ルドルフ・ヴァレンチノと天然石の話

呪われた宝石、ホープダイヤモンドは有名だけど、アメリカに、呪われた指輪があることをご存じだろうか?


きょうはそれを紹介してみようと思う。

それは、ルドルフ・ヴァレンチノの指輪

誰、それ?

という方も多いかもしれない(笑)

 この人
  ↓
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Rudolph Valentino、本名:Rodolfo Alfonso Raffaello Piero Filiberto Guglielmi di Valentina d'Antoguolla)フルネームはやたら長い。
(1895年5月6日 - 1926年8月23日)
サイレント映画時代のハリウッドで一世を風靡した俳優

ホモセクシュアルだったという噂もある人だ。


イタリア出身で父はイタリア人で母はフランス人だったそうだ。
若くして父を失い希望する軍隊にも入れなかったことから、フランスに渡りダンサーをしていた時期がある。
1913年、18歳のときにアメリカ、ニューヨークに渡り、主にタクシーダンサーをしながら生計を立てていた。

移民はみんな苦労した時代だったのだ。

タクシーダンサーというのは、まあ、日本風にいえば水商売(笑)
ダンスホールで、ダンスのお相手をするお仕事だが、チケット制で時間が決められていて、客はそのチケットを買わなければならないというシステムになっていたそうだ。

チケットさえ買えば、誰でも何度でもダンスのお相手をしてもらえるので、まるでタクシーみたい!ということで、タクシーダンサーを呼ばれたとか。



当然ながら、男も女も美形でダンス上手であることが条件だったことだろう。
彼もまた、アルゼンチンタンゴの名手とまで呼ばれてたそうだ。


ところが、ある事件をきっかけに彼は、1917年、西海岸のハリウッドに移ることになる。

ルドルフのダンス・パートナーと不倫関係にあった男性がその妻に撃たれるというような事件だったみたいで・・・まあ、夜の世界にはありがちな事件かも。


当時のハリウッドといえば新しい街、そしてサイレント映画まっさかり。

彼もまた、ダンスの腕を買われてサイレント映画に出演することになり・・

そのうち、脚本家や有名女優に引き立てられて出世街道を歩むことになる。
そして、あっと言うまに多くの女性ファンを掴んでしまう。

超・ビッグなスターになってしまった。


当時のアメリカ女性は、エキゾチックな雰囲気がある美形男性にメロメロ傾向だったみたいだ。
(今でもその傾向はあるみたい・・ただし東洋人は問題外、早川雪舟さんだけは例外だったけど。)

イタリア人とフランス人のラテンの血を受け継ぎ、黒い髪に切れ長の目、ミステリアスな雰囲気、しかもアルゼンチンタンゴの名手とくれば・・

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そりゃ~、ご婦人方はたまりませんね~。

役どころも、アラブの族長(シーク)、スペインの闘牛士、ロシア貴族などといった、エキゾチシズム満載のものが多かったようだ。


もっともこの時代の主流の映画は、前回のブログにも書いたようにメロドラマ系が多い。


こんなアラブ人いるわけないだろうに~と思ってしまうのだが・・・ストーリ設定によると、
実は砂漠で拾われたスコットランドの伯爵の血を引く人物だったのだ!ってことになってる(笑)


当時の白人優位主義が見え見え。

まあ、そうゆう時代だったわけだからね~。


1920年、ビッグなスターになった彼が、ある日、サンフランシスコのジュエリー・ショップに立ち寄る。
(正確には・・ジュエリーショップ、質屋、骨董屋だったか、さまざまに書かれているのでよくわからないのだが・・。)

そこで、彼は、ある指輪に目が釘ぎづけになってしまった。

Valentino_Ring.jpg
(実際にこの指輪だったかどうかも不明なのだが・・)

どうしても欲しい!

ところが、店主が言う。

「あの・・実は、これは呪われた指輪というジンクスがあるのですが、よろしいでしょうか?」

なかなか親切な店主だ(笑)


でも、気に入っちゃったし、もう手放せない!!

当然ながら、彼は即購入。

1922年、The Young Rajah(ヤングラジャー)という映画は大コケ。
その後彼は2年間、映画から遠ざかることになる。


今までこんなことはなかったのに~。
ひょっとしたら・・あの指輪のジンクスのせいか?


そう思った彼は、しばらく指輪をはずしていたという。


ところが、

The Son of the Sheik(日本名:熱砂の舞)という映画の中で、彼はこの指輪を小道具として使いたいと提案したそうだ。
(画像を検索してみたけど・・どのシーンで使われたのか? どの指輪だったか不明)


1926年に、その映画のプレミアのとき、彼はその指輪をつけて出席。

そして・・ニューヨークのホテル・アンバサダーにて、彼は突然倒れてしまったのだ。

最初は虫垂炎と診断され大事に至るものではなかったらしいが、潰瘍? がん性腹膜炎? 
(よくはわからない・・。)
とにかく感染症を引き起こし、結果的に他界してしまった。


1926年、8月23日 31歳だった。


彼の死を知ったファンは、ものすごいことになった。

彼の葬儀会場の外には10万人が集まり、二人の女性ファンは病院前で自殺を図るし、ロンドンやパリでも後追い自殺者があったという。

ニューヨークで死去した彼はハリウッドに移送され、今なお、ハリウッド・フォーエバー墓地で眠っている。

彼の死後、毎年命日になると、黒いドレスに身を包んだ美女が1本の赤いバラを持ってセメタリーに現れたという。
実は、これは話題性を狙ったパフォーマンスだったと言われてるけど、その後も、それをマネた女性が毎年現れたそうだ。

いやはや、これほどの人気人物だったってことだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、呪いの指輪の話はここからだ。


まず、その指輪の行方を追ってみると、

最初に彼の遺品の指輪を受け継いだのは、彼の当時の恋人だったポーラ・ネグリ(Pola Nergi)

この人も有名な女優さんだ。
    ↓
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指輪を受け継いだあと、急に重病に陥ったという。
しかし、彼女は運よく生還し、それを後の恋人、ラス・コロンボ(Russ Colombo)に譲ったのだ。

シンガーで俳優、しかもバレンチノによく似ているといわれた人
   ↓
RussColumbo-001.jpg

ところが、その数日後、彼は友人の一人の撃ち殺されてしまう。
なんともミステリアスな事件で、故意に起こした殺人ではなく不幸な事故だっとか?
(真相は不明)

次に指輪は、コロンボのベストフレンドだった、ジョー・カシーノ(Joe Casino)に譲られた。

彼はジンクスを気にしたせいか指輪を絶対に触ろうとせずに、ガラスケースに入れて保管していたそうだが・・
最終的には、バレンチノ博物館に譲ろうとして触れたところ、その1週間以内にトラックにはねられて死亡。


やれやれ、なんとまあ不幸な人だ!

次は、

Casinoの兄弟、デル(Del)
彼は、ジンクスなんて全~然気にしないタイプで、実際リングをつけていたし、またバレンチノのコレクターに貸したりもしていたそうだ。

「やっぱりなあ・・呪いはただの気味の悪い偶然が重なっただけだったのだろう」・・・と人々が思うようになった頃のことだった。

デルの家に泥棒が入った。
ジェームズ・ウィリス(James Willis)という男が、まさに、その指輪を盗んでいるとき、警官が飛び込んできて威嚇射撃をした。

しかし、なんとも運悪くその弾丸が彼に命中、射殺されてしまった。


指輪はその後、さまざまな人の手に渡った。


そして、その後のこと
ルドルフ・ヴァレンチノの伝記映画が作られることになった。

彼とよく似た、元スケート選手だったという、ジャック・ダン(Jack Dunn)が主演を獲得するためにスクリーンテストに向かった。
そのとき、彼はヴァレンチノの服を着こんで、例の指輪もつけて臨んだのだが・・その10日後、急に病死。

実に珍しい病気で、ツラレミア(tularemia)という血液疾患だそうだ。
日本語で調べたところ、野兎病(やとびょう)と言うらしい。
   ↓
野兎病

ジャックは、ハンティングが趣味だったようで何度も、野兎を素手で触っていたので感染したのではないか、といわれている。
まだ、21歳の若さだった。


その後、指輪は ロサンゼルス銀行の貸金庫(Los Angeles bank vault)に保管された。
(これは、現在のBank of Americaのことだろうか?)


その1年後、銀行に強盗が入り約20万ドルを盗んで逃走したのだが、強盗団は警察の捜査網にかかってあっけなく逮捕。
終身刑を宣告された強盗が、「もしも、あの金庫に金以外に何が入っていたか知っていたら、他の銀行を襲っただろう。」
と言い残したという話がある。


さて、そこの貸金庫は、2回襲われ、火事が1回、キャッシャーのストライキが1回あったそうだが、今でも、あの指輪は保管されているのだろうか?

それとも、別のどこかに?

・・・・・・・・・・・・・・

以上が指輪にまつわる話なのだが、むろんこれだけじゃない。

ルドルフ・ヴァレンチノの幽霊が出現する話も多く残されていて、

多くの南カリフォルニアのホテル
the Musso and Frank Grillのトイレだとか・・・
DeLongpre Parkの怪事件だとか・・・

もっとも、ロサンゼルスの古いホテルやビバリーヒルズあたりではさまざまな幽霊証言が多く存在する。
マリリン・モンローの幽霊がよく出現するホテルというのもあるし~。
珍しい話ではないのだ。



当然ながら、彼の豪邸Falcon Lairでは、風もないのにドアが開くとか足音を聞いたり・・人影を見たりするのが頻繁に起こったそうだ。

Blog_Hollywood_Valentino_house.jpg

ところが、彼の愛犬のケイバー(Kabar)はそれが当然のようにふるまい、まるで彼が今でも生きているかのように振舞っていたとか。
(彼は愛犬家で常に何匹も犬を飼っていたそうだ。)

valentino_kabar.jpg

ケイバー(Kabar)の死後、ペットセメタリーに埋葬されたのだが、なんとケイパーの幽霊話までもある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初に言ったように、呪われた宝石というのは世界中によくある話なのだ。

得に有名なホープダイヤモンド
    ↓

ホープダイヤモンドは、ヒンドゥー教の寺院の女神像の目にはめられていた宝石で、それが盗まれ、あまりにも美しい希少なブルーダイヤモンドだったために、フランスの王家に渡り、崩壊後イギリスに渡った、何世紀にも渡るような、実にいわくつきなシロモノだ。



おそらく金額をつけられないほどの高価な品でもある。
しかも、巨大なブルーダイヤモンドに紫外線が当たると赤い光を発するという、実に希少なもの。

当然、多くの人々を魅了したことだろう。


いわくつきの石というのは、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ・・といった高価な石がほとんどなのだ。


ところが、ルドルフ・ヴァレンチノの指輪の石は、どうみたって宝石ではない。
ただの天然石!


上の写真をみたところ、(もっともあの写真が確実に本物かどうかも定かではないけど・・)、なんとなく、タイガーアイのような・・
それも、きれいなシャトヤンシーの入ったもののようで、銀細工の部分を見るとなかなか見事だ。
    ↓
シャトヤンシーとは


おそらく、これを見る限りでは、当時のインディアン・ジュエリーのようだ。


しかし、宝石ででもないわけで、当時のインディアン・ジュエリーとならば今ほど高価な値がつくものでもなかったはずだ。
まして・・ターコイズではなかったわけだし~。


どうみたって、超リッチな人物が手に入れたがるようなシロモノではないのだ。
おそらく、現代の我々でも買えそうな値段だったかもしれない。

なのに・・なぜ、彼はそこまで惹かれたのか?


かなりな思い入れがあったのは確かだろう。

悪いジンクスがあるシロモノと聞いてたにもかかわらず、そして実際に映画が大コケしてしまったあとでさえ、
今度は、映画の小道具としてまで使いたがったわけから。

たぶん、並大抵の思い入れではない。



その後、彼の指輪を受け継いだ人々も多くの不幸に見舞われる。
(もちろん、ただの不幸な偶然が重なっただけって見方もあるので、そこは人それぞれ。)

そして、不幸に見舞われても無事だった人もいれば(ポーラ・ネグリは重病に陥っても助かっている)、たった一人だけ、なんともなかった人もいた(Casinoの兄弟、デルは身に着けてもなんともなかった)。
だけど、デルの家に入った泥棒は不幸にも射殺されてしまったんだった。


悪いもの(呪われたもの)を入手してしまうときには、通常、二つ考えられている。
    ↓

◆禍々しいものに引き寄せられてしまった。
◆運勢が下降線になっているとき、それに同調して禍々しいものを引き寄せてしまう。




だいたいにおいて、いわくつきの品物を持つとあまり良い結果にはならないものだが・・
もちろん、そんなものはモノともしない平気な人だっているってことだ。


そうゆう人は、自分の気の方が禍々しい気よりも、はるかにパワーが強いのかもしれないなあ(笑)


怖がってガラスケースに入れて保存するなんてのは、すでに負けてる気がする(笑)
だったら、はじめから入手しない方がいいんじゃないかなあ。。。


手作りのものはすべてにおいて作った人の気が入る・・・と私は思っている。
長年にわたって持ち主が変われば、多くの持ち主の気も込められていくことだろう。

それは良いものを引き寄せることもあるだろうし逆もあるはず。


俗にいわれることだが・・

お買い物をするときは、自分が最高に気分が良い状態で出かけること。

特に質屋や骨とう品店でのお買い物ならば、なおさらだと思う。


・・・・・・・・・・・・・・

一世を風靡した大スター、ルドルフ・ヴァレンチノ
この指輪のエピソードが、なんだか私には印象的なのだ。


参考
The Life, Death, Afterlife, and Curse of Rudolph Valentino

Haunts of the Sheik Spirited Remnants of Valentino

Rudolph Valentino

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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