パワーストーンのグレードといにしえのメディスンマン

「私、チェリークォーツを天然石だとばっかり思って買ったんだけど、あれってガラス玉だったんだよね。
ピンク色できれいだったし安かったから、つい・・・。 
チェリークォーツとかストロベリークォーツなんて、いかにもかわいらしい名前に騙されちゃいけないってことだね。」


と、若い女性がため息をついた。

確かにチェリークォーツはガラス(笑)

それを天然石コーナーに、ガラス玉という表示もしないで並べておくのは、ちょっと問題アリかもなあ。
と、私的には思う。

ただ同じ可愛いネーミングだけど、ストロベリークォーツってのは、れっきとした天然石なのだ。

ストロベリークォーツとは
1960年にメキシコで発見され主に宝飾品の市場で取引された。
後にいくつかの鉱山が発見され、一般市場へも流通するようになったものの主産地であったカザフスタンの鉱山が閉山したことにより、その希少性と価値が一気に高まった石。
標高4000メートル以上の山地で採掘され希少価値が高い。



ようするに、石英(クォーツ)の中に、イチゴ色のインクルージョン(内含物)が入ったもので、
細か~い針鉄鉱(ゲーサイトインクルージョン)が入れば、ほんのり赤く色づいた、まさにイチゴっぽいものになり、
鱗鉄鉱(レビドクロサイトインクルージョン)、が入れば、キラキラとした輝きをみせるものとなる。 

もちろん、人気があるものは、イチゴっぽいインクルージョンが入った方。

strawberry-quartz-gem-273472a.jpg

当然、お値段もかなり高い!
小さなペンダントトップだけだとしても、そこそこのグレードならば、4~5万はするかも。



そして、ガラスで作られたチェリークォーツはこちら
       ↓
cherry.jpg

ガラス玉なのに、いかにも!ってカンジで少し黒っぽいインクルージョンを入れたりしてるし、おまけに、これ、タンブルまで作られてるじゃないか!

**タンブルというのは、石をカットはせずに磨いただけの状態のものをいう。

これじゃあ、お客様が天然石と間違えて買ってくれるのをお待ちしてますよ~、とも言わんばかり。。。

で、いったい、どういったスピリチュアル的効果があるんだろう? と思ってサイトを調べてみると・・・

Cherry Quartz brings new hope, acts as an anti-depressant, relief from anxiety, sexual problems related to tension, & helps develop vision for the bigger picture. Cherry quartz is an energy stone and a powerful healing stone. The healing properties of Cherry quartz are used to aid respiratory difficulties, regeneration of cells, flow of energy throughout the body. It is an excellent balancing stone for a sad or weak heart. This stone is clear to cherry red in colour.

希望、不安からの解消、セクシャルな問題を回避、将来への大きなビジョンを促す。
チェリーストーンはとてもパワフルな石であり、ヒーリング効果があり、呼吸困難にも役立ち、全身の細胞を活性化をさせ、弱ったハートには素晴らしいバランスを与えてくれる。



おい! ガラスで作られたんだろ~が?


ついでに、日本のいくつかのサイトを調べてみると、

探究、幸福、愛の目ざめ、潜在能力を引き出す
甘酸っぱい桜色がキレイな人工ストーンです。
ネガティブな感情を取り払い、心を軽くしてくれるとされています。
希望に向かうエネルギーをもたらす「幸福の石」ともいわれており、恋愛ストーンとしても効果的で、失恋の悲しみを乗り越えて、新しい恋を呼び込むパワーを持つとされています。

幸せを呼ぶピンクのストーン。
キレイな人工ストーン(ガラスビーズ)です。
ネガティブな感情を取り払い心と体を軽くするとされています。
そのかわいいピンク色はアクセサリなどによく使われています。

原産国:人工石
硬度:7.0



まだ、ちゃんと・・人工石と書かれているんで良心的かもしれない。

だけど、

「探究、幸福、愛の目ざめ、潜在能力を引き出す」
「ネガティブな感情を取り払い心を軽くしてくれるとされています」

って・・・いったい、誰が言いだしたのか?
そもそも、どうやって調べた?
色つきガラスだろ?


たしかに、人工物だからって馬鹿にしちゃいけないのはわかる。
それに、色の効果というものは決して侮れないものだ。

でもなあ、これでいいんか~?
・・と、私は思ってしまう。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近はすっかり天然石(パワーストーン)ブームも定着してるようで、こういった天然石が持つスピリチュアル的な意味はもとより、石のグレードなどを気にする方も増えたように思う。

こっちの石は、「最高級AAAAAグレードだから、高いんだ!」
「あ、こっちは、AAとAが二つしかついてないから、あまりよくないんだな!」


・・という具合に。

うーーん

しかし、このグレードというのは、あくまでも・・そこのお店、独自のものであって、すべての天然石従事者が納得して決定されたものではない!ということは念頭に置いた方がいいかもしれない。
言い換えれば、「当店の基準では・・・」ということなのだ。

例外として、ダイヤモンドの品質についてだけは、徹底的に調べてグレードを決められる。
当然、それは世界共通の基準にもとづいてグレードが決められるということだ。

一方、天然石を鑑別に出した場合、
その石は天然ものか、本物を加工したものか、どういった加工をされてるのかを詳しく調べただけの結果なのだ。

なので、グレードはあまり意味がない・・・と私は思う。
そもそも、グレードによって石のパワーは変わらないから。。。

ようは、見た目だけの問題・・・ということだ。


しかし、現状では、それによって値段が大きく違う!というのが現状だ。

その理由は、

●グレードによるもの(それぞれのお店や業者さんのグレードってことだけどね。)

グレードの判断基準は、

インクルージョン(内包物)
輝き


色は濃ければ濃いほどいいとされるし、インクルージョンがなるべく含まれて無いもの、そして輝きや艶があるもの。
これは、色のついた宝石のグレードとも共通するものだ。




●希少価値があるもの


●産地によるもの


●流通機関によるもの
現地で掘り出されてから店頭に並ぶまでいくつか流通してくるのだが、中間業者が多くなればなるほど最終的には高くなる。


そういったことで適正価格というものが決まる。

たとえば、ローズクォーツ

rosequarts_incl.jpg

そもそもローズクォーツはよく採れるせいか、それほど高いものじゃあない。
この写真の左のは、白いインクルージョンが入ってる。
ブラジル産が多いかな。

こちらはマダガスカル産、しかも、光に透かすとスターとかキャッツアイと呼ばれるものが浮かびあがる。
    ↓
starroze.jpg

こうなると、同じ大きさのローズクォーツといえども、めっちゃ高くなる。

色が濃くて色ムラがなくて、マダガスカル産で、スターが浮かび上がる、業者が最高グレードと言う、みんなが欲しがる・・・ということで、お値段も何十倍・・なんてこともありえてしまうのだ。

ローズクォーツはローズクォーツであって、ブラジル産はマダガスカル産よりもパワーが落ちるなんてことはあり得ないのにねえ。



そこで、もしも、本物を少しでも安く買いたいと思うならば、
自分で現地に行って掘り出して加工して輸出許可等をとって日本に持ってくればいいってことになるが、それは、それで、かなり難しい。

そもそも、本物かどうかなんて・・・専門家が目で見ただけでも判断がつかないものが多い昨今。

結局、信じられる店から買うしかないってことだ。
また、お店側は信じられる業者から買うことになるし、業者は信じられる加工所等から買うってことになる。

そう考えると、天然石ってのは、実に曖昧なものだし、また、曖昧なものだけに人々の信頼をベースにしているものかもしれない。
(ダイヤモンド以外の宝石も同様だけどね~。)

おまけに、パワーストーンともなれば、みんな、スピリチュアル的な意味を含めて購入するわけだ。



そこで、私は思うのだが・・・

パワーストーンとするならば、とくにグレードは気にしなくていいんじゃないかな。
宝石ならば、一般的な価値観や見た目重視で購入するのも充分アリだと思うが、パワーストーンのパワーにあやかりたいと思うならば、それは違うと思う。



お店側の「まさに最高品質」なんてキャッチフレーズで購入するより、
自分が「これはキレイだ。これが欲しい!と思ったものを買う方が、ずーーとスピリチュアル的な効果を発揮する。

そもそも、見た目の美しさ、艶なんてものは、それぞれの主観的なものに過ぎない。

たとえば、ターコイズ。

日本で好まれるターコイズは、ほとんどインクルージョンがない真っ青なものが好まれる。

gsr-12-trc-ct1.jpg
楽天から画像を拝借↑

しかし、アメリカで好まれるものは、ブルーにマトリックスと呼ばれる網目模様や黒や茶といった模様が入ったものが好まれる。

そこらへんのことは、以前こちらの記事にも写真を載せている↓

旅の記録、そしてターコイズのこと

812538-292_grande.jpg
↑ これはインディアンジュエリーで使われているナチュラルなターコイズだが、こういった模様が気持ち悪いと思うか、かえって味があると思うか、それは人によるところだ。

模様も、黒、グレー、茶、薄茶、金色ぽいものまで、さまざまあるし、形もそれぞれ、ターコイズの地色も薄いブルーからグリーンがかったもの、または、白っぽいものが入ってるものまである。

あくまで、ターコイズを例にとったけど、他の天然石もほぼ同様。
天然ならば、インクルージョンが入っていて当たり前。
色もさまざま。

入ってないもので色合いが濃い一色の方がマレなのだ。
だからこそ、高くもなるんだけどね~(笑)

なので、高品質という言葉よりも、自分がそれが気に行ったかどうか・・が大事なことだと思う。


ちなみに私は、つい最近、phosphosiderite フォスフォシデライトという10mm玉のビーズをみつけて購入したところだ。


それが、これ↓
phos.jpg

藤色にブラウンの混ざり合った石で、なーんとなく惹かれたのだ。

しかし、価値が高いフォスフォシデライトは、こっちの方。(それにしてもフォスフォシデライトって、舌をかみそうな名前なんだよなあ。)
     ↓
phosphosiderite.jpg

うん、お見事!
きれいに藤色一色でそろっていて、文句のつけようがない!

当然ながら、私が買った方が、ぜーんっぜん安い。
けど・・・もしも、同じ値段にしてあげるよ!と言われても、私は茶色の混ざった方を買うだろう。

きれいにそろった藤色の方はなーんとなく、キレイ過ぎて生きてるカンジがしないっていうか、個性がないつーか、面白味がないっつーか・・・
自分の石って気がしないのだ。 ただ単一的なものを感じてしまうのだ。

私がそう思った以上、私にはキレイな方の石は、パワーストーンとしては働いてくれないだろう。

パワーストーンならば、まずそれに魅力を感じなければ「価値ある存在」にはならない。

もしも、宝石ならば、「グレードの高い、高額なものを身につけることに価値がある」という考え方も成り立つでしょうけど・・。
それも考え方しだいかもしれないけどね~。


さらに、パワーストーンは、持ち主が「願いや思い」を込めて、はじめてパワーを発揮するものだ。

なーんとなく、最近、多くの人たちがパワーストーンのグレードにこだわり過ぎてるんじゃないかあ。

宝石じゃあるまいし・・グレードにこだわれば、どんどんパワーストーンの値段が跳ね上がるだけなんだけどなあ。
ただでさえ、天然物は枯渇してきてるっていうのに~。


とくに、日本人がこだわるのが品質。
だからこそ、グレードという言葉に惑わされてしまうのかもしれない。

工場製品であれば、品質にこだわることはとっても素晴らしいことなんだけど・・パワーストーンはまったくの別物。


そして、ついでに・・もうひとつ、注意事項をあげるならば、高価な天然物の石の名前くらいは、ざっくりでも知っておいた方がいいかも。
もちろん、例にあげたローズクォーツのように、同じ種類であっても、雲泥の差がつく場合はあるんだけどね。

私が思いつくやつだと・・・

モルダバイト、リビアングラス、モリオン、チャロアイト、スギライト、ストロベリークォーツ、ルチル入り水晶(きれいに入ってるもの)
ヒスイ、ターコイズ、シトリン、ラリマー、ラピスラズリ・・

などなど。 

シトリンとかモリオンってよく見かけるヤツは、まず、ほとんど天然そのものではないことが多い(笑)
まったくの偽物ってわけじゃないけど・・水晶に照射して色を発色させたりして、人の手で加工されてることが多いのだ。

とくに、モリオン(真っ黒で光を通さなくなった水晶)なんて、一生かかっても、天然物にめぐり会えるかどうか・・ってシロモノだ。

なのに、

天然物だけを扱ってます!と書いてあるようなお店やオンラインショップで、そういったものが1万円くらいで売ってたりする(笑)

つい最近も、オンラインショップだったけど・・ターコイズの12mビーズを使ったブレスレットが、AAAAグレードとなっていて・・1万円ちょっとの値段で売られてた。

ありえない!(笑)

おそらく、天然物といっても、ハウライトという天然石に色をつけたものか、屑となったターコイズを集めて成形されたものだろう。

こうゆうのって、法には触れないというだけのことで、私には良心的なビジネスには思えないのだ。

なので、購入する一般の人たちも、できれば・・その天然石が、どの程度の希少価値があるものかどうか程度は知っておいた方がいいかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、次に、天然石の効果についていえば、結局、それは信じるか信じないかなのだ。

いにしえからそう言われてます。 古い文献にそう書かれてます。ということが、ほとんどだから。

しかし、私は個人的に、それは決して侮ってはいけないこと・・だと思っている。
(例のチェリークォーツは別だけど・・・絶対、いにしえであるはずないし。)

古代エジプトでもメソポタミアでも中国でも・・呪い、死後の世界、魔術などが当然のように信じられていた時代だ。

当時の医者というのは、まじない師でもあり薬草師でもあった。

一般的には、現代でもメディスンマンという名前で呼ばれている人たちのことだ。

それぞれの部族には、必ずといっていいほどメディスンマンがいたわけで、霊能者であり、魔術師、薬草師といったところだろう。

彼らは薬草の他、天然石に宿るパワーを使ったり、また薬として用いてたという事実がある。
ラピスラズリなどは、薬として砕いて粉状にして飲んだりしたそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば・・これはメディスンマンに関する、わりと最近の話だが・・アメリカのナバホ族の話がある。

1993年に、アメリカのナバホ族の居留地で、原因不明の病気で人々が呼吸困難となり、次々と病院に運び込まれた。
または、その場で急死してしまった人もいたそうだ。


病院でも原因がわからず、ついに、CDC(疾病対策予防センター)に持ち込まれることになったのだが、それでもまだウイルスの正体がつかめない。
CDCといえば、映画のアウトブレイクにも出てきたような、世界でも最高機関のはずだ・・。

そこで、ナバホ自治区では、ナバホ族のメディスンマンに原因解明と対策をお願いしたそうだ。

navajo-medicine-men-sand-painting.jpg


すると、メディスンマンの答えは、

「気候が大きく変動した後は、必ず悪い病気がはやる。
寒い冬が暖冬だったり、暑い日が寒かったりするのが長く続いた翌年は注意が必要なのだ。
今回は、ネズミがもたらす病気なので、ネズミに注意をしろ。」


その後、ようやくCDCでも、原因をつきとめた。

ウイルスはハンタウイルスという名で、自然宿主はげっ歯目、戸外に生息するネズミによって媒介されたものだった。
それが、エルニーニョの影響で餌が大量に増えたため、ネズミも大量に増えてしまい、戸外で生息していたものが家屋の中にも入り込み人に感染したのだった。

ハンタウイルス Wikiより


まさに、メディスンマンの見立てどおり!

なぜ、メディスンマンが知ったのか、しかも最先端のテクノロジーと頭脳集団の集まりであるCDCよりも先に。

メディスンマンたちを、ただの迷信とバカにしていたドクターたちも、これには驚いたそうだ。

彼らは、優れたサイキックだったのか、それとも代々、先代のメディスンマンたちから受け継がれたものかはわからない。


しかし、いにしえの知恵というのも決してバカにできないということだ。
場合によっては、自然科学よりも的確だったりすることもある。

天然石の効用というのも、そういったいにしえの文献から伝わってきたものが多い。

もちろん、天然石だけでなく、アロマセラピーなどの香りも、薬草学や、風水なども同類といえるかもしれない。
風水学とは、水・風・食についての学問だそうだよ。(食について書かれてるとは知らなかったが・・。)


そもそもパワーストーンを持つということは・・科学では解明できないものを持つということだ。

ならば、やっぱり・・グレードや人気商品などに惑わされることなく、自分の直感を信じることじゃないろうか。

そして、好き!と感じるものが一番だと思うのだ。

そうでなければ、きっと・・パワーストーンは何のパワーも発揮しない気がする。

参考資料↓
Nabajo life way

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gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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