武士道と刀のスピリチュアル

実は・・きょう、剣道について質問されたのだ。 
ところが、私は経験がないんで、よくわからん。

しかし、アメリカに住んでいると、日本人なら誰れも、剣道や柔道、華道やお茶、仏教・・なーんて日本古来のものに通じていると勘違いされることが多々ある。

おまけに、クロサワ映画は最高! サムライってかっこいい!・・・と思ってる人も以外に多い。

そんなことからか、私もじっくりとクロサワ映画を見るようになったのも、アメリカに住んでからだ。
また、そのほかの時代劇、サムライ・ムービーもなぜか、興味を持ってたくさん見ることになった。

とくに、池波正太郎さんの作品、剣客商売、鬼平犯科帳、雲霧仁左衛門、などは、面白かったので、さらに本まで読み漁ってしまった。

そして、その結果、思ったこと。

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剣の達人であるサムライは、(剣客と呼ばれる人たち)

●人や動物の気配を感じたり、とくに殺気(悪意)を感じたりできる。

●刀を持って構えた人をみただけで、どれだけ強いかわかる。

●刀は武士の魂とされ、魂が宿るものとされていた。

●剣道とは精神修行でもある。(心身共に鍛えないと強くなれない)



これはまさに、スピリチュアルなサイキック能力に近いものがありそうだ(笑)


ほんとかよ~! そんなことって・・単なる脚色に過ぎないんじゃないの~!と、以前の私だったら思ったことだろう。

しかし今は、これは、おそらく本当の事だろう・・・と思えるようになった。


その理由のひとつとして・・日本刀が作られるまでの過程を知ったことも大きい。

そもそも、日本刀というもの自体が世界に類を見ないようなシロモノだったのだ!



そういえば、ずっと以前にも、モノにも気が宿るという話を何度かアップしたことがあったと思う。
   ↓
お買い物の注意:「物にも入る気」
浄化する方法


とくに気が宿りやすいものは、人形、天然石、手作りのもの、手作り料理など。

その中でも、群を抜いて「人の気がいっぱい入ってるもの」が日本刀じゃないかと思う。


それは、その製造過程をみると納得させられてしまう。

製造過程は大きく分けて3つ。 
つまり、3か所のスペシャリストの手を経て、はじめて日本刀が作られるそうだ。

まずは、原料となる砂鉄を探すことからはじめる

1.たたら師・・・原料となる良質の砂鉄を探して、たたら炉で、「たたら製鉄」という方法で砂鉄と炭から玉鋼(たまはがね)というものを作る人。
炉に火を入れたら、三日三晩火を燃やし続け、まったく目が離せないのだそうだ。

しかも出来上がってみないと、どれだけ良質のものが採れるかはわからない・・という。
日本刀にするのは、その中でも一級品でそれ以外のものは、包丁にしか使えないんとか。

一級品というのは、不純物が少なくより硬くより曲がりにくいモノのこと。
Tamahagane_yao.jpg



さて、その一級品の部分だけを、今度は刀匠にバトンタッチする。


2.刀匠(とうしょう)
これは、よく映像でも見るシーンで、火にくべては、熱いうちにとんてんかんとんてんかん、水にじゅーーとつけたり・・って、作業をしてるシーンにはときどきお目にかかる。

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鉄は熱いうちに打て!って言葉があるけど、まさに、それ! 手作業だけでまったくの狂いもなく均一に伸ばす。
そして、造り込みをする。

作り込みというのは、柔らかい鉄を中にして、堅い鉄で包み込むと言う手法のこと。 
まさにアンコを包み込むモナカのように。(←こんな例えでいいんか!)

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日本刀の特徴は、「折れず、曲がらず、良く切れる」

「折れない」ってことは、柔らかさがなければならない、わけだよね~。
だけど、「曲がらない」ってことは、鉄が硬くなければならない。


この矛盾を解決すべく生み出されたのがこの技法なのだろうけど、これはまさに、日本刀だけだそうだ。

そして最後に、研ぎ師のところへ送られる。

3.研ぎ師

「研ぐ」といっても包丁を研ぐみたいに、より切れるように研ぐというだけではなく、「刀身の地鉄、刃文の見所を引き出すために砥ぐ」のだそうだ。
つまり、ここで芸術的価値が付加されることにもなる。

これが大きくわけて3つ、なんだけど・・実はもっと細かくそれぞれのプロフェッショナルな手を経て出来上がっている。

1.鉱山師 - 鉱物を掘り出す
2.鉄穴師(かんなじ) - 砂鉄を採集し砂と分ける
3.タタラ師 - たたら吹きの一種たたら製鉄し砂鉄を溶かす
4.山子 - 炉の火のための炭を焼く
5.刀鍛冶 - 鉄を製品に加工する(ここでは、鉄の塊を鍛造し日本刀にする)
6.彫師 - 刀に梵字や装飾図を彫る[5]
7.鞘師 - 刀にあわせて、鞘を作る
8.研師 - できあがった刀を研ぐ
Wiki より



刀工
日本刀研磨
http://www7b.biglobe.ne.jp/~osaru/dekirumade.htm

いやはや・・すごいものだね~。

それぞれのプロフェッショナルたちが、昼夜魂を込めた仕事をするわけで・・。
刀匠なぞは、まず、身を清めて装束に身を包んで一心不乱に仕事をするそうだし・・・
それぞれの流派を受け継いだ人たちの技の結晶でもある。

そりゃあ、刀が一番「気がこもる」(魂がこもる)というのも頷ける。


自然界にある砂鉄から、それぞれの人々の魂を込めて作り出されたのが一振りの名刀となるわけなんだね~。

ところが、

どんな名刀であっても、それを使う剣士の技が未熟であれば、ぜーーんぜん使いこなせないそうだ。



そこで、今度は剣術の話になるんだけど・・

ずーーと前のブログ記事としても簡単に紹介したことがあった。
    ↓
殺陣と剣道と四戒
サムライスピリット

もういちど、それを抜粋すると・・

ある剣道の達人と言われる、高齢の人が筋骨隆々の若い男を相手にするんだけど、まーーたく、そのおじいちゃんに歯が立たない、という映像を見たことがあった。

また、そのおじいちゃんの言葉を紹介すると・・

「剣道というものは、身長も体重も関係ないんですよ。」

「気、剣、体が一体とならなければ、切ることはできません。たとえ竹刀であっても、真剣と思えれば、それは真剣になるんです。」

四戒という剣道における言葉があります。それは、四つの迷いの事で、驚き・恐れ・疑い・戸惑い・・・・それを、克服することが強くなるということなんです。」



そう、四戒! これがベースにあって、さらに体を鍛えて技を鍛えなければ達人にはなれないのが剣道。

あくまでも精神性がベースになっている。

そういえば、前回のブログ記事にも、ネガティブフィーリングとして、恐れや自己不信について書いたけど、まさに、こういったものを克服しない限りは強くなれないってことらしい。

相手を前にして恐れたり、逆に俺の方が強いもんね~と慢心したり、大丈夫かなあ、って不安や自己不信がよぎったり・・、それじゃ、まだまだ未熟者ってことなんだね~。


だからこそ、まずは、無心になることが要求される。
自然の中に溶け込み心の目でみる。

以前、剣道部に所属していたという友人が言っていた言葉を、ふと思い出した。

「剣道ってさ、根本は相手の動きを読むことなんだよ。 いかに早く相手の次の動きを読んで素早く動ければ勝てるものなんだよ。
将棋じゃないけどさ、優れた人は何手先までもを見通すそうだよ。」


なーるほど。

だからこそ、小柄な老人だって若い大男にも勝てるってわけなんだ!
全部動きを読まれてるわけなんだから。

相手の動きを読んで、しかも機敏に無駄なく動ければ・・相手の太刀なんて絶対にかすりもしないだろう(笑)
おまけに、隙(弱点)を見つけられるし、即座に打ち込めるってわけだね~。


さらに、その友人は言ったものだ。

「相手の隙をみつけて打ち込めば勝てるんだけどさ、相手だって、わざと隙を作って見せて、そこに相手が打ち込んでくるのを待ってるって場合だってあるんだよ。
だから、本当にそれが隙なのか、わざと誘ってる隙なのかを見極めなきゃいけないんだよ。そこが難しいんだよー。」

「へえ、それじゃあ、剣道ってお互いの読みあいだし・・悪く言えば、騙し合いだねえ~。
だけど、真意を見極めた者が有利になるってことなんだね。」

「そーゆうことだよ。」


ああ~、それじゃあ・・・やっぱり、長年精神性を鍛えぬいてきた、おじいちゃん剣士に若造ごときが、勝てるわけないよなあ。


多くのプロフェショナルな人たちによって、魂を込めて製作した刀が、今度は剣豪と呼ばれる人が手にしたとき、それって、どれだけすごいパワーを発揮するのだろうか。


名刀を剣豪が手にしたとき、

日本刀は、人間の体ですら一刀両断にできるという。(しかも名刀は刃こぼれも起こさないそうだ。)
そして、舞い散る木の葉ですらスパっと切ることもできるという。

それどころか、金属ですら切ったという話もある。
斬鉄剣ってホントだったのかも!(笑)

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強靭な強さと繊細さを併せ持ったもの。
まさに気(魂)が宿ったもの。


西洋の剣は、分厚い刀身で両方に刃がついているし、それ自体が重いので、どっちかというと「ぶった切る」という感覚。
同じ技術を持ってる剣士だったら、おそらく若くて力の強い者の方が有利だろう。

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そう比べると、同じく剣で戦うにしても、つくづく日本では、いかに精神性が重要だったか!ということがよーくわかる。

日本というのは、つくづく精神性に基づく文化なんだなあ。


四戒

●無心になることができる

だからこそ、

●気配を感じることができる

●人の動きを読める

いやあ、これって、まさにサイキック能力だと思う。

おまけに、いにしえの武将と言われた剣の達人たちは、歌を詠み、能や茶の湯で花を識っていた。
そういったことも、すべてが精神性を研ぎ澄ますことだったのかもしれない。

西洋の戦いの基本がアドレナリン出まくりのファイティングスピリットならば、
日本の剣道の基本は「無心になること」からはじまる。


日本古来の剣道、弓道、華道、茶道・・みーんながついてることを見ても、
少なくとも、フラワーアレンジメントやティーセレモニー・レッスンとは、別種なものだろう。

これだけ精神性を極めることを「道」とした日本人の文化って、つくづくすごい!と思う。

どうして・・こんな素晴らしいことを現代人は忘れちゃってるんだろう。

世界に類をみない技術、職人芸の国なのに~。

そして、

世界に類をみない精神性を持っているのに~。


こちらのビデオは面白かったですよ~。
ぜひ参考に。
   ↓


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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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