仏教用語の勘違い

「あーあ、女の事で頭がいっぱいになるなんて情けない。色即是空だ!
俺って、煩悩がありすぎるんだよなあ。」
・・・と、なんとまあ、20代前半の、うら若き男性がぼやいてるんだよねえ。

そのお年で、仏教用語を使っちゃうてのは、な~んか新鮮な響きもあるんだけどね~。

色即是空、煩悩???

でも・・それって・・実は、言葉の意味を取り違えてないか~!

私は、もちろん、仏教について、ちゃんと勉強した人間じゃないけど、
それでも、般若心経の中に出てくる、この有名なフレーズ、色即是空、空即是色って言葉が、そーんな単純な意味じゃないことくらいは、わかるよ!

おそらく、一般的に、こんなイメージがありすぎるんじゃないかな?

あるとき、頭を丸めた出家僧が、日々精進して、修行に励んでいた。そこに、とびっきりの「いい女」が通りかかる。
いい女=メガトン級のく妖艶な女って意味だよん。
そこで、思わず心を奪われそうになり、「色即是空・・・色即是空・・・」 と呟く。。。

あ、そうそう・・久米仙人の話とも共通するかもね。

久米仙人は、長年修行を積んで神通力を得て、空を飛べるようになったんだそーだ。
ある時、空を飛んでたら、きれいな娘が、川で洗濯してるじゃないか・・。
その娘の、ちらっと見えるふくらはぎが、なんと、白く艶々してること!
思わず、それに、見とれてしまったら、空から、落下!神通力はどこへやら・・


kume.jpg

この絵馬は、奈良県にある久米寺のもの。もちろん、神通力といえば、空海さんゆかりの真言宗のお寺。
http://ja.wikipedia.org/wiki/久米寺

・・・・・・・・・・

彼は、色恋なんて、むなしいもの、無意味なもの、修行の妨げ(修行って何だろ?)、だから、色恋なんかしちゃだめー!・・・って、捕らえているんじゃないかな?


でも、ここで言う、色ってのは、何も色恋のことだけじゃないと思う。よーするに・・色即是空はもっとフィロソフィカルな言葉
私なりに、超、単純解釈しちゃえば、色、すなわり、心を捕らわれるもの、心をゆさぶるもの、心を奪われるもの・・・みたいなことって解釈してる。

じゃ、空とは?

大きな世界であり、宇宙。
つまり・・超簡単に言ってしまえば・・どんなに悩んだり、心奪われたところで、それは、偉大なる世界からみればちっぽけなこと・・・・というような意味じゃないだろうか?

しかし、これじゃあ、どんなに、心で迷ったり、悩んだり、心奪われることなどのすべてが、まるで、むなしいようにもとれてしまう。

どんなに、人間があくせくしたところで、それは宇宙の一部で些細なこと、じゃあ、何やっても、まるで、一緒やんか~、やっても、やらなくても同じってことか~!
・・・・てな、具合に。。。

だからこそ、このフレーズの次には、空即是色って言葉も、続いているんじゃないかな?

これは、絶対切り離せないワンセット、色即是空、空即是色

人の心にあるものは、すべて、宇宙へと統合されてしまう。されど、宇宙もまた、1人1人の心の反映でもある。
つまり、小さな1人1人の事柄も、また、その偉大なる宇宙に影響を及ぼすって事じゃないかな。

ようするに、いっぱい、悩みなさいよ!そして、そこからいっぱい学んで、悟りなさい・・・って、事なんだと思う。
それは、すべて、偉大なる宇宙と連動してますよ~って、事なんだと思う。(←私の勝手な解釈ですが。)

・・・・・・・

では、煩悩とは?

◆「煩悩」とは、「自分さえ善ければ…」という狭い世界での「願望」のことを指しているんだと思うよ。

物欲から、心の迷いまで、ありとあらゆる108つも挙げてるけど・・・・でも、だからといって、願望自体が悪いってことじゃないと思うよ。
物欲にしたって、人間として生まれたならば、必ず、欲しいものはあるはずだし、もちろん、立身出世を望むことだって、自然な生き方なんじゃないかな?
むしろ、若いときから、なーんの欲求や願望が無いとしたら、それこそが、問題じゃない?

欲しいものがあるからこそ、努力するし、それが、叶えられないときに、人は何かを学ぶ。

ただし、ここで問題なのは、自分の欲求や願望のためには、手段を選ばず!人を蹴落としてでも・・となるのが、問題なんだと思う。

自分さえ善ければ、他は、どーでもいいよ!、法に触れなければ、他人にばれなきゃ・・・・と、思ったときが、問題。それを、煩悩と言うんじゃないかな?

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

なんだか、こうやって見ていくと、一般的に言われる言葉の中には、結構、間違って使われてるようなフレーズが、いっぱいあるのかもしれないなあ。

ついでだから、ひょっとして間違ってんじゃないの?って思うやつを書き出してみよっ!


「若いときの苦労は買ってでもするもん」
これは、若い頃の経験は、苦労に限らず、できるだけたくさんあった方が良いと言うことなんだと思う。何も、苦労だけしろ!ということではない。
だれが、好き好んで、苦労だけするもんか!!

苦労に限らず、経験をいっぱいすれば・・「経験ファイル」ができるし、後でそのファイルを活用して予測をたてることができるようになるだろう。ま、それが、年の功とか、経験値ってことになるんだろうね。

そのためには、若い時・成長期は、身体的にも再生力があるので、経験値を高めるのに最適なのだそうだ。
ただし、「若い頃の」と期間限定なのをお忘れなく。

ま、ざくっと、30~35歳頃までってことだろうか? 人にもよるだろうけどね。
体力がなくなっていくにつれ、楽しいことをした方が長生きできるので、歳をとったら「楽」をするように心がけること・・・と、聞いたことがある。


「実るほど頭をたれる稲穂かな」
ああ、これも、よく言われる言葉ですね~。なかなか含蓄ある言葉。。。

常に、控えめな態度で接しましょう・・・と、一般的には、使われることも多いんだけど、ここで、実るほど・・って、条件つきなのをお忘れなく。

イネの穂は、実るほど重たくなってお辞儀をする。それを人間の成長に例えた言葉。
つまり実っていない穂は上を向いていて、ツンツンしてるよね。人間で言えば、若いときは、生意気なくらいがいい。
若気のいたりで失敗すれば、歳をとってから人を許せるようになるし、それも経験つーもんだ(笑)

逆に、若い頃、頭を下げてばかりいると、それは「病気の穂」なんだそうだ。
オトナになってからも人をバカにする人は、若い頃「病気の穂」だったか優等生を演じていたかだということらしいよ。
いるよねえ、たまに、こうゆう年配者!

「人に優しく自分には厳しく」
これも、よく耳にしたことあるけど・・・。
だけど、ちょっと、考えてみて! これって、ヘンじゃない?

「なぜ、自分と他人を差別するのだ?なぜ、自分にも相手にも優しくするとか、自分にも相手にも厳しくするとか公平に扱わないのか?」

なんだか、これだと、他人のことは、間違いを犯したときも、注意もしてあげないで、ニコニコ黙ってほうっておけ!・・とも、とれないか?それって、ウラを返せば、一番冷たいことだったりして。

「自己中」とは
よく「自己中な考えは、いけない」という時の意味は、恐らく「自分さえ良ければいいという狭い考えではなくて、もっと広い視野で考えなさい」ということだと思う。

でもここで気をつけなければならないのは、「相手のことばかり考えて、自分を犠牲にしなさい」って、事じゃないと思うよ。それが、やりたい事なら、もちろんやってもいいが。

「自分のため=相手のため」という前提ならば、自己犠牲だって、ありえるだろうね。でも、それが自分のやりたい事となった場合ならば、OKだって事だと思う。

とっても嫌なことなのに、「皆のために、私は、自分を犠牲にする」という考えは、それ自体が「自己中」(自分さえ~なら、という考え)に、なってしまうんじゃないのかね?

まさに、パラドックスだね。

「私は、みんなのために、自分を犠牲にしました!」なーんて言うヤツ、私は、個人的にも、一番、嫌なやつ・・・。

「私は、みんなの幸せな顔がみたい。それが、私の一番の幸せ!だから、私は、これは、自分のためにやったんだ!」って言って欲しいよね~。

そうじゃなきゃ、決して嫌なことはやらないことだね!・・・・それ、すなわち、煩悩になるんじゃない?


最後に、人間が生まれてくる目的って何だと思う?

私は、「愛を感じること、表現すること」。「本当にやりたいことをすること」だと思うよ。

そうやって生きてくことが、大きな宇宙の意識に投影されて、あなたの足跡を残していくこと、すなわち、色即是空になるんじゃないかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あーあ、女の事で頭がいっぱいになるなんて情けない。色即是空だ!
俺って、煩悩がありすぎるんだよなあ。」・・・と、ぼやいていた方へ。

今は、頭の中を女の事でいっぱいにするも、結構じゃありませんか~!せいいっぱい、正面から向き合ってくださいね~。

それがさ、若いときに、遊びも含めて・・なーんも経験してないと、初老になってから、悪女に騙されて~、財産も心も奪われて放り出されて・・抜け殻になっちゃったりする。。。よく有るような話。

もしくは、傷ついて怒りくるって、訴えてやる~!と大騒動になったり。。。いやはや。

ところが、それなりに経験してる人だと、悪女のかわいいウソも、事前にちゃーんと見抜けるってもんだし、心にゆとりが出来るんだよね。

そう、それが、経験値のなせるわざじゃないかな?

だから、常に好きな事を目標に、いっぱい経験すること。辛い事も楽しいことも。。。

きっと、好きな事も、年とともに(経験値)とともに、どんどん変わっていくでしょうねえ。

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アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

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