ネコと共に考える日

ネコが脱走した。。。

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ピザの配達人が来てドアを開けた瞬間のことだった。
ピザをひったくるように受け取るや否や、慌ててネコを追いかけた。

が、すでに姿が見えない。
なんとまあ、見かけによらず素早い。

おっと、感心してる場合じゃないぞ!
まさか、車の往来の激しい通りを渡ったりはしないだろうなあ。

そんなことに命を懸けるほど、それほどのバカじゃないだろう?
いやいや、耳が聞こえないヤツだし(ウチのネコは生まれつきの難聴)、怖いもの知らずだし・・何をしでかすか予測不能。

「おーい! クーちゃん。」(病院用の正式名:クッキー)


「にゃんこせんせー!」

外で自由を満喫したくなったんだろうか?

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そんな、バカな・・

「バカにゃんきー!出てこんかい!」


叫んだところで、ヤツには何も聞こえない。。。

よし!こうなったら精神統一!テレパシーを使うんだ!(←どうやって使う!)

精神統一して気配をつかめ!


気のせいか、
にゃおん~

と、かすかに聞こえた気がする。

聞こえた方を見ると、

通りに沿った植え込みの中で「にんまりした白い顔」がのぞいていた。

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ようやく捕獲成功!

「おまえ、結構トロイやっちゃなあ。
なかなか見つからなかっただろ!へへん~♪」

そう言われてる気がした。

たぶん・・追いかけっこの遊びのつもりだったらしい。
まったく、たまったもんじゃない!


インドアキャットの飼い猫にとって、外の世界とは、どんなものなんだろう?

憧れの世界
怖い世界
冒険の世界


その日の出来事をネコ友に話すとこんなことを言われた。

「オタクのネコは、車で外に行くのが好きでしょ。
たぶん、一人で外を走ったり探索したかったんじゃなくって、ちょっと家の中の遊びに飽きたカンジで追いかけっこしたくなっただけだと思うよ。
すぐに、追いかけてきてくれることがわかってて・・遊んだだけだよ。」

「それじゃあ、まるで私が遊ばれてたみたいだ」

「うちのネコは、外が怖いと思ってるのか、絶対に自分で外に出ようとはしないね。
ま、人間同様、人それぞれ、猫それぞれ、なんだよ。」



おかしなことを想像してみた。

もしも、私が1つの部屋の中ですべてをまかなえるとしたら?


食料と水はどんなに消費しても賄えるしくみになっていて、酸素の量はつねに一定に保たれていて、ちゃんとリサイクルもできるしくみになっている。 精神状態も良好に保たれるような娯楽もあり運動もできるような状況で、これといった不満もない。

私はこの部屋のことは、よーく知ってるけど部屋の外のことは何も知らない。つーか、部屋の外に世界があるかどうかも知らないし、知る必要もない。

だって、ここですべてをまかなえるし生きていかれるんだから。

外に出て何かを調達してくる必要はないし、まさに、これこそ自己完結した世界だ。

ところがある日、気づく。

なぜ、この部屋にはすべてが揃ってる?
私が、この部屋やそれぞれの装置を作った覚えはないし・・・

そもそも、なぜ、私はこの部屋にいるんだろう?

<<唯一の納得できる答え>>
   ↓
この部屋の外にいる誰かがこの部屋を作ったのだ!
誰かが部屋の中の装置すべてを持ち込んだのだ! 外から!!




まさに、究極の問題、
宇宙誕生の謎
私は誰?


と同じことかも(笑)


そこで、ある人間たちは、こんな回答を出す。

「宇宙は創造主がつくったもの」
「膨大な物質やエネルギーは、宇宙誕生の瞬間に外から持ち込まれた」

そりゃ、誰によって持ち込まれたんだ?

「そりゃあ、もちろん、創造主」

創造主って?

「神だ!」

おーー、そうだったんだ! これで納得。

●なんだかわからんが、ただ納得して・・そのまま自己完結した部屋の中で生活を続けていく者。

●または、深く神を信じて、部屋の中で生活しだす者。(やっぱり部屋からは出ない)

●いやいや、それじゃあ、問題を神に押し付けただけじゃないか!その神ってのは誰?・・・と、疑う者。
(外を探索の旅に出たいけど出られないんで・・まだ部屋の中。)



ひょっとしたら、科学と宗教の対立なんてこんなことから生まれたのかもしれない。

宗教は「信じる」ことで停滞するけど、科学は「疑う」ことで進化していった?



ん?

ネコの世界も、いろいろなタイプがいるってことか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、それから1週間後、大変なことになった。。。

ネコの体中も蚤だらけ、家の中も蚤だらけ。


原因は、ネコが外からノミを持ち込んだことは疑う余地もない。
それも、たったの20分程度の脱走劇で、こんな有様になってしまった。


さっそく、車に乗せてペットクリニックに連れて行く。

車大好きネコは、ご機嫌な様子。

待合室は、ひどく混んでいた。

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小型犬やネコの場合は、ゲージに入れたまま待合室で待つ人が多いが、ウチのネコは、大のゲージ嫌い!

ゲージに入れるのもダメ、首輪、胴輪、ハーネス、リード・・すべてダメ!

そんなことをしたもんなら、とんでもないことになるのだ!


そこで、仕方なく・・長椅子に自分が座り、隣にそっとネコを座らせてみた。

実におとなしい。
知らない人に頭を撫でられても、ぜ~んぜん平気。

混雑する待合室の喧騒が、まるで面白いかのように、あたりを見回しながらじっと座ってる。



大声で怖がってなく犬たち、かぼそい声で泣き続けるゲージの中の猫たち。

もっとも耳が聞こえないんだから、音でおびえることもないんだろうけど・・それにしても興味津々であたりを見回している。

なかには、恐怖のあまり、飼い主さんに抱っこでしがみついたまま離れないワンコもいるのに。

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とくに、その犬を面白いように眺めていたかと思うと、今度は隣に座った人の大きなバッグの中に思いっきり顔を突っ込んだ。

しまった!
バッグの中に顔を突っ込んで、持ち物検査をするのが好きなのだ!

しかし人様のものは、いかんだろう。

「だめだよ!」と顔をひっぱり出す。

け! 別に減るもんじゃなし~!
ま、いいか~、それなら、あっちの犬、見てる! あっちの方が面白いもんね~。



そんなふうに言われた気がする。
しかし、他人から見れば、ちゃーんと飼い主の言うことを聞く、躾の行き届いたネコにみえたようだ。


「まあ、なんてビューティフルなネコちゃん!それに、とーーってもお利巧でおとなしいのね~。」

「ほんとね~、まるで、犬のようね~。」


と、人々がウチのネコを見て微笑む。

こんなはずはない!
これこそ、猫をかぶっているのだ!


30分も過ぎたころ、
「ハーイ、クッキー! 3番の診察室にどーぞ!」と、呼ばれた。

ここでアシスタントに体重測定をしてもらい、さらにドクターが登場するまで、またもや待つことになる。


その間に、徐々に異変が起こり始める。

急に、鼻をひくひくとしだして、何かの匂いを追っている様子。
うろうろと診察室内を歩きだす。

慌てて追いかけて捕まえながら、
なるべく、優しい声で聞いてみる。

「なんの匂いがするの?」

答えない。。。

ただ、低いうなり声をあげ出した。

うーーーーーー。

「気にしない、気にしない・・やばい匂いなんて気のせいだからね~。」

と、またもや優しく諭したつもりだったが・・


クッキーネコは、突然、

きえええ!と叫び声をあげて、思いっきり私の腕をひっかいたのだ。

運悪く、そこに入ってきた若いドクター。

満面の笑顔を浮かべて、いかにも好青年のイケメン・ドクター。

「す、すいません・・診察室に入ったら、何かを思い出したらしく、急に暴れ出しました・・」
と、傷だらけになりながら、私がいうと、

「あ、そ、そうですよね~。よくあることですから・・。
と、とにかく、アシスタントを呼んできますね。」


と、彼はそそくさと出ていき、彼の3倍はありそうな、腕っぷしの強そうな中年レディーを伴ってきた。


この人よりも、実際にはもっと大きく、プロレスラー並みの風格を備えた人だった。
   ↓
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クッキーネコは、さらに大声でうなり出す。

うーーーー。

低く不気味なうなり声だ。

次の瞬間、大女にジャンプ攻撃をしかけた。
私は、必死になりながら抑え込む。

「はあはあ・・あの、きょうは、日が悪いようで・・・。」

「あ、そ、そのようですね~。」


ドクター&アシスタントの顔は完全にビビっている。

「きょうは、蚤取り薬だけ頂いて帰りますんで・・」と、私が言うと、二人は安堵した表情になった。

そして、ドクターがものすごい早口で言う。

「クッキーちゃんの食欲は落ちてませんよね? それに下痢もしてませんよね?
他に異常はありませんよね?」

「ないない、なーんもないです。 元気いっぱいです。」
と、私も早口で答える。


「では、これで診察終わります。 Have a Good Day!」
ドクターたちは、そのまま、そそくさと奥へ消えていった。

最悪な日だ!

30分以上待たされて10秒もかからない診察時間。
そして、私の両腕だけが傷だらけになった。

クッキーネコは、待合室に戻るとまた、おとなしいビューティフルネコに戻っていた。

が、用心のため車の中に置いてくる。


そして、またしばらく待たされ、私はようやく料金を払いこの薬をもらった。

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車に戻ると、クッキーネコは後部座席で大の字になって爆睡している。

いまだ!このチャンスを逃したら、薬をつけられん!

私は狂暴なネコが寝ている間に、首の後ろに素早く薬を塗る。
我がながら、素晴らしい早業だ!

ヤツが飛び起きた瞬間に薬塗りは完了。

はあはあ、ぜいぜい。。。

・・・・・・・・・・・・

猫というものは、シャー、シャーという声を出すことがある。

耳をペタンと後ろにして、シャー、シャーと声を出す。
興奮すると尻尾が2倍くらいに膨れる。

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これは、威嚇であり・・怖がっているときだ。


以前飼っていたネコは、これをよくやった。
そもそも、非常に怖がりのネコだった。

掃除機を見ても、シャーシャー言いながら逃げていったくらいだ。


クッキーネコは、一度もやったことがない。
掃除機と戦うときは、首を45度に傾けて、黙ってとびかかっていくのが常だ。

今回、犬のようなうなり声から攻撃に出た行動は、はじめてのことだったが・・。


強い不快感、恐怖心を感じた場合、即座に逃げるか戦うか!
これは、すべての動物、いや、人間でも同じだろう。


クッキーネコは、常に戦うことを選ぶんだろうか?


いや、そうでもなさそうだ。

以前、牧場に出かけたことがあった。

馬場の柵ところで、抱っこしながら馬を眺めていたときのことだ。

一頭の馬がネコに興味を持ったのか、とことこと傍によってきたのだ。

すると、ものすごい勢いで、クッキーネコは、私に引っ掻き傷を与えて腕を飛び出した。(引っ掻き傷は常に絶えないのだ)
ちゃんと、一人で車のそばまで逃げていた。

シャーという声さえもあげていない。
そんな声で威嚇してるヒマさえない!との判断か?

実に合理的思考だ(笑)


とにかく、でかい馬には戦ってもかなわない!という判断だったに違いない。

となると・・人間程度なら、戦って勝てると判断してるんだろうか?
あのプロレスラー並みのアシスタントでも。

だから、逃げるよりも戦いを挑んでしまうんだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・

恐怖心は、どこから湧いてくるんだろう?

おそらく、過去の治療の際に無理やり押さえつけられて痛かったことを思いだしたんだろう。
そのときと、同じ匂いがあったのかもしれない。。。

しかし、毎回、同じような辛い思いをするとは限らんじゃないか!

過去と未来は別なのだ。
必ずしも同じことが起きるとは限らないのが未来なのだ。



「君は、まだまだ、状況を読むことが出来とらん!
ちゃんと気を読め!」
と、私はネコに言ってみた。

「ふん、私はあの部屋が嫌い! あいつら(ドクターとアシスタント)も嫌い!」

と、言われた気がした。


そういわれると・・なーんとなく、私もあの人たちは、あんまりいいカンジは受けなかったなあ。

作り笑顔のイケメン・ドクターと、力づくで押さえつけそうなアシスタントだったもんなあ。
(ドクターは、毎回違うので誰に当たるかは、わからない。)

ひょっとしたら、クッキーネコは、私よりも深いところで何かを感じとっているんだろうか?

だけどだねえ・・

「もうちょっと、新しいものに対しても、好意的に受け入れるってことも念頭に置くべきだよ!
逃げるか戦うかしかないんじゃ、寂しすぎないかい!」

と、さらにネコと話してみる。

こんなことをして・・

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こんなふうにできるかもしれないし・・。

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そしたら、新しいステキな喜びが発見できるじゃないか?

でも、襲われるかもしれないって、リスクもあるよなあ。。。

そこで、

無難に生きるか?
逃げるか戦うか?
リスクを覚悟で飛び込んでみるか?



気がついてしまった以上、自己完結した世界なんて、本当にあるんだろうか?


人間もネコもこの世に生まれるってことは、新しいことを学んでいくためなのかもしれない(笑)

よし! お互いに学んでいこう!

・・・と言ってみたが、クッキーネコは、もう、そこにはいない。

どこからか入ってきた蛾を追いかけるのに夢中だ。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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