涼みに山にドライブした日

先週はずーーと暑かったなあ。
暑くて死にそうで・・家にいられないほどだった!

ウチにはエアコンがないんでね~。

まあ、ウチだけではなく、南カリフォルニアの海に近いあたりでは、エアコンを持たない家は多い。
普段は必要ないからだ! 日中どんなに暑くても朝晩は涼しいし、日陰に入れば湿気がないから涼しいのだ。

ところが、今年の夏は異常な暑さだった。おまけに湿度が高い。
湿度がないってことだけが、西海岸のすごしやすさだったのに~。

そこで結局、2週続けて、山に涼を求めてのドライブとなった。

「どうしよう。。。ネコ連れてく? 長時間のドライブ、耐えられるかなあ?」

「毛がモコモコだからなあ。僕らよりも暑さは辛いだろう。締め切った家に置いといたらまずいよ。連れてってやろうよ。」

「じゃあ、ネコトイレと水とドライフードも持ってかなきゃ。」

「念のために、ハーネスとリードも持っていった方がいいよ。」


つまりこうゆうことになる↓
wanko.jpg

ところが、首輪もハーネスも大嫌いな野生児ネコを、長時間ドライブ・・渋滞によっては片道2-3時間はかかる・・に、連れ出す、しかもはじめての山に連れだすってのは、どーなんよ!

まあ、とにかく暑さに耐えられない。 考えるよりも、こうゆうときは、さっさと出発するにかぎる。

運転はホセがする。

運転好きの私としては、山道の運転はしたくてたまらないところだが・・私が運転すると、なぜかホセが怖がる。怒る。
ケンカになるかお互いのストレスを避けるためにも、一緒に出かけるときは、運転はホセに任せている。
私も大人になったもんだよ。


出発して10分もたたないうちに、猛烈に臭~くなってきた。

「うっ! なんなんだ! 窓閉まってるよね?」と、私。

「エアコンびんびんに効かせてるもん。 オマエ、ウ○コ、もらしたか?」

「これは私の車だ!自分の車にもらすか!」
(←おいおい!人の車なら構わないのか?)


ふと、後ろを振り向くと、ネコ用トイレの中で、しっかりとしゃがんでいるヤツがいる。

「ああ゛~! ニャンコ先生、ウ○コしてる~。家ではしなかったくせに~。」

「涼しくなったんで、急に出たくなったんだよ。それより、早く取ってよ~!」

車を停車して、私が後ろにいって、ウ○コ取りをする。。。なんで私かよ!

その間に、ニャンコ先生は助手席に移動して、どっかりと座り込む。

「どけ! 後ろに行ってよ!」

やだよ~。オマエが後ろに行ってろよ!・・・って、ニャンコ先生が言ってる。」
ホセは、ときどき、ネコの言葉を通訳する。

しかたなく、後ろの座席でごろごろする。
トイレが下においてあるし~、まだ、ちょっと臭いし~・・なんで私がこんな場所で、ネコが助手席にいるんだ~。

お腹がすっきりしたにゃんこ先生は、涼しい助手席で車窓の景色を楽しんでいるご様子↓
cookiecar.jpg

隣に車が並ぶたびに、私には理解できないネコ語で話しかけてるし、
フリーウェイ(高速道路)に入ると、今度は興奮して全部の窓から外を見てわーわー!叫んでいる!

「おーー!すげえ~!」・・・ネコ語のわからん私でも、なーんとなく、そう聞こえてくる。
初めてのフリーウェイだからね~。まあ、無理もないか~。

それでも決して、ホセの運転を邪魔することはしない。
いちおう、してはいけないことってのは、わかってるようだ。

「うわ!気温表示見てみろよ! 外はもう、104度になったぞ!」

アメリカでは華氏を使うので、子供の熱を測るときなどは、だいたい100度を超えると、熱がある!と心配しだすことになる。
華氏100度は、摂氏37.7度くらい。 
そうすると、104度というのは、おそらく摂氏40度くらいになるはずだ。。。


冷房のある車の中は快適そのものだ。
今頃家にいたら、ネコともども、ぐで~とのびていたことだろう。

フリーウェイを降りて、山に登っていくと道はクネクネと曲がりくねって、ヘアピンカーブの連続になっていく。

mauntainroad.jpg

突然、ピンポーンという音が鳴り、車の液晶画面にヘンなメッセージが出た!

なんだこりゃ!
STABILI SYS CONT

なんだかわからんが、こんなところで車に異常がでたら、たまったもんじゃない!

あわてて、後ろから前に移動して、車のダッシュボードに放り込んである、マニュアル本を取り出す。

「おまえって、ネコ並みだなあ。走ってる乗用車の中で、フツウ後ろから前に移動するか~。」

「ふつう、するよ!」


パラパラとページをめくっていくと、あった!

「なになに、Stability Control Systemってのがついてるんだって。安定性を保ち横滑りなどの防止をするシステムらしいんだけど、どうやらそれに異常が出たらしい。 えーと、とりあえず、停車してエンジンを切って、それで解除されなきゃ、すぐにディーラーに持ってけ!って書いてあるよ。」

「ああ、そうか! クネクネ曲がりくねった道をずーーと走ってたから誤作動したんだろう。」

「ホセ知ってた? ホセの車にも、そんなのついてんの?」

「たぶん無いよ。僕のはもっと古いから。」


マニュアルどおりに車を停車して、いったんエンジンを切ると、メッセージは消えた。

今は、車もコンピューターシステム搭載。
電磁波の影響を受けたら、まったく動かなくなってしまうだろう。

「太陽フレアによる電磁波か、または、サイバーテロでも起きれば、インフラのすべてがストップだね。食料品の輸送だってストップするだろうし~、車で逃げようにも車も動かないってわけだね。」

「そして、暴動が起きて、人が殺しあってかあ。。。」

年代モノのピックアップトラックが山道をすれ違っていく。

「ああいった車だったら、きっと大丈夫かもしれない。古いマニュアルカーだったら、エンジンの押しがけできるよ。」

「助かる方法は、こんな山奥に住んで食料の備蓄を持ってるか、自給自足で、なるべくタフなオンボロ車を持ってることかもしれない。」

「でも、山だと土砂崩れか山火事はあるかもしれないよ。」

「でも、食料も水もなく都会の暴動で死ぬよりは、マシじゃない?」


なぜだろう?
山の中、自然の中に入ると、だんだん都会の危うさ、愚かさが見えてくるような気がする。

都会生活なんて、いったん何かが起これば、一瞬にして消滅してしまうような場所に住んでいるってことだ。

「だいたい、ちょっとワインディングロードを走っただけで、そんなメッセージが出るような車、非常時には使えないねえ。」(←非常時を考えて車って買うのか?)

そうこう言ってるうちに、だんだん標高は上がり、外の気温は82度まで下がった。 摂氏だと、27~8度だろう。

「うわあ、エアコン切って、窓を開けると気持ちいいよ。 風も入ってくるし。」

mountain.jpg

カリフォルニアってのは、海と青い空というイメージが強いようだが、山も多い。
北に行けば山だらけだし、スキーも出来る。


赤の二重丸してある場所が、2週続けていったそれぞれの山で、下の二重丸が出発地点。
緑のところは、ずっと山なのだ。

RimforestMap1a.jpg

あらかじめ下調べをしていったカフェをみつけて、ようやくランチだ。

にゃんこ先生は、木陰に停めた車の中で、一人ランチを楽しんでもらおう。

山間の小さな町のカフェで、Chef Cindy's Cafeという店・・シンディーさんという人のカフェなんだろう。
↓ デッキのついた田舎風のカフェで、これは店のWEBページの写真から。こんなクラシックなコルベットはなかったけど。
Cindys.jpg

http://www.chefcindyscafe.com/home

料理はありきたりのアメリカ料理だけど・・ホームメイドで、なかなかうまい! 冷凍モノは一切使ってない。
アリゾナのルート66あたりの、まずーーいカフェと比べたら雲泥の差!


「ほー、いいじゃないか、こういうのでいいんだよ、こういうので」

思わず、孤独のグルメのモノマネになる。。。

食後、ネコを連れて散歩。

cookie_mauntain.jpg

「うわあ。 すっごいゴージャスだなあ。」・・と、いきなり話しかけてきた男がいた。

ゴージャスとは、私のことではないらしい。 ネコを見て言ってる。。。(←あたりまえだろ!)

それにしても、なーんとなく・・バカそうな顔をした男だなあ。 腕にイルカと女の名前らしきタトゥーがしてあるし~。

「いや、ゴージャスつーよりも、でかい!と思うんですが・・。」

「いやいや、美しいネコですよ。 ところで、どちらから来たんですか? 僕はレドンドビーチからですが・・。」

あらら~、レドンドビーチは、ウチから、20分もかからない距離だ。

なんでも、彼は毎週のように、バイク・ツーリングを楽しむために、ここらの山を走っているらしい。

「生まれも育ちも海のそばだから、ずっと海が好きでサーフィンやダイビングばっかりだったんですけどね~。
ところが、数年前から、急に海に入れなくなってしまったんですよ。 そんで、今ではすっかり、山の走り屋に変身しちゃいました。」
・・・・、と、その男が言う。

その男、小さな頃から海が好きで、親に怒られたときも、試験に落ちたときも、失恋したときも、一人で海に行って癒されてたんだそーだ。(←夕日の海に・・古臭い青春ドラマか~。)

「なんで海がダメになったの?」

「それが、わからないんだけど・・数年前にシュノーケリングしたときに、ちっとも癒されないつーか、むしろ、すっごく気分が悪くなってしまって・・それから、まったく海を受け付けなくなってしまったんだ。」

「海に何か異変が起こってるからかなあ。 そういえば、結合双生児のクジラがみつかったって言うし・・」

「いや、その後に、結合双生児のイルカもみつかったんだよ。 野生動物でしかも高等哺乳類では、こういったケースは50年に一度あるかないかの確率なんだ。・・・それが、たった1年たらずで、すでに2匹も発見されるのは、やっぱり、海で何かが起こってる気がするよ。」
あらら? このバカそうな男は、バカじゃないんだなあ。

「やっぱり、確実に何か起こりつつあるんでしょうね。たぶん、無意識のうちにも、あなたはそれを察してるから海を受け付けなくなってしまったのかも。」

「うん、きっと・・そうかもしれないなあ。」

「まあ、とりあえず山を楽しんで! 山がまだ無事なうちに、せいぜい山の空気を満喫しようよ。」

「ああ、そうだね。じゃ、また!」

「じゃあね~。 Have a nice afternoon!」


cookie_mauntain2.jpg

「しっかし、やっぱ、でっかいネコだなあ。」


余計なお世話だ~。
たしかに、ジャーマンシェパードよりは小さく柴犬よりはでかいネコ。 まだ2歳になったばかりだが・・。
今後どこまで、成長するのか不明。


私たちが、いつまで山を満喫できるのも不明。

帰りの車では、にゃんこ先生は後ろの座席で爆睡していた。

そして、無事に家についたときには、少~しだけ、涼しくなっていた。少しだけだったけど。。。

ただ、涼を求めて山に行って安いランチを食べて帰ってきた1日だったけど、有意義な1日だった気がする。
少なくとも、騒音と人ごみの中で仕事に明け暮れる日々より、ずーーと有意義だったことは確かだ。

「山がまだ無事なうちに、また走りに行こうよ。」

「いいねえ。この木々の間に風と光が入ってきてね、妖精を見た気がしたよ。」

yosei.jpg

こういったものが見えるホセが、ときどき、すごく羨ましくなる。

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No title

Gingetsu様

にゃんこ先生、前から見ても後ろから見てもすごく凛々しい
ですね!そしてなんかとっても野性的!
猫ちゃんも人間よりっぽい猫と、野生よりっぽい猫がいますよね。
うちは1匹が人間より、もう1匹が野生よりです。

猫と一緒にドライブいいですね!うちは家猫なので外に出したことは
ないのですが、自由に外に遊びに行く実家の猫たちは、たまに
軽トラの荷台に勝手に乗って遠出をしてきたりと、母たちは肝を冷やして
います(笑)

Re: No title

fumi様

2匹いると、それぞれの性格の違いってのが、よくわかりますよね。

うちのネコは野生派だけど、耳が聞こえないから、おそらく外に出したらあっと言う間に交通事故だろうと思うんで、家ネコにしてます。

それにしても・・ウチにきたときは、手に乗るくらいちっちゃくてかわいかったのに・・・なんで、こんなにデカくなったんだろう?

しかし、軽トラで遠出しちゃう!って、すごいなあ!! 
Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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