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マドモワゼル・パラディーと医療の話がシンクロしたような日

オーストリアのバーバラ・アルバート(Barbara Albert,)監督作品で、「マドモワゼル・パラディ」という、実話がもとになっている作品の紹介をみていて・・なんとなく興味がそそられた。

Mademoiselle_Paradis-1.jpg
https://witcraft.at/film-productions/mademoiselle-paradis/

もちろん、まだ、この映画見たわけではない!


おおまかなあらすじはこんなものだ。
      ↓

1777年のウィーンに、2歳の頃から徐々に視力を失った18歳の全盲の女性ピアニストがいた。
マリア・テレジア フォン・パラディス・・・彼女の超絶技巧は、社交界で注目される存在だった。

彼女は、「動物磁気」による治療で有名なドクター、フランツ・アントン・メスメルによって視力を一時的に回復したが、それと共に、ピアノの腕前が落ちてしまったという。

そして彼女は治療を断念する。



映画評によれば、バロック後期のウィーンのサロンを華麗に再現していて、主役のマリア・テレジア役はルーマニアの女優で、迫真の素晴らしい演技だそうだ。

実際のところ、ちょこっと調べてみた限りでは、

マリア・テレジアはピアニストであり、作曲も行い、驚異的な記憶力と、聴力、音感を持つ人物でもあり、ピアノ曲のみならず、コンチェルトや宗教曲の膨大なレパートリーを持っていたという。。


なぜ、治療を断念してしまったのか?

実際のところはわかりようもないし・・また、この映画の描かれ方すらも、まだ見てないんだから、わかるはずもない(笑)


「全盲の超絶技巧を持つピアニスト」というセールスポイントを失いたくなかったのか?

本当に、目が見えだしたことで、ピアノがうまく弾けなくなるというジレンマに悩んだのか?

それとも、

治療をきっかけに、「アーティストとしての別の境地」を知ってしまったんだろうか?
若いピアニストの多くは超絶技巧に走りがちなものだから・・そこから成長していくんだろうか?

Mozart - Figaro Hochzeit Duett - Preview



実際、楽器演奏をするときは、楽譜は目で追うくらいのものでしかない。

それが、練習段階ならば、楽譜と首っ引きで、ここをどのように弾こうか? どうしたものか? と試行錯誤しつつ自分の演奏を作り上げていったりするんだけど・・


それが完成して、すっかり暗譜してしまえば楽譜は不要になる。

なまじっか楽譜を目の前に置いてあると、視覚が邪魔して、聴覚や触覚といった感度の精度が下がってしまう。

少なくとも・・私の場合は、そうだった。

そのせいか、リサイタルで楽譜を見ながら演奏する人は、ほとんどいないんじゃないだろうか?


それと、

「知覚器官の一部にハンディを持つ人は、それを補うかのように他の知覚が鋭くなることが多い」・・こともよく知られた事実だ。

私の身近な例では、ウチのネコなんだけど・・生まれつき耳が聴こえない。

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欠陥を持つ不具者であり、標準とはいえないネコだけど・・・

犬にも劣らないような嗅覚を発揮するし、体で察知する振動で何かを識別することができるらしい。

私の車のエンジンの「音」・・ではない、おそらく・・車の「振動」を体で感じるらしく、それで飼い主の帰宅がわかるらしいのだ(笑)


そうゆう生き物を身近に見ていると、

人のみならず、動物すべてが、「ハンディを補うため他の部分に鋭い知覚が与えられる」に違いない、と、思えてならない。



マリア・テレジアもまた、かなり優れた能力を発揮していたことは想像できる。



さらに言えば・・

この映画の中のキイポイント人物は、マリア・テレジアだけではない気がする。

医者である、フランツ・アントン・メスメルも重要な役割を与えられているのかもしれない。

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むろん、実在の人物で、彼はドイツの医師であり、有名な音楽家たち、ハイドン、グリュック、モーツアルトなどの庇護活動もしていた人だった。

日本語版のWikiにも載っているくらいだ。


なぜ、彼が有名になったのか?というと、

メスメルは、「動物磁気」理論というものを立ち上げた人物でもあり、体に流れる磁気に注目し治療を施す方法を取ったことにあったという。


具体的には、体の中に電位差を作って流れを促し病気を治すことを試みていたようだ。

最初は鉄分を服用させた後で体に磁石をあてるという方法を使っていたようだが、やがて、手をそっとかざしたり、触れたりするだけで治療するようになったという。


いわゆる東洋の気功とも類似点は多いし、また、催眠術療法の先駆者とも云われた人でもある。


メスメルは、医者免許を持つれっきとした医者だったし、彼自身もまた、自分の治療法を「科学」として捉えていたのだろうけど・・次第に、世間からはオカルトとされ、追放されてしまったそうだ。


もちろん、今でもこの方は、立派に(?)オカルト分野にカテゴライズされているドクターだ。



それでも、当時のサロンの著名人たち、とくに、ロマン派を代表するような・・、バルザック、ユゴー、ネルヴァル、ジョルジュ・サンドたち・・には、大きな影響を与えていたという。

真実多くの心身治療に効果があったことは確かなようだし・・だからこそ、有名にもなれたのだろうし・・

マリア・テレジアの目が一時的に視力が回復したこともまた、紛れもない事実だったわけだし・・

そして、今回映画にもなってるわけだから。

mademoiselle-paradis.jpg

この映画は、ピアニストのマリア・テレジア、医術を通じて、ドクターのメスメル、・・・そこらへんをモチーフとしているのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・

ちょうど、そんな事に思いめぐらせていたとき、日本に住む母から電話があった。


しかも、今回の母の話のテーマは「医者について」だった。

最近、こういいったシンクロが実に多い(笑)



ここからは、実に現実的な、つまらない話になる。


「まあ、聞いてよ!
私ね、きのう、医者に行ってきたんだけどね・・ほら、腎臓の検査の結果が出るからって言われていたでしょ?」


と、母が話し出す。


前回の通院時で、母は腎臓が悪いと言われ、極力塩分を控えなさい!と言われたらしい。
さもなければ、次の検査の結果次第では人工透析をしなければならないとまで・・脅かされていたらしい。


これは、2か月くらい前に遡る。、

母は医者の言いつけを守ろうと、極力塩分を取らない食事を続けた結果、食欲までも失った。

ほとんど何も食べられなくなり、毎日ベッドの中にいることが多くなっていった。


電話すると、いつも力ない声で・・「ああ、私も年だからね~、もう、お迎えが来てもいい時期なのよね~!」などと、ほやきが増えていくばかりで、マトモな話はほとんどできなくなっていった。


それって年のせいじゃなくって、食べる気力を失って食べてないせいだろーが!

24486681.jpg


私にはそう思えた(笑)


そこで、

「もう、塩分を気にするのは止めちゃえば! そもそも、昔から好んで塩辛いものを食べる人じゃないんだから!
どうせ、年でお迎えが近いんだったら、好きなものを美味しく食べて死ぬのと・・今の状態で死ぬのと、どっちを取る?」


と、二者択一を母に迫ったところ・・

彼女は、あっさり、医者のアドバイスを捨てた。



さらに、以前は9種類の薬を処方箋してもらい飲み続けていたらしいが・・自己判断で3種類しか飲まないことにしたという。

これもまた・・私がブチ切れて、母に暴言を吐いたことがきっかけになったようだ。


当時の母は、とにかく愚痴が多かった。。。

電話のたびに、母の愚痴→「私は体があちこち悪くて~、もうダメ~!」というのを延々と聞かされたんでは、たまったもんじゃない!


心優しい娘なら、年老いた母親の愚痴を黙って聞いてあげることこそが、親孝行なのかもしれないけど・・
私は、心優しい娘ではないし、そんな者になろうとも思わない。(←非情な娘)


「薬の飲みすぎなんじゃないの!
自分でどこか悪いと思ったときだけ、その薬だけを飲めば? そんで、ちょっとでも良くなったと思ったら飲まない!
薬や医者だけに頼る前に、まず自分で判断しなさいよ!
もう、そんな話で電話してこないで!」



と、冷たく言い放ったものだ。

たぶん、母は私に冷たい言葉に、あ! そのとおりかも!と思ったに違いない。


意地っ張りな母は、決して私の言葉に従ったとは言わないけど・・

「私はね、医者の言うことよりも、自分で判断する人間なのよ!」と、今では他人に偉そうに言っているらしい。

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まあ、些細なことは目をつぶろう。

昔も今も、我が家では、常に、彼女が法だったのだから。



結果として、母はメチャメチャ、元気になった。

頻繁に起こっていた立ち眩みがなくなり、ひどかった足のむくみも消えてしまったそうだ。


以前は近所の買い物で、外に出るだけでも不安になり、いつか自分は外出先で倒れるかもしれないという恐怖があったという。

そのため、緊急連絡先を書いたカードを常に携帯していたそうだ。


が、今は、

「あーら、そんなもの、今は持ってないわよ。 あんな紙、どっかに行っちゃたしね~」と平然と言い放つ。

紙?・・じゃなくって、緊急カードだろ!と、突っ込んだところで、仕方ない。。。


そもそも、あの人は・・(←母のこと)、どこか悪くなると極端に悪化していくし、どこか良くなるとあっと言う間に回復してしまうような人なのだ。

こうゆうのは、幼児かペットにありがちな症状らしい。




さて、今回、医者に行ってきたという母の話に戻ろう。

「きのう、医者が言うにはね・・腎臓の話も塩分の話も、なーんも言わないのよ。
それでね、今度は、野菜や糖分も控えなさいですって。
もう、バカバカしくなっちゃったわ!
で、また・・・山のように薬をくれてね・・・(笑)、ばっかじゃないの!」



自分で医者に行くくせに、相手に対して、ばっかじゃんないの!・・・は、ちと酷いんじゃないかい!とも思うけど・・

やれやれ・・。


それでも・・確かに、医者の言うことも道理が通らん気がする。
百歩譲って、無知な老人相手では、こうゆうアドバイスしかないんだろうか?・・・でもなあ~、と思う。


「私が、野菜や果物が好きだって言ったから、今度はわざと、そんなことを言ったのかしら?」と、母が言う。



まさか、そんなことはあるまい。

・・いちおう、ドクターなんだし、なんらかのデータ結果を見て、母にアドバイスをしているんだろう。

それでも、・・やっぱり、どこか、的がずれてる感は否めない(笑)



日本では、とくに老人ともなれば10種類以上の薬を何年も飲み続けている人が多いという。

同時に、必ずといっていいほど、医者通いをしている人がほとんどだという。


おそらく、日本ではこれが常識なんだろうけど、「外国人からみた、日本のここがヘン!」にでもピックされそうなネタだ、と思う(笑)



その背景には・・こんな状況があるらしい。


●正常値主義

とにかく、検診、検査、そしてデータがすべてという傾向が強い昨今。

その結果、「平均をはずれていること=病気」とされて、すぐに、早期発見となって、治療が開始されてしまう。

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本来、人は年齢によっても、身長体重、育った環境、食べ物など、さまざまなことによって、個々に違うはずなのだ。

それを加味して結論を出さず、データの平均値のみで「正常」「異常」なんて、決められるものなんだろうか?

私の知人で、体温が平均より高めの人がいて・・すぐに解熱剤を出されることが多かったという。
しかし、その人にとっては37度の体温でも、いたって健康だったし、むしろ、薬を飲むことで具合が悪くなっていたことが多かったと聞いたこともあった。



「正常な値」と、薬を使うことで「正常な値」にしたってことでは、体に与える意味が根本的に違うと思うのだが・・・。



そして、もう一つの問題は、

●専門分化主義

昔は内科、外科程度にしか分けられていなかったはずだけど・・

今では、呼吸器科、内分泌科、消化器内科、循環器内科などと、臓器別の診療科が進んでしまってる。


もちろん、専門分野を極めてくれるドクターがいることは良いことなんだろうが、

その反面、専門外分野は、どうしてもお粗末になることは否めない・・という現象が起こってくる。


しかも、人間の体というものは、すべてが影響し合っていることがほとんどだ。



あるドクターによれば、お医者さん向けのマニュアル本というのが、多く出されているという。

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そこには、それぞれの病気による、「標準治療」が紹介されていて、もちろん、それぞれの専門分野の先生が執筆している。

その本に従えば、「標準治療の多くの場合は2-3種類の薬を飲ませればいい」ことになっているという。
たしかに、それが一番、標準的な方法でもあり、無難な方法なんだとか。


なるほど。

ということは・・4つくらいの病気を抱えている老人だったら、当然10種類以上の薬を飲むハメになるのもうなずける(笑)



しかし、こういったマニュアル本にも問題点がある。

他の病気が合併していることは、ほとんど考慮に入れて書かれていない。

他の薬を飲んでいる場合、この処方をどうすべきか、などは書かれていない。




ここらへんは、まさに食品添加物の問題とも共通してる気がする。
合法化されて、無害とされた添加物が、他の何種類と一緒に使用された場合、どういった結果を引き起こすかは研究されていないという話を聞いたことがある。






最近の医者は、やたらに薬ばかりを出すだけで儲けしか考えない!なんてことを言う人もいるけど、どうも、根本原因は、そういったことではなさそうだ。


薬で儲かるとしたら、そりゃ、製薬会社の方だろうし・・むしろ、マニュアルに忠実に従おうとする、マジメな医者だからこそ、薬を出してしまうのかもしれないのだ。


そうも考えられる。。。


つまり、医学生の教育自体に根本的な問題があるんじゃないだろうか?

ふと、そんなことを考えた。


分化し過ぎて専門家し過ぎてしまったために、他の臓器との関連性と紐づけできなくなってしまっていること、

標準値こそが正常とする考え方。


こういった考え方は・・医者の世界だけでなく、すべての現在社会に共通してるのではないだろうか?



そして、この考え方は18世紀のメスメルとも真逆な方向の考え方だ。

体全体を重視した考え方 Vs. 一部だけに特化した考え方



なるほど・・それが、オカルト扱いされるのか(笑)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

せっかく映画のことを考えていたのに、母の電話ですっかり現実に引き戻されてしまった。


しかし・・今、

この時代に、こんな作品の映画が登場するというのも、それもまた意味のあることなのかもしれない。




ところで、こんな・・いかにもヨーロッパ好みのこんな作品は、果たして日本で上映されるんだろうか?



<<参考>>

モーツァルトとメスマー博士②史実から見たモーツァルトとメスマの親交

医学かオカルトか

薬の大量処方で医者が儲かるという「大ウソ」 薬が減らないのには2つの原因があった

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