街をドライブしながら動物愛護法を考える

ホセの用事につき合って、車で出かけた日のこと。

ナビの指示するとおりに車を走らせていくと、面白いことに気がつく。

「あれ~、ここらへんは、やたらペットクリニックや、ペットのグッズ屋さんが多い地域だね~。だったら、大丈夫だ。」

ペット関連の看板がやたら目に付く地域がある。
そういった街のほとんどは、きれいに区画整理されているし、クリーンで、歩く人の姿も小ぎれいな人々が多い。

つまり、安全地域ということができる。

また、逆の地域もある。

「こころへんは、やたら、ドーナツ屋が多いなあ。」

「それに、車の修理屋も目に付くねえ。」

掘っ立て小屋のような看板に、スプレーで落書きされてることも多い地域で、ドーナツ屋、車の修理屋、リカーショップ(酒屋)が多い地域ってのがある。

こういった地域は、ちょっと危ない地域。 
もっと正確に言うと・・・ちょっとから、かなり危ない地域の場合もある。

もちろん、歩く人の姿も、ぜーんぜん違ってくるんで、すぐわかるんだけどね~。

かなり危ない地域では、店や家に、鉄格子が使われていることが多い。
こういった地域の銀行に行くと、入り口から、一人づつボタンを押してからでないと入れないようになっていたり、窓口も強化プラスチックで、仕切られていたりする。


たぶんねえ、ビンボー人は、安くてカロリーの高いドーナツをいっぱい食べるってことなんだろう。
(日本にあるような、おしゃれなドーナツ専門店なんかを想像してはいけない。)

そして、ボロ車に乗ってるせいで、頻繁に故障が多い → 修理屋が多い ということになるんだと思う。

リカーショップの前は、昼間から酔っ払ったような人がクダを巻いてることもある。
(こういったリカーショップのほとんどは、鉄格子が入ってる。)

反対に、ペットにお金をかけられるといいうのは、経済的に余裕のある人たちだ。
ペットの病院や、ペットの食事やグッズにお金をかけられる人たちが住む地域ということだからね~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「そういえば、オレゴン州の最高裁で、飼われている動物に関して、器物ではなく、それ以上の者としてみなして被害者として扱おう・・という法案が通ったそうだよ。 」

「そんなの当たり前のことじゃないか~!今さら・・かよ!!」


それでも、今までは器物破損にしかならなかった動物たちが保護され、危害を加えた人間が罰せられるってことは、たしかに、いいニュースに違いない。

アメリカは、州によって州法があるんで、それぞれ違う。
ペットや家畜に対する法律も違うわけで、アニマルポリスが、かなりの権限を持っている地域もあれば、そうでない場合もある。

オレゴン州でこの法案が通った背景には、こんな事件があったのだそうだ↓

この法案は、ある男が自分の家の敷地内で飼っていた20頭の馬とヤギを餓死させ、有罪となった事件の裁判がきっかけで成立した。

裁判官は独自の裁量で、動物たち一頭一頭が“被害者”であることに注目し、動物たちに対する第二級飼育放棄に当たるという判決を下した。
だが、被告アーノルド・ニックスが最初に有罪を宣告された2009年には、これは法的には受け入れられなかった。ニックスは、飼っている動物は法的には飼い主の財産であって、それに対して“被害者”という言葉は適用されないとして争ったのだ。

しかし、今月の公判ではこの言葉はちゃんと適用されている。
動物も犯罪の被害者であることをきちんと認識するために、「これはまさに良識的な法案である。」そう語るのは、同州ポートランドにある動物法的保護基金の代理人ローラ・ダン氏だ。
この法案により、オレゴン州では、動物を虐待した被告に対してより長い実刑判決が出ることになるだろう。

カラパイアから転写


ペットを家族の一員として飼っている人もいれば、モノとしか見ない人もいる。
まして、家畜・・馬、牛、ヤギなんてことになれば、自分の所有物なんだから、どーしようが勝手だろう!って思ってる人もいることだろう。


以前、こちらに住む日本人の奥様が二人で、こんな会話をしてたのを耳にしたことがある。

「ペットショップから飼ってきたネコなんだけどね、かわいいと思って飼ったのに・・枕におしっこしちゃったのよ!
おまけに、家の中も散らかすし~。手に負えないわ。」

「あら、ひどい! すぐにペットショップに返品しちゃいなさいよ。
私の友達なんか、やはり、3度も、おしっこされたことがあって、ついに、殺傷処分にしてもらうようにしたって言ってたわよ。
とんでもないわ、そんなモノを売りつけるなんて~。」



だったら、アイボを買え~!!

350px-Aibo_img_0807.jpg


そういえば・・、少し前に、アメリカではこんな事件があった。(アンビリバボーでも放映された話)↓




そういえば、つい最近、日本でも、こんな事件もあったね。↓


日本の場合は、動物を虐待した犯人が捕まったところで、現在の日本の法律では動物愛護法ではとても罪が軽く、それ以上の法となると、器物破損(器物損壊)罪としてしか罪に問うことは出来ないという。

つまり、つかまったところで、禁固刑になるわけでもなく、とっ~ても罪が軽いらしい。
やっぱり、動物はモノとして扱われてしまうんだねえ。

とくに、犬は、人間のために働かされるケースが非常に多い。
盲導犬なんて、その代表格だろうなあ~。

長生きは出来ないし、盲導犬が年をとってリタイアした後が、必ずしも幸せではないと聞く。

つまり、人間は、自分たちに都合よく利用しているだけか~。

・・・・・・・・・・・・・・・・

アメリカという国も、決して動物愛護に対しては、先進国とは言えない国だと思う。
保護した犬でも、飼い主がみつからない場合は、殺傷処分となるからだ。
その点は、日本と同じ。

ここで、ちょっと興味深いデータを発見した。↓

犬を飼う世帯数のパーセンテージ

アメリカ、フランス、ベルギー、アイルランド :35%
ポルトガル:31%
イギリス:28%
日本:18%
オーストリア、スウェーデン:15%
ドイツ:13%
スイス:10%

(アクサダイレクトより引用)



最下位のスイスは、動物保護に本腰を入れて、国の課題とし、世界で始めて憲法に「動物保護」を取り入れた。
その他、オーストリアとスウェーデンも、動物保護に厳しい姿勢を見せる国で、もちろん、こういった国では、殺傷処分なんてことはない。

それに、ドイツ!・・・・・この国は、これまでにも、厳し~くそして細かく定めた動物保護法があって、それに従って取り締まってきた国のようです。 もちろん、犬猫の殺処分は行われないし、そして、ついに、2002年には、動物保護を憲法に取り入れたそうですよ。

動物保護法なんてあったところで、実質的には、ほとんど取り締まりの無い国とは、大違いですね~(笑)

この表をみると、動物保護に厳しい国のほとんどが、犬と暮らす世帯の数は少ない傾向があるってことなんですね~。

たとえば、ドイツを例にとると、

●獣医局の局獣医師が中心となり、動物保護法が改正される毎に強化されていった。
現在では従来の職務である、食肉食品衛生管理と同じ重きが置かれている。

●動物種ごとの保護の基準(動物を飼育するにあたっての最低環境条件)が明確に掲げられていて、
改正の度に動物に関わるあらゆる企業・団体・教育機関・コミュニティーそして個人へ、徹底的に反映されてきた。

*例えばペットショップでの生体販売などは法できっぱりと禁止になっていない代わり、檻の大きさ(小型犬1頭あたり最低6㎡)や採光・通気・建築素材、ヒトとの接触時間の長さ、犬社会との接触の必然性に至るまで、すべて法の基準に沿っていなければならない。

*動物の販売業は許可制のため、法の基準に沿っていなければ販売業者としての許可が下りず営業停止となる。

*法の主旨に沿って、両親犬の能力判定、母犬の生涯出産回数や出産年齢制限、繁殖許可を得るための健康診断など、繁殖犬に多くの条件を設けて、勝手な素人繁殖・乱繁殖を防ぎ、犬の健全性を守っている。



こういった厳しい取締りは、ペットショップだけでなく、繁殖の現場でも同じ法律が適応されるため、ペットショップ同様、効率が悪過ぎて大型の繁殖場なんてものは、作れないことになる。
そして、個人のブリーダーも同様に、環境が基準に沿っているか獣医局の抜き打ち訪問検査があるそうだ。

ようするに、

犬の繁殖に関する管理が厳しいと、生まれてくる犬の数が少なく、そして犬の数が少ないから管理もしやすく命を大切にすることが出来る。
生まれてきた命をぞんざいに扱いたくないから、むやみやたらと命を生み出すことをしない。


これらが統計に現れているような気がしますね~。

ドイツをはじめとして、下の方にランクされてる国では、きっと、ペット産業の売り上げは、上位の国と比べると、たいしたことはないのかもしれません。(調べてませんが・・。)

しかし、ペットブームを煽り、母体の健康も考えず少しでも多く繁殖させて、劣悪な環境のゲージに押し込めて、いち早く販売し、また、飼えなくなったという理由で捨てる飼い主が後をたたない、そこで、飼い主のいない動物は殺傷処分をしてしまう。・・・だからこそ、

ペット産業が盛んになる。売り上げが上がる。 
なんだか、そんな図式が見えてきてしまう。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結局のところ、動物虐待は、幼児虐待にも、殺人にもつながるような気がするのだ。

命がモノ、ただの商品としか思えなくなった国は、やはり未来は暗いと思う。

ドイツでは、国民の持つ動物保護の意識が法律に反映されて、しかし、それは何度も改正され、改正された法律はまた社会へと反映されていき、その途中で試行錯誤を繰り返し、そして現在があるのだとか・・。

こういった国があることを知ると、本当に救われた気がする。

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No title

Gingetsu様

スイスやドイツ、動物を大切にしていて素晴らしいです!
私も昨今の日本のペットブームには違和感を持っています。

なんでペットショップでお高い犬や猫を買うの?
そんなに欲しいのなら、なんで保健所の譲渡会に
行ってもらってこないの?と
いつも疑問に思っています。

そういう私の家も旦那がトイプードルをいつの間にか
買ってきました。もう11歳になります。
当時38万円だったそうで、私は『うちの子供よりきっと身代金が
高いよね!』と思い切り文句を言ってやりました。

まあ、その後私は捨て猫を2匹拾いましたが。

仰る通り、動物への姿勢は人間への姿勢と繋がるのは確実です。
ペットをアクセサリーかなんかと捉えてたり、動物を虐待をしたり
する人間が増えるということは、人間への対応も似たようなものに
なっていくと思います。
現実はそういう事件で溢れています。

つくづく自分より弱いものへの対応で、人の質がわかります。

Re: No title

fumiさま

私も知らなかったんですが、ペット事情も国によってほんとに、違うんですね~。

ドイツに住んでいる人のブログも参考にしたんですが、ほとんどのドイツ人がペットが欲しいと思ったときは、Tierheimという飼い主のいないペットの保護施設が、至るところにあるらしく、そこに引き取りに行くことが多いんですって。
ただし、共働きの夫婦が飼い主の場合は、なかなか許可されないって話です。
ペットを一人で置いておく時間が多いから、かわいそう!という理由で、断られることが多いとか。

また施設では、高齢で引き取り手のないペットでも、死ぬまで面倒をみてくれるし病気になれば獣医さんにかかることもできるそうです。

また、びっくりすることに、月3500円くらいの値段で会員になると、24時間体制のペットの救急車が来てくれるそうなんで、お年寄りで車が運転できないような飼い主さんにとっては、ありがたいとのことでした。

ほんとうに、国や地域によって考え方は違うもんですね~。

私が現在のネコをもらいに行ったときは、「あなたは日本人ですか?」って、真っ先に聞かれましたよ。

なんでも、以前に子猫をあげたら、少し大きくして殺して食べてしまった中国人?か韓国人がいたとのこと。
きっと、タダで肉を仕入れた感覚なんでしょうか?

いくら文化の違いとは言え、ここでは、肉なんかスーパーに行けば手に入るのに・・・気分が悪くなる話です。

トイプードルって、利口だし、ほーんとかわいいですよね~(笑)
高いお金を出して買ったとしても・・・もし、売れ残ったらその子の運命は殺処分のわけなんだから・・・やっぱり、ご主人は、1匹の命を救ったってことですよ(笑)

No title

Gingetsu様

お返事ありがとうございます。
すみません、感動したので再度コメントさせてください。
凄すぎます!ドイツ!!うらやましい!!!
なんて意識が高いのでしょう!

それに比べて日本、韓国、中国は・・・。
食べるなんて考えただけで倒れそうです・・・。

前々から思っていました。ヨーロッパの先進国をアジアは
見習うべきではないかと。

なんか、あんまりあくせくしてなくて、日本みたいに若い人ばかりをターゲットにした幼稚な社会ではなく・・・すごく大人の社会に見えていました。
このお話を聞いて、やっぱりなあと思いました。

ヨーロッパはとっくに右肩上がりの経済成長に見切りをつけ、お金や
豊かさの追求ではなく、如何に人としての生活の質を大事に
していくかを考える成熟社会なんですね。だから動物も大切にできる。

一方、日本、中国、韓国等、アジアは貧困の記憶が根付いているのか
どうしても豊かさを求め、声の小さなものを犠牲にしていく。


大人の国と子供の国みたいに思えます。
本当にもう日本はそこそこ、ほどほど社会にシフトチェンジしなければ
社会に希望はないと思います。

漠然と思っていたことが確信に変わった感じで、ありがたい情報でした。
ありがとうございました。



Re: No title

fumiさん

ドイツも、すぐに現在のようになったわけではないらようで、何度も試行錯誤を重ねて今があるらしいです。
でも、すごいですよね!
狭い檻に押し込めて、かわいいペットを陳列して売りさばき、母体も無視してどんどん繁殖すれば、そりゃ、儲けはあるでしょうに・・・あえて、しないってところがすごいですよね~。

また、同時に食品添加物にも厳しい国とも聞いてます。
ドイツで、認められている添加物が50だそうで、ちなみに、日本を調べると約1500.しかも、『日本の場合、添加物単体での危険性については調べるが、添加物が2つ以上合わさった時の危険性を調べていない。』だとか。
もちろん、よくご存知の方々やこういった企業のトップは、自社の商品を口にしないんだそうです。

消費者の健康を考慮できないような人たちが、ペットのことを考慮できないのも当然なんでしょうかね?
こういったところからも、国の姿勢ってものが見えてくるきがしちゃいますね。

日本て、お金を稼ぐことに集中して急成長しちゃったせいか、精神的に遅れてるところがいっぱいですね~。
Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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