ステレオタイプでステータスクオから脱却する

友人と一緒に、コーヒーショップにいたときのこと。

隣の席に日本人の若い女性が二人、わりと大声で話していたので、つい、私たちの耳にも聞こえてしまった。


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どうも、一人の女の子は日本から来た学生さんのようで、外国人の女の子とルームシェアしてるらしい。
その愚痴をさかんに友達に話してるのだ。

「もう、頭に来ちゃう!
だってさあ、食事した後、シンクに食器を溜めとくんだよ!信じられる?
なんで、すぐに洗わないのって聞いたら、明日にでも洗うつもりよ!だって~。
もう、信じられる?」

「やーだ! それって最低!
あっちの国の人って、すっごくルーズなのよね~、わかる、わかる!」

「でしょ!
でも私、汚いの我慢できないのよね、だってさ、シンクは共同で使うとこだよ。」

「そうよ~、すぐに食べたものを洗うのって、フツウ礼儀だよね!」

「でしょ! だからさ、結局私が彼女の洗い物まで、つい洗っちゃうわけよ。
頭にくるけど、汚いのって我慢できないんだもん。」

「そうだよね~、だけどさ、相手はそれに感謝してるわけでもないでしょ。
毎回、そんなことをしたら、アンタばっかりが損するだけじゃない!」

「そーなのよ! もう、いい加減に頭に来ててさ・・アパート出たいんだよね。」

「今度は日本人の子とアパートシェアした方がいいよ~、誰かシェアしてくれそうな人、私も探してみるよ。」



私たちは、つい・・二人で顔を見合わせてしまった。。。

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コーヒーショップを後にして、私の友人が言う。

「なんで、いきなり・・アパートを出るって話になっちゃうのかな?
まあ、気持ちもわかるし・・そこが、日本人っぽいって言えるかもしれないけどね~。」



私の友人は、子供の頃にアメリカに移住して、こちらの大学を卒業してる。
たぶん、完全に日本人の習慣や常識の中で育った人ではないので、おそらく日本からやってきたばかりの日本人とは感覚が違うのも確かだ。

それでいて、長年日本企業で働いていたせいで、多くの駐在員たちと接しているせいか、両方の感覚が理解できるようだ。


さて、これが、みなさんの立場だったらどうするだろうか?

ここはアメリカ。
そして、習慣も常識も違う外国人とルームシェアをしてるとしたら・・
(笑)


私は友人と、もしも、我々が同じ状況になったら、どうするだろうか?と話してみた。


そこで、私達の解決法は・・2つ

●自分が我慢できないんだったら、相手の食器を進んで洗ってあげればいいんじゃないのかな。
ただし、自分ばっかりが損してるって気持ちではなく、仕方ないなあ~、ま、いいか!って、おおらかな気分で。

(お掃除が苦手な専業主婦の代わりに、ダンナさんが仕事から戻ってからお掃除してくれるってお宅もあるくらいだからね~。
これは、私の友人宅の話・・実際にこれで夫婦円満で長年連れ添ってる家庭なのだ。)


それができないならば・・

●話し合う。
ただし、常識だとか、これがマナーだとか、当然でしょ!って意識は捨てたところで話しあって決めることだ。
相手を理解しようとして話すこと、同時に自分も理解してもらおうとして話すことがポイント。



私の友人もかなりきれい好きな人なんで、「あなただったら、まず・・どう話す?」って聞いてみた。

そうだねえ・・こんなふうに言うかな、と彼女。

「シンクを汚くしておくと目に見えない病原菌がはびこるし、衛生学的にも病気ももたらすことになるんだよ。
私たち、毎日元気で仲良くいたいもんね~。

それにね、中国には風水学ってのもあってね、空気の流れを良くしてキレイに掃除しておくことがポイントなんですって。
汚くしておくと運気も落ちるって言われてるの知ってる?
私、どうしても・・そうゆうことが気になってしまうタチなんだよね。

そこでね、お互いうまくやってくための提案だけど・・あなたがすぐに洗えないならば、その食器をかごに入れて洗剤をかけて別にして置いておくってのは、どうかな? 」


なるほどね~。

「そこで、同居人の常識とか考え方や違いだってわかってくるだろうし、お互いにうまくやっていこう!と思えば、必ず解決策はあると思うよ。 

それに、お互いの文化だって理解し合えるようにもなるわけだし、それこそが外国の文化を学ぼうとしてやってきた意味があるってもんでしょ!」
と、彼女。

ごもっとも。
私も同感。


「だけど・・たぶん、あの子たち、たぶん語学学校の学生のようだし・・英語も堪能じゃないから、そこまで話せないのかもね~。」
と、私。

「それこそ、生きた勉強のチャンスだよ!
辞書を引きながらでも、ちゃんと言葉を覚えて文章を作ってからでも話そうとしなきゃ、留学した意味もないんじゃないかな。

私も中学生のはじめにこっちに来たんだけど、たしかに最初は言葉で苦労はしたけど、一生懸命伝えようとはしてきたよ。」

ますます・・ごもっとも(笑)


そうなると・・たぶん、あの女の子は一番、まずい選択をしちゃいそうだなあ。

ちゃんと意思を伝えずに怒ってアパートを出て、今度は同じ日本人の子と住むつもりらしいから。

もっとも、ロサンゼルスというところは日本人が多いので、それが簡単に出来ちゃうってところが問題かもしれない。
したがって、それですんじゃう! ちーっとも学べない!ってことになる(笑)



たしかに、日本人特有のきれい好きは美徳だ。

だけど・・それが当然!という意識で、相手に押し付けてしまったり、

また、

黙って我慢して相手の分まで洗ってしまうくせに、しかも、私ばっかりが損してる・・なーんて意識を持つとしたら、

それは、日本人のネガティブ思想でしかなくなってしまう。

我慢私ばっかりが損してる・・って意識は、ネガティブそのものだから。。。


きっと、そのままルームシェアをやめてしまえば・・


日本人女性 :「やっぱり、同じ日本人じゃないとダメね~、あの国に人ってルーズで嫌だよな~」
って意識しか残らないだろう。

彼女の同居人:「なんだか、あの子、怒って出て行ったみたいだけど・・なんかよくわからない人だなあ。日本人てああゆう人が多いんだろうか?」



なーんてことになるのかも。


残念ながら、一緒に住んだことは、お互いにマイナス意識を植え付けただけで終わってしまうことになる。
お互いの学びには、ちーーともならずに、悪い印象で終わってしまうってことになっちゃう。


しかし・・

広い目でみると、似たようなシチュエーションは、日本に住む日本人同士でも起こり得ることかもしれない。

相手に歩み寄って、理解しよう、理解してもらおう!というのは、たしかに骨が折れることなんだけど・・
それをめんどくさい!とやめてしまえば・・


結局は、黙っていてもわかってくれる人、自分と同部類の人だけを探してつき合うだけになってしまうだろう。
そりゃあ、そっちの方がラクだもんな~。


でも、それじゃあ、ちーーとも変わらないし変えられない。
何も変わらない。 自分も変わらない。


それに、


異種間交流なんて絶対ムリ!(←いきなり、異種間かよ?)


実は、私・・今朝、それも・・4時過ぎに、ネコにたたき起こされたのだ。

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これは、よそのネコちゃん。。。

うちのは、こんなかわいいもんじゃない!


この巨体で、がーんと体当たりはされるし、耳もとで叫ばれるのだ!
   ↓
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うぎゃあああ、きえええ!!(さっさと起きんかい!)と。
それは・・私が起きるまで続くのだ。。。(←ネバーギブアップの精神を持つヤツなのだ。)


そもそも、私が寝る前に、彼女(ネコ)のトイレ掃除をしなかったのが原因。

翻訳すると・・
「早く起きんかい! あんなに汚いトイレ、入れないよ!
私、おしっこしたいんだってば~!」


と叫んでるのだ。

「うーーん、ごめ~ん!
わかったよ~、今、やるからさあ・・。」


と、もぞもぞ起きだして掃除したのだ(笑)

待ってました!とばかり、彼女はトイレに直行。
しゃああああ~。(←音はいいから!)


このように・・(笑)

一緒に同居するってことは、上下関係もなければ、文化の違いさえも越えなければならないのだ。

私はネコ文化の理解に努めなきゃならないし、彼女にもヒト文化をわかって頂かなければならないってことだ。




本来、自由きままなネコさんたちに、狭いアパート暮らしで同居して頂くからには、せめて清潔なトイレを保つことは私の第一の義務なのだ。

人間の都合だけを押しつければ、それは傲慢というものになる。


で、ちゃーんと、「ごめんなさい!」と誤った。

謝ることを忘れたらいけないのだ。



「ったく~、アンタって、すーぐ忘れるんだから!ま、いいか~!」
と、ぶちぶち言いながらも許してくれたみたい(笑)

で、人の事をたたき起こしたくせに、自分は、まだ眠い@と言い残して、寝てしまったのだ。。。


やれやれ 😥

でも・・悪かったのは私だし・・と反省。


まあ、こうゆうことの繰り返しで、お互いに理解しあい、自然と歩み寄れるようになって、同居もできるようになるんだろうと思ってる。

たとえそれが、人間同士でも異種間であってさえも。


信頼関係というのも、そういった中から培われるのかもしれない。


・・・・・・・・・・・・・・・

ある弁護士さんが、以前、面白いことを言っていた。

「僕は土地問題を多く扱かってたんだけどね、多くのクライアントがお互いに、ここは私の土地だ、私に権利がある!って主張するんだけどさ、ときどき、ふと、思うんだよね~。

じゃあ、カラスはどうなるんだろう? 野良猫は? と。」


なーるほどね~、とつい笑っちゃった。
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現代人は、まるで、アメリカ先住民の土地を武力でぶんどってしまった移民白人と同じなんだね~(笑)


もともとアメリカ先住民たちには、自分の土地って感覚はなかったそうだ。
当然のように、カラスのものでも野良猫のものでもあったし、すべての動物たちのものだったのだ。

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そして、自分もまた、その一部でしか過ぎないと思っていた人々だ。


その感覚さえ持っていれば・・ペットとの同居だってうまくいくだろうし、他国の人同士だってうまくいくはずなのに~、と私は思ってしまう。


何がその感覚を邪魔させてしまうんだろう?


たぶん、自分が生まれ育った環境からくる常識植え付けられた善悪思想、そこから生まれてしまう先入観固定観念

それが他者に対しての、偏見や差別まで生んでしまうことになる。
根底にあるのは・・自分と違うものを一切認めようとしない頑なな意識。


そうなると、相手を理解しようとする前に、つい、善悪意識でばっさりと一刀両断にしちゃうことになる(笑)


まさに、ステレオタイプっていわれるものだよね~。

ステレオタイプ(Stereotype)とは、判で押したように多くの人に浸透している先入観、思い込み、認識、固定観念やレッテル、偏見、差別などの類型・紋切型の観念である。



そして、ステレオタイプの人に限って、ステータス・クオなのだ。


かなり前のブログ記事にもアップしたけど、
    ↓
クリエイティブとステータスクオ


ステータス・クオ(Status quo)というのは、もとはラテン語のようだけど、英語でも使われていて、
おそらく、日本語でいうところの、現状維持に近い感覚かと思う。
(でも、ちょっとニュアンスは違うんだけど・・、この際、現状維持ってことで。)

そう、つまり・・ステレオタイプに限って、ちっとも自分で変えていこうとしない、現状維持にしがみついてしまう、傾向があるように思えるのだ。



日本にいたときも、またアメリカでも、こういったタイプの人がわりと多い気がする。

でも、もしも・・ステレオタイプでステータスクオばっかりだったら・・・

異人種を理解できないだけでなく、ちーーとも世の中は進歩しなくなっちゃう。


どの分野であっても、常に新しいことに挑戦したり発見してきた人たちは、みーんなそこから脱却してきた人たちだと思う。

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https://matome.naver.jp/odai/2138333659617849001



私は、偉人と呼ばれる彼らが特別だったとは思わない。
ただ、、彼らは「ステレオタイプでステータスクオ」を脱却した人たちだったいうのが、大前提にあったと思うのだ。

それを一般人たちが、ヘンとか奇人・変人と呼んでるだけではないだろうか?

それなら、みんなが、それぞれの、ヘンな人になればいいだけだ!(笑)


ひょっとしたら、私たちすべてが、
「ステレオタイプでステータスクオ」を脱却するために生まれてきた!」んじゃないかなって気がする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はもともと、子供の頃から、あまり常識概念を持たない性格だったと思うけど・・それでも、10年くらい前、ここに住んだときはびっくりしたことがあった。


ウチの隣がメキシカンの経営する美容院なんだけど・・・結構繁盛していて常に客が多いのだ。

私がちょっと車で留守をすると、彼らは当然のごとく、私の駐車スペースに車を停めてしまうしまう。

信じられない!

私は、すぐにアパートの管理会社に、ぷりぷりと怒りながら、クレームをつけた。

すると、

「はあ? そんなことですか~?
だったら、あなたもとりあえず、空いてるスペースに車を停めときゃいいことでしょ!」
と、

それでぶち切れたのだ!
なんて管理人だ!
ロサンゼルスってこんなとこだったのかよ!

と。

そもそも、私の駐車スペースだし、私が家賃払ってるわけだし、私に権利があるわけじゃないか!
いくら、私が留守だからって、勝手に停めるなんて許せん!


というのが私の主張するところだ。


しかし、落ち着いてよーく考えてみると、

たしかに法的権利から見れば、私の言ってることは間違ってないんだけど・・・
でも、それって、それほど主張すべきものなのかな?

そもそも、そんなことくらいで、なんで怒るんだ? 私って。。。

って気がしてきた。


私が帰ってきたときに、美容院に行って、「私、今戻ったんで車移動してくれませんか?」って言えば、すむだけなんじゃないのかなあ?

と。

それもせずに、いきなり管理会社にクレームする必要があったんだろうか?

と。


それで、実際にそうしてみたところ、メキシカンの人たちは、

「あ、ごめんね! 今どかすからね~」と、すぐ移動してくれたのだ。

すると今度はもっとおおらかな気持ちで見られるようになる。
彼らも気さくに声をかけてくれるようになる。


たしかにな~、ウチの周りはいつも車がいっぱいで、駐車するところがないのだ。
小さな子供を連れて車で来る人は、とっても大変だよな~。


なんだか、私も、そんな気持ちにもなってきたのだ。


それから後、

私がいないときは、いつでも車停めていいよ~、ただし戻ったときは移動してね~ってことで・・なんとなく、美容院の人とも仲良く近所付き合いができるようになった。


ただし、それによって多少なりとも家に入るまでに時間がかかってしまうのは仕方がない。


まず美容院に入って、今帰ったから!って言って、
それから、のーんびりしたメキシカンのおっちゃん・おばちゃんが、どっこらしょ!って出てきて・・車にエンジンをかけて、バックしたり切り替えしたりしながら移動するのを待つんだから。

でも、そんな時間すら、今の私は気にならなくなった。

そんな時間くらい、どーってことないじゃん!と思えるようになっている(笑)
むしろ、それが当然だろ!って気にもなってくる。


日本にいた頃の私の生活は、常にこういったものだったから・・
    ↓
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これが日常だったし、とくにビジネスが絡めば一分一秒を争うのも当たり前というのが常識だったから。

今思えば、こんなふうに当たり前に思ってきたことや、むしろ若い頃はビジネスパーソンが自慢だったことさえも、実にばかばかしいことに思えてくる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

実に小さなことだけど、そういったことも、私を少しづつ変えていったのだろうと思う。
それに気がつかせてくれたメキシカンの人たちには感謝だ!(笑)


人にはそれぞれの考え方もあるけど・・

今では、法律上だけで善悪を主張しようとしてた、あの当時の私の方が間違ってたように思う。
私のモノなんだから、アンタたち、メキシカン連中なんか知ったこちゃない!って意識が底辺にあったような気がするのだ。


しかも、自分の正当な権利とばかりを、がんがん主張すれば・・管理人さんだって、むしろ違法駐車の人の肩を持ちたくなるってのが人情ってもんだよなあ。


こうやって、私も少しづつだけど・・変わっていってる(進歩していってる)んだろうなあ。


いつかきっと、異人種とも、異種とも、いや、異星人とも・・理解し合えるようになればいいよな~と思ってる。


近所の野良猫たちのこんな姿をみると、なんだか・・ほっとするんだよね~。
   ↓
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そうなれば・・・きっと、みんなが新しいことをどんどん知ることが出来るようになるだろうから。
どんどん、世界も、すべてが変わると思うから。

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gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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