アンダルシアのマリナレダ村はユートピアか?

私は、昔から、南スペインには、ちょっと憧れを持っていて・・・もともとは馬からなんですけどね~。

実は、日本にいた頃に、乗馬に凝ってたことがあって、ずーーと乗馬クラブに所属してレッスンを受けていた。

その頃、色々と馬を調べてるうちに、スペインのアンダルシア地方に生息していた白い馬たちに魅せられてしまったのだ。

deed3c99868e30a1afdda9723a84fce1.jpg

野生馬なのに、なぜか白い馬(葦毛馬)が多い。

andalsian.jpg

おまけに、スペインのカウボーイ(ガウチョ)って、アメリカのカウボーイと違ってかっこいいし~。

andalusian.jpg

ね、なーんか雰囲気があって、ステキでしょ?

まあ・・・そんなことはどーでもいいんだけど・・(笑)



スペインと言って、我々日本人が頭に浮かぶものは、

バルセロナのサグラダ・ファミリア教会・・ガウディ設計の、いまだに建築中という偉大な建築物、

ピカソ、ダリ、ミロといった20世紀を代表する画家たち、
ピカソの「ゲルニカ」の舞台は・・・バスク地方

音楽でいえば、
ギター曲なら 「アルハンブラ宮殿の想い出」・・・アンダルシア地方
オペラなら 「セビリアの理髪師」・・・もちろん、セビリアだね。
ダンスなら、ロマによる、フラメンコ。

食べるものなら、そりゃ、魚介類たっぷりのパエリアなんか・・・。

お気楽な旅行好きな日本人には、そんなステキなイメージの国なのだが・・・実は、他民族国家であり、さまざまな民族の辛く暗い歴史のある国でもある。

アメリカも州が変われば別の国に近いとも言われるが・・・17の自治州があり多民族国家のスペインはきっと、それ以上だろうなあ。

カタルーニャ人(カタラン人)は、元カタルーニャ王国の誇りを持ち、カタルーニャ語を話し、民族自決の要求を強く持っている民族のようだ。
その東南にある、バレンシアは、これまた独自の民族意識を有する民族だし、

またフランス国境に近い、ピレネー山脈付近のバスク地方は、バスク人の土地でもある。
バスク語は、とくに難解で不思議な言語とも言われ独自の文化を持つ民族。ラテン系のイメージとは程遠く生真面目で気骨のある民族のようだ。



basque19.jpg
男性はよくベレー帽をかぶっているし・・(上は祭りのときの正装↑)

遠い昔のローマ帝国にも屈しなかったというし、またフランコの独裁政権にも反旗を翻したバスクの人々は、ヒットラーの空軍部隊によって無警告の無差別攻撃を受け、ゲルニカの町は無残にも破壊され多くの住民が殺害された。

picaso.jpg

そのとき、ピカソが描いた有名な絵がこれでした。。。怒りと悲しみのゲルニカ↑

そういえば・・・チリのパブロ・ネルーダ(有名な詩人であり政治家)や、アルゼンチン生まれでキューバ革命に参加したチェ・ゲバラもバスク人だったそうだ。

とにかく、スペインという国は・・・近代においては、ようやくフランコ独裁政権が終って、また王政復古したものの・・・これだけ他民族国家で地域ナショナリズムが盛んで、今なお民族自決の運動をしているってのに、スペインとして中央集権化する意味があるんだろーか?
なーんて思ってしまいますねえ。

おまけに、昨今では、経済不況の嵐の中で国民があえいでいる状況ですもんねー。

そんなことを考えてるとき、ふと、面白い記事を発見しました。
http://www.theguardian.com/world/2013/oct/20/marinaleda-spanish-communist-village-utopia

これは、スペイン南部のアンダルシア州の話です。

map-spain.jpg

日本語で載っている記事もありましたので、以下はその記事の抜粋です↓

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

スペイン南部に位置するアンダルシア州にある人口2750人ほどの小さな村マリナレダ。
whitevillage.jpg

ここでは「平等」と「共有財産」に基づいて町全体が運営されており、犯罪もないため警察もおらず、現代のユートピアとも呼ばれている。



警察、犯罪、失業が実質上存在していないスペインの村へようこそ。
ここは民主主義、そして社会主義者にとってのユートピアと呼ばれています。

スペイン南部のアンダルシア地方にあるマリナレダという村には、農業の協同組合のおかげで失業は存在していません。

その村を「共産主義者のユートピア」と呼ぶ者もいれば、「単なる共産主義のテーマパーク」と揶揄する者もいる。

おまけに失業率ゼロ!

村は広大な農場を所有しており、村民のほとんどがそこで働く。そら豆、アーティチョーク、赤ピーマン、油用のオリーブなどを栽培しており、環境への配慮から完全エコ農業を実践している。

仕事内容に関係なく1か月35時間労働で月給約1200ユーロ(約15万6千円)。これは、スペインの最低賃金の2倍以上の額となる。

村内で小売業など組合以外の仕事を行う人の給与もほぼ同じで、村長も例外ではないとか。
スペイン全土の失業率が25.0%に達した時でさえ、ここは失業率0.0%。  世界経済に翻弄されない暮らしを続けている。

村長はチェ・ゲバラを尊敬する「現代のロビンフッド」?

スペイン全体が不景気に覆われた1970年代後半、マリナレダはそのときから飢餓によるストライキを繰り返し、土地と自由を手に入れるための戦いをはじめました。そして、1991年にスペイン政府は1200ヘクタールの土地をマリナレダに与えました。

その中心人物であるゴルディーヨは、1979年にマリナレダ初の村長選挙で勝利して以来、圧倒的な支持を受けて当選を重ねてきた。

尊敬する人はチェ・ゲバラ。彼が行動を起こすたびにこぞってメディアが注目し、称賛と批判を浴びてきた人物だ。

またゴルディーヨ村長は、2012年のスペイン債務危機によりアンダルシア地方の失業率が34.0%にまで達した時、スーパーマーケットを襲撃した。
そして米や小麦粉、砂糖、パスタなど、生存に必要な最低限の食料を持ち去り、困窮者に無料で寄付する「食糧銀行」に提供した。

ゴルディーヨ村長はその後もデモ行進を行い、銀行で座り込みを続けた結果、国内外において注目され、「現代のロビンフッド」と呼ばれるようになった。

村に関する決定権は村民にあります。例えば、村の予算の決定する場合、村長ゴルディーヨが予算案を持って各地域の議会で説明し、話し合いを経て優先順位を決めていきます。

ちなみに予算案の単位はユーロではなくて、昔の通貨単位のペセタ表記。
この方が村人が金額の規模を実感し易いからだそう。

家賃は月15ユーロ(約2000円)!

家が欲しい人は、建設作業に参加することを条件に、村が土地や資材、建築設計、大工職人の援助も提供。庭付きの家の家賃は月15ユーロ(約2000円)ほどだという。

村民から徴収する税金も周辺村で最も低い税率。しかも、サッカー場など村営のスポーツ施設の利用料は無料!
学費は給食付き 月15ユーロ(約2000円)!

無線インターネットは無料、村には保育園から高等学校まであり、学費は給食付きで月15ユーロ(約2000円)。

ただ、住居や仕事が保障されているために、学業を途中で放棄する若者の数が多いのが、これからの課題だとか。

失業率が高いスペインにおいて“異端”ともいえるこの村の存在が、今後世界にどのような影響を与えるのか。

こちらからの記事の抜粋です↓
http://spotlight-media.jp/article/134160333524620645

そして、ダン・ハンコックさんという方が取材して書いた本が出てるんですねー。
The Village Against the World

さらに、ちゃんと日本語の翻訳本も出てました。
理想の村マリナレダ

なんかユートピアの村なんて言うと、のーんびりして平和で・・なーんてイメージがあるけど、どうも、そんなもんじゃなさそうです。

何十年もかけて、ハンガーストライキをしたり、戦いの連続で勝ち取ってきたようですからねー。



さてさて、この村に対する多くの人の反応は、賛否両論でまっぷたつに分かれるそうですよ(笑)

スーパーから食料品を盗んで、貧しい人にあげちゃう!って、まさに義賊、ロビンフッドですもんねー(笑)

そりゃ、犯罪だろ!とも思うんですが・・。

でもね、法律を守るだけが、果たして正しいことなんだろうか?

なんてたって、法律とは、平等を破壊し権力者を守るためのもの?ということもあるわけだし・・。

事実、たった5パーセントの富裕層が50パーセントの広大な土地を持ち(おそらく昔からの貴族でしょうが・・。)
そして、アンダルシア地方では現在、失業率は37%(若者は圧倒的な55%)だそうですからねーーー。

マリネラダの土地は、1975年、独裁者フランシスコ・フランコが死去して、スペインは民主化の道を辿ることになったときから、ハンガーストライキを繰り返すして、土地と自由を手に入れるための戦いをはじめたそうですよ。
そして、1991年、ようやくスペイン政府によって、インファンタド公爵の土地1200ヘクタールをマリナレダが手にしたそうです。

そこから始まってるんですねー。

まさに、名物村長、ジョアン・サンチェス・ゴルディーヨさん、ロビン・フッドみたいですね。
尊敬する人は、チェ・ゲバラって言ってるそうだし・・・。

Juan-Manuel-S-nchez-Gordi-010.jpg

田舎の優しいだけの村長さんというよりも、やっぱり革命家の顔をしてますね~。

「食べることもままならない家族がたくさんあります。
21世紀でこれは、完全なる不名誉ではないでしょうか。食べ物は、投機売買をするべき対象物ではなく、権利なのです」

「私たちは自らの価値観、消費活動を中心にした社会、お金に対して私たちが抱えている価値観、自分勝手さや個人主義などについて考え直す必要があります」

「マリナレダは小さな例ですが、私たちはこの経験が世界中に拡大することを願っています」



と、革命家の村長さんは言ってます。

さて、

安倍政権下でトップ0.7%の富裕層は増大、20歳代5割・単身4割は貯蓄ゼロになり貧困と地域間格差拡大の日本の方々は、これについて、どう感じるのでしょうか。。。

コメントの投稿

非公開コメント

Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

Calender
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Link
☆HPはここをクリック↓☆
検索フォーム
カテゴリ
Diary
Alizona*銀の月*ショッピングサイトのお知らせ
Alizona*銀の月*では、ショッピングサイトをオープンしました。
ネイティブインディアンのホピ族を中心としたオーバーレイの銀製品を中心に、銀月の好みで集めてしまった逸品揃いですよ~(^^)v
☆ホピ族は、まさに、スピリチュアルな生き方を貫いてきた人々。
銀月のWEB、「ホピ族の話」をまずは、じっくり、ご覧ください。


Alizona*銀の月*の↓のURLから、お入りください。
http://sedona10silvermoon.web.fc2.com/index.html"