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17年後の9-11_ミノル・ヤマサキが作った塔

今年の9月11日も過ぎていったなあ。


9-11のアメリカ同時多発テロ事件から17年も経ってしまったことになる。
(アメリカ同時多発テロ事件を、以下9-11(ナイン・イレブン)と呼ぶことにする。)


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At 9/11 Memorial, Remembering Those Lost_NEW YORK TIMES


今年も追悼式典を行ったが、17年経っても、いまだにあの事件が終わってない人たちが大勢いることを思い知らされる。


.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あるサイキックが、

「9-11の後、世界中がグレーのどんよりとした重い雲に覆われて見えてた。
ものすごいネガティブ・エネルギーの渦が覆ってた。」


と言っていたことを思い出す。

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それは、

世界情勢の上においても・・

人々の心理面においても・・

大きくネガティブに傾いたからだ
、と言っていた。



世界情勢?

もう一度、17年前の9月11日を振り返ってみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まず、私は何をしてたんだろ?


17年前のその日、私は東京に住んでいた。

真夜中近くに、いきなりボーイフレンドから電話があった。

「おい! 起きてる? TVみてるか?」

「いや、ベッドの中でケイタイゲームやってたとこ。」

「すぐに、TVつけて!」
緊迫した声に驚きながら、私はすぐにTVをオンにした。

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画面を見て、唖然とした。。。

なんだこれは!

戦争が始まったのか・・?



「わからない・・・でもアメリカは終わりかもしれない!」と彼が悲痛な声で言った。

彼は東海岸育ちのアメリカ人だった。

彼のショックは、私たちよりも数倍も大きかったことだろう。

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それから、ずっとTVに釘づけになった。(たぶん、みんなそうだったんだろう。)

どんどん新たなニュースが発表され続けて・・

アルカイダ、ビン・ラディン、タリバン・・なんて言葉が飛び交い、

世界中が支援する中、あっという間に、2001年の10月には、アフガニスタン紛争開始となり・・

それは、2003年にはイラク戦争まで一直線に進んでいった。



アメリカでは、

米国愛国者法(USA PATRIOT Act)が、9-11後、たったの45日間で成立してしまった。

これは、米国内外のテロリズムと戦うことが目的とされてるけど、
          ↓
外国人や疑わしいと思った人々の、電話やEメール、医療情報、金融情報や他の記録についても、当局が公然と、すべてを調べることが可能となったわけで・・事実上、すべての権限を握られたことになる。



(日本もその後、これと同じような状況になってくんだけどね~)

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だけど、これに異論を唱える人なんてほとんどいなかったという。

当時のブッシュ大統領の声明は、満場一致で支持された。



当時の人々の心理状態は

テロリストは許さない!
我々はアメリカを守るのだ。
我々は、真の愛国者だ!


言葉を変えれば、これって、「報復」のことだ!

アルカイダ、ビン・ラディン、タリバン・・といったテロリスト連中に向けて!

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そんな空気がアメリカ中を包んでしまった。


「ちょっと待った! どこの国の人であろうとも、人命は地球より重いんだ~。」

「本当に、アルカイダ、ビン・ラディン、タリバンのせいなのかな?」



なーんて意見は瞬殺されてしまう。


そりゃ、そうだろう。

こーんなに真っ赤になってる中で、
    ↓
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違う色の服を着るなんて・・出来ないんだから。


ましてや、あれだけの惨事を見せられてしまうと、

ほとんどの人がこんな状態に陥る。
     ↓
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それは、アメリカだけに留まらず・・他国にも飛び火していった。


アメリカに協力して「多国籍軍」が出来上がったのだ。


こうやって、世界中は巻き込まれていったのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

直接関わった人々の心理面は、もっと悲惨だ。

私たちは、つい亡くなってしまった人ばかりを考えがちだけど、運よく生き残った人も、さんざんな目に合っている。

マーシー・ボーダーズ(Marcy Borders)という女性は、運よく、灰まみれになりながら生き残った女性として、報道された人だ。

9-11直後に生還した直後に Dust Ladyとして紹介されたのが、この写真
 ↓
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ノースタワーの81階にあった、バンク・オブ・アメリカで、リーガル・アシスタントとして働く28歳だった。

おそらく将来有望なエリートだったのだろう。

しかし、9-11以降、トラウマに悩み続け・・10年にも渡るうつ病、パートナーとの別れ、それによって子供を失い、アルコールや薬物の中毒、もちろん、会社は首になっている。

42歳で、高血圧症、糖尿病、癌で亡くなったそうだ。
亡くなったときには、19万ドルの借金を抱えてたという。


こんな不幸話は、もちろん、この人だけに限ったことではないだろう。

生還した人だけでなく、救助にあたった多くの警官、消防士の人たちにも同様のものがある。


ビルの上から、たくさんの人が降ってきたという。

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ある記事によると・・まるで「地上に落ちてきたトマト」のようだった、と書かれていた。


実際に多くの警察官や消防士は亡くなっているし、たとえ救助を終えて生き残ったとしても・・

彼らが、どんなに悲惨な現場に慣れていたとしても、これだけの惨状を見ればトラウマを抱えてしまうのは無理もない。


ある消防士は、トラウマを抱えてることが会社側に知られると、閑職に移動させられてしまうという。
つまり、左遷扱い。

そうなっては家族を養えなくなる。

そこで、必死にトラウマを隠しながら働き続けて・・ついに自殺してしまった!

な~んて悲しい記事をあった。


こうやって、当人だけでなく、その家族、恋人、知人に至るまで・・どんどん巻き込んでいく。

ネガティブエネルギーは、どんどん広がっていく。


一方、政府は、アフガン攻略から、イラク戦争を起こし・・

まったく無関係のイスラム系住民も、多く亡くなっていったのだ。

そして、

サダム・フセインのイラク滅亡の後、新たなテロリスト集団を生むことにもなり、「イスラム国」が誕生した。

現状の中東情勢だって、9-11と密接にかかわっているのだ。

すべては、網の目のように張り巡らせた因果というヤツで。


すべては、繋がっている。

人々のネガティブ感情も、政治や国際情勢も。


それが、サイキックには、グレーに覆ってしまった雲に見えたのだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このサイキックは、また、こんなことも言った。

「あのツインタワーは・・やっぱり、バベルの塔だったのかもしれないね。」

*バベルの塔とは、旧約聖書の「創世記」中に登場する巨大な塔のことだ。

ブリューゲルのバベルの塔
    ↓
20170521110434.jpg
https://www.tobikan.jp/exhibition/2017_babel.html


ところで、

ワールドトレードセンターのツインタワーは、日系人の建築家、ミノル・ヤマサキによって作られたってことをご存じだろうか?

ミノル・ヤマサキ(1912 - 1986)さんは、日系人2世で、
当時の日系人にもれず、人種差別と貧困の中で苦学してようやく建築家になった人だ。

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ある程度の富を手にし、建築家というステイタスな職業を持ってさえ、日本人はマイノリティーだった時代。

不動産屋にいっても、白人にしか家を貸しません!と断られてばかりだった・・そうだ。



ワールドトレードセンター(WTC)の建築をミノル・ヤマサキに任せる・・・これは異例なことだっただろう。

1962年のことだ。

当然、建築業界においても、「白人の名のある建築家でなければならない」というのが常識だった時代であり、

当初、港湾局でも、3人の著名な白人建築家にプロジェクトを任せようとしていた。

ところが、ミーティングを始めるや否や、こんな状況になってしまった。

いくら著名な建築家だってさ、あの傲慢な態度には我慢できん!

まるで、俺たち、港湾局を、無能な労働者扱いじゃないか!

おまけに、法外な金を要求してきたぞ!

バカにすんな~!

エリートどもめ!



港湾局側は、ブチ切れてしまったらしい(笑)


それで、従来の常識を破って、ミノル・ヤマサキという、マイノリティーの建築家に依頼することになったそうだ。


当初は、80階建てという依頼だったらしく、ヤマサキさんは80階建てをデザインしたらしいが・・

ツインタワーは、90階、100階、そして110階へと、「非人間的な高さ」にすることを要求されていったという。


「ケネディが月に人を送る時代だ。 君は世界最大のビルをつくらなければならない」と、要求され・・

ツインタワーは90階、100階、そして110階にまで高層化していくことになった。


<<「創世記」11章1-9節からの、塔の部分からの引用>>

「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。
彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。

そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。




ううむ。。。



ミノル・ヤマサキさんにとって、非人間的なビルを作ることは決して彼の本位ではなかったという。

彼は、こんなことを述べている。

「ビルの寿命はせいぜい20年
なぜなら、10年後の生活環境を明確につかむことができないのに、20年後を考えてみても見当もつかないだろう」



さらに、

現在最も機能的であることを考慮して建築し、
同時に、不適当になった場合には、短期間でいかに壊せるかを設計の考慮に入れている。


と述べている。


そのせいか、9-11のあと、一部の建築家からは・・

だから、ツインタワーは崩れ落ちてしまったんだ!
ミノル・ヤマサキの設計ミスだったんだ!


などという、心無い声もあったとか。


しかし、設計にあたっては、

110階の高層建築物に、飛行機事故が起こった場合もシュミレーションして作られていたそうだ。


実際に、彼の事務所には巨大なWTCの模型が置かれていて、
その上部には頭部が切り取られた旅客機、ボーイング707の模型が突き刺さっていた。

それを多くの人たちが目撃している。

ボーイング707は、この当時においての、最大の飛行機だった。


ところが、実際に、9-11のときに使われたのは、ボーイング767
時は移り、もっと大きなタイプのボーイング機が登場していたのだ。


まるほど・・・10年後なんてわからないものだ。

人の作るビルの寿命は、せいぜい、20年



ヤマサキさんの言った言葉に納得させられてしまう。

ましてや、これは超巨大な現像物なのだから。



1972年にノースタワー、73年にサウスタワーが完成


テロ事件は、施工から27年経過していたことになる。


「ヤマサキの設計では、
不適当になった場合には、短期間でいかに壊せるかを設計の考慮に入れていた

だから、ビルは崩れて多くの犠牲者を出してしまったのだ!」
と言う人もいたが・・


その一方で、


構造設計をしたレスリー・ロバートソン氏によれば、
    ↓
「設計当時、最大の航空機であったボーイング707型機が衝突し、衝突面の3分の2の柱が壊されても、持ちこたえる構造だった。
航空機の衝突自体は、想定した設計だったのだ。

実際に、大きな衝撃を食らったにもかかわらず、崩壊までかなりの時間があった。

ただ、実際に衝突した航空機が想定以上に大型なボーイング767であり、衝突による火災の発生が想定を大幅に上回ってしまった可能性が高いだろう。」



そういえば・・

ボーイング機が突っ込んで、ビルが崩壊するまで、たしか・・1時間弱くらいはあったはず。

そのため、階段をひたすら降り続けて、逃げ伸びた人もいたのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人というものは、ショッキングな事件が起これば、必ず、誰かを責めなければ気が済まないようだ。

それだけ、弱いものなのだろう。

そうやって、怒りや悲しみの矛先をぶつける相手を無意識にも探してしまう。

そうやって、敵を作り出す。


それ以後、

多くの人たちは、イスラム教徒というだけで悪感情を持つようになり、

9-11後、まっしぐらに、戦争に向かっていったのだから。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、この事件の首謀者が誰だったか? な~んてことは闇の中。

アメリカでは、事件後、2-3年の間に、多くの9-11関連の「陰謀論」が出回っている。

2004年には、マイケル・ムーアのFahrenheit 9/11(華氏911)なんて映画も封切られて・・

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ますます、陰謀論が飛び交うようになった。



それにしても、「陰謀論」なんて、ヘンな言葉だよなあ(笑)

いったい、いつから、こんな言葉が生まれたんだろ?と、調べたところ、こんな記述があった。
    ↓

「陰謀論」「陰謀論者」という用語が、世間に広く流布・認知されるようになったのは、1963年のケネディ大統領暗殺事件以来のこととされる。

ケネディ暗殺に関する政府の公式見解に疑いを持った人々に対し、嘲笑・敵意の対象として非難・中傷を行うことで封じ込めようと、それらを「陰謀論」「陰謀論者」であると、CIAがプロパガンダキャンペーンを行った。




これがホントのことかどうかも、わからないけど、

実際に、今では多くの人が「陰謀論」という言葉を使っているのも確かなことで、

さらに言えば、

「ケネディー暗殺」における公式発表も、
「9-11」の公式発表も、

多くの人たちが、「信じていない」
ってことも確かだ。


公式発表はされている。

だけ・腑に落ちない、怪しい! 納得できない!

心は、NOと言っている。

そういうのを、陰謀論というのだろう。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9-11はまだ終わっていない。


依然として、9-11の産物、愛国者法は残ったままだ。

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なにが愛国者だ!(←まず、名前が気に入らん!)

アメリカ独立戦争時の愛国者とは意味が違う!
日本もまた、こっちの傾向に大きく傾むいてしまった。




さらに、

こんな記事も多く目にする。(これは、陰謀論じゃなくって事実)
     ↓
9.11で対応にあたった警官や消防士たちが
「ガンなどの疾患で今に至るまでずっと3日に1人の割合で死亡していっている」

Reaching epidemic proportions: Another retired firefighter dies of a 9/11-related illness

More evidence firefighters risk cancer from 9/11 exposure


ちょっと、ググってみるだけでも、かなりヒットする。
もちろん、これらは陰謀論専門の、怪しげなサイト記事ではない(笑)

「9-11から生き延びた人々・・主に、救助にあたった警官や消防士の多くが、癌などの病気に罹り亡くなっていく」

これは事実らしい。

いったい何を意味するのか?

ビル倒壊による有毒ガス?
そんなことを言えば、ビル倒壊の専門業者の割合は、もっと深刻でなきゃならないはずなのに。



これに対する陰謀論もまた、数々あるんだけど・・・ここで触れるのは止めておこう(笑)

.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

サイキックが言う、

「9-11を境いに世界は大きく変わった。 
人々は別の一歩を歩きだした。」


それは、暗黒時代に入っていくってことなんだろうか?

「いや、そうとは言えないね。
中世の時代、ヨーロッパ全土が暗黒のキリスト教に支配されて、魔女狩りや異端審問で多くの人が殺されていったときだって、
グレーの重たい雲が欧州全土を覆っていたんだ。

だけど、それを突き抜けて、ルネッサンス時代がやってきたんだから。」


*ルネッサンスとは、単純に再生、復興という意味ではない。
人の心が支配されることなく「人らしく生きようという」というムーブメント。



ん?
中世の暗黒時代ってさ、アンタはいったい何歳なんだ~。


ツッコミを入れたいところだけど、ま、やめておく(笑)



9-11を境に、世界は新たな方向へ動いている。


たしかに。

それは悪い膿を出しきって快方に向かうためのプロセスである、と信じたい。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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