氷河期と竹取物語の時代

先日、アニメを2つ見ました。
アナと雪の女王と、かぐや姫の物語
(2つとも、今頃やっと見たわけですけどね。

アナと雪の女王ってのは、かなり日本でもヒットしたようですね~
でも、この題名ってのは、原題はFrozen


Frozen.jpg

Frozenってのは、フローズンヨーグルトの、フローズンだけど・・氷河期って意味もあるわけで・・・。

ちょうど映画を見る前に、アメリカの各地の天気を見てたら、あっちこっちに寒波到来でハワイでさえ雪に覆われてマイナスになってる・・なーんてニュースを見ていたこともあって、今の時代の何かをまるで暗示するかのようなタイトルだな~なんて、感じてしまいました。

映画の内容は・・・たぶん、みなさんご存知でしょうが、

超能力を持つおねえちゃんとフツウの妹の話で、愛する人のためには自己犠牲を厭わないってテーマをびんびんに感じました。

こうゆうのって結構古典的なテーマなくせに、やっぱり多くの人を感動させるんでしょうねえ。

なのに、なんで現実はこうも違うんだ!

とにかく・・雪と氷の映像は幻想的できれいでしたね。

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かぐや姫の物語は、結構原作に忠実なストーリーでした。

kaguya.jpg


こちらも、今までのジブリと違って、水彩画の雰囲気で印象派を意識して作ったとか。

kaguya1.jpg

これはこれで、きれいな映像ですね~。

ただ、若者層の評判はイマイチだったんですって。

もっとも、トトロや千と千尋の神隠し、魔女の宅急便といった作品あたりと比べちゃうと、ストーリーは凡庸で、最後は月に帰っちゃって終わりか? なーんだ。。。って思っちゃうでしょうね。

そういえば、最近はストーリーの面白さを追っただけの映画が多いですもんね~。


ストーリーを追うだけで表現力は気にしない時代になんでしょうかね。


それに比べると、昔の映画ってストーリーを忘れてしまっていてもシーンは鮮明に覚えているってのが多かった気がする。

たとえば、私が子どもの頃に、淀川さんが解説してた日曜洋画劇場で見た映画だと・・・↓
third.jpg

casa.jpg

pepe.jpg

こんな映画のシーンをよーく覚えてます。 

あ、こんなのもあったなあ。 もっと古いけど・・・。

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なんだか自分でこうやって、古い映画シーンを並べてみると、最近の映画と違ってることに・・びっくり!

もちろん、奇想天外なストーリーや派手なアクションも好きだけど、同時にこういった映画が消えてしまうのも、なんだか寂しいんだよなあ。

たまには、ストーリー性よりも、どう表現しているのかを思いっきり堪能させてくれる映画ってのもいいもんです。


その点、かぐや姫の物語には、ちょっと、こういった昔のスタイルを思い起こさせるような雰囲気があったし、何より水彩画タッチの映像は、すごくきれいでしたね~。
画面を見て楽しむだけでも価値はあるかな。。。


ただ、個人的に・・ちょっとこれはなあ~と思ったところは、
かぐや姫の罪と罰とかって・・副題がついてるところが、なんだか説明口調みたいで、これっていらないんじゃない?って思っちゃいました。


それと、まつとしきかば今帰りこむというセリフが、竹取りのばあちゃんのセリフで出てきて、なかなか平安時代の雰囲気を盛り上げてくれちゃってステキなんですよね~。

ところがそのセリフのすぐあとで、意味を現代語で説明しちゃうところも・・ちょっと興ざめだったかなあ。


そうそう、そういえば・・・・
たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
この歌って、百人一首に載ってる、在原行平さんの歌だけど、
、ペットの犬や猫(小鳥でも・・なんでもOKらしい。)がいなくなっちゃったとき、この和歌を書いていなくなった場所において置くと、ちゃんと戻ってくるって言い伝えがあるそうですよ。(←うちもネコが脱走したときに、やってみようっと。)


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さて、オリジナルのかぐや姫の話、つまり竹取物語について、ちょっとばかし考えてみました。

これって、日本で最古の物語って言われてるわけだけど、作者不詳だし・・なかなか謎が多いんですよね。

5人の貴公子が姫にブロポーズをしにくるんだけど、それがこの人たち↓
石作皇子
庫持皇子
阿倍右大臣
大伴大納言
石上中納言


この5人のうち、阿倍さん、大伴さん、石上さんは実在の人物なんですよね。 
もっとも物語の製作の時代よりも少し古い時代の人を使ったようですけど。

そして、

●車持皇子ってのは、藤原不比等(もちろん実在の有名人)のことらしい。 お母さんのの姓が「車持」だったので、おそらく間違いないみたいです。

●石作皇子は、多治比 嶋(たじひ の しま)のことらしい。、「石作」氏と同族の人だったらしいんで・・。

とにかく、この時代の人が読んだら、いっぱつで、あ、アイツのことだな!ってわかったはずでしょうね。
現在の暴露本で、よく、女優のSMとか、若手俳優のKIとかって書き方をするけど、たぶん、あんなカンジですかね。(笑)

5人とも、かなりの権力者ばっかり。
その中でも、庫持皇子(藤原不比等)に関しては、ボロクソな書き方をしてます。

そのまえに・・かぐや姫が、それぞれ5人に頼んだ宝物は、下記の5つ↓

仏の御石の鉢
蓬莱の木、
火鼠の皮衣
龍の首の玉
燕の子安貝


庫持皇子は蓬莱の木を探してくるはずだったんだけど、ぜーんぜん探しに行かないで、金と権力を使って、腕のいい匠にそれらしく作らせちゃった偽物。 
それを見破られると、匠には代金も払わないで逆切れしてボコボコにしちゃうし、匠がかぐや姫にもらったお金まで横取りしちゃう・・超嫌なヤツに書かれてるんだよね。


藤原氏ってのは、この当時は絶対的な権力を持ってたわけだし、他の氏族はみーんな片隅に追いやられて冷遇されてたんだったよね。
藤原氏のやりたい放題の時代、それを皮肉って書いたんじゃないか・・・って説がある。

そこで、作者は、紀 貫之さんじゃないか!って説が有力らしい。
藤原氏の謀略で失脚させられちゃった人だし、文才もある人だから、痛烈な藤原氏への批判を込めて書いても不思議はないですね。

でも、空海という説もあるし・・、とにかく、よくはわからない。(←個人的には結構、これもアリと尾持ってる。)


でもねえ、これだけ藤原氏を批判してしまえば、あえて名前は出せなかったか、それとも、藤原氏側によって名前を削除されちゃったのか・・色々考えられます。


そもそも、この宝物ってのは、『史記』秦始皇帝本紀、『南山住持感応伝』、『神異記』 など、古代中国やインドの古い文献にも通じてる人じゃないと知らないような物のようで、しかも、この5つの宝は、木火土金水の五行を表すのでは・・という見方もある。


それと最後には不死の薬ってのが出てくるけど、これなんか、完全に神仙思想に結びつくものじゃないかな?

つまり、仏教・神仙思想・老荘思想、史書・伝説など・・・実に多様性に富んだ作品!

そんな事から考えて見ると、実に不思議な奥深い物語ですね。


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