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猛暑の日本にドン・キホーテを思い出す

日本に住む母との電話。

「台風が近づいてるせいで、気温が下がってずいぶんラクになったわ。

それまでは、毎日35度以上もあったのよ!」



毎日が35度以上?

(アメリカでは、温度は華氏で表示するため、長年こっちに住んでると、摂氏(C)より、華氏(F)で表した方が
体感的にピンとくる。)

ぎょええ~!

35℃ってことは、95℉ ってことだ!


私が住む地域は、南ロサンゼルスだが・・ここでは、90℉(つまり、32℃くらい)、を超えると、

「きょうは最悪! 猛暑だ~!」と、人々は騒ぎ出す。


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そもそも、私の住む地域では、エアコンを入れている家は少ない。

日中はそれなりに暑くても、湿度は低いし日陰に入れば涼しい。

車生活のため、暑い中を歩く必要もないし、朝晩ともなれば、70℉代(25℃以下)まで気温は下がる。

暑くて寝苦しいなんてことは、めったにないからだ。
(ごくたまーに、年に2-3日くらいは、熱帯夜もあるが・・)

なので、エアコンも扇風機も不要でぐっすり眠れる。


ところが、日本は・・

毎日エアコンはつけっぱなしだし、夜寝るときも、エアコン無しでは眠れなかったそうだ。

「毎日のように、熱中症に注意のニュースが多くて・・
エアコンをつけてない老人が多く、熱中症で亡くなってるし、
ついに、子供までが、学校の課外授業で外を歩かされて死んだのよ。」


母の話をオンラインニュースで調べてみる。

たぶん・・このことだろう。
    ↓
熱中症で男児が死亡した愛知・豊田市の小学校、「判断甘かった」と校長。遺族に謝罪する

日本の小学校は、冷房も入れてないところが多いらしい。。。
(こんな状態で勉強が出来るんか~?と思うが・・)

部活も相変わらず、炎天下で行ってるらしいし、

甲子園野球もやってるらしい。。。

我々から見ると、こういったことは、異常なことに思えてならない。

非効率的で、無駄に体を酷使してるだけにしか思えないのだ。


こういったことからも、

どうやら、日本の常識が違うんだろうなあ、と思い知らされる。

こちらでは、スーツ姿のサラリーマンなどは、めったにお目にかからないのだが・・

日本のサラリーマンたちは、炎天下でもスーツを着なきゃならないらしいし・・

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我々から、みれば・・こっちの方が、ずーーと常識的な行為なのだ。
    ↓
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さすが・・両さん! 

小学生の命が犠牲に。「学校はエアコン不要」の根性論が子供を殺す


そういえば、昔、日本にいた頃・・
根性論とか精神論とかを、延々と説教する上司がいたことを思い出した(笑)

何事もやり続けることが大事!決して諦めちゃいかん!
苦労すればするほど、精神は鍛えられるのだ!

と・・延々。。。

そのお説教を聴きながら、ドン・キホーテの物語を思い出していた。

ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ

名馬ロシナンテに跨り、甲冑に身を固めて槍を高々と掲げてるドン・キホーテ。

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騎士道物語を読んで感動してしまったドン・キホーテは、自分自身も騎士道に身を捧げようと、正義を求める遍歴の旅へと出発する。

だけど、

名馬ロシナンテは、現実にはよぼよぼの駄馬だし、

ドン・キホーテも老人。

しかも・・街道の安宿を堅固な城砦と思いこんだり、巨人と間違えて風車に突進したりする始末だ。

この老人には、空想と現実、虚像と実像との区別がついてない。

そこにあるのは、ただ・・熱い騎士道精神と正義のみ。


悲しい物語だ。

この説教オヤジも悲しい。。。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なぜか、日本という国。

エアコンなんて贅沢品、まして小学生にエアコンなんて贅沢だ!という風潮が、あるのかもしれない。


しかし、現実は・・

成人よりも、高齢者や小さな子供の方が熱中症にかかりやすいのだ。

単純に気温がXX度以上になったら注意!という話ではない。

それぞれの筋肉量、水分量にも関係するし、湿度、輻射熱も関係する。

もちろん、そのときの体調にも関係する。





これも、母から聞いた話だが・・

母が子供の頃、真夏の暑い日には、

「きょうは暑くなるぞ~、梅汁を飲んでいけ!」と爺ちゃんに飲まされたそうだ。

梅汁とは、どうやら・・梅酢のことらしい。
    ↓

塩と梅をかめに入れて梅干しを作る過程で、自然に水として上がってくる梅のエキスのこと。
紫蘇を入れて、赤い色を出す



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http://blog.hyouhon.com/entry/2018/02/09/162155


それを冷たい水で割って飲まされたそうだ。
(もちろん、現在のものとは違って無添加だろう)


また、毎日、塩入りの麦茶を飲まされたという。


麦茶といっても、自家製のもので・・麦穂から、ちゃーんと炒って香ばしさを出して、作ったものだそうだ。

たぶん、こんなふうにして作ったのだろう。
  ↓
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http://inthex.net/2017/08/07/post-2471/


夏場は汗と共に塩分が出てしまうから、必ず塩を少々加えるんだとか。


うーーむ。

なんだか、昔の人たちの方が、はるかに、子供の体調には気を使っていたのかもしれない。


「私の小学生時代は、暑くなると、そんなものばかりを飲まされてたわね~。」
今は、エアコンがあるから、有難いわ。」

それにしても・・なんで、家にエアコンがあってもつけずに熱中症で亡くなる老人がいるんだろう?
老人になると、バカになっちゃうのかしらね?」


と、母が言う。


おいおい!

自分だって、80を過ぎたバリバリの老人じゃないか?


なぜ?
家にエアコンがあっても、オンにしないで、熱中症になる老人がいるのか?


それは、私にもわからない。。。

老人になると、長年の生活で感性が鈍ってしまい、暑さ寒さも感じなくなってしまうのか?


それとも、

暑さに耐えることが美徳という・・精神論やらド根性論に支配されてしまってる人が多いのか・・



たしかに・・昔の日本、とくに旧陸軍などは、

精神論を掲げて多くの人々を扇動し、その結果、悲惨な大事件に発展させてしまった事実がある。

インパール作戦だとか、

八甲田雪中行軍だとか、


食料がなくっても根性で生きられる!

猛吹雪でも根性で生きられる!

そんなことで脱落するのは、根性無しだからだ。

死ぬヤツが弱かったのだ!



当時の背景には、そういった風潮があったのだろう。


多くの人というものは・・・

「周囲の空気を読み、その空気の中で自分の思考を決めてしまう。」ようだ。


これは、時代が変わっても、その傾向はあまり変わってないように思える。


本来、

「思考や思想は周囲とは関係なく、自分から出るもの」だし、
そんなことは誰にでもわかってるはずなのに・・。




私自身は、子供の頃から、どこか周囲に馴染めないところがあった。

小学生時代は、いつも親に決めた服を着せられてた違和感があり、

中学生時代は、さらに学校、同級生たちが加わり・・またも違和感が増えていった。

同時に、処世術なるものが身に着いた。

上手に周りの空気を読んで、NOと言ってはマズイところでは言わないようにする(笑)


だけど、

自分の中では、

周囲の空気にむやみに同調しないぞ。
絶対にするもんか!
・・・みたいな(笑)


今でも、日本の報道記事を見るたびに、

「周囲で当然とされている価値観」なのに、私自身は、まったくそう思わない!ってことが山ほどある。



たぶん・・私のようなものはアウトローと呼ばれるのかもしれない。

アウトローでいることは、生き難い人生になるんだろうか?


結局のところ、

自分にとって、どっちが心地良いか、なんだと思う。

周囲の空気の中で生きることが心地良いか?

孤立しても、自分の中から生まれた価値観で生きる方が心地良いか?





こちらに住んでいる移民の中に、中国の文化大革命を機に、アメリカに逃げてきたという老人がいた。

その人から、すさまじい話を聞かされたことがある。

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知識人、文化人というだけで敵とみなされ、
扇動された民衆が、彼らを捉えて、生きたまま腹を裂き、肝臓や心臓を取り出し、我先に争って肉を切り取った光景をみたそうだ。

それどころか、近所の農家のおばあさんが、先生に野菜を届けたというだけで・・
狂った紅衛兵たち(ほとんどがティーンエイジャーの子供たち)に、その、おばあさんも惨殺されたんだという。

「おまえは、教師の片棒をかつぐ、反革命分子だ!」と言われて。

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その老人は、こう言った。

「私は、まだ子供だったけど・・父と共にその光景をみました。
それを見た父は、もう、中国は私の国じゃない!と言って、一家はすぐに国を捨ててアメリカに来たんです。
当時の中国で生きるには、彼らとともに残虐な殺人行為を行うか、逃げ出すかしかなかったんでしょう。

父は中国人として生きるよりも、人として、自分の信念で生きたかったんだと思ってます。
国籍なんてどうでもいいんですよ。 私も今のアメリカ国籍で満足してますよ。」




「時代の空気の中で生きること」


それは・・扇動に通じるのかもしれない。

権力者たちは、古今東西問わず、こういった「扇動」パワーを利用してきた。

それは、

人々が「自分で考えることを放棄したとき」から発動してしまうのだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

「猛暑といっても、まだ35度にはなってないから大丈夫」

「これは学校行事として決められてることなのだから」

「前例にはないことだから」

「みんながやってることだから」


こういった考え方は、すでに・・

「周囲からの影響による、思考や思想になってしまっている」んじゃないだろうか?



私が小学1年生の子を持つ親ならば・・安心してこんな学校には通わせられない、と思う。

「いつでも先生の言うことが正しいとは限らない!
誰になんと言われようとも、自分で考えて、自分の信念で行動しなさい!
それこそが、根性だ!」
と。

こんな・・アウトロー教育をするかもしれない(笑)

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日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

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