フォーム
カテゴリ
Diary
Alizona*銀の月*ショッピングサイトのお知らせ
Alizona*銀の月*では、ショッピングサイトをオープンしました。
ネイティブインディアンのホピ族を中心としたオーバーレイの銀製品を中心に、銀月の好みで集めてしまった逸品揃いですよ~(^^)v
☆ホピ族は、まさに、スピリチュアルな生き方を貫いてきた人々。
銀月のWEB、「ホピ族の話」をまずは、じっくり、ご覧ください。


Alizona*銀の月*の↓のURLから、お入りください。
http://sedona10silvermoon.web.fc2.com/index.html"