サルの手の怖い話から現実のクローン化社会へ

「怖い話ってなんか知ってる? 怖い映画じゃなくって怖い話だよ。」

と聞かれた。

映画じゃなくって・・話かあ。
なんかあったかなあ・・・。

そういえば!! すっごい昔・・たしか私が中学生だった頃に聞いた話を突然思い出した。(←かなり昔すぎ?)

それは深夜、試験勉強に疲れてふとラジオのスイッチを入れたときのこと、

朗読の声が流れてきた。


それはこんな話だった。(←私の記憶が正しければだけど・・)

  ↓

イギリスのある田舎町、時代は今よりもかなり昔、ざっと100年近く昔だろうか・・。

お父さんとお母さんと、成人している息子の3人暮らしの家族がいた。

つつましい家庭ながら、彼らはとくに問題もなく、幸せな日々を送ている。

・・・・・・・・
そんなある日のこと、知り合いの男が訪ねてきた。 
彼は不思議なものを持参していて、それを見せてくれた。

それは・・なんと、サルの手のミイラ!

「これを持って願い事を言えば、3つの願いが叶うというシロモノだ。
ただし、これは呪われたものだ・・。」

呪われたもの。
3つの願いがかなうもの。

まさか!

そんなことって、あるんだろうか・・・。

しかし・・興味を引かれたお父さんは、それを受け取ってしまう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

知人の男が帰ったあと、サルのミイラ手を前にして話す家族。

「薄気味悪いわね。」 

「本当に願いなんて、叶うんだろうか?」

「試しにやってみようよ。」

「何を願うんだ?」

「うちは特にお願いするようなことはないしな~。」

「それじゃあ、お父さん! 家のローンがたしか200ポンドほど残ってたでしょう。
それがなくなれば、ずいぶん楽になるだろうし、まずは、200ポンドくれ!って願ってみたら。」

「そうだなあ。 たかが200ポンドくらいで呪われるなんてこともないだろうし。」

(当時の200ポンドの価値がどれくらいかはわからないが・・おそらく・・200万円くらいだろうか?)

・・・・・・・・・・・・・

お父さんは、サルの手を握って大声で唱えた。

「我に200ポンドを授けたまえ!」

その瞬間、ぐにゃりと手の中で動く気配を感じた。

「今、動いたぞ。」

「そんなばかな・・そんなはずないわよ。」

「気のせいじゃないの。」

「いや・・・たしかに動いた。」


しかし、何も起こらなかった。

その夜は待っても、いっこうに何かが起こる気配すらない。

「翌朝、ちゃーんと200ポンドが袋にでも詰まってるかもしれないよ。」

「そうだといいけどね。」

「とりあえず、今夜はもう休みましょう。」

・・・・・・・・・・・・・

翌朝、やはり何も起こってはいなかった。

いつもと同じ朝、息子はいつものように、工場へと出勤していった。

・・・・・・・・・・・・・・

それからしばらくたって、息子の勤め先の人が訪ねてきた。

そして言う。

「大変、申し上げにくいのですが・・先ほど、息子さんが工場の機械に巻き込まれてお亡くなりになりました。
本当に・・・なんと申し上げていいのか・・ご愁傷さまです。
これは不慮の事故で工場側にも責任はありませんが、今までまじめに勤めてくれたご子息のために、せめてものお悔やみとして、これをお受け取りください。」

そういって渡されたもの。

それこそ、200ポンドだった!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一人息子を突然失い、とくに母親は気が狂ったように言い続ける。

「お願い! 息子を生き返らせて。 あのサルの手があるじゃない。
どうか、どうか・・どうか、息子を!」

しかし、お父さんの脳裏によぎるものがある。
息子は、機械に巻き込まれてズタズタになって死んだのだ。見るも無残な姿で・・。

まさか・・・。

しかし、お母さんは必死に願い続ける。
ついに押し切られたお父さんは、サルの手を握って、言ってしまう。

「どうか、息子を甦らせてください。」

と願った瞬間、またも、サルの手がぐにゅっと気味悪い動きをした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その夜更けのこと、

はるか遠くで音がした。がら~ん、と何かが開いたような音。

そして引きずるような足音。

足音は近づいてくる。

だんだん大きくなってくる。

だんだん、だんだん、大きくなって、今でははっきりと聞こえる。
すぐそばまで来ている。

「きっと、きっと息子が帰ってくるのよ。」
お母さんは、嬉しそうに言う。

しかし・・息子は機械に巻き込まれて・・見るも無残な姿で・・・

足音は今やすぐそこまで来ていた。

そして、ついにドアをノックし始めた。

「息子だわ。息子が帰ってきたんだわ。」

「待て! ダメだ! 開けてはいけない。それは・・息子ではない!」

ドアを開けに行くお母さん、

同時に思わずサルの手を取って、3つ目の願い事を言うお父さん。

「どうか、息子を墓に戻してくれ!」

・・・・・・・・・・・・

ノックする音が突然消えた。

闇に静まり返っている。



ひええ~、怖いよう!

この朗読がすっごく上手だったせいか・・・深夜一人でこんな朗読を聞いてしまって、もう受験勉強どころじゃなくなってしまった(笑)

200ポンドなんて中途半端な金額を願ったからいけなかったんだろうか?

国の国家予算並みの金額を願ったらどうだったんだろう?

それとも、いっそのこと世界中の貧困者に日々の食事と住まいを!とか、戦争をなくしてくださいとかを願ったら?

色々なことを考えてしまった。

それにしても・・愛する人の突然の死、どうか生き返らせて!と切実に願ってしまうこと・・・それはあまりにも切ない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば・・ここで、もうひとつ、怖い話を思い出した。

ペットセメタリー

petsemetary.jpeg

これはスティーブン・キングの映画だったが・・やはり愛する人の突然の死を受け入れらえず、それを生き返らせる話だ。

はじめは幼い娘がかわいがっていた猫が交通事故で死んでしまったとき、
娘を悲しませたくないあまり、呪われたインディアンの土地に死んだ猫を埋めに行く。

そこに埋めると生き返らせることができるという言い伝えがあった。

そして、たしかに猫は生き返り戻ってきた。

が・・以前の賢くて人懐っこい猫とは、まったく違ってしまっていた。
いつも臭い匂いがして粗暴な猫に変わってしまっていたのだ。

次に、幼い息子が交通事故で死んでしまう。
そして、またも息子を生き返らせてしまうのだが・・小さな息子も、まるで別人の不気味な存在へ豹変していた。

そしてついに、甦った息子が母親を斬殺してしまう。
それに・・嘆き悲しんだ夫は、今度は妻の死体を抱いて呪われた地へ向かう。


まるで悪魔に憑りつかれたような狂気の話だったなあ。

でも、その底辺にあるものは、サルの手の話同様に、愛する者の死への耐えきれないほどの悲しみなのだ。

たしかに、突然愛する者を失うということは、何よりも耐えがたいほどの苦痛だろう。

生き返ってくれさえしたら!

その思いが、こういった恐怖ストーリーまで生んでしまう。

・・・・・・・・

しかし、これはもう、フィクションの物語では過ぎないのかもしれない。

現にクローン・ペットビジネスがあるのだ。


クローンといえば、野菜、果物、肉はいまや常識。

とくに日本のイチゴは60パーセント以上がクローン苗から作られるんだとか。
多くの人は知らずに食べてると思うけど、食品なんて今や自然なものを探す方が大変。

クローンじゃなければGMO(遺伝子組み換え)


大豆のほとんどはGMOで、納豆が自然食だと思って毎日食べてる人や、野菜中心の食事が体にいいと思ってる人・・・ひょっとしたらGMOとクローン食品ばかり食べてる可能性だって大アリかも。(笑)

GMO.jpeg

私がこれを10年くらい前に日本でみたとき、びっくりしたものだ。

え!じゃあ・・遺伝子組み換えでないって書いてないヤツってのは全部遺伝子組み換えってこと??

そうなると、わざわざ遺伝子組み換えじゃないですよーと書いてあることまで疑わしく思えてくる(笑)


もちろん作ったり売る側は、GMOやクローンの食品は体になーんの問題もないと言うし、かたや消費側の中には数々の問題点を指摘している専門家たちも多い。

遺伝子組み換えの何が問題?
http://altertrade.jp/alternatives/gmo/gmoreasons


もちろん、私がそういった実験に携わって自分でデータを確認するわけじゃないし、まして専門知識が無い私には確実のところはわからない。

結局のところは、さまざまな情報や論文からそれを直感的に判断するしかない。


自分が判断したことで、クローン、GM、ぜーーんぜん気にしない・・という人はそれを買えばいいわけだし、逆に悪い気がすると思う人は買わなければいいだけのことなのだけど、

ところが、ほとんどの人がGMOかクローンかもわからず、漠然と自然なものだと思い込んで購入してしまうようなシステムが意図的に作られているよーな気がする。

GMO表示が、すごく小さく表示されていたり、その表示義務ですら、さまざまな抜け道があるそうな(笑)

karakuri.jpg
http://non-gmo-jp.jimdo.com/gmo%E8%A8%98%E4%BA%8B-12-13/

ようは、遺伝子組み換え(GM)と表示してしまうと消費者が買ってくれなくなるからというのが理由らしい。

だったら、いかに安全で優れたものであるかを納得できるように証明し、かつ説明して堂々と売ればいいのに・・それだけのことじゃないかなあ。

本当にいいものであれば堂々と販売するべき!

そうでない現状をみると・・・私としては、GMOとクローンについては、なぜか嫌~なカンジがするのだ。


しかし~、今やこういった食品だけじゃないのだ。

さて、話をもとに戻そう。。。

ついにペットまで出来てしまった!

愛するペットが亡くなった人は、細胞さえ保管しておけば同じDNAを持つクローンペットがゲットできるのだ。

米 BioArts International 社が、死亡した愛犬からクローン再生した子犬を依頼主のもとに届けたそうだ。
同社は研究目的でない、初の商業クローン犬。

このクローン犬は、同社が韓国のスアム生命工学研究院と共同で行っている愛犬のクローン再生プロジェクト「Best Friends Again」でつくられ、
Best Friends Again では 2008 年 7 月愛犬のクローン再生権利を競売形式で販売し、夫妻は 15 万ドル (約1350万円) でこの権利を競り落としたとのこと。

夫妻の飼っていた先代の愛犬は 2008 年 1 月に癌で亡くなっているが、夫妻はクローン技術で愛犬を再生できると考え生前に DNA を凍結保存していたという。
新しい子犬は先代の「ランスロット」にちなんで「ランスロット・アンコール」と名付けられた


http://www.excite.co.jp/News/it_g/20090130/Slashdot_09_01_29_147242.html


file_10774_max_300_Couple-pays-big-bucks-to-cl.jpg

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2178805/Giving-dog-clone-Labrador-duplicated-dead-pets-DNA-father-itself.html


それにしても・・じゅ、じゅうごまんドルだって?

お金さえあれば、このように愛犬を失った悲しみさえ癒されるんだろうか?


これは2009年の話だ。

この記事に出てきた、韓国のスアム生命工学研究院というのは、中国のボヤライフ・グループ(Boyalife Group)という大企業とパートナーシップを持ってるそうで、彼らが目指すところは、あらゆるものをクローン化して、それを商業化することだそうだ。

愛犬をクローン化(複製)する」というのは、すでにビジネスになっているそうで、費用は1頭につき約 1200万円。

しかし彼らが目指すのは愛犬だけじゃなく、牛や馬のクローン生産を目指すとか。
食肉牛、競走馬、ペット、警察犬・・など。

とりあえず、2016年に100万頭のクローン牛の出荷だって!

http://www.thedailybeast.com/articles/2016/01/01/this-mad-scientist-will-clone-100-000-cows.html

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3341271/The-world-s-largest-cloning-factory-one-day-clone-HUMANS-Scientist-claims-technology-ready-public-opinion-isn-t.html

この大企業のオーナー、シュウ・シャオチュン / Xu Xiaochun 氏によれば、

x_lon_drxu_151215.jpg
http://www.nbcnews.com/news/china/we-won-t-make-frankensteins-cloning-giant-boyalife-s-ceo-n480891

人間のクローンを作るテクノロジーも、「もうすでにここにある」と言う。

そう、彼は将来、それもとても近い将来に、人間のクローンも!と考えているようだ。
(いや、すでに出来上がっている?)

現在ではまだ認められてないが、同性愛が認められたように必ず社会的価値観も変わるだろう、と見越しているそうだ。
(もしも、闇取引ならば、それもすでに可能ということかも。。)


もっとも人間の場合は、父母から受け継ぐ遺伝子だけでなく、もっと優秀な遺伝子を組み込むというような、デザイナーズベイビーと呼ばれるものも含むと思う。

Wikiによると、
受精卵の段階で遺伝子操作を行なうことによって、親が望む外見や体力・知力等を持たせた子供の総称。
親がその子供の特徴をまるでデザインするかのようであるためそう呼ばれるとか。




かなり以前にも、精子バンクというビジネスはあったし、それに関わる事件も聞いたことがある。


もともとは、未婚女性や子供が出来ない夫婦を対象にしたものだったが、より美しくより賢い子供が欲しいと望む親へ、優秀な精子を提供するビジネスに変わっていったものだ。

たとえば、イチローだとかアインシュタインのDNAとか(笑)を望む人たちがいるってことだよね。


そんな人々を顧客として、いくらで取引されてたのかは忘れちゃったけど・・結局のところは、それが大ウソで、名も知らないホームレスや麻薬患者の精子が使われてたことがバレてしまったとか・・。

そりゃそうだ!そんな素晴らしい成功者たちが、自分の精子をお金のためにどんどん提供してくれるとは思えないからね~(笑)


そういった精子バンクというのは昔からあったことだけど、今度は、そのコンセプトにハイテクノロジー技術を合体させて、ニーズに合った子供を大量生産しようということか?

なんでもクローン化とはすごい!

ペット業界も、競走馬も食肉業界も、すべてを手中に収めるだろうよ。。。


ところで、それにしてもなぜ、こういった研究&ビジネスが中国と韓国が中心になっているんだろう?
欧米ではいまだに倫理上の問題、宗教上の問題が多く絡むケースがあるからだろうか・・。



皆さん一人ひとりが、どう思うかどう感じるか?

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ただ、私個人としては、

倫理上、宗教上ということを抜きにしても、完全に自然界を滅亡させるような気がしてならないのだ。

たとえば人為的に魚の遺伝子を犬にとか、トマトの遺伝子をクモにとか、自然界で起こらない遺伝子操作を強制的に行うわけで、その結果、どうなるかは想像もつかないけど・・

けど・・「すべてが影響しあって成り立っている自然界」をぶち壊すことは、人の世もこの地球のすべても破壊することになるような気がしてならない。


OXITEC社がデング熱退治のためと称して遺伝子組み換え蚊を放出した話は有名だよね。

その地域がジカ熱発生地域と重なっているそうだ。

この蚊はデング熱を媒介するネッタイシマカのオス、生まれた幼虫は特定の抗生物質(テトラサイクリン)がないと生きられない。

それを利用して次世代が生き延びられないようなGM蚊を放って絶対数が減らし、絶滅させるためというのが目的でばらまいたのだが・・ちゃんと手続きを踏まずにばらまいちゃったことで非難ごうごう。

地元民は知らない人も多かったそうだ。



次世代は生き延びられないはずなのだが、このGM蚊がテトラサイクリンをどこかで見つけ出したとしたら?

また蚊は鳥の餌になり、花粉の媒介者にもなるわけで、GM蚊を食べた鳥がどうなるかまだ誰にもわかっていない。


こんな状態で、ばらまくってどーなんよ?

シロウトの私でも、そりゃマズイと思うのに・・なぜだ?

ひょっとしてもっとほかの目的でもあったんか?
そんなことさえ、疑いたくなってしまう。。。

そもそも、

一見、人に害を及ぼすような生物であったとしても人の都合で絶滅させていいんだろうか?

この世に存在するということは、たとえ蚊であっても・・生態系の上で重要な役割を持ってるんじゃないだろうか?

この世に生まれたものには、必ず生まれた意味がある・・それは人でも生物でも


と私は思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あらら~

なんだか、恐い話から、つい、こんな話題に発展してしまった(笑)

もともとは、愛する者を失なった悲痛な心は、狂気の恐怖ストーリーを生むということだった。


しかし、そんな悲痛な狂気の願いを、今や実際にかなえてくれる時代になっているということだ。

願いをかなえてくれるサルの手。

死者を生き返らせてくれるペットセメタリー。



しかし、現実の方がもっと狂っているような・・

やるせない深い悲しみに、おどろおどろしたものが結びついてしまった・・それが現実の恐怖ストーリーかもしれない。

そもそも、サルの手やペットセメタリーのように・・少なくとも、タダではできないのだ。

常に多額のお金が絡み動いていく。

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日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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