パナマ文書から思う精神的貧困者たち

Youtubeにアップされていた古い日本映画、マルサの女を、ひさしぶりにみた。

何年ぶりだろう。。。
1987年に公開されてるようなので、たぶん・・20年くらい昔に見たのかも。

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当時の時代背景とはずいぶん違ってしまってるけど、それでも・・なかなか面白かった。


そこで、ふと思った。

「国税局査察部(通称マルサ)というのは日本の中の話だけど、インターナショナルの脱税調査機関があればいいのに~。」

世界中をまたにかけて、脱税してる人たちをがんがん調べ上げて、そこには、マルサの女の板倉亮子並みの、超腕利き特別調査員がいる。

そして、どこの国の人だろうが制限無く逮捕することができて、高額脱税者はすべてシベリアの特別刑務所送りにしちゃう(笑)



名づけて、International Taxation Organization、略して・・ITOなんて、どうだろう?

だって、国際刑事警察機構( International Criminal Police Organization(略称:ICPO)ってのがあるんだからさ!

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いやいや、これはアニメだけど、インターポールは本当に実在してる。
icpo.jpg

でもなあ~、警察ならインターナショナルが出来るだろうけど、まあ・・タックス取り立てなんて、ありえるわけがない。
できたところで名ばかり・・・(笑)
そんな案件は、まっさきに権力者に潰されるだろうからね(笑)

・・・・・・・・・・・・・

さて、なんで、こんな馬鹿げたことを思ったかというと、

最近、各国で大問題になってるニュース、パナマ文書流出事件のことが頭にあったからだ。

「パナマ文書」がパナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出。
それは・・タックス・ヘイブン(租税回避地)を利用して大企業や個人が税金の「節税」を行っていたことを裏付ける資料が・・・それも、とんでもない量のものが流出した。



ところで・・

タックスヘイブン(Tax Havens)というのは、
もともと、havenは「港、停泊所」の意味で、havenは転じて「聖域」という意味もある。
そこで、tax haven というと、「租税回避地、税金が低かったり課税されない地域」ということになるのだ。


そういえば、私はずーーと昔、日本で輸出の仕事をしてたことがあるんだけど、なーんで多くの船が、積み荷は日本やアメリカの貨物なのに、パナマやモンゴル、イベリア船籍だったりするのかなあ?って不思議だった。
まさに、それがtax haven だったからってのがわかったとき、やれやれ、大人の世界って!と思ったものだ~。


大手企業や政府首脳や著名な実業家たちが、税金逃れをしてるなんてことは、ずーーと昔っから言われてるし、証拠があがらなくても、当然、やってるだろうな~ってのは、誰でも思っていたことだろう。

でも、今回、驚きだったのは、そのデータ量が2.6TB (テラバイト)と量がとにかく、ハンパじゃない!
(それってPCに搭載されているHDDの何台分に当たるんだよ?)

今回のリークは桁外れで、数十万のオフショア企業にまで関連してる非常に巨大なもの。

2010年にWikiLeaksがアメリカ国務省の文書やエドワード・スノーデンのNSA文書などとは比較にならないほどの重要性を持つ。

け! 税金逃れなんて犯罪には値しないし、みんなやってることじゃない? なーんて考える人がいるとしたら、それは庶民レベルの発想でしかない。

彼らが本来支払われるはずだった税金が納めらないということは、⇒ 税収が少なくなって政府が困窮
その分の減収を補うために、一般庶民へと増税する
その結果、一般庶民はますます困窮する ⇒ ますます格差社会へ ⇒ 崩壊



で、今では、世界の富をトップ1%が独占するなんてことが現実になってるわけだ~。
(そりゃ、なるわな~。)

本来、高額所得者の資産隠しを追及したり取り締まる法があれば、消費税をがんがん上げる必要だってないのだ。
ところが現状は、むしろ富裕層を保護する政策になってるわけだし、資産隠しを追及するなんて、と~んでもないことだろう。

そもそも、資本主義というのは、自由にどんどん儲けて頂いて結構、だけど儲かった分はそれに見合った金額のタックスを納めるというのが、原則の上でなりたっている。

それが崩れてしまえば、社会そのものがなりたたなくなってしまうのに~。


過去記事にもアップしたけど、どんどん格差社会は広がり社会は崩れていく。
     ↓
ホセの「格差社会と資本主義講座」を聞く



今回の、パナマ文書流出事件についての詳細は、すでにネット上には日本語のものも、い~ぱいアップされてるので、参考にいくつか貼っておきます。
   ↓
http://gigazine.net/news/20160406-panama-papers/

http://golden-tamatama.com/blog-entry-2319.html

http://golden-tamatama.com/blog-entry-2320.html


ところで、「タックス・ヘイブンは合法か非合法か?」と問われるならば、

そりゃあ、多くの場合、合法になってることが多いのだ。(←これも大きな問題点)


タックス・ヘイブンとは、税金ゼロ、または非常に低い税率というような税制を定めた国に、

たとえば、今問題になってる、パナマ
ケイマン諸島(←よく映画にもよく登場する)、バミューダ諸島なんか・・。



そこに、世界中の企業や個人がペーパーカンパニーを立ち上げて自国で得た利益を送金する。
そこで利益をあげてるってことにしちゃえば、税金を払わなくてすんじゃう。

ってことだから。

で、そのお金が誰のものでどこから来たのか、どこへ行くのかが見えないために追跡が難しくなるし、そうなると、犯罪組織が不正に得た利益を送金してよそに移すという、マネー・ロンダリング(資金洗浄)の温床にもなっちゃうというわけだ。

まさに、法の抜け穴ともいうべきもので、わからなきゃ、すべてが合法!

たしかになあ、タックスのかからない国に送金するまでは合法だろう。
だけど、そこで、税金を払いたくないために、「ペーパーカンパニーを作って利益をあげてるってことにしちゃう」つーのは・・・

私の法では大犯罪なのだ。(←おいおい)

●自国に対して正常な経済機構を破壊する罪
●一般庶民へ高い税金を肩代わりさせる罪
●自分の利益しか考えない非人道的罪


ここは、やっぱ・・インターナショナル版マルサの女の活躍を待つか!

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・・・・・・・・・・・・・・・・・

それと、まったく対比するような人物、ホセ・ムヒカ大統領(元だけど・・)が来日したんだってね。


この人については、私の2012年の記事だったけど、以前にもアップしたことがある。
    ↓
ムヒカ大統領のスピーチ

また、2015年にも
  ↓
モノを持つということ、そしてムヒカ大統領のインタビュー

なぜ、来日することになったのか詳しいことは知らないんだけど・・たしかに政治家でつつましい生活をしてる人は彼くらいなものだろう。

今は、
政治家=金持ち

というのが当たり前だと、みんなが思ってる時代だから(笑)

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ムヒカ大統領というのは、一見、温和な顔立ちに見えるけど、若いころは軍事政権に反発してゲリラ活動に従事してた人。

数々の襲撃、誘拐にたずさわる中で、ムヒカは6発の銃弾を受け、4度の逮捕(そのうち2回は脱獄)を経験する。
1972年に逮捕された際には、軍事政権が終わるまで13年近く収監されていた(Wikiから)



おそらく、ハンパじゃない人生を歩んできた人だってことは想像がつく。

そして、彼は、バスク系ウルグアイ人だったんだね~。
(バスクの話はまた後でするとしてここでは省略・・話が脱線すしそうだから・・・。)

ムヒカさんは、個人の生活も質素だけど、大統領として海外に行くときですら、国際会議にはエコノミークラスで行くか、または、他の大統領の飛行機に便乗させてもらうことが多いんだとか。(自分の大統領専用機を持ってないため)


そこで、ちょっと舛添都知事の記事を思い出した。

ロンドンとパリで豪遊して非難されたばかりの舛添都知事
海外出張は2015年10月27日~11月2日(5泊7日)の日程で、舛添知事を含む、政策企画局や五輪・パラリンピック準備局の職員20人が現地を訪れ、5041万9000円を費やしたことが報告された。

それに対して、香港の記者が質問すると・・
「では、聞きますが、香港のトップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。 恥ずかしいでしょう。。。(以下省略)」と答えたという。



うーーん、たった5泊7日で、20人の企業団体で、ちゃんとしたホテルに泊まって現地で優秀な通訳をつけたとしても、どーやったら、5041万9000円って金額になるのか・・・・!

きっと彼のような人からみれば、ホセ・ムヒカさんは、超恥ずかしい、みっともない人なんだろうなあ(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世界一貧しい大統領と呼ばれるムヒカさん

彼を貧しいと呼ぶ人たちの方がヘンじゃないのかなあ!と、私はいつも思ってしまう。。。

一般庶民よりもはるかに大金持ちな人々が、税金を払いたくないがために、こっそりペーパーカンパニーに作ったり、海外へ資金を移したりコソコソと動いてる方が、ずーーと、ビンボー臭い!


そりゃあ、カツカツの生活をしていている人たちってのは、常に生活にいっぱいいっぱいで、なかなか国を思う心のゆとりすら生まれないだろう。
そんな状態だったら、まず、どうやって税金を免除してもらおうか!と思案するのも無理からぬことだろう。

だけど、富裕層だったら、

俺はどーんと税金を払うから、それで世の中に役立ててくれ!・・と思う方が正常なのでは?
彼らには、どうやったら国が、世の中が良くなるだろう?と考えるゆとりは充分あるはず・・・なのだから。


なのに、巧妙な税金逃れをするってことは、まさに、貧乏根性!

ゆとりがあるのに自分の利益しか考えられない・・それは知的欠陥者ということだ。

それこそ、超恥ずかしい!

貧乏というのは、資産額で決められることじゃないように思う。


精神的貧困者・・・それこそが、一番恥ずかしいし、みっともないことじゃないのかな?



今回、パナマ文書で上がった企業や個人は、それでもごく一部でしかなく、
Jロスチャイルド、ロックフェラー、モルガン、ウォーバーグ等々の財産はどこに行ってるんでしょうかね?
また投資銀行達は数百社のペーパーカンパニーを持ってるんだとか・・。

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No title

いつも楽しみに読ませてもらっています。

ムヒカ大統領が、なぜ来日されたのか、とても
気になりますね。誰が呼んだのでしょうか。
彼の発言に対し、共感を得ている日本人たちがいるのを見て、
もしかしたら不気味に微笑んでいる人たちがいるのかな。
などという考えも浮かびました。
今の日本(政府)にとっては、逆効果なのかなという気さえします。

Re: No title

コメント、ありがとうございます。

私も、ちらっとコレ、思いました(笑)
  ↓
> 彼の発言に対し、共感を得ている日本人たちがいるのを見て、
> もしかしたら不気味に微笑んでいる人たちがいるのかな。
> などという考えも浮かびました。

パナマ文書にしても、単純に「不正が明るみに出つつある」なんて喜ぶべきことではなく、その裏があることでしょう。
反対勢力、政敵などが仕組んだことで、不正を憎む一般人の民意を操作しているのかも・・と考える方が順当かも。

ムヒカさんの場合も、たとえば・・舛添さんを潰そうとする人たちには好都合でしょうからね(笑)

それでも、闇の中にも光はあるし光の中にも闇があるならば、まずは、いいとこだけを見て素直に喜んだり共感することでもいいのかも・・・そんなふうにも考えます。
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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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