ユートピアの世界にするためには?(その2)

前回から続いて、ユートピアの世界を探すために・・・

社会主義と共産主義だったら、どうだったんだろ?

と考えてみる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

資本主義、自由主義競争のひずみを無くすために、思い切った政策を打ち出したのが、社会主義、また共産主義だったよね。

日本も、アメリカもそうだったけど・・・共産主義者はアカ狩りにあって、目の敵にされた時代もあった。

働かずして代々巨万の富を持ってる領主様といくら働いても報われない小作人がいたわけだし・・・。

feudal-pyramid-of-power.png

小作人は自分の土地を持つこともできず・・年貢を納めて生きてくのがせいいっぱいの状況で、飢饉の年は娘を売ったり老人を捨てたりしなきゃならないほどの生活をしてたわけだし・・一方、領主様は、それでも贅沢な暮らしぶり。

そりゃあ、貧しい人々が爆発するのは時間の問題だろうね。

フランス革命だって、ロシア革命だって、革命が起きるのは・・そんな貧しい人々の爆発的なパワーだったわけだしね~。

french-revolution-2.jpg


そこで、不公平じゃないか! 貧富の差をなくそうぜ!ってことで・・・共産主義が生まれたんだった。

共産主義は利益が配分される社会

社会主義は、まあ似たようなものだけど・・まず皆が平等に働いて、それを社会全体にいったん還元してから、必要に応じて皆がその利益を受け取るという、生産手段の共有、管理で平等な社会を作りましょ!ってことなんだと思う。

すべての人々を平等にする社会!!

たしかに素晴らしい理想の社会になるはずだった。

だったはず。。。

starlin.jpg


ところが、ぜーんぜん、平等にならない。
庶民は苦しい生活のまま。


結局、最大の社会主義国であったソビエト連邦は崩壊しちゃったし、中国は政治体制だけ共産主義だけど経済は資本主義というわけのわからない体制になりつつあるし・・。 いやいや、アメリカだってそれに近い状態になりつつあるかも。。。



その原因のひとつとして、

共産主義はプロレタリアート独裁の政治体制になっちゃったからだと思うのだ・・。

スターリン・毛沢東・金日成-金正日に見られたように、個人崇拝が強要されるようになっちゃうと・・もう、終わりだねえ。

それに、もともと、貧しい国が共産主義や社会主義を目指したところで、みんなに平等に分配するにしても、十分生活をしていくだけのお金を分配することすらできないわけだし・・。

どうやって限られた国土で生産力をあげて、国全体を豊かにしていくか?・・・ってことがまず問題として浮上するだろうからね。



また、当初は共産主義にすると、
「景気変動がないから、資本主義のような大恐慌に見舞われない」なーんて、

主張もあったけど、そりゃ、不可能な話だ!

政府が公定価格を決めていて、賃金も一律ならば、そりゃあ、一見景気変動はないように思えるけどね~。

でもね、価格は動かないけれど、商品数量は動くのだ!

そうすれば実質的な景気変動と同じことが起こってしまう。

たしかに、農作物が不作になっても価格は一定ならば自由主義経済のように、値段が釣り上がることはないだろうけど・・・
その代わり、売り場からモノがなくなってしまうのだ!

すべての人に商品が行き届かなくなっちゃう!

そうなると、当然のように政府高官やら権力者が先に取っちゃうだろうし・・そして、当然賄賂がはびこり、商品が無いとなれば、闇市が横行するようになって、そこで高値で取引されることになる。

これじゃあ、ちーーとも平等な生活になんてなりゃしない・・。
貧しい人は、やっぱり貧しいままだ。

ブラックマーケットに押し寄せる人々↓
blackmarket.jpg



別に独裁政権であっても何でもいいんだけど・・・本来は政府が、しっかりと生産性を把握してその需要と供給のバランスを理解し、適正な価格を決めていかなければならないのに、おそらく、それすら一人の独裁者に頼ってしまえば、当然、無理!

どんな有能な人でも一人で国は治められないし、多くの有能な官吏がいなければどうにもならない。

そもそも人間なんて、始めはどんな立派な理想に燃える人であっても、多くの富を自由にできる立場になり、周囲におだてられれば、自分が神の存在にまで上り詰めたと、大きな勘違い野郎になっちゃうことの方が多そうだからね~。

また間違いだって犯すだろうし、それを諌めるような有能な官吏がいるかどうかだろうからね~。

やれやれ!

結局、社会主義でも共産主義でも、完全に成功している国はないということのようだ。



さらに、よく言われることだけど・・

社会主義でも共産主義の問題点は、

●国民の労働意欲がなくなること

●企業の企業努力がなくなること

●イノベーションが停滞してしまうこと



だろうね~。

みんなと給料が同じならば、一所懸命働くよりも、人よりラクして手を抜いた方がラクだと考えるだろうし、別に努力をして新製品なんか開発するのもめんどくさいと思うだろうからね~。

これが、社会主義でも共産主義の問題点と言われてるのだ・・。
社会は停滞してしまう・・・。

あーあ、嘆かわしい!!


人って、ほーんとに、お金のためだけに生きてるんだね~!!(←今さらながら。。。)


たしかに、あのアンダルシアのマリナレダ村だって、こんなことを言ってたよね。
        ↓
ただ、住居や仕事が保障されているために、学業を途中で放棄する若者の数が多いのが、これからの課題だ。と。

がんばって勉強しなくったって働くところはあるし、給料はみんなと同じなんだから、勉強なんかしないで遊んでた方がいいや~って、ことなんだろうね~。

やれやれ。

さらに、この村は、1週間で35時間労働なんだそうだけど・・そうすると、ずいぶんとゆったりと自分の時間が持てるわけだ。
通常、アメリカでは現在1日8時間で週40時間労働が正社員の労働基準だ。

ほとんど会社の仕事で縛られてしまう人々から見れば、ちゃんと自分の時間が持てるわけだし、精神的にゆとりある生活ができるというものだろう。


けど、実際はどうなんだろう?

おそらく、革命家気質の村長さんが、がんばって広大な土地を分捕ってくれたおかげで、生産性をあげられるベースは確保したわけど、それで、みんなに仕事を与えられるわけだし、住む家も提供できるわけだ。

それによって犯罪に手を染める人もいなし、今のところは警察も不要となっている。
まあ、小さな村だから、もしも、良からぬことを考える人がいたとしても、すぐにバレバレになっちゃうだろうし、村八分にされてしまうかもしれないし・・(笑)、犯罪が起こりにくい状況を作り上げているのかも・・とも考えられる。

それにしても、失業ゼロで犯罪も無いってことは・・・それだけでも、確かに立派なことだ。
また、村長の給料も一律、みんなと同じってのも・・たしかにすごいことだ!

ただ・・・やはり今後、
もしも人口が増えてしまい、そして、新たな土地が拡大できずに生産性がストップしてきた場合は、どうなるのかって問題は残る。

また、学校に行かなくてもいい!と考える若者が増えるのも問題だよね~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

結局のところ

資本主義でも社会主義でも共産主義でも、今のところは、どれも成功しているケースはないし・・・おそらく、どれを取っても、現状では同じようなものだろうし・・・同じような結果になるって気がする。

capitalism.jpg


資本主義から思い切って、社会主義や共産主義を打ち立てた政府は、もっと最悪な状態で破たんしちゃてるわけだし、

ならば、まあ、このまま資本主義経済で行くっきゃないだろうなあ~と、このまま進んじゃって、

そして、ここまで来ちゃったのが現状だろうからね~。


なぜならば、どんな政策を取ったところで・・・

多くの人々が、みんなお金のために生きてるからだ!
money-on-your-mind.png


小さなユートピアの村と言われる、マリナレダ村の若者たちだって、学校離れをしてしまうくらいだもんね(笑)

学校に行くのは、勉強をしてお金持ちになるため・・という意識があるからなんだと思うのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

じゃあ、本当に、みんなが幸せに暮らせる理想の世界ってのは、どうすりゃいいんだ?

●誰もが食べることに困らず住むところがあって、日常が安心して生きられること。

●上下の差別、偏見もなく、誰もが自由に考え選択できること


さらに、もうひとつ加えたくなってきた・・・。

●誰もが自ら学ぶこと、そして人のために役立つことを目的とする仕事をもつこと



本当に、こういった理想の世界を作っていこうとするならば、


それには、お金を無くしちゃえばいいんじゃないか?

つまり貨幣経済をやめてしまう。

必要なものだけを物々交換する世界にしちゃう。

それこそ、美しき緑の星(La Belle Verte)のような世界にしてしまうことだ。


まあ現状では・・・100パーセント、あり得ない! 無理!って言われるでしょーけどね~(笑)


貨幣経済の歴史は長い!

紀元前から貨幣制度はあったわけだし、日本だって平安時代末期あたりから宋銭が入ってきて、徐々に貨幣制度が確立されてきたんだもんね~。
徐々にだったとしても、少なくても10世紀以上も続いてる。

そーんな何世紀にも渡る歴史の中で、

「貨幣制度なくしちゃいますね! 明日から物々交換だよー」と、言われたって誰も従わないだろうし・・(笑)
パニックを起こすだけだろうからね~。

まあ、無理ってのは、私にだってわかってる。。。

わかってるけど、それ以外、人の意識を変えることはできないような気がする。



しかし、本当に理想に近づくには、

貨幣もなくしてしまい、それぞれの国や土地という意識を無くしてしまい、そして、人々の意識を変えることしかないと思うのだ。

greenplanet.jpg


お金のために働くのではなく、自由に新しいことを知り学び、そして、それを人々のために貢献していく、それがすべての人々にとっての喜びとなるならば・・・まさに、ユートピアの緑の星になるはずだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

もしも、私にまとまったお金と権力があるならば・・・広大な土地を買い占めて、世界から公認の自治国を作ってみたい。
(おい、それって・・いったいどれだけのお金と権力だよ!)

そこで試してみたいものだ・・。

同じユートピアの世界を目指す人々と一緒になって・・・貨幣の無い国、自然の中で一体となって生き、学び、すべての人が自由で平等で、全員で民主的に協議の上で決めていく世界~まさに、美しき緑の星の実践版を!

なーんて、夢物語は・・・そこまでにして。(笑)



たしかに現状で貨幣経済が無くなることはないだろうし、そうなると・・・このまま病んだ世界のまま、突き進むしかないんだろう。

でも、きっと・・・突然に崩れるときが来る気がする。

それは、ひょっとすると自然災害かもしれないし、または、サイバーテロとかみたいなものかもしれない。
それよりも、最大規模の太陽フレアが起これば、電機・電子系統に瞬断やEMP(電磁パルス)被害が出るだろうし、

電気系統が使えなくなっちゃえば、もちろん・・すべてがストップしてしまうわけで、

株で大儲けもストップだし、それよりも銀行も麻痺しちゃうしお金も下ろせないし・・・結果的に貨幣経済もなくなっちゃうことになる。


いつかは、そんな時が突然にやってきて、大混乱を招くかもしれないけど、

それも、新しい理想の世界を一から作り上げるプロセスと考えるならば、それも決して悪いことじゃないと思うのだ。

・・・・・・・・・・

ただね~、

現状ではたしかに、どうにもならないだろうけど・・・

だけど、それでも・・・

現状では無理だから!仕方ないからこのまま行くしかない!って考え方には、やっぱり賛同できない!

少なくとも現状で、私たちができることを、今やっていくことだろうと思うのだ。

現に、成功するか失敗するかは別として、マリナレダではユートピアも目指して実行に移している。


そして、私たちに出来ることは・・・

せめて、不要なものを買うことをやめるようにするだけでもいいだろうし、広い庭があるならば自家菜園でもいいだろうし、自給自足のまねごとから始めてもいいだろうし、それこそアンダルシアの村に移住しちゃう?(笑)・・・とにかく人それぞれ。


そういった景気がいいときは誰もマリナレダに注目しない、危機が訪れるたびにみんながマリナレダに集まる・・と、
マリナレダ議会の若手議員は指摘しているそうだ。


少なくても、
せめて、どれが自分にとってのユートピアな世界かを、それぞれが、確実に描き持ち続けることじゃないだろうか。

それだけでも、少しずつ、きっと変わっていくはず・・・だと思う

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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