三島由紀夫の小説から必然論を考えてみる

今朝オフィスで、ミーティングがあるという。
さっそく、みんなでミーティングルームに入った。

私は目が悪いので、いつも、なるべくスクリーンに近い場所に陣取る。

逆にスクリーンから一番遠い、窓際の席に座っていた人が、
「あれ! 指輪が、こんなとこに落ちてるよ。」と拾い上げた。

誰も名乗り出る人がいない。。。

「シルバーのネコをかたどった指輪だよ! 誰のかなあ?」

そこで、はじめて気がついた!!

「あ、それなら、私のだ!」

たしかに・・私のものだった。

正確に言うと、猫じゃなくって、昔エジプト展で購入した、アヌビス神をかたどったものなのだが・・・まあ、そんなことは、どーでもいい!(笑)

それにしても、不思議だ!

なぜ、私の指輪が、そんな場所に落ちていたのか?
ミーティングルームなんかで、私は指輪を外すことは、まず、ありえない。

もしも、私がボケて無意識で指輪を外していたとしても、前回のミーティングは1週間以上も前だったわけだし、スクリーンに遠い場所には座ったことがないのだ。

また、毎晩やってくる、掃除人が、ちゃーんと掃除機をかけているので、仮に1週間前に私が落としたとしたって、とっくに掃除機に吸い込まれているか、掃除人が親切な人だったら、拾得物として届けられてるはずなのだ。


なんだって、そんな場所にあったんだ???

わけわからん。

「うーーん、不思議だ! なんとも不思議だ。
こんな偶然ってあるんだろうか・・」


「いやいや、偶然なんてこの世にないんだよ。 すべては必然なのさ。」

と、同僚が言う。

そうなのかなあ?

そもそも、私は、失くしものをよくする方だけど・・(←だらしがないってことだ。)

それが、突然、思いがけないところでみつかるってこともよくある。

寝る前にベッドサイドのチェストの上に置いたイヤリングの片方が、どーーーしてもみつからない。
すぐ下を探しても、ベッドの下まで探してもみつからない。。。

すっかり諦めて忘れたころに、別の部屋で植木鉢のそばでみつかるとか・・。

外出中、どこでなくしてしまったかわからないペンダントトップを諦めていたところ、
数日後、ある駐車場に車をとめて歩き出したとたん、落ちているのを発見したとか・・。

また、テーブルの上に置いたはずのイヤリングの片方が消えてしまい、それが1年後に冷蔵庫の下からみつかるとか、
朝、出がけに車のキーがなくなって焦って探していると、靴の中からみつかるとか・・・。

おそらく、この最後の二つに関しては、いたずら好きの猫が犯人だと思っている。

「おまえが犯人だろ!」と詰め寄ってみたものの、

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「知~らない!」と耳の後ろを搔いていた。


自白は取れなかったけど、たぶん・・間違いない(笑)

なので・・これに関しては不思議とは思っていない。



しかし、今朝の、オフィスのミーティングルームの指輪は、どーーーーしてもわからん!

モノが無くなるってことは、私には必要がないものだから消えるんだろうし、本当に必要なものならば、無くなっても必ず出てくる
と、思うことにしてるので、私は、結構諦めはいい。

諦めはいいんだけど、それでも、不思議感だけは残る。


失くなることも失くなったものが出てくることも・・すべては必然なのか?


偶然か必然か?

その定義はなんだっけ?
いやいや、定義なんか、どうでもいいことかもしれない。


なぜなら、本当は必然だったとしても、忘れてしまってることとか理解できないことは、ぜーーーーんぶ偶然と呼ばれるようなものって気もするから。

たとえば・・早朝、誰もいない時間に私がミーティングルームに書類を取りに入り、そこで、思わず指が痒くなって、指を掻くために指輪を外して、それを落としたことに気づかずミーティングルームをあとにしてしまっていたとしたら?

さらに、その出来事すべてを・・ぜーんぶ忘れてしまってるとしたら?

それは、偶然じゃなくって必然ってことになる。

だけど、忘れてしまってる私にとっては不思議だ!ってことにり、こんなところで見つかるのは、すごい偶然!ってことになる。
(もっとも、私はそれほど・・ボケ老人ではないはず(笑))

偶然か必然かは、人によって、また時と場合によって、呼び方が違うだけかもしれない。
事実はひとつなのに。



昔読んだ小説で、三島由紀夫の「美しい星」という小説を思い出した。

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これは三島由紀夫の小説の中でも、ちょっと異質というか・異色作品という部類に入るSFもの?かな?

三島由紀夫作品といえば、仮面の告白、金閣寺、潮騒、なんてのが有名なところだけど・・それとは・・ぜーんぜん違う(笑)

まったく有名じゃない作品。

だって・・・こんなヘンな内容なんだもん。
     ↓
ある一家の話なのだが、彼らはそれぞれが水星、金星、火星などから飛来した宇宙人一家であり、金星人の霊魂が地球に住む一家に宿るとか、人類滅亡を願う宇宙人と滅亡の危機を救おうとする宇宙人との論戦だとか、銀灰色の空飛ぶ円盤が出現、なーんて内容!!


これじゃあ、まるでB級SFみたいだ(笑)

正当派・三島文学を愛する人からは、そんなものを三島さんが書くわけないだろ~が!と信じてもらえそうもない(笑)

もっとも熱烈三島ファンで、三島作品をすべてを読み尽くし、三島グッズまで収集してるような人には受け入れられてるのかもしれない。



実際には、三島さんという人、すごくUFOに興味を持っていたらしくて、「UFOを見るためのサークル」に所属してたって話も聞いたことがある。

ひょっとすると、それなりの、いや、かなりの、思い入れを込めて書き上げた作品だったのかもしれない。


さて、この小説の中で、こんなセリフが出てくる。

「偶然という言葉は、人間が自分の無知を糊塗(こと)しようとして、もっともらしく見せかけるために作った言葉だよ。

偶然とは、人間どもの理解をこえた高い必然が、ふだんは厚いマントに身を隠しているのに、ちらとその素肌の一部をのぞかせてしまった現象なのだ ・・

宗教家が神秘と呼び、科学者が偶然と呼ぶもの、そこにこそ真の必然が隠されているのだが、天はこれを人間どもに、いかにも取るに足らぬもののように見せかけるために、悪戯っぽい、不まじめな方法でちらつかせるにすぎない」


*糊塗(こと)・・・一時しのぎにごまかすこと。その場を何とか取り繕うこと。
 例:「失態を糊塗する」




ああ、やっぱり、さすがに中身は純文学だなあ~(笑)


人間どもの理解をこえた高い必然がふだんは厚いマントに身を隠しているだけなのか~。

つまり、
すべては必然なのだ。
人知を超えたものを、愚かな人間が偶然と呼ぶ。


ふーーむ、そうかあ~、なーんか、納得させられてしまうなあ。

文章の天才は、人の心の琴線に触れるような文をさらりと書いてしまう。

それは、どんなに見事な論理的推論で結論に導かれるよりも、はるかに真実に思えてしまうから不思議だ。
それこそ・・不思議だ!

心の琴線に触れたものには、論理は及ばないのかもしれない。


さて、では論理的推論を用いる自然科学の分野ではどうなんだろう?

この世は偶然によって成り立っている。
必然ではなくって偶然! 

今ではそれが主流になっている(笑


ちょうど前回の記事
    ↓
人の意識とボーアから始まった量子論の中でもの述べたことだけど、

Nielsbohr.jpg
-->量子は観測するまでは確率波として空間を移動し観測した瞬間に確率が確定するという性質を持っている






それに対して、「神はサイコロを振らない」を意固地にも押し通すアインシュタインさんは、

einstein2016.jpeg
-->生涯、ボーアらの唱えた確率解釈や、粒子の位置と運動量(運動の勢いを表す物理量)は同時に確定することができないとする「不確定性原理」に異議を唱え続けた。

「人間の知恵が足りないだけで、現在は量子力学では確率しか計算できないけど、それってぜーたいに物理学の本質ではないはず」



と、主張し続けたんだったよね。

ここで、確率が確定確率解釈な~んて、確率って言葉がいっぱい出てくるんだけど、これは、ボーアさんの弟子だったヴェルナー・ハイゼンベルクさんの、不確定原理のことを言ってる。

225px-Bundesarchiv_Bild183-R57262,_Werner_Heisenberg
ヴェルナー・ハイゼンベルク

ヴェルナー・ハイゼンベルクという人、当時はまだ25歳だったはずで・・これまた、天才物理学者!

粒子(電子)という実体なのに・・(これじゃあ、実体とは呼べないのかな?)、その位置や運動量を測定しようとすると、測定しようとする測定者の行為?が影響を及ぼし、電子の状態が乱されて正確に測定できない。

粒子の運動量と位置を同時に知ることは原理的に不可能!

この「位置」と「運動量」を同時に測定できないってことを、ちゃーんと数式で表せるのだそうだ。
(私が数式を理解できないため、すべての数式はここでは省略させてもらいます>)

そして、これは数学的にも証明されてしまっている。

ところが、

測定してちゃーんと値を出すことはできないけど確率なら求められるよ!

ということらしい。

値そのものは無理でも、その値が現実となる確率なら分かる・・・というのが不確定性原理。

これも数式で表してるんだけど・・どうせ、私にはわからないんで省略!

確率として、その電子がいる位置を出すことができるということだそうだ。
たとえば、A地点の確率90%、 B地点50% C地点5%って具合に。

ところが、確率というのはあくまでも確率であって、絶対じゃあないよ!ってこと。

おいおい!!

科学ってもんは現在ではそうゆうものなんだから、仕方ない。。。
しかも、それも数式で表されるんかい?


ん? なんだか、これって・・まるで膨大なデータをもとにした占いみたいなもの??

以前、元祖動物占いというのは、「四柱推命」や「宿曜経」に基づいた誕生日から導き出される膨大なデータを元に作られた統計学ともいえるもので、非常に確率は高い・・ということを聞いたことがある。

ちなみに私は、「気分屋のサル」だったような・・

たしかに統計学と確率論とは別物ではあるけど、どちらも「絶対ではないもの」「近いところまでは正確」という点では同じような気がするのだ。

なんだか、よーく当たる占い師さんだけど、それでも100%じゃないよ!という占いとか、未来予知も似たようなもの?と思えてしまう。

私が物理学の数式も理解できような素人だから、そんな発想をしてしまうのかもしれないけど(笑)  

量子論をちゃんと理解するには、大学で物理学を専攻しなけりゃ無理だろうけど・・ま、私には到底遅すぎる!


とにかく、ミクロの世界において、この世界は確率しかわからない=それは必然ではない=それは偶然

無知な人間には到底わかるはずがないもの。


となると、神でさえ予測はつかないもの?

いやいや、神がいるかどうかだって自然科学ではまだ証明されてないんだったな~。



神とは、宇宙の彼方から飛来してきた高度の文明を持った何者か(宇宙人)のこと?
彼らが、DNA操作をして地球人を作り上げた・・それを無知な我々が神と呼んでるだけ?

しかし、その高度な文明を持った何者か(宇宙人)もまた、別の存在によって作り上げられたもの?と言えなくもない。
そうなると・・全宇宙を統べるような1つの大きな存在=神と呼ぶもの、が存在してるってことにもなる・・・。

もっとも、それは3次元の物体(人)ではなく、ミクロの意識体みたいなものだろうけど。


さて、それは、どっちだかわからないけど・・まあ、どっちにしても、つまり・・1つの大きな存在に作られたにしても、また、その下の高度な宇宙人に作られたとしても、

●地球人を作った存在は、ただ最初に作っただけで、あとは勝手に進化するに任せたのか?
(進化論にしたって、どうゆう状況で進化をするのか??そんなことまで考え出すとキリがない・・)


●それとも、作ったあとまで、管理してるんだろうか?
盆栽みたいに、伸びすぎたらハサミを入れたり、自分好みの好きな形に整えたりしてるんだろうか?
土を入れたり肥料を入れたりも・・?(笑)

それならば、完全に必然ってことになる。


さてさて?
どっちにしても、やっぱりわかるはずがない。


ただ、現在自然科学の分野でわかっていることは・・この世は予測できない!ということであり、
長い研究の道のりを経て、ようやくそこまで自然科学も進歩してきたわけだ。

あとは、確率をいかに100%に近づけるか?という研究が進んでいるんだそうだ。

なーんてことはない!

観測できない!
この世は偶然でできている!
わかりようがない!

ってことがわかった・・・ってことか。


なんてこった!


そんなわけで、自然科学の世界は、すっかり今では、偶然至上主義が圧倒的になったわけだけど・・

それでも、心情的に、「偶然じゃなく必然なんだ!」
何かしかの意思や法則が働いている・・と感覚的にピンと来た人には必然なのかもしれない。
もちろん、これだって証明はされない。

どっちにしたって証明はされない。
証明されないってことが証明されちゃってるんだから?

ありゃりゃ、ますますこんがらかる(笑)

逆も真なり



ところで、アインシュタインはこんな言葉を残している。

Everything is energy
and that's all there is to it.

Match the frequency of the reality
you want and you cannot help
but get that reality.

It can be no other way.
This is not philosophy.
This is physics.

Albert Einstein

万物はエネルギーであり、
それがすべて。

自分が望む現実の周波数に
自分を合わせれば、
現実は自ずからそうなる。
それ以外にはなりえない。

これは哲学ではない。
物理学なのだ。





参考
不確定性原理とは? ―その概要と紹介

物理の基本原則ほころび 「不確定性原理」修正か 名古屋大など新理論実証


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