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始めに言葉ありき_言葉について考える

魯山人のエピソードと密教の中で、以心伝心のエピソードを載せました。
    ↓

ある時、お釈迦様が弟子の前で花を一輪手に取って、それを眺めていた。

ただ、それだけのこと。

ある弟子は、お釈迦様のそんな様子に気を留めることもしない。

また、ある弟子は、なぜお釈迦様が花に関心を示しているんだろう?と思う。

一人の弟子だけは、それを見て、はっ!とする。・・・そして悟りを得てしまった。



これこそ、以心伝心


密教の奥義
ただ、心から心に伝えることが大切であり、
文章や説法(ことばよって伝えることのみを貴いとはしない。





これについて・・また、しみじみと物思いにふけってました。。。



そういえば、日本でも昔は師弟制度があったよな~、と。

主に、商人や職人を目指す人たちは、親方のところに奉公して見習いとなって学んでいかなきゃならない時代だったはずです。


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若いころの私は、この、古臭~い子弟制度ってのが大嫌いでした。

料理人として見習いに入ったのに、何年も掃除とジャガイモの皮むきばかり。

親方や先輩は威張ってばかりで、私用までも言いつけられる。

日々掃除や雑用ばかりで肝心な技術を教えてもらえない。

そもそも、1日の労働時間がものすごーーく長い。




こんなことを、常々聞いてたせいでしょうかね~。


ところが、昭和の時代になると、さまざまな専門学校が出来ました。


これで、悪しき封建制度も終わって、つくづくよかったな~と思ったものです。



しかし・・以前の、こちらのブログにも載せたように、
   ↓
右脳を使うこと、ピアノと数学と師弟制度

師弟制度でなければ学べないことも多いんじゃないかな~と、ある時、気がついたわけです。
いやいや、むしろ・・師弟制度の方が、学びも多いんじゃないかな?って気がしてきたんですよね~。


昔の私は・・調理人を目指すんだったら、包丁さばきや煮炊き、焼きの技術を身に着けることが肝心なわけだし・・

それを、さっさと教えればいいだろーが!
掃除や後片付けなんてやらせるなよ!


と、私は思ってたんですが・・


今ではむしろ、掃除や後片付けの中にこそ学ぶことは多いのかもしれない・・と思うようになりました。

掃除だけをとっても、大工さんの工房と料理人の板場では、掃除の内容も、その必要性も全然違うわけだし・・

後片付けをしながら、カンナ屑をみたり、野菜の切れっぱしを見て学ぶことは盛りだくさん。


つまり、まずは自分で学び取れ。
「自分から学んだことでないと、本当には理解できない」ってことだったんだな~と気がついたわけです。



理解すること、身につけること・・・それは、頭だけで理解することではなく、頭と体と魂のすべてで感じて理解するってことなんだな~、と、そんな事からも、気がつかせてもらったわけです。


あ、だからと言って・・・学校に通うよりも師弟制度の方が優れている~なんてことを言いたいわけじゃないですからね。

もちろん・・中には傲慢で横暴なだけの師匠や兄弟子だっていたでしょうし・・そんなところに入ってしまったら、そりゃあ、ただの掃除係と小間使いで終わっちゃう・・・なーんてこともあったでしょうから。



高卒で進学をやめて、ドイツに行ってしまった人のことなんかも思い出しました。

その人は、本場ドイツのマイスターに弟子入りして、バイオリン作りをするのが夢だと言ってましたっけ。

イメージ写真ですが・・
    ↓
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「えー、そんなことでわざわざドイツに行って苦労しなくても、今は日本に学校だってあるじゃない!」

と、言う私に・・

「それじゃあ、ダメなんだよ。 伝統の工房の中で、その匂いを嗅ぎ、同じ空気を吸ってこなければ、ストラディバリは生まれないよ!」・・と、笑って言われました。

ストラディバリみたいなのを作る気かよ!!


当時の私は、匂いや空気なんか・・バイオリン作りに関係ないだろ!と思ってましたが・・そうじゃなかったんですよね。

その人は、ドイツ、ウィーンなどの有名オーケストラの演奏を頻繁に聞きに行くことから始めたそうです。

そういったことのすべてが・・ようやく私の中で1つになったような気がします。

この年になって・・ようやくですけど・・(笑)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「言葉を使って教えること、相手に伝えること」は、

私たちの職場でも、後輩に仕事を教えたり引継ぎをしたりなんてこともあるわけで、日常的に多々あります。


同じように教えても、ちーーとも理解が出来ない人もいれば、即座にポイントをつかんで覚えてしまう人もいます。

人によって実に様々なものです。

聞いただけで黙って理解してしまう人もいれば・・
すごく良い質問をしながら覚えていく人もいるし・・
関係ない事までクドクド質問してきて、ポイントから外れてしまう人もいるし・・(笑)


私も若い頃は、

すぐに覚えてくれる人=優秀、 
なかなか理解できない人=ダメ人間


と思ったものです。


逆に教えてもらう立場になったときは・・・

自分がなかなか理解できないと、教え方が悪いんだよね~、ちゃんと適切な言葉を使って教えてくれないんだもん!

と、実~に自分勝手なことを思ったものでした。。。


他者に対して、自分の世界を中心にした見方しかできない。

まさに、それって「傲慢」の、ひとことですね~。



でも、あるとき、ふと気がついたんですよね~。


人には波長が合う人、合わない人もいるわけだし・・・そもそも、波長なんてそれぞれ違って当たり前。

相手に伝わらないのは、相手が理解する言葉で適切に伝えてなかったんじゃないか!と。

つまり、自分の問題じゃないか!・・と、気がついたわけです。


人に教えるということは・・相手の波動をキャッチして、相手に合わせた言葉を使わなければ理解してもらえない!


同時に自分が習うときもまた、先生側の波動をキャッチしようとしなければ、わからない!ってことにも気がつきました。


これは傲慢さが消えて、単に謙虚になったってことよりも・・

ようやく、「マトモに客観的に見えるようになった」って、ことに近いかと思います。


人に教えることは、
感、や、勘をフル活用しなきゃいけない!ってことにも気づきました。

すると、すべてにわたって、「通りがよくなる」気がしました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

ある方が、「老子の無為自然というのは、常に現実のままが正しいってことなんだよ。」っと解説した人がいて・・

それに対して、

じゃあ、シリアの爆撃、原発、大気汚染・・・これ現実だけど、それを肯定するんかい? それが正しいわけ?

と、ひどくツッコミを入れられてるシーンを目にしたことがあります。


たしかにそうですね~。 

現実が正しいなんて言ってしまったら、現状に甘んじてなーんもしない。
改革も改善も無しってことになっちゃう!


でも、よーく聞いてみると・・

「現状をまず知り受け入れることから始まる」ので、それが「正しい在り方」なんだよ!と、その方は伝えたかったようです。

ああ、こうやって、誤解されちゃうケースもあるんだろうなあ、と。(笑)




そういえば、こんなのもよく聞きますね~。

「欲望のままに生きるべきではない、すべての欲を捨てろ!」なんて言われたり、

かと思えば、

「我慢して欲望を抑えるのはいけない!」とも言われたり・・


仏の道は、欲・煩悩を捨てることだと思っていたら・・

「理趣釈経」という教典も存在する(笑)

俗にいう、「理趣経」のことですね。
理趣経については、こちらの過去記事でちょっとだけアップしたことがあります。
    ↓
空海とシュタイナーの関連性



美味しいものを食べたり、好きな音楽を奏でたり聞いたり、または恋に落ちたり、セックスしたり・・
それもまた、菩薩の境地だと言ってるわけです。




え? 欲望は抑えなきゃいけないんじゃないの~?
もう! 何を信じたらいいんだよ!



と混乱しちゃう人もいるかもしれませんね。


実際のところ、この理趣経は特に門外不出で、空海さんは、最澄さんにも貸さなかったそうですよ。

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最澄さんというのは、天台宗を開いた人で、最高位の知識人とされていた人です。
唐留学にも、国費で留学したくらいの人ですから。

それに比べて空海さんは自費留学生・・・当然ながら、当時は最澄さんの方がランク上とされていたわけです。


その最澄さんが、頭を下げて「勉強したいから本を貸してください!」って頼んでるのに、空海さんは、NO!だったそうです。

空海 :「そんなに学びたければ教えるから、こっちに来てくださいよ~!」

と言ってるのに、時の人である最澄さんは仕事が超忙しい!

最澄 : 「だから~、僕、そんなヒマないから、本だけでも貸して!ってお願いしてるじゃん!」

空海: 「それじゃダメ~。 この経典はとくにダメ。 読んだだけで学べる内容じゃないんだよ!」

最澄: 「どーして?? 僕が読んだだけで理解できないバカだっていいたいわけ?」



これは、私の想像ですけどね~。

実際のところ、このお二人の関係を悪化させたのは、この理趣経にあったともいわれてます。


たぶん・・空海さんは、言葉だけで真の教えを誤解されたくなかったんだとは思いますが・・。




こーんな昔から・・

言葉ってのは、やっかいなものです。

言葉を発する人、それを受ける人の間で、差異が出てしまうことも多い。

つくづく、宗教を含む、精神世界の事を伝えるは、特に大変なことだと思います。


この時代も、言葉を頭だけで理解して教えようとしてしまったり、
教わったことを頭だけで消化しようとしまう人も多かったのかもしれません。

それが、そのまま、誤解されたり曲解されたまま、後世にまで伝わってしまったり・・・

そういったことも多々あったような気がします。


・・・・・・・・・・・・・・

ずっと昔読んだファンタジー小説に面白い一説がありました。
(話がコロコロ変わってすみません。。。思いつくまま書いてますんで・・)


多くの人々が、魔物が襲ってくるような危険な土地を旅をしなければならないとき、

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危険を避けて無事目的地に到着するために、多くの人たちは、土地に詳しい「案内人」を雇い入れるんですよね。


案内人が、「ここでは、夜は絶対に火を炊いたらダメだ。」と雇い主に教えると、

それを漏れ聞いた人たちは、「夜は絶対に火を炊いたらダメなんだって!」という言葉だけが、あっと言う間に広まっていく。

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しかし・・・

場所によっては、また、そのときの状況によっては、火を炊いてもいい場合もあり・・・むしろ、火を炊かなければならない場合もあり・・

さらに、火の炊き方も場所も様々なケースがあるわけです。

藪の近くで炊くか、大木の根元で炊くか・・どのくらいの炎にするのか、細々とした事が状況によって全然違ってくるわけです。

そもそも、夜、火を炊かなければ、食事のための煮炊きもできず暖も取れず、体力が持たないわけだし・・
また真っ暗闇では、敵襲があったとき、何も見えないことにもなる。


そのすべてを言葉で伝えたり、本に書けば膨大な量にもなってしまうし到底伝えられるものではない。

仮に膨大なマニュアルを作ってもらって、それを読破したところで、

すべてがマニュアル通りにいくわけでもない(笑)


それが、現状だと思うんですよ。



案内人が長年かけて培ってきた経験と勘による判断が大きいわけで、
それを一気に言葉にして伝える(教える)ことはムリなんですよね~。


本や講義を聞いただけでは学べないこと、というのは、こういったところにあるんだと思います。




名人と呼ばれる料理人は、その日の温度や湿度、天気によって・・塩加減を変えると聞いたことがあります。

それもまた、言葉では教えられないことじゃないでしょうか?




まさに、以心伝心でしか、伝えられないこと。

さらに、長い時間をかけて自ら経験を積んだ先に見えてくるもの。

それが学ぶということかもしれません。



・・・・・・・・・・・・・


一方で、言葉とDNAの関係では、

すでに数年前から、科学者によるジャンクDNAの研究から、言葉と周波数でDNAのプログラムが変わることも、発見されています。


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極端に言ってしまうと・・DNAは言語が具体化したものとも言えるそうです。

つまり・・言葉によって(発する言葉も受け取る言葉も)、常に心身に影響を与えるということでもあり=(常にDNAの書き換えが起こっている)ということでもあり・・

さらに、ジャンク領域の研究によって、ハイパーコミュニケーションの存在すら、認められるようになっています。

ハイパーコミュニケーションというのは・・
スピリチュアル世界でいうところの、透視、直感、ヒーリング(遠隔ヒーリング、自己ヒーリングを含む)、アファーメーション、人の周りの光、オーラ、天候のマインドによる変化、テレパシー、念動力、シンクロニシティーなどと、考えて構わないと思います。



以前に、アップしたブログのどこかでも・・

●DNAは情報を引き寄せ意識の橋渡しをする。
●ハイパー通信プロセスは、リラックスした状態での最も効果的となる。
●それぞれの言語もまたDNAと深い関係がある



なんてことを書いた覚えもあります。(えっと・・どこだったか・探すのがめんどくさい。。)


まさに・・・たかが言葉、されど言葉

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「太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神と偕(とも)にあり、言は神なりき。」・・・これは、"Gospel of John" ・・・つまり、ヨハネの福音書の有名な部分です。 (ジョンが歌ったゴスペルと勘違いした人もいたけど・・違うからね! いや、似たようなものかなあ?)


この解釈も、いろいろと言われてます(笑)





「学ぶ」ということにおいて、ときにはマイナス面にもなってしまう言葉ですが・・

とっても簡単でやさしい言葉は、不思議と誰にでも、すーーと入っていくみたいですよ。


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とか・・

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最近の私は、相手に対してせいぜい60%くらいの感謝しかないときでも、

「ありがとう!!」と、即座に言うことにしているし・・

同様に、「わあ! ステキ~だね~!」 「大~好き!」も、大安売りで言っています(笑)

人だけでなく、ネコにも犬にも、花にも・・・。



相手がシャイな日本人だったり、人を信用しないタイプには、最初びっくりした表情をされて引かれちゃうこともあるんですが・・

それでも、嬉しそうにしてくれるんですよね~。


その嬉しい気持ちが、ブーンと、ブーメランで私にも戻ってきます。


そして、60%の感謝しかなかったはずなのに、なんだか100%の感謝に感じられちゃったりするんですよね~。

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こうゆうのを、アファーメーション(affirmation)っていうんでしょうかね?




言葉はたしかに、厄介なときもあるんだけど・・・


単純でやさしい言葉は、誰にでもストレートに伝わりやすい!

誰もが全身全霊で受け止めてくれる。

誤解も曲解もされず、誰もが受け止めてくれる


それだけは確かなことだと思います。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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