煩悩とはディザイアーだ!と気づく

「おたくでやってる108数珠ってのは、108個の煩悩に由来してるんだって?」

「は? まあ・・・そうですけど。 あれは日本古来の数珠が108個が基本なので。」

たしかに私は、個人に合わせたオーダーブレスなるものを作ってるし、また108数珠も希望とあれば売っている。

「仏教では煩悩は108あるとされていて、それを全部消さなきゃならないってことなのかな?」

うーーー、なんでこんな質問をされるんだろ?
しかも、アメリカ人に・・・!



もちろん、彼は英語で話してる。。。そして、このアメリカ人は、煩悩という言葉をディザイアーと言った。

煩悩 = desire

「あ、ディザイアーって、子供の頃聴いた中森明菜の曲だ!」・・と、横でホセが言う。
おい! アンタ、年がばれるよ!つーか、アメリカでそんな事を言っても誰も知らないだろうけど・・。

まあ、それは置いといて・・・
そうか~、煩悩とはdesireなんだよなあ~!と、今さらながら思う私。

desireとは、日本語でいえば・・・かなり強い欲望のことだ。 
それも、時としては執念がこもってるようなものかもしれない。

だからこそ、煩悩を手放せ!と、除夜の鐘を鳴らすのか~。 ゴーーーーーーンと!



今まで私は、煩悩とは人間の108つの欲であって、それは消してしまわなければならない悪いもののこと・・・と思ってた。

同時に、

人として全部の欲を消すことなんて無理じゃんか!
それに、全部の欲が消えちゃったら、逆につまらない人になっちゃいそうだ~!

とも思ってた。



たとえば、お金持ちになりたい!もっときれいになりたい!負けたくない!って望みは、決して悪いことじゃないはずだし、それがモチベーションになることの方が多いのだ。
むしろ、強い望みを持たない人の方が、向上しないだろう!

と!@@@

でも、煩悩=desireという言葉を聞いた瞬間に気がついた!

強い望みというのは、時として執着になりネガティブなものを呼び寄せてしまうこともある。

たとえば、お金持ちになるためには手段を選ばずとか、きれいになるためがいつのまにか整形手術依存症になっちゃうとか、負けたくないために卑怯な手段を使いまくるとか・・・何がなんでも欲しいんだああああ! 死んでもいいから○○が欲しいんだ~!(怖っ!)

それが、desireに近い心情なのかも。

それを手放せ!と言っていってたんだ。

ゴオオォォォォォ~ンと!
goon.jpg


言葉って難しいなあ。
欲望、夢、願望、執着、信念

それすら、一歩間違えば全部一緒くたかも。

煩悩の中でもっとも悪いものとされるのは、三毒というそうだ。

三毒
●貪欲(とんよく) 
●瞋恚(しんい)・・・炎のような激しい怒り・憎しみ、または恨みのことだそうだ。
●愚痴(ぐち)

そして、さらにこの3つを合わせて、
●疑(ぎ)
●慢(まん)
●悪見(あっけん)

六大煩悩と呼ぶそうだ。



人間なんて、そもそも誰だって何かしかの願望を持ってるわけだし・・それを、欲望と呼ぶのか願望と呼ぶのかは別として・・。
常に何か自分に足りないものを埋めようとするだろうし、何かを欲するなんて当たり前のことだ。

限りなく常に何かを求めてしまう。

だからこそ挫折もあるし、六大煩悩だって持っちゃうだろうし、逆に自分を責めればうつ病にだってなっちゃう・・とにかく、様々なネガティブマインドにも陥るわけだよなあ。

でも、ネガティブマインドを消せ!ってのは、ぜーーーたい無理!!
(←完璧・開き直り)

ネガティブを消したきゃ死ぬしかない!
おっと! 間違った! 死んでも消えない!(←だから幽霊になったりするわけだもん。)


そこで、最初の質問↓
「仏教では煩悩は108あるとされ、それを全部消さなきゃならないってことなの?」

を考えてみる。

消さなきゃならないったって、消えないやん!
ゆく年来る年で除夜の鐘を鳴らしたくらいで消えるわけないやん!


そりゃあ確かに、六大煩悩なんて抱えて自分の願望を通そうとしたら、永久に満ち足りることはないだろう。
金の亡者が大金持ちになってさえ、もっとお金を!もっともっと!と、留まるところを知らず貯めこむ心境かも。
結局は、次々と湧きおこってくる欲望の連鎖の堂々巡りだね。

そりゃあ、たしかに、なんとかしなきゃ!だけど・・

でも、「消す」とか、「悪いものを排除する」ってことじゃないと思うのだ。

自分のネガティブな心をみつめた上で、折り合いをつけていけ!ってことしかない気がする。

そもそも人って、すべてを「善と悪」とか、「ポジティブとネガティブ」とかって、両極端に分けて考えてしまいがち。
しかも、正しくあろうとする人ほど自分の中の悪やネガティブと呼ばれるものを排除したり、消し去ろうと努力しちゃう気がする。

すべてが二元論的発想なんだよねえ。

自分の中にあるものならば、無理やり消そうとしたところで消えるわけないよね。
だって、すでに持ってるものなんだもん。

だとしたら、たぶん・・消すことじゃなくて、向き合え!ってことなんだと思う。

●自分をみつめること(内観かな?)で、自分の中に存在するものを知ること(認めることとも言えるかな?)
●そして、どうすりゃいいかを考える
●あとは実行あるのみ


たぶん、それしかないだろう。

そうやっていくうちに、少しずつ自分の中にある、ツンツン・イガイガが融合されてまあるくなっていく。

igaiga.jpg  ⇒ marui.jpg

こんなカンジかなあ(笑)
きっと、その方が自分自身がラクになるからだろう。

言葉にすると難しいけど・・

消すことでも排除することでもなく、ましては自分の中の悪を憎むことでもなく、融合して昇華させて、もっと別な次元に超越してしまうことかなあ。(←おお!我ながらかっこいい言葉を思いついた。。。)

さて、あとは・・これを英語でどうやって説明するかって問題が残ってる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ホセがぽつりと言った。

「もっと自然で単純でいいんじゃないの~。」

おお! 煩悩を消すということはシンプルに生きろ!という意味でもあるんですねえ、なーるほど、ブティズムの教えとはすばらしい!」

と、勝手にその人は納得してしまった。。。

お、おい!

そんなんでいいんかよ~!


しかし、それに尽きるのかも・・・。
言葉なんて・・そんなものだ。


人なんて、誰でもネガティブなんて持ってるだろうし、だからこそ悩んで悩んで、なんとか変わろうとする。
生まれつきポジティブマインドなんてありえない!

自分の中にネガティブなものがいっぱいあるからこそ、人は学んでどんどん変われるってことにもなる。

もしも、天然ポジティブだったとしたら、それこそ、キミ、もっと人生悩んで考えた方がいいぞ!ってことになりそうだもんね(笑)
ポジティブ人間のフリをすれば、そりゃまた疲れることだろう。


どうも昨今言われる「ポジティブシンキング方法」なんてのが、短絡的で安っぽく聞こえてしまうのは、そのせいかもなあ。
結局、悩みぬいた結果、答えをみつけるのは自分自身でしかないのだから。


さて、悩み多き私も今夜は除夜の鐘でも聞きながら内観してみるとするか。(←おい!今日は何日だ?)

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