アメリカの宗教・精神世界の推移

「そういえばさあ、いつの間にかTVで宗教コーナーってのがなくなってるね。」
TVのニュース番組を見ながら、ホセが言う。

確かにアメリカでは、とくに日曜日の朝は、朝のワイドショー番組の合間などには必ずといっていいほど・・宗教コーナーがあったような気がする。
牧師さんの有難い?お説教とか教会情報とかだったような・・・。

まあ、これは・・・たぶん10年以上は前だったかもしれないが・・。

そもそも宗教チャンネルなんてものがあって、ずーーとそんなのばかりを流してる専門の局もあった。
(これは今でもあるのかどうかは・・・知らないけど・・。)

私は初めて見たとき、なんじゃこりゃ!と、唖然としたもんだ。


とにかく一般的な宗教色(つまりキリスト教、しかもプロテスタントが主流)が薄らいできた気もする。
敬虔派のプロテスタントといっても、厳密にはメソジスト、会衆派教会、長老派 などというのに分類されてはいるのだが、いずれにしても、アメリカはプロテスタントの国だ

いや、国だった。・・と過去形にした方が正解かもしれない。


調べて見ると、現在は、こんなふうになってる。↓

ちょっと見にくいかもしれないけど、一番左側から、プロテスタントプロテスタントでもカトリックでもないその他のキリスト教、カトリック、ユダヤ教、モルモン教、その他、無宗教、無回答という順↓

iaxesihqlcfbycaa.png

すごい! 

1964年なんかを見るとプロテスタントが70パーセントでカトリックが23パーセントで、93パーセントがキリスト教を占めていたのに。。。
今ではプロテスタントはたったの37パーセントなんだ!

しかも、これはアメリカ全体のデータだからねえ。


じゃ、州によっても、どう違うのかって見ていくと・・・・

アメリカで毎週1回以上なんらかの教会に行く人たちの図(地域別)
  ↓
Church.png

赤が50パーセント以上の地域、オレンジ、黄色、グリーンとなるとますます少なくなる。

なーるほどねえ。

南部や中西部の方が赤が強い、つまり宗教色の濃いい人が多いってことのようだ。

やっぱりなあ。


●じゃあ、教会に行く州のトップテンのデータを見るとこのとおり。↓
jkmoi.gif

ミシシッピーは63パーセント、アラバマ58パーセント、サウスカロライナ、ルイジアナと・・・全部南部じゃん

あ、南部にはさまれてユタが入ってるけど・・ここはちょっと特別だからね。
ユタといえば、ほとんどと言っていいほどモルモン教のはずだから、そりゃ、ここの州の人たちは毎週教会に行くだろう。

つまり、田舎ほど保守的で宗教心が強いってことが言えそうだ。


●では逆に、教会に行かない州のトップテンのデータは・・↓
qprfqy5.gif

こりゃまた納得!とってもリベラルな州といわれるとこばっかり!

トップテンに入ってる、ワシントンとオレゴンなんかは、さっさとマリファナ合法化をしちゃったところだ。
以前の記事にも、たしか私は書いてたはず↓
http://silvermoon2010.blog27.fc2.com/blog-entry-200.html

ちなみに、私の住むカリフォルニア州は、ニューヨーク州とコロラド州と同じく、35パーセントだった。


ようするに、リベラルな人たちというのは、住民たちの個人的意識が強く、オーソリティーによって洗脳されることも少ないということだろうか。

たしかに、こういった州は、教養も収入も高い人々が多く住む地域でもある。
(もっとも、高教養、高収入だからって、何も考えられない人だっているのも確かだけどね~。)


逆に、アメリカの南部や中西部のようなところの人たち、つまり、ど田舎の人に限って、閉鎖的で保守的と言えるのかもしれない。


うーん、そう考えると、やっぱり田舎は嫌だなあと、私はつい思ってしまう。


しかし、田舎には田舎の良さがあるんだ!・・という人もいる。

 「都会には無い人情や優しさに溢れてる」、なーんてことも聞いたことはあるんだけど、

もしも皆と同じように生活し同じように振舞わないよそ者に対しても、優しく接してくれるんだろうか?

もしも、教会に通わなくても、白い目でみられたりよそ者扱いされることはないんだろうか?


なんだか、そこらへんは疑わしい

人情があるということは、自分たちとは違う考えや風習を持つ人々に対してさえも、暖かく迎えてくれるってことだと思うのだが。



日本の田舎はどうなんだろう?
私は田舎に住んだことがないんでわからない。



それにしても、アメリカの中西部や南部の田舎は、私にはむしろ怖い印象がある。

狂信的なキリスト教原理主義で占められていて、やたら教会ばっかりがあるというイメージが強い。



しかし、現状はデータを見てもわかるように、だんだんプロテスタントの数は減っていく傾向にある。

.......


それを裏付けるかのような記事を発見。


たまたま検索していたら、In Deepというサイトでプロテスタントに関する面白い記事をみつけた。
     ↓
既成化された神から「内なる神へ」: 宗教から離脱する「ノンズ」と呼ばれるアメリカ人が加速している事実に何を見るというタイトルの記事で、

これによると、ノンズと呼ばれる、宗教を持たない人々が増えていっている!ようだ。

なかなか興味深い記事だったので、その一部を引用すると↓

ただ、宗教を持たないとはいっても、「信仰を持たない」という意味ではないようで、今回の記事の中に、

彼らを「無信仰者」と呼ぶのは正確ではない。

なぜなら、彼らの中には感覚的なものの中に信仰とスピリチュアリティを持ったり、あるいは他の何かの中にそれらを見出していることがあるからだ。

とあり、ノンズのうちの約 30パーセントは「神や宇宙に存在する普遍的な精神性」を信じていて、約 20パーセントほどは、「毎日、お祈りを捧げている」という調査結果が示されていて、信仰が消えたというより、

「信仰の対象を他に見つけた」

ということになるようで、そして、それは権威化した既成の宗教ではなく、多分は、多くの人たちが

・自分の中
・宇宙
・自然などの森羅万象



ということだ。

私としては、中西部の狂信的なプロテスタントの人々よりも、こういった人々が増えているんであれば、それは、とっても嬉しい!^

かつてアメリカでは、宗教を持たないものは無心論者不可知論者などと呼ばれて、ひどく嫌われた存在だった。

しかし、彼らだって精神性を別の部分に持っていたのかもしれないし、また、90パーセント以上がキリスト教信者という時代だったら、ただ沈黙していたか、キリスト教信者のフリをしていただけ、ってこともあったかもしれない。

それでも、堂々と発言してる人たちがいたのも事実だ。

ここには、偉人と呼ばれる人々の無神論的な発言を集めた特集がある↓
「神はいない?」偉人たちの無神論的な50の格言

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

宗教って言葉は、昔から、なんとなく好きになれない。

ただし、人がそれぞれの精神世界を持つことは大切だと思う。
食べて寝て、何も考えずに働くだけの生活だったら、そりゃ悲し過ぎるからねえ。

そのためには、道を説く人、導師、マスター・・などと呼ばれる人から道を教わることによって自分を内省し精神的な気づきを得るってことも、大いに意味のあることなんだろうと思う。

そもそも、そうやって宗教ってものが生まれてきたんじゃなかったか?

しかし問題は、それが大きくなるにつれて今度は宗教として別の方向へ歩き出すようになる。

それが、やっかいなのだよ。


そんなものを宗教と呼ばなきゃならないならば・・・やっぱり、私には不要なものに思える。


それぞれが、それぞれの方法で、なんらかの精神的世界を持ち、

権威化した既成の宗教ではなく、多くの人たちが
・自分の中
・宇宙
・自然などの森羅万象


などをみつめ、内省することができたら、やっぱり、それが一番だと思う。

そういった世の中、そういった世界になって欲しいとつくづく思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・

20年くらい前だっただろうか?

私のアメリカ人の友人が、

「あいつら、俺のことを日曜ごとに教会に行ってないって陰口たたくんだ!
くそ! 教会に行ってりゃあいいってもんじゃないだろ!偽善者野郎が!」


と、怒ってたことをふと思い出した。

よっぽど嫌な思いをしたんだろう。。。

まだまだ、そういう時代だったんだろうなあ。


ところが今じゃアメリカも日本同様に、教会はイベントのときや冠婚葬祭のときだけ、って人も増えてきている。
(もちろん、南部や中西部は除いてだろうけど・・。)

昔はそれが宗教心が無いことのように思えて後ろめたさもあったりしたもんだけど・・むしろ、それで正解だったのかもしれない。

権威化したものには、少なくとも精神世界は存在しないものだから。

・・・・・・・・・・・・・・
<参考までに>
2008年の記事だけど、こんなのもあった↓
あと100年でキリスト教は消える!?

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