アメリカのカジノ事情と歴史

クリスマスホリデーは何か予定でもあるの?

と聞かれたけど・・特に考えてないなあ。

去年はラスベガスに行って、お目当てのコンサートを見て、それから「24時間食べ歩きフリーパス」を使って、フリーパスが使えるすべてのカジノとバフェ巡りをしてきた。

今年は疲れ気味のせいか・・あんまり騒がしい場所へ出かけきる気分ではない。



ロサンゼルス近郊に住んでる人たちにとって、一番手軽に出かけられるところといえば、ラスベガス!

車でせいぜい4時間くらいの距離だから。

そのせいか、ここらに住んでる人は気軽にラスベガスに行く。
ちょっと遊びに行くならラスベガス!というわけだ。

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●有名ショーを見るならラスベガス

●食べ歩きもラスベガス(多くのバフェで有名)

●アウトドア志向ならば、ちょっと足をのばして「グランドキャニオン」「モニュメントバレー」、「ブライスキャニオン」、「デスバレー」、「ザイオン」なーんて、大自然の中に出掛けるもよし。

●おまけにホテル代も安い。
超高級ホテルでもしょっちゅう割引券を発行したりするくらいで、私も某高級ホテルにたったの30ドルで宿泊したことがある(笑)
もちろん、アメリカは一室の値段だから、お一人様30ドルではない!

●その上、結婚するのも便利で早い。
(アメリカで結婚するのには煩雑な手続きが多くて面倒なんだけど、ラスベガスは簡単。)

●そして・・もちろんギャンブル好きにはたまらないところだろう(笑)

これだけ様々なニーズを満足させられるんだから、やっぱ、ロサンゼルスっ子にとっては気軽にラスベガス!ってことになるのだ。



ラスベガスというのは、もともとはマフィアによって作られた街。

バグジー・シーゲルというのはラスベガスを作った男として有名だけど、もっと正確に言えば、東海岸の大物マフィアたちによってバグジーがプロジェクトの責任者として送り込まれたのだ。

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で、結局、彼は多額な資金を使った上経営に失敗して責任を取らされた=殺された、人なんだけどね~。

ラスベガスの歴史を知りたい方はこちらでどうぞ
      ↓
ラスベガスの誕生
ラスベガスといえばマフィア!(マフィアの時代)
ハワード・ヒューズ
スティーブン・ウィン



ラスベガス建設の目的は、当時のハリウッドの富裕層を顧客とした大規模なビジネス展開のため

昔はラスベガスは全米一治安が良く安全な場所と言われていたくらいだ。
(今は知らないけど。)

マフィアが作った街だから、さぞかし危ないところと思ってはいけない。
富裕層が安心して遊べてお金を落として頂くために、マフィアは一切の犯罪を取り締まり、クリーンな街づくりを心掛けたのだそうだよ。



そんなわけで、ネバダ州、ラスベガスというのは、全米でもちょっと異質なところなのだ。

毎年多くのコンベンションが行われることでも有名だし、(あれだけ多くのホテルがあるんだから、そりゃそうなるわな~)

ネバダ州は税金だってすっごく安い!

私も高い税金を払わなきゃならないカリフォルニアを飛び出して、ネバダ州に住もうか?と思ったことだってあるくらいだ(笑)

でも…仕事が限られてしまうのも確か。(ホテル、レストラン、カジノ、旅行関係ってのがメインだからなあ、それしか働き口が無いともいえるわな。)


ある日本人女性だったけど、やはり税金の安いネバダ州に移住したいがために、カジノディーラーになることを決心した人がいた。

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しかし、カジノディーラーになるためには、ちゃんと学校に通い資格を取らなければならないし、それもかなりの狭き門だと聞く。
学校の授業料もかなり高額だし、高いモチベーションが無ければ資格ゲットはできないそうだ。

日本人というハンディだってあっただろうに・・その方は今では、立派にラスベガスでディーラーとして働いているそうだ。



とにかく、カジノで有名なラスベガスは・・・全米でも特殊な街。

そして、そこには、それなりの歴史と背景があるということだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば・・つい最近の日本のニュースで、カジノ法案を強行採決とかなんとか、って記事を見たっけ。

その法案の賛成派ったか反対派だったかは忘れたけど、アメリカのカジノを引き合いに出して説明している方がいたんだけど・・・

なーんかピントが合ってないつーか、違う気がしたんだよね。。。


そもそも、アメリカって国は州によって違う。
日本のようにひとつにまとまった国というよりも、それぞれの州が一国という感覚に近いものがある。

国よりも州法が力を持っていることだって多いのだ。

たとえば、同じ罪を犯した犯罪者が日本のXX県では死刑にならないけど、XX県では死刑になる、なーんてこと、おそらく日本では考えられないことだろう。

しかし、それがアメリカ合衆国という国なのだ。


さて、またカジノに話を戻すと、

まず、カジノを合法化している州としていない州がある。

ちなみにグリーンのところが合法化している州
   ↓
usa_map.gif
http://casinolu.com/usacasino/

そして★印のついてるところがカリフォルニア州

したがってカリフォルニアは合法化されてない、だから・・カジノは無い!
・・・と思ってはいけない(笑)

下記は、カリフォルニア州にあるカジノのリストを示したサイト
    ↓
List of casinos in California

めんどくさいから数えてないけど、100近くはあるんじゃないの?

町中を運転してるだけで、カジノの看板だってよく見るくらいだからね~。


つまり、非合法という意味は、これから新しいカジノを作っちゃいけませんよ~!って意味なのだ。

なので、

・禁止される以前からある古いカジノはそのまま営業中。
・インディアンカジノは、州法に適用されない。





アメリカでカジノと言えば、多くの日本人はラスベガスをイメージするだけなのかもしれない。
しかし、実際は、このインディアンカジノの存在はとっても大きい。

まず、カリフォルニア州のほとんど大きなカジノは、すべてインディアンカジノ、と言えるだろう。

インディアンカジノというのは、ネイティブアメリカン(アメリカ先住民)によって、インディアン居留地(Indian reservation)内に作られたカジノのことであり、そこは彼らの自治区になっている。

早い話、治外法権なんでアメリカの州法だって適用外。


なんで、こんなことになってるのか?(笑)


まあ、それにはアメリカの歴史が大きく関係してるんだけど・・

ご存じのように、アメリカの歴史は、まず白人がアメリカ大陸に乗り込んできて、武力行使で多くの先住民を抹殺して作り上げた国。

わずかに生き残った先住部族たちは、僻地に追いやられて、征服者によってインディアン居留区となずけられたところに押し込められて、生活させられたわけ。

Do Not Enter


もちろん、征服者が良い土地なんてくれるわけないからね~、山間部たったり砂漠な中の不毛な荒地ばっかし。
いちおう、政府からはスズメの涙程度の生活保護資金は出されたようなんだけど・・それだって、途中でネコババされたりして、ほとんど彼らの手に入らなかったという話だ。


多くの餓死者を出した結果なんとか自分たちの手で生き延びようと、そこで生まれたのが苦肉の策のカジノ経営だったのだ。

もちろん、今でもすべての先住部族がカジノの権利を獲得してるわけじゃないけどね。

いちはやく、生き残りの手段としてそこに目をつけた部族は、アメリカ政府や州を相手どって今度は武力でなく、彼らが作った法を上手に用いて戦ってきたのだ。 
その長い戦いの結果、カジノ建設を勝ち取ったという歴史がある。

カジノ収益によって、彼らは辺境の居留地の中でさえ、病院や学校を作り街を整備し、人並の暮らしを自らの手でゲットしたという歴史がある。

今ではこんなに立派なインディアン居留地もあるし
   ↓
MysticLakeOverheadShot640.jpg

相変わらず貧しいままの居留地もある
     ↓
poor house


で、今でもインディアン居留地は治外法権。

もちろん、我々もカジノやホテル以外の彼らの居住地には立ち入り禁止だし、犯罪でも犯そうものならば居留地内のポリスに逮捕されることになる。

それに・・時刻だって違ったりすることもある(笑)

そもそもアメリカって1つの国で東と西では時差があるわけで、しかも夏時間と冬時間もある上、インディアン居留地によっては夏・冬時間を儲けていない地域もあったりで・・慣れないとめんどくさいのだ(笑)


アメリカは決して一枚岩ではない国だということだね。



インディアンカジノにしても、全米のスパ・リゾートホテルの5つ星にランクされるような豪華ホテルもあるわわけで、決してラスベガスの有名ホテルにも引けを取らないのだ。


私とホセは、以前すべてのカリフォルニア内のカジノの食べ歩きをしよう!と決心して、さまざまな場所を訪れたことがあった。

もちろん、それはバフェがあるカジノ限定だったけどね。

客層、食材、食事の質、特色、カジノエリアにおけるスロット・マシンの種類、出具合など(笑)

実にそれぞれで面白いことを多く発見できたと思っている。


・・・・・・・・・・・・・・・

ロサンゼルス付近に住む人々、とくに年配層は割とカジノに行く人が多い。

もっともリタイアーしてしまった年配層の楽しみいえば、友達同士でバスツアーでカジノに行って、食べ放題の食事とスロットマシンを楽しむというのは、気軽にできる楽しみごとだろう。

なので、平日の昼間はとくに年配層が多い。

そりゃあ、昼間から遊べるのはリタイアー組の特権だ~。

しかも厳しいドレスコードがあるわけでもないし、アメリカは気軽に普段着で入れるカジノがほとんど。
とくにロサンゼルスは・・ドレスコードのあるところなんか、逆に聞いたことすらない(笑)


「私ね、先週もPala(スパ・リゾートカジノの名前)に友達と言ってきたのよ
水曜日はロブスターバフェがあるんで、お腹いっぱい新鮮なロブスターを食べてきたわ。
そこそこ儲かったから、食事とバス代もただになっちゃった~。」

と、一人のおばあちゃんは可愛い笑顔を見せる。


百ドルも持っていけば、交通費を含めて食事とギャンブルが楽しめる。

スロットマシンは1セントから賭けられるところがほとんどだし、一般庶民はもっぱら、そんなところでも遊べるのだ。
私たちも同様だけど(笑)

ディズニーランドに行くよりもずーーと安上がりで楽しめる場所がカジノというわけだ。


「ウチのおばあちゃんはギャンブル狂いでさあ、毎週言ってるわよ。困ったものよ~。
でも、そこそこ儲けてくるし、私もお小遣い貰うから反対はできないんだよね~。」

と、20代の女の子が言う。

「へえ、すごいね~。
あなたは、一緒に行かないの?」

「私はダメダメ~。 おばあちゃんみたいにギャンブル運は無いみたいだから、やらないんだ。」



聞くのはそんな程度の話で、ギャンブルのためにすべてを失ったという悲惨なストーリーは、身近では一度も聞いたことがない。



日本で言われてるようにギャンブル依存症が増えるかどうかなんてことはわからないが・・・少なくとも、私の周囲においては、そうやって楽しんでいる人が多い。


それは長年の歴史、風土が日本とはまったく違うということだと思う。


海外の多くのカジノを視察してきたという方であっても、ほとんど観光客が集まるだけのカジノをちらっと見ただけでは、おそらく理解できてないことの方が多いことだろう。


アメリカではxxxxだから、マカオでは、香港では・・・なんてことを引き合いに出して、日本のカジノ法案を賛成か反対かなんて結論を導くのには、かなり無理があるような・・(笑)


カジノ収益の数字にしたって、おそらくアメリカにおける収益の中には、インディアン・カジノは含まれてないだろう。
国の管轄ではないんだから。


私が訪れたことのあるカジノはバフェ付きのカリフォルニアのカジノのみ。(←それは5年以上かけて全部行った。(笑)

東海岸ではナイアガラだけだし、海外ではオーストラリアのパースしか行ったことがない。

マカオは有名だけど・・もちろん行ったこともないし東南アジアのカジノ事情についてはまったく知らない。

なので、私にその法案について・・意見を求められてもわからん!!(笑)


だけど、

なんで今さら日本で、カジノ法案なんてことが話題になってるんだろう?
そんなことやってる場合じゃないんじゃないの?


・・・というのが私の最初に感じたことだ(笑)



少なくともカジノ建設で莫大な収益を上げて、国や国民を豊かにすることが目的ならば、

ラスベガス建設時のマフィアがハリウッドの著名人にターゲットを絞ったように、世界の超大金持ち層に客層を絞らなければ意味がないだろう。
(それすら、1940年代の話だった。)

1セントで遊ぶような我々庶民が押し寄せたところで・・たかが知れてるんだから(笑)


そして、その建設資金の提供先は・・どう考えたってかなりの大企業の資本と、おそらく、カジノが頭打ち状態になってるアメリカあたりが新たな市場を探してる・・そういったアメリカ企業あたりが多く参入することだろう。

じゃあ、その収益はどう流れる?


なんだか、私のシロウト目から見たって・・決して国が、庶民が、豊かになるとは思えないんだよなあ。

雇用が増える?と言ったって、アメリカのカジノみたいに老人雇用をしてくれるとは思えないしなあ。


アメリカのカジノのウエイトレスって、若くてキレイなブロンド美人ばっかりって思ってる人も多いようだけど(笑)

こーんなブロンド娘や
waitress.jpg

こーんなブルネット娘やら
borgata babe


でも・・現実は、50歳、60歳だって超えてるんんじゃないかい?って人も多いのだ。
   ↓
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   ↑
この人なんて、かなり、おキレイな方だと思うよ。

まだまだ、かなりのお年で、かなりなお太りようで、かなりの露出度満点の方々が多いってのもアメリカの特徴。

そうゆう雇用をしてくれるなら、働く場所がなくなった老人雇用にも役立つことだろうけど。



さて、どうなるのか日本のカジノ建設?

カジノ法案が通って建設したところ、逆に経済に大打撃なーんてことにならなきゃいいんだけどね。


大きく赤字を出してしまった、バグジー・シーゲルさんは責任を取らされて死刑宣告&即処刑されたんだったなあ。

でも・・・政治家さんたちは失敗しても殺されることはないだろうし、財産没収だってされないんだろうなあ。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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