動物の大量死と青条の蘭

つい最近、小野不由美の短編小説で、青条の蘭というのを読んだのですが・・
どんな内容かというと↓


あるブナの木が何かの伝染病にかかったらしく、どんどん石化して枯れて倒れてしまう。
こんなことは、今まで一度も起こったことがなく、原因不明。誰にももわからない。

もともと、そのブナの木は、まったく建築用にも何にも役に立たないので売買されることもない木だった。
ところが、この突然の奇病のおかげで、石化することで強度が増し、建築用、加工用にも最適となり、しかも見た目も美しい光沢を帯びたために、急に売れるようになったのだ。

その上、勝手に倒れてくれるので、伐採する手間も省けて、人々はそれを運んで売って、簡単にお金にすることができる。
この舞台となる国は、荒廃が進み、政府は堕落し官吏は権力をむさぼり、今、多くの庶民は貧しい状況にある。

そこで、貧しい多くの人は喜んだ。
もちろん、そのブナの木の所有をめぐって、それぞれの利権争いが起こったりはするものの・・、とにかく、それほどまでに、急に需要が増えたのだ。金になる木になったのだから。

ところが、山に詳しい一人の男だけが、危機感を覚える。そのブナの木を伝染病から守り、もとの木にしない限り、人類の破滅になる・・というのだ。

「このブナの木の実は、山の小動物を養っている。それが、皆無になってしまうと、どうなると思う? この木のまわりには、多種多様な潅木や草が生い茂り、
草食動物にとっても、格好の住みかなんだ。そして、それを食べる肉食獣も養っている。それら、すべてが飢えて死ぬことになる。
また、この木根は、しっかりと大地深くに根ざして、土砂崩れやなだれも防いでいるんだ。
もし、この木が絶滅してしまえば、まず、木の実を食べていたねずみは人家に押し寄せて穀物をねらうだろうし、熊も人家におりてくることになる。
しかも、土砂崩れやなだれの危険も増すことになる。この木は、豊かな生命を守っているんだ。もし、絶滅してしまえば、人類の破滅なんだ。」


ところが、誰も、彼の言葉には耳を貸さない。
貧しい農民は、急に価値があがった、この倒木を売ってお金することができる、恵みの木と思っているし、官吏たちは、なんとかその利権を奪って着服しようと考えるだけで、
誰も、危機感なんて持たないのだ。

たった一人、彼の親友の男だけが、彼に質問する。

「じゃ、どうすればいいんだ?何か、この木の伝染病を食い止める手立てはないんだろう?過去にも例がないし、原因不明なんだろう?」

「そうだ!まったくわからない。ただ・・・突然の死に至るような奇病が発生するということは、必ず、それを止めるための薬草も自然界に生まれるんだ。
必ず、この木の近くに・・。この木に関連する何かが必ずあるはずなんだ。それが、自然界の摂理なんだよ。
自然界に、突然、恐ろしい病気が生まれれば、それを治癒させる薬となるものもまた、必ず生まれるんだ。それが、天の采配なんだよ。天は必ず救いを用意しているんだよ。
あとは、それを、一刻も早く探して、食い止めるのは、俺たち人間の役目なんだ。」


その薬となるものが、このタイトルにもなってる、青条の蘭と呼ばれる、草だったんですけどね~。



(あ、これは、ファンタジー小説の分野なんで、実際のブナの木の話じゃないですよ~。でも、私には、妙に、なまなましい話に思えたんですけどね。)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ここ数年前から、野生動物の大量死ってニュースが、実に多いんですよね。

●イルカやクジラの大量死

その数は、ハンパじゃない数だそうだ。それも、数年前から始まったことなので、今では、いったいどれだけ死んでるか・・想像できないほどになっている。

dolohin.jpeg


とくに、アメリカの東海岸あたりから、南米、一部ヨーロッパにも見られるのだが・・その原因は、ナショナルジオグラフィックの記事では、あるウイルスと書かれていたり、また、最近では、アメリカ海軍によって繰り返される実験が原因とも言われている。

「米海軍の訓練や実験によって、器官に気泡が生じたりするほどの大音響が海に響き渡る。多数のクジラやイルカたちが、方向感覚を失い、体に傷を負い、脳内出血が起こる。」などと書かれていて、
しかも、軍もその可能性を認めたとか。(ただし、今後中止するって話は聞いてないが・・・。)

イルカというのは、非常に高度で、デリケートな動物で、テレパシーでお互いを認識し会話するのだそうだ。
しかも、ある実験によれば、20年前に一度会っただけのイルカ同士でもお互いを覚えていて認識するのだそうだ。

Navy: Training, testing may kill whales, dolphins

●ヒトデの大量死

さらに、つい最近のニュースでは、ヒトデの中の、マヒトデという種類らしいのだが、それが、大量に死んでいくらしい。
これは、私の住んでいるアメリカ西海岸でも起こっているらしい。・・15分も走れば海があるのだが、私は、めったに行かないので、現実に見てはいませんが・・。


それも、不思議な死に方をするそうだ。

自切(じせつ)というそうだが、その字のとおり・・・自分で星形の部分の足を切って死んでいくのだそうだ。

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自切(じせつ)は、節足動物やトカゲなどに見られる、足や尾を自ら切り捨てる行動(ないし反応)。

Wikiには、このように書かれていた↓

自切(じせつ)とは
なぜ自ら体の器官を切り捨てるかは状況やタクソンにより異なると思われるが、主に外敵から身を守るために行われる例が多い。
すなわち外敵に捕捉された際に肢や尾等の生命活動において主要ではない器官を切り離すことで逃避できる可能性を作り、個体そのものが捕食される確率を下げるための適応であると考えられている。
そのため自切する器官はあらかじめ切り離しやすい構造になっていたり、喪失した器官を再生させる等の機能を持つ種が多い。




うん、たしかに、昔飼っていたネコが、しょっちゅうトカゲ(イモリ?)を追い回して遊んでいたことがあった。
そうすると、彼らは尻尾を切って逃げていく。、
切られても、ぴょんぴょん動き回る尻尾に釘付けになってる間、本体のトカゲは、さっさと逃げおおせてしまう。

つまり、生きるために必要なものなのだろう。

ところが、問題は、自切(じせつして、死んじゃう!!
意味がわからん。

生きるための行為じゃないのか??

いったい、ヒトデさんたちに、何が起こったのだ???

狂ってしまったんだろうか?

じゃ、何が狂わせたんだ?

What's wiping out the starfish in California?

まあ、これは、病気が原因とされてるようだけど、それにしても95パーセントが死に絶えていくというのを聞くと・・なんだかなあ~


また、つい最近の海洋動物に関するニュースでは・・・

●海がめの大量死

【11月12日 AFP】中米の浜辺に何百匹ものウミガメの死骸が打ち上げられており、原因はプランクトンの異常増殖である赤潮のときに、赤潮プランクトンが産生する強力な神経毒だとする説が挙がっている。
しかし謎なのは、これまでの赤潮の際にこれほど多くのウミガメが死んだ例はない点だ。
さらに、死んでいるウミガメの一部は絶滅危惧種だという。

img_f970e05e70154365d6866ba8c631f1b499619.jpg

中米でウミガメ大量死、赤潮による神経毒が原因か


・・・・・・・・・・・・・

大量死という言葉どおり、その数は、すべての種類において、異常なほどに膨大な数が死んでいるし、また、世界中の各地でそういった状況が起きている。

もちろん海洋生物だけじゃない。
陸上動物も、シカや鳥など、どんどん大量死の記事があがっている。
それは、日本でも同様のようだ。

野生動物の大量死・・・などとググってみると2009年頃から、かなりヒットします。

ここに、世界的に起こっている動物の大量死をGoogle Mapsの地図上にまとめたものを発見。
ただし、これは、2011年にアップされたものなので、もちろん、現在は、これ以上に増え続けているのだが、いちおう参考までに。

https://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF8&hl=en&oe=UTF8&msa=0&msid=201817256339889828327.0004991bca25af104a22b


さて、原因は、何なんでしょう?

それぞれに、原因が発表されているものもあれば、不明とされているものもある。
うーーん、実際に、原因が解明されているものがあったとしても、はたして、それが本当に?と思う点もあるのだが・・。

ひょっとしたら、1つの原因だけでなく、ウイルス、気候の変化、人災(土地改革、汚染、海軍の演習などを含む)といった複合的な原因が絡み合ってるのかもしれませんね。

それにしても、これって、異常なことだと思うんですよ~


たった1つの種類の生物に起こっていることではなく、多くの種類に起こっている。
しかも、大量死!
その数は、ますます増えつつある。

これはもう、異常な事態が起こりつつあるのか・・・いや、起こってしまっている??



なんだか、私には、あの小説の世界が、頭の中でシンクロしてしまったせいか、必死で止めなきゃいけないんじゃないのかって気がしてしまう。

今、最優先事項として、世界中で知恵を絞ってなんとかしないと手遅れになる、すでに、警鐘が鳴らされているような・・・・。


ただ、どんな最悪な状況であっても、やはり、必ず、救いは用意されていると思うのだ。

まさに、あの小説のように、自然の摂理、天の采配による救いが用意されているんじゃないだろうか?


毒には必ず解毒剤があるように。


やはり、それを見つけ出すのは、人間の仕事なんだろうと思う。

あの小説の中の山男が、一人でも多く増えて欲しいのだ。
手遅れになる前に。


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