すべては神話の世界、そしてミトラ教から(その1)

先日、イスラム文化からイスラム教、コーランなどを調べているうちに、やっぱりミトラ教に行きつくことがわかって、実はその記事をアップしたかったんだけど、あまりにもこれって・・膨大で収拾がつかなくなりそうだったんで、とりあえず止めておこう!って諦めたんだよね~。
(体調もなんとなく悪かったしね~。)

きょうは、バリバリに元気

で、さっそくミトラについての記事を書こうと思ったんだけど・・・。

うーーん、やっぱり収拾がつかなくなりそうなんだよなあ

まあ、なるべく簡潔に思いつくまま書いてみることにしようと思う。
卒業論文でもあるまいし、文章を組み立てる気も能力無いし~、だいたい私の勝手気ままなブログだし~と、言い訳しつつ・・・

脱線しまくりの、どこへ行きつくかさっぱりわからないモノになりそうだけど・・・それでも、なーんとなく興味があって、なーんとなく、こんな私とおつき合いして頂けそうな方のみ、最後までおつきあいくださればありがたいことです

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●ミトラ教

ミトラ、ミトラ教というのは、私は今まで知らなかった。 
なーんとなく、どっかで聞いたことがあったような~そんな程度だったのだ!

ミトラ、ミスラという表記があり、インド神話にも、イラン神話にも登場する神様のこと。
西アジアにおける最古の記述はミタンニ碑文(BC14世紀半ばにミタンニ王国とヒッタイト王国の間で取り交わされた条約の碑文のこと)があって、ミトラMitraとなってるけど、
「ミスラ」という語形はアヴェスター語形で、パフラヴィー語ではミフル(Mihr)、ソグド語ではミール(Mīr)、バクトリア語でミイロ(Miiro)とか・・とにかく、色々と地域によって多少違いはあったらしい。

とにかく、Mではじまる3ワードくらいで呼ばれたことが多かったみたいだね。(←そんなんでいいんかよ! いいとしよう!)

そんで、すでに、ミタンニ碑文とかアヴェスター語がどうとか言ってることでもわかると思うけど、めっちゃ古いってことは、おわかり頂けると思う。
ミタンニ碑文とかアヴェスター語とかでようやく、記述されるようになったのが紀元前12世紀とかっていうなら・・いったいどんだけ前からあったんよ!!

なんせ各地域の神話の中の神様から派生してるんで、とにかく文字も無い時代でほとんどは口述で伝承されてきたらしいんで、正確な時期は誰にもよくわからないらしいのだ。

だけど、少なくとも当時の文明の地のほとんどはミトラ教で占められていたらしい。 
それほどすごい世界的な民間宗教だったってことだね。

さて、そのミトラ(ここでは、呼び方をミトラで統一)は、契約・約束の神であり、友愛の神、太陽の神
民間での信仰は盛んで、ミスラを主神とする教団も有ったし、ミトラ一神教とも言われた。

BritishMuseumMithras.jpg
↑大英博物館所蔵の「雄牛を屠るミトラの像」

美しい少年の姿をしてるけど、ミトラ神は男であり女でもあり・・両性具有? まあ神様ってのは性別は関係ないからね~。
弥勒菩薩だって同様だったね。
ただ、ミトラが救世主として出現するときは、美しい少年の姿や少女に姿を変えて出現したそうだ。。。
たしかに、見た目は美しい方がいい。



これは、かなり盛んになってからの後、紀元前2世紀頃の地図↓
map_mitra.jpg
出典:ミトラ教.ミトラ神学.西方ミトラ教の歴史

印は、ミトラ教の中心地。
主に中央アジアの広範囲でキリスト教成立以前の宗教世界の一端を担ってたってことがわかるね。

一方、この当時のローマ帝国はまだ駆け出し状態で、文明も教養もぜーんぜん中東の国々には追いつかなかった時代だったから、それほどミトラは伝わってなかったのかもしれない。
なんせ、ローマはまだまだ文明の遅れた田舎者の時代だからね。

しかし間もなく、当然のようにローマにも入っていくことになり、150年頃、ローマ帝国内に姿を現したミトラス教はまたたく間に全土へ広がり、やがてローマ皇帝たちも関心を示すようになっていく。
コンモドゥス帝(在位180~192年)はローマ皇帝で初めてミトラ教に儀式に参加した皇帝だった。


さて、こんだけ壮大な長い歴史が続けば、ミトラ教も少しずつ少しずつ、その広大なそれぞれの地域の土着信仰のようなものとも合体しつつ、それぞれの教義や地域性を持っていくことになる。
これは、その後生まれるどの宗教でも同じだったね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●狭義のゾロアスター教

その1つとして、ゾロアスター教がある。

実は、ゾロアスターというのは個人の名前でもなーんでもなく、太陽神を崇拝する祭司の肩書きのことだそうだ。
したがって、ゾロアスターという肩書を持つ人物は何人もいたそうで、カルデア人の教師で、ピタゴラスの師であったザラタスさんて人も、このような祭司の一人だったそうだよ。

そこで、我々が一般的に聞いているゾロアスター教ってのは、かなり狭義のゾロアスターってことなるわけで、

善悪二元論を説く宗教で、火を崇拝する拝火教とも呼ばれ、異教徒で反キリスト、オカルティクな宗教というイメージが強いような気がする。<<<<でも、こういったことこそ後のキリスト教世界を作っていこうとした人々から、異端者、異教徒呼ばわりされて、あえて、悪魔的な悪いイメージを人々に植えつけてしまったのかもしれない。

このゾロアスター教の開祖は、ザラスシュトラさんで、紀元前13世紀?~紀元前7世紀?)ではないか?って言われてる。
これまた・・めちゃめちゃ古っ!

zarathustra.jpg

右手をあげてるところが、なんとなく聖人らしい。 
それにしても、後ろに光臨があるのは、日本の仏像もキリスト像もすべて聖なる人々は同じだね~。


ザラスシュトラさんは、アフラ=マズダーを最高神とする善悪の二元論の宗教を説いたんだよね~。

MAZUDA.jpg
↑イランのペルセポリスの遺跡の残されたプラヴァシの像

アフラ=マズダーってのは、もちろん神様あり、太陽ロゴス(太陽神)の一柱であり、金星およびマナス(メンタル体)と結びついていて、ミトラとは表裏一体を成す天則の神なのだが・・・ゾロアスター教に於いてはアフラ・マズダーが絶対神とされ、ミスラはヤザタの筆頭神に位置づけられたんだそうだ。
ザラスシュトラさんが個人的にミトラよりもアフラ=マズダーが好きだったのかもしれないけど・・。

しかし、後には「ミトラはアフラ・マズダーと同等」であることが経典の中に記され、初期の一体性がちゃーんと保存されたそうだ。
(ゾロアスター教においても、長い間には諸派も出たり色々だったんだろうね。)

↓イランのゾロアスター教の神殿正面のプラヴァシ(守護霊)像とも言われるもの
mazuda1.jpg

ゾロアスター教の守護霊はプラヴァシと呼ばれ、善をあらわし、また、この世の森羅万象に宿り、あらゆる自然現象を起こす霊的存在として、ゾロアスター教における神の神髄をあらわしていると考えられていて、善のために働き、助けを求めている人を救うと信じられている。



なんだか、鷲みたい。。。


まさにローマ帝国にミトラが入るず~っと前に、民間のミトラ教からゾロアスター教も生まれ、綿々と続いてきたんだね。
紀元前に、すでに我々の想像を絶するような壮大な時の流れとドラマがあったことだろう。。。


ゾロアスター教というのは、アヴェスターを根本経典としていて、アヴェスター語という言語で記されているんだけど、口承伝持で長らく伝えられた後、3世紀頃に発明されたアヴェスタ文字で書物に記されたという経緯があって、それ以前のことはよくはわからない部分も多いという。

しかも後にイスラム教の迫害などを受けて散逸してしまって、現存するテキストは当時の1/4しか残ってないんだとか。


●ザウスシュトラといえば、ニーチェの著作、ツァラトゥストラはかく語りきってのが有名だったね。 ザウスシュトラのドイツ語読みがツァラトゥストラになったんだそーですよ。

●そういえば、車のマツダってあるけど、英語表記だったらMATSUDAになるのに、MAZUDAなんだよね。
こっちでも、MAZUDA USAって看板をよく見かける。
マツダ社長からとったってのは聞いてたけど、昔だったから表記を違ったまま登録しちゃったんか?などと失礼ながら思ってたけど・・実はちゃーんと有名なアフラ=マズダーにあやかって命名したんだそうだ。ちゃんとマツダのホームページに載ってたんでびっくりだよ



しかしなぜだか、巷に伝わってるところによると、ゾロアスター教は、火・炎を神格化して神としてして崇拝の対象として宗教儀式に用いるとかってことがクローズアップして独り歩きしちゃったようで、そこがいかにもオカルティック、悪魔教みたいなイメージを持たれるようになったのかもしれない。


●火について

別に、ゾロアスター教は火自体を崇拝したってことではないようで・・・

ゾロアスター教におけるとは、清浄・正義・真理の象徴であると考えられていたようだ。

たしかに神聖なものであり、聖なる火をかかさないようにしてたことは確かではあるんだけど・・。
(オリンピックの聖火みたいなもんじゃないかと?)

そもそも、火を神聖視するなんてことはゾロアスター教以前に遡るし、けっこう世界のいろいろな宗教に広く見られることだと思う。

人間の日常生活に必要不可欠であるが、その一方で人間を死にも至らしめる恐ろしい存在である。

それが火の属性。


不浄なものを焼き尽くし清浄にする。
闇を照らし善または智恵の象徴とされる光の源である。
常に上に燃え上がり、あるいは燃やしたものを煙として立ち上らせる。


太陽神や火山の神と同一視されるし、ローマのウェスタや日本の竈神(荒神・三宝荒神と習合された)のような家庭の守り神、あるいは鍛冶神、ユダヤ教では神ヤハウェはしばしば火のイメージで語られた(出エジプト記の燃え盛る柴や、ヘブライ人を導く火の柱など)。キリスト教でも聖霊が「炎のような舌」(使徒行伝)に例えられている。



さてさて、そこでちょっと思い出したことがある。

誰が火をもたらしたか?

ちゃーんと、神話の中で人間に火をもたらしてくれた神様がいるんですね~。

はい、それは、プロメテウスさんです。
ギリシャ神話ではかなり有名な話らしい。

私はたまたま若かりし頃、音楽史の授業でやったベートーベンのプロメテウスの創造物というバレエ曲から知ることになったんだけどね。

こんな話です。↓

オリンポスの神々の統治が始まってからしばらくが過ぎ、ゼウスの権力はますます強大となっていた頃のことだった。
ゼウスってのはワンマン君主でしかも女好き。</span>

地上ではすでに人間があふれるようになっていた。

あるとき、人間と神々が祭儀のことで言い争いをしていた。
神々に献上するいけにえについてであり、お互い一歩も譲る気配はなく、口論は激しさを増していった。

そのとき、プロメテウスが仲介に入ったのだ。

プロメテウスは人間びいきなんだよね~。

「ここは私に任せなさい」と人間を説得しゼウスのもとに談判に行ったのだ。

プロメテウスは大きな牛を解体し分け、肉と臓物などの食べられる部分を牛の皮で包み、骨は脂肉で包んだ。
そりゃ、どうみたって脂肉で包んだ方が、肉のうま味がじゅわーで美味しそう。。。

これをゼウスの前に差し出し、「あなたの選んだほうを神の取り分、残ったほうを人の取り分としてください。」と言って、それを選ばせたのだ。

ゼウスは、一見美味しそうな脂肉で包んだ骨を選んだ。
権力者ってのは・・ま、当然か~。

こうして神々への生贄は骨とそれを包んだ脂身に決まってしまった!

だけど・・だまされたゼウスは怒り心頭、ゼウスは人間に運命を与えることにしちゃったのだ。
結構、ゼウスって奴は根に持つし器が小さいヤツだったようだ。

「神々の取り分である骨は確かに食べられはしないが腐ることは無い。しかし肉や臓物はどうだ?
時が経てば朽ち果てるであろう。これを人間のさだめとしよう。」
とかって、理屈をこねて人間に老いと死を与えたんだそうだ。
また、「命に限りあるものに火を使わせるわけにはいかない。」と、人間から火を取り上げてしまったんだそうだ。

嫌がらせじゃん!

こんなことをされちゃあ、人は死ぬしかない。 当時の人は裸だったらしいからね~。

そこで、またも、プロメテウスが登場。

せめて火だけでも人々に与えてあげなければ・・と、またもやゼウスの目を欺き、天界から火を盗み出すことにしたのだ。
プロメテウスは一計を案じて、一本のウイキョウを手にして天に昇り、天にあった火をそのウイキョウの芯に移してしまう。
ウイキョウの芯は柔らかくて燃えることができるが、ウイキョウの外側は湿っていて火は外側に燃え広がらず、そのため中に火が燃えていることが見えない。

こうしてプロメテウスは天上の火を盗み出して人間に授けてしまう。

おかげで人間はその火をもって暖をとり、肉を焼き野獣を追い払って生き延びていくことができることとなったんだそうだ。

ところが、根に持つタイプのゼウスがこれに黙ってるわけがないよね~。

プロメテウスを部下の神々に命じて取り押さえ、カウカソスの高山に彼を貼り付けにしたのだ。
それだけでも飽き足らず、プロメテウスを鎖で縛り付け内蔵をむき出しにした状態で、その肝臓を大鷲についばませたんだそうだ。
うっ!キモっ!

でもプロメテウスも神だから、死ぬことはないんだよね。
鷲に肝臓を引きちぎられても、翌日には元に戻っちゃう。
そしてまた引きちぎられる痛みを味わい、また翌日には戻りまた引きちぎられる・・というエンドレスの苦しみを与えたってことだそうだ。

最悪~。


でも大丈夫。 話はここで終わらない。

プロメテウスとは先なる思慮、先見の明という名前を持つ神様、
この先のことも見通していて、やがてある事件が起こり、ゼウスが謝って来なければならないことをちゃーんと知っていたんだよね。

結果はもちろんその通りになり、プロメテウスも助かったのだ。

メテウスとは「分かる・思慮する」の意味があるそうで、プロとは先を意味しエピとは後を意味する。
英語でもPROと最初につく単語は多いよね。
プロローグとかエピソードなんても、ここから来てるんだろうね。


そうそう、プロメテウスにはエピメテウスって弟がいたそうだ。

執念深いゼウスはその後も、なんか理由をこじつけてはプロメテウスを捕まえようとたくらんだ。

その後またも捕らえられる前に、人間界にいたプロメテウスは、またもゼウスが何かをたくらんでくることを察知していて、
自分が捕まる前に弟であるエピメテウス(エピとは「後になって」の意味)に、何かアドバイスをしたそうだ。
「後にならなきゃ分からない」という弟だったんだろうね。




この話の中に出てくる、火をもたらしたこと、そして牛・・・牛ってのは、「雄牛を屠るミトラの像」にもなっているように、ミトラでも特別な生き物なんだよね~。

また、鷲に肝臓を食わせたってのも・・ゾロアスター教は鳥葬を行うし、また、守護霊のプラヴァシの姿も鷲みたい。

なんだか面白い一致を感じるんだよね~。


それと・・ずっと前に算命学の占い師さんから、五行だけは天上のものであり地球には本来存在しないものとされているということを聞いたのを思い出した。

五行とは、木火土金水

火は宇宙から来た気なのだそうだ。。。

なので、陰陽共に火の気を持つ生まれの人は、多少風変わりな気質があり先見の目に優れている傾向があるってことを聞いた。

ふーん、まさにプロメテウス的気質なんだろうか?

中国から来たという算命学も、ギリシャ神話とも繋がるものがあるのかもしれない。

なんとなく、そんなことを思ってしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ミトラに話を戻すことにしよう。

ミトラ教は、ついにローマにも浸透し、ヘレニズム・ローマ世界で主に紀元1世紀から4世紀にかけて絶大な支持を集めていった。

ミトラ教はローマ帝国内でも非常な威勢を誇った。
各地にミトラ神殿が建立され、歴代ローマ皇帝の中にも信仰を捧げた者がいた。 
もちろん皇帝ともなれば、ミトラ神を政治的に利用するってこともあったことだろう。

もともとミトラ信仰はアーリア民族の神話(正典はアヴェスタ)をベースにしたものなんで、ペルシア帝国と同じアーリア系国家であったローマ帝国内で絶大的人気を誇るのも時間も問題だったようだ。
つまり自然な成り行きだったんだろう。


しかし、現実の歴史をみると、キリスト教が誕生しキリスト教も人気が出ていくと、今度はキリスト教による世界独占という方向に進んでしまったんだね~。

313年にコンスタンティヌス帝がキリスト教を国教として受容した。
ミラノ勅令が出た時点でミトラ教は滅亡していくことになる。

なぜかはわからない。

キリスト教の方が、政治的に利用しやすいという利点があったのか、それともミトラ教信奉者に対する反対勢力があり、そっちがキリスト教を支持していったのか・・・。


それにしても不思議なのは、私の記憶では小中高の歴史の授業で一度もミトラ教ってのは出てきた覚えが無いんだよね。
こんなに当時の先進国を席巻するような宗教であり、また、キリスト教と二大勢力ともなっていた時代すらあったのに、名前さえ出てこないってのは、とっても不思議じゃないかな。

キリスト教の方は、ローマ時代にも迫害された歴史があったことやそこらへんの事情も詳しく教科書にも載っていた記憶があるのに・・。

それだけ、ミトラの存在を隠さなければならない理由が、いまだにあったってことかあな?



さて、世界はここから、キリスト教の時代になっていくんだけど、キリスト教 vs ミトラ教ってわけじゃないんだよね。
もともと、キリスト教自体もミトラ教の影響は多大に受けていたことだろうし、なんだか・・ひどく似てることが多い。


●ミトラ教とキリスト教の類似点

●ミトラの誕生を予言していた3人の占星術の学者がいた。ミトラの誕生を羊飼いか ら知らされた3人は、捧げ物を持って祝福に駆けつけた。
これなんか、イエスが誕生したとき東方より3人の賢者がきたとされる話と同じだよね。
ただし、『マタイによる福音書』2:1-13に博士たちについて記されているが、「占星術の学者たちが東の方から来た」としか書かれてなく人数は明記されていない。


ドイツのケルン大聖堂には、三博士のものとされる遺骨を納めた黄金の棺が安置されているのだそうだ。

●ミトラ教徒は「春分の日」を「太陽神ミトラの勝利の日」として祝ってた。
復活祭?
クリスマスと同様、イースター・復活祭も、ミトラ教の祭日だった。
キリスト教以前からあった太陽神信仰が、暦と連動した祭日を作ったと考えるのが自然だ。


●ミトラは12の星座に守られている、ミトラは天上界に帰る前日、12人の光の友と晩餐をした。
最後の晩餐?
キリストは、処刑される前夜、一二人の使徒とともに晩餐をしたとされる。


mitra12.jpg
↑中央に「天の雄牛」を屠るミトラが、周囲に黄道12宮の表象が描かれ、ミトラが宇宙の支配者であることを示している。
(上の写真はシドン出土、4世紀頃の大理石のレリーフ)

 
そうそう、ミトラ教は黄道12星座の占星術のもとにもなっているんだよね~。

●ミトラとアポロンは、宴を催して信者にパンやワインを振る舞う
キリストの聖餐といえば、必ずパンとワインが登場する。

●ミトラは『私は死後復活し、光の友と共に歩む』と予言した。
キリスト教における復活の描写もあったねえ。

●ミトラの光の友らは、最後の戦いに天使軍として参加する。ミトラはその終末に 白馬に乗って現れる
ハルマゲドンっと一緒?
『ヨハネの黙示録』によれば、終末の日、イエスは白馬に乗った姿で現れる。同じくミトラも白馬に乗ってやってくる。


●ミトラ教には「体を水に浸す儀式」がある
キリストの洗礼?
洗礼はミトラ教由来の儀式と言われる。

●ミトラは岩窟で生まれた。
イエスは厩(うまや)で生まれた。当時の厩というのは、洞窟であり岩屋でもあったそうだ。

●ミトラ教の聖なる日は日曜日。
『旧約聖書』によれば安息日は土曜日だったが、キリスト教はミトラ教の影響で安息日を日曜日にしたのでは?


なんだかこうやってざっと見ていくだけでも、キリスト教ってまるで、ミトラ教のコピーかい?って思えるほど・・・。

ミトラは死者をよみがえらせ、病気を直し、目の見えないものの目を見えるようにし、歩けない者を歩けるようにした。
これは福音書では、イエスの奇蹟に置き換えられている。
また、ミトラとそれを取り囲む十二星座が、福音書では、イエスキリストの十二弟子に置き換えられたのでは?


こんな説もあったけど・・・たしかに、そう考えた方が自然に思える。


ミトラ教の存在は、キリスト教徒が最も触れられたくない異教のひとつである。
なぜなら、ミトラ教こそ、キリスト教のルーツであり、ユダヤ教以外でキリスト教オリジナルとされている儀礼、例えば洗礼や聖餐など、そのほとんどを生み出しているためである。
ミトラ教には、キリスト教が備えている救済宗教としての神話も神学も密儀も、全て備えていた。
イエス・キリストに当たる救済者すなわちメシアは、ミトラ神そのものだった。
(ミトラ教と神智学より抜粋)



さて、その後、

ローマでは、ミトラ教をはじめとする異教の神殿は破壊され、それまでミトラ神の洞窟神殿だった聖域上にキリスト教会が建立されたのだそうだ。

それじゃあ、ミトラ教はキリスト教に地位を奪われた後、すっかり廃れて絶滅してしまったのか?

ところが、そうではなかった!


●アンダーグラウンドで続くミトラ教

アレクサンダー大王の東方遠征で、もとアケメネス朝ペルシア帝国だった広大な地域に、セレウコス朝シリアやパルティア王国が作られた。

ヘレニズム時代には、このヘレニズム政策のもとで出身民族を問わないミトラ派が勢力を強めていったのだそうだ。

そこで、この2つの王国では、ともにヘレニズム的国際主義を国策として、ミトラ信仰とミトラ派のズルワーン神学が興隆して、「ズルワーン神学」が国学となり、国王はミトラ神の化身であるとされた。
そして、ギリシア神話との対応関係が研究され、これまでのものに新たな概念が付け加えられた。

たしかに表舞台から姿は消すけど、このように名前を変え少しずつ他の影響を受けながらも脈々と続いていったようなのだ。

「ズルワーン神学」の周辺部の知識がギリシア人によって西に伝えられ、占星術として知られるようにもなった。
占星術の起源もあったとは、驚きだ!

トルコ北部とクリミア半島には「ポントゥス王国」が作られ、これはクルド人がつくったミトラ教国家が作られ、のちにクルド人たちは、アユーブ朝とザンド朝をつくり、イスラムにミトラ教を融合させていった。

アフガニスタン・パキスタン・中央アジア・カシミール地方を合わせた地域には、ミトラ神を崇拝するミトラ教国家バクトリアが誕生した。

バクトリアの王家は、ギリシア系のプラトン一族で、ギリシア本土の哲学者プラトンとつながっている

このバクトリアが滅亡したあと、クシャーナ帝国が生まれ、仏教を国教とした。
王朝が変わってもミトラ信仰は盛んだったので、それを仏教化した弥勒信仰が生まれた。

弥勒信仰は日本にも入ってきましたよね?
ミトラ=弥勒だったんだね。。。


また、ピタゴラス、エンペドクレス、プラトン、ストア学派、新プラトン学派なども登場してくるんだけど、それらは純粋なギリシア哲学ではなかったそうで・・・彼らはカルデアの神官から「ズルワーン神学」を学び、それがベースになっていたのだそうだ。

事実、プラトン一族のもとには、ミトラ教のカルデアの神官がひっきりなしに来訪していた。
また、新プラトン学派という呼称は、19世紀にドイツの学者が便宜上つけた名称で、当人たちは「カルデア神学の師」と自称していたということらしいのだ。

さて、ミトラの流れを継承するズルワーン神学だけど、その後期の形態からそこから、西方ミトラ教が生まれてくる。
それが更に発展して東方ミトラ教(明教)になった。

イスラムが広がり始める7世紀以降は、徐々にイスラムにとって替わられながらも、全てがイスラム化したわけではなく、
イラン本土では16世紀までイスラム教徒たちと並存状態にあった。

そして次第にミトラ神学は、イスラム神学の中に移されていった。
決して強引に排斥されたわけじゃないんだね~。

イスラム神学者や神秘主義の師たちがこれらを学んでそれをイスラムの中に取り入れる場合もあれば、マズダー教徒やミトラ教徒の集団がスーフィー教団と呼ばれるイスラム神秘主義の団体に変わっていくという場合もあった。
そのうち、ミトラ神学を理論的支柱としながら外面的にはマフディー信仰ってのが形成されて、それがシーア派とイスマーイール派

この両派の柱となる理論は「宇宙の中軸」理論と呼ばれているが、これはミトラ神学を継承発展させたものである。
このイスラムの神学は「東方神智学」と呼ばれてる。

ざっとまとめると、こんなふうになるのだそうだ。↓(ミトラ教と神智学より)

◎原始ミトラ教時代……紀元3世紀までのバビロニアを中心とした時期

◎西方ミトラ教時代……ローマ帝国とセレウコス朝シリアを中心とした時期

◎東方ミトラ教時代……バビロニア=イラン=中央アジア=中国など
               全ユーラシア大陸に広がった時期。
               伝道者マニの名をとって「マニ教」とも呼ばれる。

◎東方神智学時代………イスラムの神学と融合した時期

◎現代神智学時代




つまり、こんなことが言えるんじゃないかな。

ミトラ教が起源となって、ほとんどすべての宗教や哲学にまで影響を及ぼしていった。
主だったすべての宗教や哲学は、すべてミトラ教から派生したものだった。


もちろん、中国も日本も例外じゃない。
仏教も弥勒信仰も!

miroku01.jpg


それはまさに世界中!

とってもめんどくさいことに、それぞれ宗教の名前を変わっていくし地域で呼び方が違う場合もあるし、色々神様の名前も地域によって変わったりするんで、まったく別物かと思ってると、びっくりするくらい、すべてが繋がってる方が多いんだよね~。

そういえば、ヒンドゥー教の神話にあるサナトクマラも金星からやってきたという話だし、たしか鞍馬寺の本尊だったような・・・。 ひょっとしたら、アフラ・マズダと関係ありかも?


そして不思議なのは、ずーーとミトラ教の存在は歴史の中にも公言されなかった・・・という事実。

今でも公にはなってないような・・・。

もっとも今では、独自の研究者などもそれなりにいるようだし~。
つまり、ミトラ教を調べたところで妨害されたり抹殺されることもないって時代になったってことだろうか。


しかし、かつては、世界を牛耳ったキリスト教、とくに中世はカトリック教会は怖~い存在だったけだし、ミトラの流れを汲むものはアンダーグラウンドに潜んでたのかもしれない!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、長くなりましたんで・・後半に続きます。

コメントの投稿

非公開コメント

Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

Calender
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
Link
☆HPはここをクリック↓☆
検索フォーム
カテゴリ
Diary
Alizona*銀の月*ショッピングサイトのお知らせ
Alizona*銀の月*では、ショッピングサイトをオープンしました。
ネイティブインディアンのホピ族を中心としたオーバーレイの銀製品を中心に、銀月の好みで集めてしまった逸品揃いですよ~(^^)v
☆ホピ族は、まさに、スピリチュアルな生き方を貫いてきた人々。
銀月のWEB、「ホピ族の話」をまずは、じっくり、ご覧ください。


Alizona*銀の月*の↓のURLから、お入りください。
http://sedona10silvermoon.web.fc2.com/index.html"