レチュギア洞窟で抗生菌を発見したニュースから

レチュギア(lechuguilla)洞窟から百万年も生きながらえてきた”ヒーロー細菌”がみつかる という記事をみつけて、ほほう!!となんだか妙に感心してしまった(笑)

Million-Year-Old 'Hero Bug' Emerges From Cave

レチュギア(lechuguilla)洞窟というのは、ニューメキシコにある、カールスバッド洞窟群のうちの1つ。


カールスバッド洞窟群というのは、アメリカの国立公園にも指定されている有名な場所で、とにかく洞窟がいーーぱいあるところ。
     ↓
カールズバッド洞窟群国立公園

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現在発見されている洞窟は全部で83で、そのうち観光客が入れる洞窟にはそれぞれ名前がついている。
夕方には、ある洞窟の出入り口から蝙蝠がいっせいに飛び立つことでも有名で、そのコウモリたちをみるために観光客は外に陣取り彼らのお出ましを待つのだ。
   ↓
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Tadarida_brasiliensis_outflight_Hristov_Carlsbad_Caverns.gif

コウモリのショーの時間は、コウモリさんたちの気分によって違うらしいが・・短いときは20分くらい、長いときは百万匹のコウモリが2時間以上もかけて飛び出していくそうだ。

そういったことで、この国立公園は有名になっている。
(もっとも、私はまだ行ったことがないのだが・・)


そりゃあ、そんだけの洞窟があれば、コウモリにとっては最高に快適な大型マンションだろう。。。


さて、そんな洞窟の中でも、一番長い洞窟がレチュギア洞窟
これによると、通路の長さは122マイル、キロに変換すると、なんと、196.34キロになる!!
   ↓
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Lechuguilla Cave

この1,600フィート(約488m)以上もある最も深い石灰岩の洞窟の中で、バクテリア(細菌)がみつかったそうだ。

なんだよ! 洞窟でバクテリア(細菌)がみつかったところで、それがなんだってんだ?と思う方もいるかもしれないけど(笑)


しかし・・・それは、抗生物質の70%に耐性を持っている!!細菌だそうだ。


耐性菌というのは抗生物質(薬)が効かない細菌のこと
発症してしまったら、もう、運を天に任せるしかない状況になる。 

ここ数年の間に、そういった耐性菌がどんどん生まれてきているよね~。

1999年に、アメリカでMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が院内感染して、手術に成功してあと数日で退院できるという患者さんたちが、すべての抗生物質が効かずに、たったの2-3日の間に亡くなってしまうということがあった。
そんな怖い感染症は今までなかったのに~。

その後、MRSAをやっつけるために、さらにパワーアップさせたバンコマイシンという抗生物質を開発させたんだけど・・・今度はさらに、バンコマイシンさえも効かない、超パワフルなスーパー耐性菌も生まれてしまったそうだ。


日本でも、2014年だったか・・院内でカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)の大規模な集団感染の報告あり。
114人の患者がCREに感染し23人が死亡。
ある患者さんは、癌の手術後、食事も出来るようになり歩けるまでに回復していたのに、突然、高熱を出し容体が急変。
6種類もの抗生物質が投与されたのにどれも効果なしで死亡。




ようするに、バクテリア(細菌)と抗生物質(薬)のいたちごっこが続いているのだ。

せっかく新しい抗生物質を開発しても、約1年ほどで、それに耐性を持つ細菌が生まれてしまうという。


そもそも、
なんで抗生物質が効かなくなってしまうのか?


その原因は、

●日ごろから抗生物質を多く飲みすぎ。
●患者が正しく抗生物質を服用していない。(または医者の抗生物質の見立て違い?もあるかも。)
●家畜に多く使用されていて、その肉を日常的に食べる。


と言われている。

つまり、現代の人間 ver 抗生物質の戦いの結果、細菌はますますパワーアップされたものが出現していき、どんどん耐性菌(従来の薬が効かないもの)になっていく。

・・・と考えられてきた。

もちろん、それも正しいだろう。


ところが、この洞窟で見つかった耐性菌は、

Nature Communications誌の発表によると、この細菌は400万年の間、人々、社会、そして薬物から隔離されてきたと報告されている。

つまり、

それって、病院や農場で人間の薬にさらされていないことを意味するわけで、それでいて、多くの抗生物質(薬)をノックアウトさせちゃうパワーをもともと持ってるTってことになる。

それが、何百万年もの間、ずーーと洞窟の中で存在し続けてきたのだ。

バクテリアの発見を手伝ったアクロン大学の微生物学者、ヘイゼル・バートン氏は、「これは、まさしくスーパーバグだ!」
と言ったらしいが・・この著者は、それは、もう、ヒーローバグだ・・と言っている(笑)


そんな内容の記事だ。

こりゃ、すごいことだ!

バクテリアの世界って、まだなーんにもわかってないんじゃないかな?
もちろん、ウイルスにしても。。


つくづくそう思ったのだ。


ところで、バクテリア(細菌)とウイルスの違いはご存じかな?
(数年前までは、私は二つをごっちゃにしていてちゃんと理解していなかった愚か者なのだが・・)


まず、大きさがぜーんぜん違う。

細菌は1μm(マイクロメートル)以下だし、ウイルスは直径が0.1μm(マイクロメートル)以下で、髪の毛の直系と比べるとこーんなにも違う。 
   ↓
PM2.png
http://xn--l8jir6i4g.net/archives/5087.html

そりゃあ、どっちも人間の目には絶対に見えないミクロの世界。

だけど・・私たちの体内にはもともと細菌もいっぱい住んでるわけだし、それらすべてが悪者じゃない。
腸内細菌には善玉菌と呼ばれる体にプラスになるものもあるわけだからね~。

色や形もさまざまだし、至るところにいるのだ。
    ↓
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きっと目に見えたら、ひええ~!と思うかも(笑)

一方ウイルスは、世界で最も最小な生命体、
ただし、微生物とは呼べないかもしれない。

細胞が持ってるもの ⇒ DNA, ミトコンドリア、リボゾーム、レセプターなど
ウイルスが持っているもの⇒ 設計図とたんぱく質の殻だけ



そのため、ウイルスは自分で繁殖していけないのだ。
だから、ウイルスは、いつも他の生き物の細胞にくっつくことで生きていく。

ウイルスは、細胞の中にちゃっかり入りこんで、がんがん自分の設計図をコピーして自分の仲間を増やしてしまう。
細胞に入り込み、細胞内部で自己複製し、ついには細胞を食い破って殺してしまう。

そのスピードは恐るべきスピードで、エボラウイルスは平均10日で人間を殺してしまうくらいだからね~。


そこで、対ウイルス剤や抗生物質は問題の悪ウイルスや悪玉細菌を殺す必要があるんだけど・・これがなかなか難しい。
本来はピンポイントで問題児ウイルスや悪玉細菌だけを殺せればいいんだけど・・・良い部分も殺してしまったりする。

これが、強い副作用と言われるもので、まるで、抗がん剤だね。

そして、一番大切な我々の味方、免疫細胞までも殺してしまったりする。。。


ところが、人はどんどん抗体菌を殺すための薬を作り出し、また抗体菌もどんどん変化し続けてさらに強くなっていく。

どこまで続くこのバトル?



しかも、そんなバトルに関係ない地下に、何億年も前からパワフルな抗体菌があったとすると・・なんとまあ、人間の力の無力さを感じてしまったりもする。


YouTubeでかなり昔の番組だけど、たけしの万物創世記ウイルス編というのをみつけた。
   ↓


私たちの医療は、害となるものを殺す、排除することを考えてきたけど・・本来は共存する方法を模索していくべきかもしれない。
今また、つくづく、そんなことを思う。

それは医療に限ったことだけではないのかも。
きっとすべてに対してかもしれない。


さらに、

ミクロの世界を解明していくことで、私たちは、病気の治療法を知るだけでなく、生命の起源や宇宙の神秘にも近づけるのかもしれない。

そんなことを思った。

バクテリア、ウイルス、DNA、量子生物学

そういったものが今後のキイワードかもしれないのだ。
そういった研究が進めば、高度のテクノロジーを持つ地球外生命体と肩を並べて銀河系宇宙連合のメンバーになれるかもしれないからね~(←なんのこっちゃ!笑)


目に見えている世界の方が、ほんの一部なのだよなあ・・・。



それでも最近は、なかなかよい傾向になってきていて、

私の身近では、風邪を引いたら抗生物質をください!と言う人も減ってきたし、また、こちらのドクターたちも薬を出すことをかなり控えてきている。

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     ↑

男:抗生物質が風邪にきくと思ったんだけど・・・
バッドマン:バシと引っぱたきながら、それはウイルスだ!


日本でも減ってきているといいんだけど・・。

たけしの万物創世紀「カゼ」・・・これもかなり昔のだけど、こんな昔から言われてたんだよね。
   ↓



だけど、食肉のほとんどに抗生物質を使っていれば、いくら薬を控えても肉を食べていれば蓄積されてしまうのかもしれない。
    ↓
危険な抗生物質使用の食肉

家畜にはがんがん抗生物質入りの食事を与えるそうだから。
その方が病気にもかかわず早く成長するので、すぐに出荷できて安上がり!なのだそうだ。


やっぱり、肉もオーガニックだよなあ(笑)


・・・・・・・・・・・・・・・・

抗生物質の世界初の発見は、アレクサンダー・フレミング(Sir Alexander Fleming)だった。

1940年、世界初の抗生物質、ペニシリンの発見。

それまでは 「死の病」といわれていた数々の病気が、抗生物質の登場後は撲滅したと思えたのに・・・。
実際、このときは、すべての感染症は地球上から撲滅するだろう!と世界中で言われたそうだ。


それから、80年近くたった今、さらに新たな感染症の死の病が増えて、抗生物質さえ効かなくなりつつあるんだよなあ。
近年増加している肺結核もその一つだろう。


フレミングさんは、こんな時代が来ることを予測していたんだろうか?

いやいや・・・おそらく彼はちゃんと予測していたみたいだ。
医学の進歩に有頂天になってる人たちに向かって、1945年のアカデミー授賞式でこんなスピーチをしているそうだから。

      
“It is not difficult to make microbes resistant to penicillin in the laboratory by exposing them to concentrations not sufficient to kill them,
and the same thing has occasionally happened in the body,” he said.
“There is the danger that the ignorant man may easily underdose himself and by exposing his microbes to non-lethal quantities of the drug, make them resistant.”

  「無知な人が容易に自分自身を弱める危険があり、微生物を致命的でない量に曝露することによって、それらを耐性にすることができてしまう。」


使い方を間違えれば、耐性菌を作り出してしまうことにもなる・・・。

まさに、今、そうなっちゃたわけだし、ほとんどの人々が無知だったということになる。

だいたい、食肉にも使っちゃうわけだからなあ・・
もちろん、抗生物質で育った鳥・豚・牛を食べたせいで、我々が薬の効かない体になったという因果関係はまだ証明には至っていない。

しかし、とっ~ても胡散臭いと思っていながらも、証明されない以上使い続ける、食べ続けるってのは・・・どーなんだろ?
いや、もう・・こういったことは、結局のところ、すべて自己責任しかないだろうなあ?


フレミングさん、今の時代を見たらどう思うんだろう。。。(ショック?)


それでも、アメリカは今また少しずつだけど、いい方向に変わりつつあるような気もするよ~、フレミングさん!
  ↓
抗菌石鹸「効果に科学的根拠なし」で販売禁止に:米国

すべての菌を殺そうとして、抗菌なんて言葉がはやった時代もあったけど、それも廃止されたからね~。

抗菌し過ぎでアレルギーが増えたのでは?という説もある。(←これも因果関係はまだ証明されてないけど。)

フレミングさん↓
alfred-eisenstaedt-alexander-fleming-posing-at-his-desk-surrounded-by-papers.jpg


今は、だんだん・・免疫力アップ、オーガニック志向、抗生物質は最小限にする・・・そういった傾向になってきてるから、
だから、フレミングさん、安心してくれ!(←どこが安心なんだか・・・)


参考
http://gigazine.net/news/20151030-cancer-killing-virus/
The Battle to End Antibiotic Use in Farm Agriculture


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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

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