企業の良いニュース_グラビティー・ペイメント社の人たちとその意識は?

「最近は、ブラック企業だけじゃなくて、ブラック部活ってのも多くなってるんだって。」

先日中学生の子供を連れて日本に旅行したという人が言った。

「ブラック部活ってなんだ?」

「日本の中学校、高校では、部活ってのがあるんだよ? それがね、ものすごい長い時間拘束されて、顧問の先生に、バカ!だとか辞めちゃえ!死ね!と罵られながら、かなりひどい仕打ちをされながらも耐えなきゃならないんだってさ。」

「はあ? たかが部活でしょ! 辞めちゃえばいいじゃん。」


と、私は単純に思ったのだが・・。

「それがね、辞めると、途中で挫折した意気地がないヤツとか根性無しだとかって噂が、すぐに広まって・・イジメの対象にされるから、辞めることもできないんだってさ。 むしろ、そっちの方が怖いんだそーだ。」

なんだそりゃ! 

だとしたら・・今の日本の中学、高校ってのは地獄だね。

大人はブラック企業
ティーンエイジャーはブラック部活かあ。


ブラック部活というのは、放課後の長時間練習はもとより、早朝の朝練、なんてのもあるらしいのだ。
それに、顧問の先生もまた、一緒に参加して指導するんだろうか?

となると・・先生もまた、長時間の勤務時間てことになるなあ。
好きでやっているならいいけど、やらされるんだったら苦痛かも。

労働基準法はどうなってるんだ?
アメリカみたいに、時間外手当をちゃんともらえるんだろうか?


もし、そうでなければ、先生だってストレスのあまり、生徒を怒鳴り散らして発散することも起こり得るのかも。
そもそも、顧問の先生といったところで、決してプロフェッショナルな指導者ではないことが多いようだし・・。
野球部の顧問といっても、たしか・・プロのコーチではなくって、ただ、野球をやったことがある、数学の先生だったり・・って話も聞くから。

なーんてことをチラっと考える。。。


一方生徒の方は、

ボスの顔色を見ながら、ひたすら罵倒の言葉に耐え、フラフラになるまで働かされ(部活の場合だと・・練習させられ)、自分の時間はほとんどなく、残された時間を倒れ込むように寝るだけの日々。

どっちにしても、両方とも大きなストレスを溜め込んでいくだろう。

だから、ブラックと言われるんだろうけど・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

その同じ日、別の人からこんな話を聞いた。

「アメリカもさあ、ブラック企業は山ほどあるけど、逆にこーんなことをする企業だってあるみたいだよ。」

gravity.jpg


といって見せられたのが、この記事
    ↓
Gravity Payments' $70K minimum salary: CEO Dan Price shares result over a year later


こっちのロサンゼルス・タイムズにも載ってる↓
CEO cuts his pay by almost $1 million to give his employees big raises

これらを要約すると
   ↓
シアトルにある、グラビティ・ペイメント(Gravity Payments)という会社のCEO(最高経営責任者のこと)である、ダン・プライス(Dan Price)さんは、たまたま、暗~い顔をしてた一人の従業員と話す機会があった。

注:グラビティ・ペイメント社は、クレジットカードを処理している会社で、社員数は約120名

その従業員は言う。
「僕の年収は、35000ドルだけど、とってもじゃないけど、日々の暮らしにカツカツでつらい日々だよ。」と。


プライスさんは、そのときまでは、社員には市場相当の給与を支払っていて、決して自社の従業員への待遇が悪いなんてことは、夢にも思ってなかったらしい。
ところが、この従業員のナマの声を聴いて、はじめて、その給料ではまともな生活はできないということを知ったのだ。

ここで、ざっくりと給料の相場を説明すると・・
   ↓

現在では、せいぜい、特殊な技術職を除くオフィスワークならば・・初任給で年収30000~35000ドルくらいじゃないかな?

もちろん、最近では、年収が初任給からどんどんアップするなんて兆しもない。
そこから、高い家賃(たった1ルームでも1000ドル以上)を払って、高い税金(一人暮らしならば30%くらいは引かれる)を払って、
物価の高いシアトルでは、たしかにカツカツの生活なのだ。
もちろん・・・ここ、ロサンゼルスも同様だけどね(笑)



それを聞いたプライスさん、これ去年の話なんだけど・・まず、2015年に実に革新的なことを発表した。

全従業員の最低賃金を2016年には60,000ドルに、
そして 2017年までには70,000ドルに引き上げると!
まずは、即座に最低賃金を50,000ドルに引き上げたのだ。

ひええ! うらやましい~。←ロサンゼルスで働く私の切なる声)


で、どうやって、プライスさんが従業員の給料を捻出したかというと、
自らの1,000,000ドル近くあった給与を50,000ドルまでに引き下げて、まずはそこから全従業員の最低賃金を引き上げたのだ。

120人の従業員がいる会社のオーナーが百万ドルの年収なんて、もともと・・CEOとしては決して多い額ではないだろうが(笑)

一般的に、CEOの給料は平の従業員の平均の300倍というデータがある。(2011年だったかな?)
もちろん、中には700倍だとか、800倍だってありえるわけだから(笑)
しかも、この賃金格差はますます拡大していっているそうだ。

以前のブログ記事にも書いたことがあったよね
     ↓
ウォルマートに学ぶ、悪徳企業に就職しちゃったら・・


CEOの給料が5万ドルっていったら、そりゃあ、ほとんど従業員と変わらない年収じゃないか!


もちろん、年収が大幅アップで従業員は大喜びだけど、経営者連中からは、「あの会社はバカなことをしたおかげですぐにつぶれるぞ!」と批判の声が殺到したそうだ。

ところが、

離職率はほとんどなくなり、逆に売り上げは急上昇し利益は前年の2倍になってしまった、
そこで、さらに50人の従業員を入れることになった
とか。
(うーー、もっと早く知っていれば・・私もシアトルに引っ越せばよかったかなあ)


これに感激した従業員は、CEOのプライスさんに感謝の気持ちを込めてサプライズ・プレゼントをしたそうだ。

それも、夢の車、テスラSを!
参考に:テスラ・モデルS

こちらが、そのサプライズ・プレゼントのときの様子


CEOのプライスさん、まだ若い長髪のお兄さんってカンジですね~。
日本では、120人の従業員を持つ会社社長だったら考えられない姿かも(笑)

そして、トランクを開けると、従業員からのメッセージが入っている。

Plaque-close-up-630x473.jpg

「いつも、あなた自身よりもチームのことを思ってくれて、ありがとう!
これはあなたが自分を犠牲にしたことにより、私たちにどれだけ感謝しているかを表したプレゼントです。
グラビティ・ペイメントチームより」


もう、飛び上がって、抱き合って喜んでたね~。

社員のコメントのひとつにこんなのがあったけど、
'I love him and I believe he loves me'

「従業員それぞれが社長が大好きであり、自分たちもまた社長からどんなに愛されている存在であるかを知っている」

それだけで、お互いが通じ合い、お互いが幸せを感じるし、そのパワーは売上を倍増させるまでのパワーになってしまうってことだね。

こんな殺伐とした厳しい世の中であってさえも、大きなパワーになれば現実も動かすことができるんだなあ。


・・・・・・・・・・・・・・・・
もうひとつ、

こっちの話は、そのマ逆の話なんだけどね・・

ロサンゼルスにある、とある日系の中小企業の話。

社員は10名足らず、しかも、ベネフィット無し(保険も何もつかない会社)
初任給は、時給10ドル程度の最低賃金からスタート(州法で10ドルからと定められている)

で、その社長の年収はいくらかは知らないけど・・妻や子供の携帯電話代から私用の旅行費用まですべてを、会社の経費で落としているんだとか。(←やってることが超・ビンボー臭いなあ)

ある日のこと、軽い世間話で、ひと月の食費ってどのくらいかかってるのかな?って話題が出たとき、

「そうだなあ。。。僕は、たぶん、月5000ドルはかかってる気がするなあ。」

と、その社長がさらっと言ったとか(笑)

食費だけで月5000ドル(ざっくり50万以上)って??


ふと、グラビティ・ペイメント社のプライス社長を思い出して・・腹がたつよりも、私はむしろ、可笑しくなってしまった。

そして、

なんと、かわいそうな人だろう。

と思った。

おそらく、かなりの年収を取ってるんだろうけど、帳簿をごまかして、こっそり家庭の支払いやら自分の飲食費・放蕩費にまで当ててるようなセコイまねまでして・・・
社員からは、陰で悪口を言われ続けて嫌われて・・・。

それでも金と権力さえあれば平気だもんね~。

と、思ってるんだろうなあ(笑)


チームのみんなと(つまり、社員全員ってことだけど・・)、愛と信頼で一丸となって会社を動かす喜びは知らない。

当然、社員から車をプレゼントされる喜びも一生知ることもないだろうなあ・・・。


それで、その会社、今後おそらく・・うまくいったとしても、

会社は現状維持でしかないだろう。
もちろん、雇われている社員もまた、文句を言いながらの現状維持しかないのだろう。


だって、社員が「ポジティブな気分」で働いてないわけだから。



人の意識がポジティブに働いたとき、それは、信じられないほどのパワーを生むようだ。
生活の基本的心配がなくなり、大きな感謝と共に仲間と共に、明るく働く意欲が沸いてきた人々は、素晴らしいアイデアを生むことだってできる。

10人いれば10人分の前向きなアイデアが生まれ、それは現実社会の、ビジネス界でさえ変えていくパワーになるということだ。

そうじゃなかったら、グラビティ・ペイメント社がたった1年で売り上げが倍増なんてことはありえなかっただろう。


そう、すべては・・人々の、いや、人、ひとりひとりの意識なんだと思う。

スピリチュアル的なものと、現実やビジネスと切り離して考える人もいるけど、それは切っても切れないものかもしれない。


ビジネスもまた、愛や信頼で成り立っている。

愛と信頼は現実的な利益を生むことさえ、ここで証明されたような気がするのだ。


もちろん、人によっては、ビジネスで成功するためには時には非道なことや汚いことさえ必要だと言う人も多いし、大金持ちとは、そのようにして作られものだという人もいる。

たしかに、それも間違いのない事実だろう。

だけど、どっちが幸せを感じるか? といえば・・人々の愛と信頼で築き上げたビジネスで成功に導いた方が、はるかに充足感があり、幸せに違いない。

まあ、もっとも、そんな経営者は大金持ちにはなれないのかもしれないけど・・
たった5万ドルじゃあね(笑)

それでも、そんな幸せを知っている経営者にとっては、お金の額や権力なんて、ほとんど魅力も感じないのだろう。

さらに大きなものを知ってしまえば、小さなものなんて、どーでもよくなるものだから。


つくづく、

「俺って、食費に月5千ドルは使っちゃてるかもな。」と言ってる経営者がかわいそうに思えてくる(笑)


なんだか・・久々にいいニュースを聞いた気がしたなあ。

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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