ファミリーヒストリーとアイデンティティ

「Tsubasaって名前は、日本人にはよくある名前?」・・と聞かれたんだけど。。。

翼(つばさ)って名前、最近ではよくある名前なんだろうか?

「わかんないよ~、私はアメリカに住んで10年以上経つしなあ。」と、答えるしかない。

「意味をこのサイトで調べたんだけどね、こんなふうに出てたよ。」


日本名で男女共に使える名前、漢字では翼、発音はtsoo-bah-sah
意味はWingのこと。


こちらのサイトからチェックしたとのこと
     ↓
http://www.behindthename.com/name/tsubasa

「翼って、友達の名前かなんか?」

「日本のコミック本に出てくる主人公の名前だったんで、ちょっと興味を持ったんだ。
日本の名前ってさ、みんな意味があるんだろ? それに苗字で先祖もわかるって聞いたけど?」

「いやいや、苗字だけで・・なかなか先祖やルーツを知るのは難しいと思うけどね。
むしろアメリカ人の苗字の方が、わかりやすい場合が多いんじゃない?」

familyhistry.jpeg


マクドナルド(McDonald)、オニール(O’Neil)、オブライエン(O'Brien)など、 アイリッシュ, スコティッシュ系
ホフマン(Hoffman), ミュラー(Muller), シュナイダー(Snyde)など、ドイツ系
ジュリアーニ(Giuliani)、ペロシ( Pelosi)、コッポラ(Coppola)など、イタリア系


その他、南米系、ロシア系、北欧系、韓国系、中国系、ベトナム系などなど・・だいたいにおいて苗字で判断できることが多い。

「でも僕のファミリーネームは、フリーマン(Freeman)だろ? 調べてみるとアングロサクソン系にあるらしいんだけどさ、僕の先祖はアフリカ系の血が入ってることは確かだし・・もともとはアフリカから連れてこられた黒人奴隷だった可能性は高いと思うよ。
奴隷解放後に、勝手に自分で苗字をつけちゃっただけかもしれないし~。」

そういう彼は、見た目ではまったくの白人で、まったく黒人の血が入っているようには見えない。


苗字から意味とルーツを探るサイト(英語サイト)アルファベットで日本名を入れても検索できる
        ↓
https://www.familyeducation.com/baby-names/surname

ここのサイトでは、アメリカのどの地域に多いかもわかるようになっている
       ↓
http://www.ancestry.com/learn/facts/

・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば、アメリカの何かの番組だったかで・・こんなのを見たことがあった。

アメリカ人のある遺伝子学者が自分の家の家系図と遺伝子学を使って10数代前まで遡ったところ、なんと自分は黒人奴隷でしかも、奴隷の主人にレイプされて生まれた祖先を持っていたことが判明したそうだ。

しかし、その方も見た目はまったくの白人。

family-history.jpg


今では自分のDNAから祖先を辿ることも可能となった。
それによって、彼のように見た目が白人であっても、黒人のDNAを色濃く持つ場合もあるだろうし、また逆に黒人であっても白人のDNAを持つ場合があるということもわかるようになったのだ。

見た目の肌の色や髪の色なんて、ただの見た目でしかないってことだ。


いやいや、アメリカの歴史から考えれば、ほとんどの現在のアメリカ人がそうかもしれない。
そのほとんどが、強姦魔の奴隷所有者と黒人奴隷被害者の両方の血を受け継ぐものってことになってしまうかも(笑)

さらに、アメリカインディアンの部族の血が流れていることだって多いだろう。

・・・・・・・・・・・・・・

日本のTV番組では、ファミリーヒストリーというのがあって、なかなかの人気番組だと聞いたことがあった。
たしか、NHKの番組で、芸能人たちの先祖を辿る、というような内容だった。

私もYoutubeにアップされていたものをいくつか見た覚えがあるが、それぞれが皆、ドラマチックなストーリー仕立てで製作されていた。

もっともこの番組では、家系図と聞き込み調査をメインに調査しているだけらしいのでDNAを使った遺伝子学のアプローチではされてないようだ。

だけど、もしも祖先に凶悪犯人や犯罪者がいることがわかったら、番組として、どうなんだろう?と、ふと思った。
そりゃあ、芸能人たちのイメージダウンになちゃうだろうし、本人たちだってショックだろう。

だけど・・そこはまあ、番組だし~、決して本人のイメージダウンにはならないように製作されるのかもしれない。(笑)
まあ、視聴者が番組として、楽しんで見ればよいことなんだろうから。

・・・・・・・・・・・・・・・・

そもそも、日本は歴史から見ても、名門の血を引くかどうかというのが、大きなウエイトを占める。

武田家は八幡太郎義家の血をひく源氏の血筋だったし、北条家は桓武平氏の血筋だったそうだ。


源氏か平家か。

源平


それは天皇家の血筋に繋がるってことになるわけだから。
だからこそ家の格式を重んじる時代では重要なポイントになるのだ。

天皇というのは思いのまま子供をどーーさり作ることができたわけだけど・・ところが、平安時代頃になってくると、天皇の子供の量がどっと増えてしまって・・そりゃ、天皇家といえども困ったことになる。
そこで源か平の姓を名乗らせて臣籍降下させたのがはじまりだそうだ。

で、清和源氏とか桓武平氏とか、頭にくっついているのは天皇の名前で、どの天皇の氏族から出た一族なのかをあらわしているそうだ。



でも、実際には、源とか平を名乗ってなくても、有名どころの戦国武将、足利、新田、山名、武田、今川、村上なんかは、出自は清和源氏なのだそうだ。(壇ノ浦で滅びた平氏よりも源氏の方が圧倒的に多いけどね。)

そもそも、苗字なんていくらでも変えられた時代だし、上司から、「明日から〇〇と名乗れ!」と言われれば、そうしなきゃならなかった時代でもある。

または、自分が出世して武家の頭領にでもなってしまえば、権威付けのために自分で家系図を作っちゃうことだって可能だっただろう。

どの時代でも、金と権力さえ手に入れれば、好きなように家系図だって作れるわけだから(笑)


実際に出自は天皇家の血を引く人であってさえも、本人は知らずに超貧乏な農民として一生を終えた人もいるだろうし、その逆もあったことだろう。

そう考えると・・現存されている家系図の信憑性ってのは、あまりなさそうな気がする。


そんなことを言えば、ヨーロッパの名門家だって同じだろうけど・・。

ハプルブルグ家は、現在のスイス領内に発祥したドイツ系の貴族の家系古代ラテン人の有力貴族であるユリウス一門(カエサル家)の末裔を自称してたそうだから。

こちらはハプスブルグ家の紋章、双頭の鷲↓
Krems_Coa.jpg


ところで・・

自分の家系を知ろうとすることは、自分の前世を知ろうとする感覚とも近いのかもしれない。

ふと、そんなことを思う。

多くの人は、ご先祖様が大御殿に住むような人物で人格者であったと聞けば、なぜか嬉しくなるものだろうし、代々貧しい小作人だったと聞けば、がっかりするのかもしれない。

凶悪犯罪者だったなんて聞けば、さぞショックだろう。


今の自分と関係ないのになあ!(笑)


ふと、

くだんの母という、小松左京の小説を思い出した。
ずいぶん昔、私が10代の頃に読んだ小説だった。

漢字で書くと、くだんとは、
「件」(=人+牛)のこと

九段の母じゃないからね・・!
    ↓ なぜか検索すると、こんなのがヒットしてしまったけど・・これはなんだ? 関係ないのは確か。
kudan.jpeg


第二次世界大戦末期、家を焼け出されてしまった少年が兵庫県芦屋市の名家の離れでお世話になっていたときに不思議な体験をする話。

そこは大きなお屋敷で美しい奥様と、病気にかかっているという姿の見えない女の子だけが住んでいる。
戦時中なのに、贅沢な食べ物には困らない家で、しかも決して焼けることはない家だと、奥様は言う。

ついに、最後に・・隠されていた女の子を見てしまうのだが、それは、人間の体と牛の頭部を持つ化け物のような女の子だった。

そこの家系は、代々続いた名家で、しかも多くの人々を斬殺し多くの恨みの上に築かれた、呪われた家系だという。
そこの家では、女の子は生まれない、生まれても育たないそうだ。そして稀に生まれるとすれば、それは・・件(くだん)

「件」(=人+牛)の文字通り、半人半牛の姿をした怪物
件は歴史に残る大凶事の前兆として生まれ、数々の予言をし凶事が終われば死ぬそうだ。

実際にそうった言い伝えがあったそうで、それをもとに小説化したらしい。
Mt_Kurahashi_Kudan.jpg


その子も太平洋戦争終結とともに死んでしまう。

ただし、部外者は決して件の姿を見てはいけない・・と言われている。



そんな内容だった・・・もっとも私の記憶が正しければ、だが。


たしかに、代々続く名家というものは、おそらく、多くの人の血と涙と恨みの上に存続したきたというケースが多いのかもしれない。
なんだか、つくづく、そんなことを思ったものだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ずいぶん以前のブログ記事にこんなものをアップしたことがあった。
      ↓   
自分の先祖を知ることって

これは多くの人々の家系を遡ってデータ集めをして、そのデータから導き出したものだったが、なかなか面白かったのだ。

もういちど、このポイントを記すとこんなことだった。
     ↓

ある家に長男、次男、三男がいる場合、
●三男は父親に似ることが多く、次男はおじいさん、長男はひいお爺さんと似る。

●夫婦仲良く過ごしたカップルは、後々まで安定し一族は子孫代々まで繁栄する傾向あり。
ところが、夫婦仲が悪かったり愛人を持ったり隠し子を作ったりした場合、その3代あとに悲惨な影響が出ることが多い。
長男が病死、事故、また、何人か子供のうち、一人が未婚の母だったり、自殺、同じように不幸な結婚をして、愛人を持ったり....と繰り返される傾向あり

●一番一家が繁栄し後々まで繁栄し続けるケース
夫が初婚で連れ子を持った女性と結婚し、その子供も新たに生まれる自分の子供もわけ隔てなく育てて、幸せな家庭だった場合は、何代にも渡って、その一家は繁栄を極めることが多い。




たしか武田信玄についても触れていて、知略・武力に長けた最高の武将だったのに、家庭内にはいつもゴタゴタが絶えなかったのが敗因か?・・というようなことも語られていたことを思い出す(笑)

keizu_takeda-shingen.png
確かに武田信玄(晴信)さん、正室の三条夫人の他に3人の側室がいたわけで子供は12人。他にも記録に残らないような身分の女性もいた可能性もあるだろう。


この時代は権力者ともなれば妾を持って当然の時代だったからね~。



これはもちろん、ただのデータの分析結果だ。
夫婦仲良くしていれば子孫繁栄だし、浮家族気して家庭不和になると子孫に不幸が起きますよ!だからやめましょう!
なーんて、レベルの話ではない(笑)


それをどう読み説くか、という推理でしかないのだが・・

ようするにすべての人たちを幸せにできたかどうかってところがポイントのような気がする。
妾や浮気相手が何人いようがいまいが、みーんなが納得して幸せだったら・・そんなことは関係なさそうだ。

事実、戦国武将はみんなそんなものだったわけだし~。

しかし・・現代は、一夫一婦制になってるわけだし、法的にも社会通念からも妾を持つことはタブーの時代になっている。

なので、隠れてこっそりの「浮気」って言葉が出来上がったのだろう。

その結果、妻も浮気相手も隠し子も・・周囲みんなを不幸にしてドロドロにしちゃう可能性の方が高いんじゃないかな(笑)

そうなると、周囲のネガティブ意識は子孫にまで影響するようになる。


ならば現代だって・・
もしも光源氏のような人がいて、豪邸を建ててすべての妾やその子供たちを堂々と住まわせて、みんなが幸せに暮らしていければ、一家は安泰、子孫も安泰ってことだろう。(←どこにいるんだ? そんな現代人!)


どうも、そうゆうことらしい(笑)


とくに子供は生まれた環境に非常に影響される。
まだ生まれてこない胎児もまた、母親のストレスに大きく影響されるというのは、いまでは周知の事実。

ストレスホルモンは身体に防衛反応を呼び起こす種類のホルモンだそうで、もしも妊婦がそれを抱えていた場合、当然胎児の血流にも入り、母親の胎内と同じように、標的組織や標的器官に影響を及ぼすそうだ。


今はほとんどの病気の原因がストレスと言われるくらいだし、生まれてくる子供の健康に大きくかかわるのが、妊娠中の母親のストレス、そのストレスを与えるのが生活環境であり、やはり夫ということになりそうだ。

生まれてからも、ストレスいっぱいの母に育てられ、鬱々とした思い、悲しみ、恨みの渦の中で子供が育ったとしたら・・そりゃあ、家を出ない限りは良い人生になるとも思えないし、一家の繁栄にもならないだろう。


逆に、●一番一家が繁栄し後々まで繁栄し続けるケースであったように、
夫が初婚で連れ子を持った女性と結婚し、その子供も新たに生まれる自分の子供もわけ隔てなく育てて幸せな家庭だった場合・・・というのは・・・

おそらく愛情あふれる夫婦だったということが言える。

昔の常識としては、初婚の夫に連れ子ありの妻というケースは敬遠されたことだろうに。
それをものともしない愛情があったとするならば・・・そりゃあ、そんなきな愛の波動の中で育った子供たちの将来にも大きく影響していくことだろう。

スピリチュアル的な見方をすれば、愛の意識は周囲の人を幸せに導き、憎悪や不安は運を下降させるものだ。
幸せな波動は次の世代へと影響を与えていく

そう考えると、このデータ結果も、なんとなく納得できてくる。


家系を辿ってファミリー・ヒストリーを調べてみたり、または、前世を知るのは、たしかに面白い。

DNAから判明する先祖によって、「自分が生物学上でどこの人だったのか?」ってことがわかるだろうし、
自分のヘリテージ(身元や自分を構成するもの)で、「自分がもともとはどんな人間だったのか?」ってことがわかるだろうから。

でも・・・それだけのことだ。
過去の先祖は自分ではない、別の人だ。


黒人でも白人の血が入ってるわけだしその逆もあるわけだし・・日本人だったら韓国系、中国系、南洋系だって多いだろう。


そもそも日本は、祖霊信仰が生きている国だ。

gatag-00013515.jpg

祖霊信仰(それいしんこう)もしくは祖先崇拝(そせんすうはい)とは、既に死んだ祖先が、生きている者の生活に影響を与えている、あるいは与えることができる、という信仰に基づく宗教体系である。
中国、朝鮮、日本(とりわけ沖縄)中国では祖先崇拝と呼ばれ、清明節などの習慣がある。(Wiki より)



だからこそ、日本人は欧米人以上に、先祖への関心や血筋というものにこだわる傾向があるのかもしれない。


だけど、辿ったところで・・・辿れば辿るほど、どんどん世界に広がりミックスしていくだけだ(笑)

02c87c4d86011399fcf90b.jpg


たとえば、日本人の佐藤さん(仮名)がいたとしよう。  バリバリの日本人の顔をした日本人だったとしても・・
朝鮮半島から渡ってきた帰化人の血を引く人で、それ以前は中国大陸、コーカサス地方、ウズベキスタンかトルクメニスタンの馬賊、その前はイスラエル王朝かアラブ系の血をひくこともありえるし・・ゲルマン系ともミックスなんてこともありえる話だ。

どこまで遡ればいいんだ?

そりゃあ、世界の千差万別な人がいたことだろうなあ(笑)



たしかに、途中で名家の血筋が入っていることがわかって、

「私は世が世なら薩摩藩のお姫様と呼ばれたんだ!」と言ってみたところで・・・
「わが先祖はロマノフ王朝の血筋を引いてる」と言ってみたところで・・・

それがどーした?(笑)・・・でしかない。

たった一つの良い部分、自慢できる部分だけをクローズアップしてみたところで、あんまり意味はないように思う。
遡れば遡るほど、あまりにも多くの血脈の上に出来上がったいるのだから。


それは先祖に限らず、前世という概念だって同じことだろう。


結局、

すべての人は今生に生まれて、幾つもの選択肢の中から自分自身で何かを選ぶかしかないのだろう。


価値観、文化、哲学、信仰・・・それらすべてをひとつひとつ自分で選んでいったものが、自分のアイデンティティーになるわけだから。

そして、そのヘリテージを次の世代にたくしていく。
ただし・・それは血縁とは限らない。

ある種の技術だったり思想だったり・・そういったものを次の世代の人が自ら選択し、師匠となる先代から受け継いでいく。


先祖から脈々と受け継ぐ血や前世というよりも・・・やはり、それは現在の自分の意思で、自分のアイデンティティーを作っていくことなんだと思う。


先祖を気にするなら・・せいぜい、記憶に残っている祖父母か曾祖父母までだろうし、つまり、意識的な影響を受けているだろう・・という人までで充分な気がする。
もっとも、私はそれすら、よく知らないのが・・。(笑)

コメントの投稿

非公開コメント

Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

Calender
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Link
☆HPはここをクリック↓☆
検索フォーム
カテゴリ
Diary
Alizona*銀の月*ショッピングサイトのお知らせ
Alizona*銀の月*では、ショッピングサイトをオープンしました。
ネイティブインディアンのホピ族を中心としたオーバーレイの銀製品を中心に、銀月の好みで集めてしまった逸品揃いですよ~(^^)v
☆ホピ族は、まさに、スピリチュアルな生き方を貫いてきた人々。
銀月のWEB、「ホピ族の話」をまずは、じっくり、ご覧ください。


Alizona*銀の月*の↓のURLから、お入りください。
http://sedona10silvermoon.web.fc2.com/index.html"