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はるかに自由だったかもしれない戦国の世

「もしもタイムマシンで過去に行けるとしたら、どの時代に行ってみたいか?」という記事があった。

アメリカの高校生に向けての質問で、その答えはさまざまだ。

If you could go in a time machine, what era in history would you like to visit?

●南北戦争時代・・当時の人々を知りたい

●9-11の起こる前・・・誰が何のために起こしたかを調査するため

●50年代・・・カラフルなドレスや水玉の時代で、おしゃれの原点を感じる

●イエスが地上を歩いていた時代・・彼がどのような人物だったかを知りたい

●コロンブスがやってきた時代・・彼がインディアンをどのように扱ったか真実がみたい

●1776年に13植民地がイギリスから独立したとき・・・最初の大統領に投票することができ、素晴らしい経験になるだろうから。

その他、ビクトリア朝時代、ジュラ紀、バッハの音楽の時代、などなど。




なかには、こんな事を言ってる高校生もいる。
      ↓

今日の世界は多くの点で悲劇しかない。貧困、人種主義、そして人々の飽くなき貪欲。
現在の人々は貪欲に溺れてしまっている。
そういったものとは無縁の世界へ訪れてみたい。 もしも、今まで存在していたなら。




そりゃ、無理だね!

ユートピアの世界は行った先で人が作るしかないんだから。


と、大人の私はつい思ってしまう。



これは高校の授業の一環だったらしいが、なかなか面白い試みだと思う。

私が高校生の頃、日本にいた頃、こんな授業はなかったなあ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

じゃあ、もしもタイムマシンで過去に行き、

戻って来られないとしたら?
どの時代に住みたい?


さて、あなただったら、どう答える?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以前、私もそんなことを、ぼんやりと考えていたときがあった。


私があこがれたのは、日本の戦国時代だ。

戦国時代で一介の庶民に生まれて、そこで活き活きと生きたい!と。

当時の私はうつ病だったせいもあって、よけい、そんな時代に憧れたのかもしれない(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

戦国時代なんて、寿命は今よりもはるかに短命だ。

信長さんの敦盛じゃないけど・・人生50年~♪ だし・・

なぜか・・信長協奏曲より
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それよりも先に、殺されるか病気で死ぬ危険度も高いだろう。


だけど、いい事もある。

何よりも、自由に生きられる時代だった・・・と思う。


どんな貧しい生まれだったとしても、自分の才覚ひとつでチャレンジが可能だった時代だと思う。


一国一城を目指した人なら・・・

油売りから美濃の国主になった斎藤道三さん

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目薬売りから、播磨の国人となった黒田重隆さん (黒田官兵衛のおじいさんだね。)

一番の有名どころでは、農民出身で天下人になっちゃった秀吉さん

こういった人は数限りない。


しかも国主は戦だけ強ければいいってものじゃあない。

農業・商業ともに、自分の領地を豊かにできなきゃ、戦の資金だって稼げない!
家臣からも見放される・・・。

マルチな才能が要求されるわけだけど、その分、やる気満々の人なら、やりがいもありそうだ。

斎藤道三さんの作った美濃の城下は、そりゃもう栄えた町だったそうだよ。

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または、学問の道を志すってのもいいかもしれない。

もっとも・・当時の学者は、仏門に入ってた人がほとんどだったらしいけど・・

戦国時代まで寺では宗派に囚われることもなく、僧侶は自由に複数の宗派の教学を学べたそうだ。

むろん、あらゆる面で幅広い知識を持ち科学者もいたし、軍事技術や兵法を極めたものもいたという。

彼らは教師にもなり、また戦国武将のブレーンとして参謀役を務めることもあったため、武将の子は幼い頃から寺で学ばされる事が多かったそうだ。

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有名な人といえば、こんな人たちだ。

快川(かいせん)和尚・・・武田信玄が幼い頃に学んだ師匠だ。

心頭滅却すれば火も亦た涼しだったっけ~?


安国寺恵瓊(あんこくじ えけい)・・・毛利元就さんとこのブレーンとしても有名で外交を一手に引き受けていた。

太原 雪斎(たいげん せっさい)・・・今川義元さんのとこのブレーンだ。

虎哉(こさい)和尚・・・幼少の頃から伊達政宗さんの師となった。


彼らの中には国主とともに戦場で戦う人もいれば、学者として研究に専念した人もいたし、また、諸国をめぐってさらに見分を広めた人たちもいたようだ。



商人になるのも悪くない。

堺の商人などは、明との貿易船で豪商になり、のちに茶の湯を広めた文化人になった人もいる。

今井 宗久(いまい そうきゅう)さんは有名だけど、この人だって最初は、皮製品を売り歩いて財を成したという。



芸能に進むならば・・猿楽一座などに入って芸を磨く道もあっただろう。

舞は寺社とも結びつき、奉納祈願では行われていたようだから需要も多かったことだろう。

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白拍子は鎌倉時代頃からだったと思うけど、たしか出雲阿国は戦国の末期だったんじゃないかな?

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当時に女として生まれたなら、独り立ちするのは芸の道くらいしかないと思うのは間違いだ。

馬術、剣術、戦略に長けていた人も珍しくなかったようだ。

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伊達政宗のお母さんだった義姫、また、映画「のぼうの城」にも登場する甲斐姫、信長に歯向かった死んだおつやの方なんて人もいたし・・

今川義元の母、寿桂尼(じゅけいに)さんは、今川家を牛耳っていたことでも有名な人。


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・・・・・・・・・・・・・・

こうやってみていくと、戦国時代は規制も少なく自由だったことは確かだろう。

群雄割拠の時代で全国統一がされていないのだから。


生まれた環境から抜け出して、新たな新天地を求めることも可能だったってわけだ。

なんといっても、下剋上は当たり前の時代・・・出自、身分、育ちも関係ない。


下剋上というと、戦後生まれの人の中には悪いイメージを持つ人も多いと聞くが、これは良い悪いの問題ではない。

時代における考え方の一つに過ぎない。


アホな主君に見切りをつけて、さっさと有能な主君につくのもアリ。

または、見つかるまで、フリーターとなって捜し歩くのもアリ。

もちろん、人によっては、アホ城主にも忠誠を誓い生涯見放さず、共に果てた人もいる。

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どれもアリなのだ。


しかし、江戸時代以降では、相手がどうであれ生涯忠誠を誓うことを、「忠義」と言って褒めたたえる傾向になっった。 
為政者は、あえてそうでもしなければ、我が家を危うくしただろうからね~。


戦国時代の常識とは違っていたのだ。

「選択する」ことは、むしろ才覚のひとつ・・・というのが当時の常識。
「策略」「裏切り」も、戦術のひとつ。




さらに、「どこの馬の骨ともつかないアウトロー」で」あっても、ちゃーんと召し抱えてくれるところもあったのだ。

だから、世の中捨てたもんじゃない!


その有名どころは、織田信長さん

能力があれば、出自なんてどーでもいいという考え方の人。

彼自身もまた名門の血筋でもなかったし、若いころは「うつけ」と呼ばれるほどの人だったわけだから、当然だろうけど。




昔の言葉に、婆娑羅(バサラ)、うつけ、かぶき・・なーんてのがある。


婆娑羅(バサラ)とは、

身分秩序を無視して実力主義的であり、公家や天皇といった名ばかりの時の権威を軽んじて嘲笑・反撥し、奢侈で派手な振る舞いや、粋で華美な服装を好む美意識。

室町時代初期(南北朝時代)に流行し、後の戦国時代における下克上の風潮の萌芽ともなった。

*ただし戦国時代の頃になると、史料には「うつけ」や「カブキ」は出てくるが、「婆娑羅」およびそれに類する表現は全くと言っていいほどなくなった




これは、陣内孝則さん演じる佐々木道誉だったけど・・着物も右のフツーの人のものより、斬新でおしゃれなのを演出してる(笑)
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動乱前夜の室町末期には、婆娑羅(バサラ)が現れ、

それが、信長に受け継ぎ、また、秀吉さんにも受け継がれていく。


秀吉さんもまた、「かぶきもの」だった伊達政宗さんやら、前田慶次さんが大のお気に入りだったという。


ただし、ただの「目立ちたがり屋のアホ」だったら、そりゃ無理ってもんだろう。

それこそ、ただの「うざい存在」になる。
そりゃあ、おそらく真っ先に抹殺されちゃったと思う。。。


彼らは、秀でた人物であり、しかも、「既成概念にとらわれず自分を押し通す」という姿勢があったからこそ、

「うつけ思考」の信長さんや秀吉さんには、好まれたんだろう。




いつのまにか豊臣政権になると・・

それまで清和源氏の血筋と言われた、今川、武田、北条、朝倉などの名門武将たちはことごとく滅亡。

大名となったのは、豊臣恩顧の武将たち。 
それぞれ秀吉が子供の頃に気に入って、あちらこちらで拾ってきたような子だったから、名門のはずがない。



徳川さんになってもその傾向が続く。

そりゃそうだ!

徳川家康さんだって、もともとは、三河の土豪だった松平さん家の出に過ぎない。

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はいはい! そうでしたね・・自分で薬草調合してまいたっけね?


しかし、徳川政権が長く続くうちに、
そこから・・また新たな高貴な血筋が作られ、出自や身分を重んじる世となっていく。


だけど、また・・

徳川の世が終わるときには、外様大名の、しかも下級武士たちによって、新政府が作られた。
西郷さん大久保さんも、桂小五郎さん高杉晋作さん(早く亡くなっちゃったけど・・)、それと、坂本龍馬さんも上げとこうか~。

みーんな下級武士だった。

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畑仕事もする自給自足の武士たちが多かったという。


ある一定時期を過ぎると、いつの時代も、こうやってまた変わっていく。



天下統一されてる間は、出自が重んじられるし、権力とカネのみがモノを言う時代となる。

この2つか、2つに1つでも持っていない限りは、自由はなかなか手に入らないものとなる(笑)



今の時代は、ある意味において・・戦国時代よりも生きにくい時代だ。

とくに、枠をはみ出して生きることはずーーと難しい。


「何を言う? 今の先進国は文明もあり、民主主義で自由の世じゃないか!」

なーんて本気で思ってる人がいるとしたら・・こっちの高校生の方が現実を見ている。

「悲劇しかない現代、貧困、人種主義、そして人々の飽くなき貪欲」と言った高校生。




実際地球上に戦火は絶えないわけだし・・

殺人は罪といいながら、大義名分を掲げれば堂々と殺人もOKだし、

めんどくさければ、秘密裡に抹殺してしまえば罪にも問われない。

もちろん、秘密裡が成功するのは権力を持つ「限られた人」だろうけど。




アメリカの砂漠には、そういった死体がいくつも転がっているという。

「監察医が明かす、自殺の90パーセントは他殺」なーんて話も聞く(笑)

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現代を生き抜くとしたら、権力とカネに逆らわないこと

逆に、従順になって認められれば出世の道が開けるかも。





なーんてことを思ったら、バサラ、うつけ、かぶきの道は閉ざされたも同然。

ごり押しして抹殺されるか、抑え込んでうつ病にでもなるしかないのかも・・・。

・・・うつ病時代の私は、そんな事を思ったりもしたものだ。



ところが、元気になった私は、「だからこそ、現代もまた面白い!」と思えるようになった。


結局、私のうつ病は、現代の既成概念をベースにどうやって生きようか?なーんて、

うだうだと悩んでいたに過ぎなかったようだ。


本物の「バサラ、うつけ、かぶき」は、そんなことは考えてもみない。

自分の信念で生きる。
危険が迫れば野生のカンで回避するだけ
それでもし、抹殺されれば潔く受け止める覚悟はいつもある。


なーんだ!

それだけのことだったんだ~!

世の中が合わなきゃ、それを変えればいいんだ!って思うようにもなった(←おいおい)

一匹狼でもちっとも構わない。



そんなことを気づかせてくれたきっかけは、やっぱり、戦国時代というものを知ったせいかもしれない。



歴史は面白い。


今までの既成概念が壊され常に新しくなっていく、その繰り返しだ。

しかもぶっ潰すのは、いつも既成概念を持たない一般庶民から。



「既成概念崩壊現象」・・そんなのは、もちろん日本に限ったことではない。


アメリカでは、白人のプロテスタントしか大統領になれないってのが、かつての常識だったのに、


アイリッシュのカトリックが大統領になってしまった・・・ケネディーが初。
(アイリッシュというだけで差別を受けてた時代もあったのに・・)

さらに、黒人大統領も産出した・・・・オバマが初。



マイノリティーや異分子に風当りが強いのは、どこの国でもどこの時代でも、それは同じことのようだ。

世の常なのだ。


自由だった戦国の世でさえ、そりゃあ風当りが強かっただろう。

ただ、「バサラ、うつけ、かぶき者たち」は、そんなことに気にも留めなかっただけだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここ数年で、世界はまた新たに変わろうとしている。

室町時代末期、幕末の様相とも似てきているかもしれない。



さて、今度はどうなっていくんだろう?

戌年だし~、 うちの愛犬とともに見届けようと思う。

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ん? 愛犬なんていないし、この画像は違うだろ!

いいんだ! これは昨日の夢で見たビジョンなのだから(私)

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アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

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