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神の領域に挑戦する人々(その1)

現代人の人生の悩みは

「健康」「お金」「人間関係」の3つに集約されるとか。

ごもっとも。
・・と納得するものの、なんだか、小さいよな~と思ってしまうことがある。

人の人生なんて、たかだが70年~80年の平均寿命で、

狭い世界の中で生きて、その世界しか知らずに、そんなことで悩みながら寿命を終えるとしたら?


じゃあ、広い世界? もっと拡大して・・宇宙ってどうなってるんだ?


そーんなことを考えたことってないですか?

私は子供の頃にも・・そんなことを思い、今でもたまに考えます。(←いまだに子供かよ!とか、現実逃避かよ! と、非難されちゃいますが。)

・・・・・・・・・・・・・・・・

以前、大きな水槽でアリの飼育をしていた人がいて・・人といっても、それは10歳くらいの子供だったんだけどね。

ari_su.png

その子は、アリが迷路のような巣を掘るところを観察するのがとても面白いと言っていた。

「だってアリは外の世界を知らないし、僕が観察してることだって知らないんだよ。
面白いでしょ!」


そっか~。
人間も同じだ~!


と、思ったら、なんだか、メチャクチャ腹がたってきた。

クヨクヨと悩んでた自分自身に!
それを観察してるかもしれない・・誰かに!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところが、アリさんたちの中にも、ある日突然、こんなことを思うヤツがいるかもしれない。

おい! ちょっと待てよ! 外があるんじゃね?
この外はどーなってんだ?



この世界(宇宙)はどのようにして誕生したのか?
この世界(宇宙)のしくみは、どうなっているんだろう?



◆プラトンから始まる

その一人が、プラトンだった。

アテナイのプラトン(BC427年 - BC347年)は、ソクラテスの弟子であり、アリストテレスの師にあたる哲学者だ。

中央左:プラトン、 右:アリストテレス
8-11-2015_plato_aristotle.jpg
https://humanities.blogs.ie.edu/2012/07/we-think-therefore-we-are.html

彼が唱えたのがイデア説
    ↓

物質界(この世)の上には、さらにイデア界があると考えた。

イデアとは永遠不滅の真実で、究極まで抽象化されていて、実体(実物)をもたない。

劣化することも朽ち果てることもない世界であり・・我々が住む物質界はイデア界がひな形になったものではないか?




古代ギリシャ・ローマの時代というのは、宗教も科学(数学・物理学・天文学・哲学)も共存共栄していて、(つまり、今のように・・学問のジャンル分けをされていない時代)

一人の人間が、さまざまな分野からのアプローチで答えをみつけようとすることも珍しくはなかった時代だ。



で、何のために?

そりゃ、やっぱ・・外の世界が気になりだしたから=真理の追究をしたかったから

もう一回繰り返すけど・・やっぱり、ここから始まった。
    ↓

おい! ちょっと待てよ! 外があるんじゃね?
この外はどーなってんだ?

この世界(宇宙)はどのようにして誕生したのか?
この世界(宇宙)のしくみは、どうなっているんだろう?



これこそ、「人類の究極の謎」といえるかもしれない。


プラトン哲学は・・その「先駆者」であったようで、その後のキリスト教の異端「グノーシス主義」や西洋神秘学「ヘルメス学」や、カバラにも影響を与えていったといわれている。



さて、プラトンから始まって、「人類の究極の謎」に挑戦し続けてきた歴史をみていこうと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆一神教のキリスト教が浸透していった時代

ところが、これに、ストップがかかることになる。

我々が「中世」と呼ぶ時代だ。

conversion.jpg


ご存じのとおり・・「一神教のキリスト教」が浸透していくと・・

宗教的価値観が西欧世界を覆いつくしてしまった。


ちょっとでも別の価値観を持つ者は、恐ろしい拷問で殺されてしまった時代。

一神教ってのは・・コワイコワイ。
*ちなみに、一神教はユダヤ教、キリスト教、イスラム教


真実を追求しようとしていた科学は、このせいで停滞。

この時代は、むしろイスラム世界の方が科学が進歩していたとか。
  ↓参考
現代とフリードリヒ2世の時代考察



プラトンの時代は、宗教も科学も、その目的は「真理の追求」にあったはずなのに・・。

一神教のキリスト教は、マ逆の路線を行く。


科学は「疑うこと」から始まるが、宗教は「信じる」ことから始まる。

発生時点の教義を真理と決めてしまうのが「宗教」。

そこには一切の「改善」も許されない。

一方、科学は「疑い」と「改善」を基に進化していくもの。



そりゃ、どうみたって相容れるものは無い。


それまでの時代は、宗教も科学も、「真理の追究」にあったはずなのに。

ここにきて、宗教家 vs. 科学者という分類が出来上がる。



さて、停滞してしまった宗教はここでは置いとくとして・・

ここから科学者たちが、どうやって「究極の謎」に挑み、「真理の追究」をしていったか? をみていこう。



◆地動説

まず、画期的なのは、「地動説」

16世紀、コペルニクスによって提唱されたものだ。

Copernicus.jpg


それまでは、「太陽を含む星々は地球を中心に回っている」と信じられていた=天動説

ところが地動説は、マ逆な発想!

こんなことに気づくヒトは、たしかにすごい!


天空を観察すれば・・すべての星々は自分を中心に(=地球を中心に)回って見える。 

それを、まったく逆の発想で考えたってことは・・やはり凡人ではありえない。

後に、物事の見方が180度変わることを「コペルニクス的転回」という言葉が生まれたのにも納得させられる。


ところが、実際には、コペルニクスの時代よりもずっと前に、それに気がついている人がいた。


5世紀エジプト、アレクサンドリアにいた、女流科学者ヒュパティアだ。

Hypatia.jpg


以前、アレクサンドリアという映画を見て、その感想文的な記事をアップしたことがある
       ↓
アレキサンダー大王からヒュパティア、そして現代へ


ヒュパティアは、優れた天文学者、数学者、教育者でありながら、大変な美人でもあったことで有名な人だ。

しかし、彼女はキリスト教徒から弾圧され無残な殺され方をした。
罪人とされ公開処刑、それも・・生きたまま体を切り刻まれ、その後火で焼かれたという。


16世紀のコペルニクスもまた、地動説を決して世に出さず、発表したのは自分の死の間際だったという。


コワいコワい!

他にも、地動説に気づいていた人々はいたのかもしれない・・
でも、コワいから・・発表できなかっただけだったのかも。 (←それは大いにあり得る)




◆ケプラー、惑星の軌道は楕円

次に登場するのが、ケプラー(ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler、1571年 - 1630年)
数学者、天文学者、そして、かたわら占星術を主とする暦を出版したこと人としても有名。

kepler3.jpg

コペルニクス説を全面的に支持した天文学者として知られている人で、のちに、この3つのケプラーの法則を導き出す。


第一法則・・・「惑星の軌道は太陽を焦点の一つとする楕円(だえん)である」

第二法則・・・「惑星と太陽とを結ぶ線分が等しい時間に掃く(横切る)面積は等しい」(面積速度一定の法則)

第三法則・・・「惑星軌道の長半径(両天体間の平均距離でもある)の3乗は公転周期の2乗に比例する」



ケプラーはドイツの大学で教鞭をとっていたが、チェコに逃げ出して(←もちろん、コワイから)、かなりな貧乏生活をしていたという。


しかし、彼のおかげで、

惑星の軌道は太陽を焦点の一つとする楕円 (円じゃない!)

ってことが判明したのだ。


そういえば・・映画、アレキサンドリアの中でも、ピュパテイアのが楕円だ~!ということに気がつくシーンがあったけど・・
それはどうだったんだろう?
5世紀、まだ望遠鏡すら発明されてない時代だったわけだし・・




ただし、ここではまだ、ケプラーが「楕円であることを証明した」とは言えないのだ。

あくまでも、観測結果からの推測だったから。

このときはまだ、方程式を解いて導き出した答えではなかったからだ。



証明するには、数式が必須。

How-does-mathematics-explain-the-universe.jpg

数学って、そんなに信用できるものかよ?・・・と数式にチンプンカンプンの人は疑問に思うかもしれない。(←私もその一人)

しかし・・今のところ、人間が真実を知る上でこれに優る方法はない。

なぜなら、

数学は具体性が排除され、すべてを抽象化することができる。

3人の子供が鬼ごっこをしていました。 ところが、一人の子供は家に帰ってしまいました。
残ったのは何人でしょう?

3個のクッキーがありました。 A君がこっそり1つを盗み食いをしました。 クッキーは今いくつあるでしょう?

「3-1=2」



数学は、必要最低限にまで抽象化し、抽象化によって高い普遍性をもつもの
(全てに当てはめることができるってこと。)


しかも完全無欠の論理(真実)で構築されている。
絶対的仮定の「公理」からスタートして水も漏らさぬ論理で。

その結果、導き出されたのが「定理」。

だから、曖昧さがつけいるスキがない。

それゆえ、数学は人間の究極の武器になっているのだ。



◆デカルトとニュートン

時代は流れて17世紀後半になると、有名な二人の科学者の登場となる。


デカルト(哲学者、数学者)

ニュートン(自然哲学者、数学者、物理学者、天文学者)




デカルト方がはニュートンより50年弱早く生まれてるので、まったくの同時期とは言えないけど、

二人が、注目したのは「天体の運行」だった。


ただし、アプローチの仕方はマ逆。

デカルトが考えたのは天体が「なぜ」動くか?

ニュートンは「どう」動くか?



デカルトは、天体が動くのは目に見えない何かによって天体を押されている? と考えた。

6-Major-Accomplishments-of-Rene-Descartes.jpg

ルネ・デカルト(仏: Rene Descartes、1596年 - 1650年)
高校数学でやったXY座標も、哲学の命題「我思う、ゆえに我あり」でも有名な人




デカルトは真空の存在を認めてないので、物質の粒子の間をうめるものとして、それは「微細な物質」だろうと想定し、その動きもしくは働きによって、惑星は流動し渦巻く物質にのって運動している、光が伝達されるのも然り。と、した。

目に見えない何か?・・・それは「エーテル」という物質。 Ether


しかし、ニュートンはこんな考え方はしない。

なぜ動くか?は神の領分。

そんなことを詮索したところで答えなんが出ない、と。

まずは、どう動くか?を考えばいいのだ!
そっちが先だろーが!


ニュートン流の天体の運行とは・・
    ↓

太陽の質量を「m1」、惑星の質量を「m2」、その距離を「r」とすると、
太陽と惑星は互いに力「f」で引き合う。これが重力(引力)

式にすると、こうなる(←私には理解できないけど・・)
f = G×m1×m2 / (r×r)
この式の意味するところは、2つの物体に働く力は、質量に比例し距離の2乗に反比例する




ニュートンは、超現実主義?

一方、デカルトは、宇宙のロマンを追い求めたロマンチスト?



しかし・・ロマンチストが過ぎて「なぜ?」ばかりに固執すると・・

エーテルのような怪しい物質をでっちあげるような結果になっちゃうのかもしれない。



ニュートン流の科学は「原因」ではなく「結果」を重視した。

そこにある、「神の方程式」を見つけ出し、それを解き答えを導きだすことだった。

だからこそ、ニュートン哲学は近代科学の父(あれ?母?)とまで呼ばれるようになったわけだ。(←納得)


奇人変人だったニュートン
    ↓

Isaac-Newton (1)


ここに面白いエピソードがある。

1684年、エドモンド・ハレーは、いきなり、ケンブリッジ大学のニュートン教授の元におしかけて、単刀直入に質問した。
(エドモンド・ハレーとは、天文学者、地球物理学者、数学者、気象学者、物理学者で、あの、ハレー彗星でも有名)

「惑星はどのような周回軌道を描くんですか?」

ニュートンは言う。

「そりゃあ、楕円だよ。」

うわあ! やっぱりそうだったのか~。 

ハレーはドキドキしながら、その理由を聞くと、ニュートンは素っ気なく答える。

「そりゃあ、計算したからだよ」

狂喜のあまり、ハレーは、その計算をみせてくれるように頼んだ。


が・・・・・

いくら捜しても出てこない。
どっか、行っちゃった・・・。

あり得ない・・。



いや、ニュートンならば、あり得るのだ。

ニュートンは、 恐ろしいほどの集中力の持ち主=奇人変人の類

突然何かが閃くと、ピクリともせずに何時間も座っていることがあったという。
紙とペンも使わずに、頭の中で宇宙の大問題さえも解いてしまう。

おまけに、困ったことに・・地位や名声にも無頓着。
どーでもいいのだ・・自分の中で満足すれば、あとはどーでもよくなっちゃう。


そのとき、ハレーが、もういちど解いて欲しいと懇願したことは言うまでもないだろう。

それに同意した、ニュートンは、またもや驚くべき集中力で論文を書き上げた。

「プリンキピア(Principia)」
プリンキピアは「3つの運動法則」と「万有引力の法則」で構成される力学大系で、科学史上最も重要な、歴史的な科学論文論文の一つ。



ところが、紆余曲解があって・・・それが発表されるには、かなりの時間がかかっている。
紆余曲解ってのは・・ほとんどはカネの問題だったらしいけど。


ニュートンは、自分で出版費用まで払って世に出す気はさらさらない。

「そんなことは、どーでもいい。 カネがかかるなら、もっと、どーでもいい」・・と思ってたらしい。


必死になって自腹を切ってまで、出版したのは、結局、Hレーさんだったようだ。

Edmond Halley
edmond-halley-astronomer.jpg


ハレーがいなかったら、プリンキピアはこの世に存在しない。

自分で宇宙の謎を明かすと、そこで満足しちゃって、世間に公表することなんて、どーでもいいニュートンさん。
おかげで、数学分野における、「微分積分法」ですら、世に出たのは、ずっと後のことだった。


そもそも、ニュートンの一番の関心事は数学や物理ではなかった。

こっちの研究に、50年も費やしたとか・・。
    ↓
錬金術と宗教。

まるで、オカルト?

ちなみに、ニュートンが熱中した「宗教」についてひとこと言うと、
キリスト教「異端」とされた、アリウス主義だった。

正統派は、もちろん「三位一体」を説いているんだけど、

注:「三位一体」とは、父と子と聖霊という3つの位格が1つとなって神の存在とする説



ところが、アリウス派は「子・イエス」の神性を真っ向から否定した。
つまり・・「イエス・キリストは神じゃないよ! 人だよ!」ってこと。

かなりの危険思想・・現代の「ダビンチコード」でも出版された後ならいざ知らず・・。
この時代に、堂々と発表してたら・・そりゃ、命が無かったはず。



とにかく、

本人にとっては、それほど関心がなかったモノだったのに・・

ニュートン力学は大快挙! となってしまったのだ。

これぞ、まさに人類が手にした初めての「神の方程式」だったのだ。


なぜなら、実験や観測の結果からの説やら推測ではない。

それを、ちゃーんと数式で証明してしまったところが、スゴイところ。


「天体観測結果=事実=絶対的仮定」からスタートし、微積分を使って万有引力の法則を導き出した。
まさに帰納法。



しかも、ニュートン力学というのは、「万有引力の法則」と「3つの運動法則」なのだが、
その普遍性には驚くばかり。

リンゴが大地に落ちるのも、地球が太陽を周回するのも、同じ原理。

しかも、ニュートン力学を使えば、100万年後の星々の位置、隕石の地球衝突も予測できる。

さらに、地球から7800万km離れた火星に宇宙船を送り込むことも可能なのだ。




つまり・・・

ニュートン力学を使えば・・未来さえも予知できることになる!?


たとえば・・

高校の物理で習うニュートンの方程式で、

ボールを投げると、その未来の道筋を完全に予測できる。
必要なデータは、ボールを投げた瞬間の角度と速度。

計算式もたった2つ。
   ↓
https://physics-htfi.github.io/classical_mechanics/001.html


やっぱ、こりゃ未来予知じゃないか!
「当たるも八卦当たらぬも八卦」の占いどころじゃないぞ!


これを言い換えれば、こうゆうことになる。
    ↓

すべての出来事は、原因があって結果がある。

それをヒモづけしているのが「因果律」

だから、因果律(神の方程式)を見つけ出し、

原因をインプット(速度、重さ、風向きなど)すれば、

未来の「位置」と「運動量」を求めることができる。


すべての未来がわかるのだ!

ただし、その精度を上げるには逐次計算が必要で、強力なコンピュータは欠かせない。
というわけで、コンピューターが出来てからの発展はさらに目覚ましいものがあった。



このようにして・・

ニュートン力学によって「近代科学」が始まったのだ。

こののち、科学は「法則化」の道を歩み、やがて哲学から枝分かれした。


そして、驚異の科学文明を築き上げていくことになる。

現在のテクノロジーも、すべてニュートン力学の延長線上にあったのだ。




もっとも、人々の心を掴んだのは、この、「画期的な考え」だったかもしれない。
    ↓
ニュートン力学を使えば・・未来さえも予知できることになる!?


それを言い換えれば・・
    ↓
未来は現在の状態によって、すでに決まっているんだ!?

こういった考え方を「決定論」と呼ぶことになった。



それを・・熱~く提唱した人がいる。


◆ラプラスの悪魔

19世紀初頭、フランスの数学者ピエール・シモン・ラプラス(Pierre-Simon Laplace (1749 – 1827)は、完全なる「決定論」の信奉者だった。

Pierre-SimonLaplace.jpg


未来はすでに決まっている
宇宙がはじまったときから、私たちが何をするのかも、次に何をするのかも決まっている。



もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、
もしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、
この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。



ラプラスによって提唱された、この概念=「決定論」をラプラスの悪魔と呼ぶことになった。
なんで・・悪魔? インパクト強そうな言葉だから?

簡単に言ってしまえば、こうゆうこと。
    ↓

未来はすでに決まってる?!

過去も未来も・・あなたのことも!

何もかも?!

それを、ちゃーんと、すべての物理的状態と力やデータ解析できる能力が無いから、今のとこは、わからないだけ!?




そっか~!

じゃあ、「もっと精密な方程式」さえあれば宇宙の過去も未来も完全に予測できるってことだよね~?



そこで、登場したのが・・

◆アインシュタインの一般相対性理論

Einsteine=mc2.jpg


まず、宇宙は3次元の空間と、その中にある物質と時間とで構成されると仮定する。

そして、ある瞬間の宇宙の状態が分かれば、宇宙誕生までさかのぼることも、その後に続く宇宙もすべて求めることができるという。


実際、この方程式を解くことによって、宇宙が137億年前に「無」から誕生したことが分かったのだ。
宇宙の誕生は137億年前と言われているのは、ここから来たんだね~。


いやあ、これでますます・・神の領域に近づいた!


と、当時は誰もが思った。

この世のすべてに法則がある。
証明できないものなんてないんだ!

科学の時代だ。 科学バンザイ!
古臭い迷信なんかくそ食らえ!




20世紀を迎える頃には、一般人もまた、この風潮が強くなっていった。

492853c7aa4168884bc631849b9b5e1a.jpg




しかし・・・

ここで、ニュートン力学 → ラプラスの悪魔 → アインシュタインの一般相対性理論と・・

ここまで築きあげてきた一連の流れが、ガラガラと崩れるようなことが起きる。

Tarot_Tower.jpg


◆ハイゼンベルクの反論

我々のマクロ世界では、ニュートン力学は、まさに神の方程式だった。

アインシュタインのおかげで、さらに進歩を遂げた。



ところが、それをミクロ世界で検証してみた人たちがいる。

ミクロの世界とは、

原子の真ん中には原子核があり、その周囲を電子がグルグル回っている。

atoms-image.jpg

よーし、電子の未来を予知してみようじゃないか。

ある時点における電子の位置と運動量を測定し、ニュートン力学で計算すれば、未来の位置と運動量が予測できるはず。

ぜーんぜん問題ないだろう。。。


ところが、これが問題オオアリだった。


「量子力学」

ミクロ世界では、原子の位置と運動量(質量×速度)を同時に正確に測定することはできない。



もちろん・・測定器の誤差の問題とかじゃなくって、原理的に無理だったのだ!


なんで?

「位置」の測定誤差が減れば、そのぶん、「運動量」の測定誤差が増える。

逆もまた真なり。

式で表すと
 ↓
「位置の測定誤差×運動量の測定誤差≧一定値」




これが、不確定性原理

提唱者したハイゼンベルク(Werner Karl Heisenberg, 1901 - 1976年)は、その功績によりノーベル物理学賞を受賞した。

Heisenberg_10.jpg



量子論については、過去記事でも何度かアップしたことがある。
      ↓
人の意識とボーアから始まった量子論
フォトンの作りだす世界を量子論とスピリチュアルで眺める




これでまた、世界は騒然となった。


天動説から地動説が提唱された時みたいに・・・?

いや、それ以上の驚愕だったかもしれない。


だって、今までの価値観すべてがひっくりかえってしまうような・・まさに、これこそコペルニクス的転回なんだから(笑)


<<次回へ続く>>


参考
Edmond Halley Facts and Biography
人類が知っていることすべての短い歴史 (著), Bill Bryson (原著), 楡井 浩一 (翻訳)
ケプラーの法則


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