読書感想文てどーなんよ?

読書感想文が宿題になる国って・・日本くらいなものなんだろうか?
少なくとも、アメリカにはない!

もちろん課題とされる本が出されたり、自分がテーマにそって選んで、内容を時系列でまとめたり、視覚的にわかりやすく整理して展示の工夫をする、みんなの前で発表する、QアンドAを作製するなんてことはさせられるようで、
ま、言って見れば、客観的な視点で書く論文作成の基礎を学んでるようなものかも。

さぞかし、社会に出てからのプレゼンテーションにも役立ちそうだね。
ま、お国柄の違いってヤツかな。

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一方、日本の読書感想文ってのは、登場人物の気持ちに寄り添って自分がどう感じたか、どこに心動かされたかといった視点で書くものだろうし叙情的なものと言えるかもしれない。


しかし、表向きは自由に書くものとされてるんだけど、必ずパターンがあって、下記のようなことを踏まえてなきゃいけないんだそーだ。↓

第一段落: その本と出会ったきっかけ』。 誰かにすすめられて、とか、本屋さんで見かけて、といったことを書く。

第二段落: わかりやすく簡潔に、『その本のあらすじ』を書く。

第三段落: ここが一番たくさん書く部分で、どの部分が、なぜおもしろかったのかを書くこと。
また自分や家族に結び付けて、その本の内容を考えて書いて見ると効果的。

第四段落:最後に、『その本を読んだ経験によって得たもの』、これから自分はどうしていきたいか、本を読んで経験にどうやって生かしていくかということで締めくくる。



ひええ。

知らなかったー。


好きでもない課題図書を与えられてしかもこんなふうに書かなきゃいけないなんんで・・うーん、そりゃ地獄かもなあ。


///////////////////


アメリカにいる駐在の日本人たちは、子どもを日本人学校に通わせるケースが多い。
平日はアメリカの学校にいかせ、英語がまだわからないうちはESLに通わせて、その上、土曜日は日本人学校に入れて日本語を中心に受けさせるそうだ。

子どももたまったもんじゃないなあ。

そうすると、当然日本の学校同様に、読書感想文の宿題が出る。

あるお母さんに聞いた話では、12才の息子に読書感想文の宿題が出たんだそうだ。

与えられた本は、レネットの金色のりんごとかって本で・・私は知らないのだが・・。

チェルノブイリ原発事故の被災者の男の子が北海道のどこかの町にやってきて東京からきた女の子と会う。それからその女の子と離れ離れになってしまい、その女の子の家は家族がバラバラになってしまう・・・というような話らしくって、原発事故、家族のあり方、少年と少女の心のふれあい・・・みたいな内容になってるらしいのだ。

私は読んでないし、そのお母さんから聞いた話だけどね。

ま、それを文科省で気に入られるスタイルの感想文にするとしたら、

図書館でたまたまみつけて手にとったところ・・と、まず本を知ったきっかけにふれて、次に・・・かくかくしかじかで・・・とストーリーを要約した内容を書いてから、原発事故について主人公の男の子に同情を示してその家族について悲しいとか辛かっただろうとか書いて、それから、家族を大事にしてこれからはもっとお父さんとお母さんを大事にして、心から戦争の無い平和な世界になって欲しいと思いました・・とでも締めくくるべきか。

と、なーんとなく想像がつく。


ところが、そのお母さんは、

「うちの息子の読書感想文があまりにもひどすぎて、こんなの提出できないのよ!」

と言う。

え? どのくらいひどいの? と聞いたら、それを持っていて見せてくれたのだ。

それを、私の記憶をもとに再現すると、こんな内容だった。


レネットの金色のりんごをを読んで

レネットは、りんごの種を大事に持ってたんだけど、種からりんごを作ることは難しいっておじいちゃんが言ってた。
おじいちゃんは子どものとき、りんご農家にいたから詳しい。

でも、りんごの種類にもよるけどやって出来ないことはないんだって。
僕はりんごが大好きです。
金色のりんごってのは、見たことがないけど見てみたいです。
どんな味がするんだろう。 日本のりんごの富士よりも甘いのかな。
僕は、すっぱいけどグランスミスも好きです。
お母さんはグランスミスをいっぱい買ってきてアップルパイをよく作ります。
すごくアップルパイが食べたいです。

おわり



ひえええ、り、りんご・・問題は、そこかよ!

「でも、正直な感想文になってるんじゃない? いいんじゃないの。」と私は答えたのだが、

お母さんは、こんなものは学校に提出させられない、私がなんとか教えて書き直すと言ってた。。。


でも、感想文ってのは正直に自分の感想を書くものだとすれば、これは、まさにその子どもの本を読んだあとの感想なんだから、それもアリじゃないかな! 

だって、原発事故も家族の問題やかわいそうな主人公の物語よりも、彼の頭の中には、強烈にのイメージだけがインプットされたってことなんだろうから。

心にもないこと、感動もしないことをつらつらと上手に書くよりは、その方がずーーとマシだと思うんだけどねー。



・・・・・・・・・・・・・・・

実は、私の子供の頃も、読書感想文は毎年のように学校の課題でやらされてた。
最も、今のように規制されたようなものじゃなかったとは思うけど(´-`).。oO

私は、読書感想文はいつも成績がよくっていくらでも書くことができた。

同じ1冊の本で、何通りもの感想文を書けたし、実際友達の分までいくつも書いてあげたこともあった。

別に本に感動しなくても書けといわれればいくらでも書けたのだ。

なーんとなく、大人たちがどういった内容のことを望んでるか?ってのを察知できたのだ。 
それで・・彼らの望むとおりに書けたんだと思う。


だから当然、成績もよく表彰状をいっぱいもらった。

ただ、そのことに対してちっとも誇らしい気もしなかったし嬉しくもなかったなあ。
だって、自分が苦労してやり遂げた達成感もなかったし、別に楽しくもなかったからねー。

「やっぱね、大人ってこんなふうにしとけば喜んでるんだー、ふーーん。ちょろいもんだ!」という思いというか、大人を手玉にとってるような痛快な気分はあったかもしれない。

だからこそ、やったのかも・・。
もちろん、成績がよくなりゃ親も単純に喜ぶし、喜んで安心させとくに限るからねーー。

うわ! 実に嫌なガキだなあ。


ある意味では、実にコマーシャルベースに長けてたともいえるかも。

現在のニーズをいち早く察知して、素人をスカウトしてアイドルにしたててヒットを飛ばすみたいな(笑)
一般大衆が望んでるものを察知できれば、それを与えれば、たちどころにヒットメーカーになる。

まさに、それに近い感覚かな(笑)

先生のうち一人くらい、「こんな読書感想文は最低だ!おまえのは偽物の感動だし最低の感想文だ!」と言う人がいてもよかったのになあ・・・幸か不幸か、嫌なガキの鼻っ柱をたたきのめすような先生は・・いなかったなあ。


私に・・そういう過去があるせいかもしれない(笑)

子どもの頃は私自身がコマーシャルベースを意識したヒットメーカーのように、じゃんじゃん量産して売りまくってたせいか・・(←そうじゃないだろ!)、大人になってからは、同類のヒットメーカー作品がキライになった。

そういった人たちが作り上げたアイドルも歌手も、人気商品も、なぜか見ただけで嫌なにおいがする。

同類の嫌な匂いがするのかもしれない(笑)



で、私はむしろ、りんご大好きの感想文の方が好きだ。


課題図書が決められた上、4つのポイントを抑えること・・そもそも、そんなことされたら本が嫌いになるだけじゃないかなあ?

そんなんだったら、アメリカのように本を読んで要約して、ポイントを書き出したりプレゼンの練習をした方が、まだずーーといいのかもしれない。

ふと、そんな事を思った。

嫌々やることに意味はない。

いっそのこと、好きなマンガやRPGのゲームで感想文を書かせた方がよっぽど学べるんじゃないか?

好きなことをすべきなんだ・・・最近は特にそう思うようになった。
まだ無知な子どもだったら、色々な選択肢を与えて好きになる可能性をみつけたあげることじゃないかなあ。

・・・・・・・・

アメリカにいる駐在員の子どもたちも大変なものだ。

平日は現地のアメリカの学校、土曜日は日本の補修校、どちらからもどーーさりと宿題を出され、おまけにいくつもの習い事をしてる子も多い。
自由に遊ぶヒマもない。

アメリカでは12歳以下の子どもには必ず、親が一緒にいなければならないため彼らは付き添い車で送り迎えをする。
もちろん、親はタクシードライバーのようになってるし、ウチは5つも習い事してるから大変なんですよー、なんて言ってる人もいる。

それでいいんかあ?


そして子どもは、決して習い事も学校も好きなわけでもなさそうで・・まあね、そうゆうもんだからやってるだけだよ!と言う。

えーっと、日本の子は塾にいって、そして習い事をするんだっけ?

いやあ・・・大変な世の中になってるんだなあ(←今さら、驚くこともないだろうが。)


そうすると、

やっぱり私としては、僕はりんごが大好きです!の感想文の子に満点をあげたくなってくるのだ

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