その2: ポカホンタスの話

きのうに引き続き、アメリカインディアンの話。

アメリカインディアンは、大きく分けて、白人から、「良いインディアン」「悪いインディアン」に分類されてました。

な、なんなんだ~、この、あまりにも単純な分類。。。

まあ、白人の言う事をよく聞いて、彼らに逆らわないインディアンは良い人、反発する人は悪い人ってだけなんですけどね~。

やれやれ。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そこで、白人に大人気の、「良いインディアン」の話です。

たぶん、みなさんもよくご存知のポカホンタス
最近では、ディズニー映画にもなってたでしょ?

9063265_Pokahontas51.gif

この方、もちろん実在の人物です。
でも、写真も正確な肖像画も残ってはいません。。。

「ポカホンタス」はアメリカの教科書にまで載ってたようで、アメリカ白人社会において、その死後何百年にも渡って白人に味方した、良いインディアンであり、悲劇の主人公として語り伝えられている有名人。

さて、ポカホンタスの話は、こんな話↓

ただし、これは、イギリス人のジョン・スミス側の、一方的な話ですからね~。
しかも、ポカホンタスの死後に発表した話)

17世紀のはじめ、イギリス人が、ヴァージニア植民地の建設に取り掛かっていた頃。

そこの、イギリスの植民請負会社の植民地指導者の1人であり、元兵士で船乗りだったのが、ジョン・スミスという英国人。

ヴァージニア植民地のそばには、ポウハタン族という先住民が住んでいたが、はじめのうちは、イギリス人入植者たちと和平の調停を結びんで、彼らに食糧を援助したり、両者とも仲良くやっていたらしい。

ところが、ある日、ジョン・スミスが、川を遡ってインディアンの土地を物色していたところ、ポウハタン族に拉致連行されて、ポウハタン酋長に処刑されかかる事件がおこる。


物色するって、いったい何が目的だったんだろうね??

あわや、殺されてしまうか!と思ったところ、その酋長の娘、ポカホンタスが現れて、わが身を投げ出して、ジョン・スミスのための命乞いをする。

このとき、ポカホンタスは、たったの10歳か11歳。
インディアンの子供は、絶対、大人の集会や、ましてや処刑現場には入れないのだが・・。

それに、何のために?
知らない、オジサンのために、わが身をなげうって命乞いをするのか疑問。。。

それによって彼の命は救われ、それから、ポカホンタスは、ちょくちょく入植地を訪れ、イギリス人の子供たちと遊ぶようになり、再び、イギリス人側とインディアン側は、仲良くやっていたらしい。


ん~、村とジェームスタウンは約20㎞も離れたそうで、しかも、厳寒の冬、森林の雪中を10歳程度の子供がこの距離を往復するのは、ありえないんだよね~。

まして、子供を大事にするインディアンの親は、絶対させないだろうし・・・。

ところが、イギリス人が入植地拡大をすることによって、植民地での食糧生産が、だんだん間に合わなくなってくる。
そこで、植民地側のイギリス人は、各地のインディアンの村で、村人を人質に脅迫して食料の略奪をはじめる。


なんてこった~。これじゃ、和平もクソもあったもんじゃない!

当然、インディアン側も、大事に蓄えた自分たちの食糧は取られるし、人は誘拐されるし・・で、怒って反撃に出る。
同じように、奪い返し、逆にイギリス人を誘拐して人質にする。


まあ、こうなると・・もう、自衛のためにも、戦うしかないからね。

しかし、このとき、ポカホンタスは、ジョン・スミスに、インディアンの襲撃がある日を何度も、こっそり教えてくれたおかげで、植民地の人々は、何度も救われたそうだ。

なんで?
彼女は、ジョン・スミスに盲目の恋でもしてたんか~?自分の部族を裏切ってまで・・11歳くらいの娘が??

そこで、1612年、イギリス人たちは、「部族の権力者」である、ポウハタン酋長の娘であるポカホンタスを人質にとれば、ポウハタン族は屈服するだろうと考え、ポカホンタスを連れてくる。

違うつーの!インディアンに部族の権力者はいないの!

ポカホンタスは、自ら、イギリス人とポウハタン族との和平のために進んで捕虜となったと言われている。

ほんとかよ??

結局、人質の解放条件として、イギリス人侵略者たちがポウハタン族に提示したのは、「イギリス人捕虜の解放」、「盗まれた武器の返還」、「トウモロコシによる多額の賠償の支払い」という条件だったようだ。

さて、ポカホンタスは、キリスト教の洗礼を受けて、クリスチャンになり、両者の架け橋として通訳となるべく英語を学ぶ。


あ~、キリスト教に改宗させて英語を学ばせるってのは、典型的な洗脳教育だね。
事実、インディアン寄宿学校に強制的に入れられた子供たちも、こうされたわけだし~。

そこで、目をつけたのが、入植者の商人だった、ジョン・ロルフという、妻を亡くして独り身だった男。

まだ、10代で、さぞ、ポカホンタスはかわいい子だったんだろうね。

ジョン・ロルフとポカホンタスは結婚する。

結婚というと、聞こえはいいけどね~。

それから後、ポカホンタスはトーマス・ロルフと名づけられた男の子を生んだが、後に、ポカホンタスは、彼女の姉たちに、「トーマスはロルフの実子ではない」と説明している。

実の父親はトーマス・デール卿という説がある。
この人は、ヴァージニア植民地にいた、イギリス海軍の司令官。


ま、お偉いさんだ~!よくある話。自分の上司、とってもお偉いさんに、妻を寝取られるってヤツね~。


この頃、ヴァージニア植民地の出資者たちは、ジェームズタウンでの入植事業が困難になっていた。

そこでポカホンタスを「マーケティングのための材料」にしたってのが、後々、彼女を有名にすることになった理由らしい。


ああ、なるほど。広告塔、プロパガンダに利用ってことか・・。

それから後、彼女は、夫と共にイギリスに戻り、当時の国王、ジョージ一世と謁見し、「インディアンの姫」と紹介され、イギリスに、大センセーションを巻き起こしたようだ。


はじめて、新大陸のアメリカから来たインディアン。しかも、インディアンの王族の姫。
みんな、珍しいもの見たさだったんだろうね~。

正確に言うと、昨日のブログに書いたように、インディアンには、王様や権力者っていないんだよね~。
みーんな平民で、民主主義国家。酋長は、ただの職種の1つに過ぎないんだけど・・当時の白人世界では、それが理解できてないだよね。ま、無理ないか~。

ポカホンタスは、のちに病気(天然痘?肺炎?結核?)になり、23歳前後で死去した。

・・・・・・・・・・・・

「野蛮な酋長から白人を救った」「白人に味方した」ポカホンタスはアメリカ合衆国において、良きインディアンの代表となって、重要な象徴的存在にまつりあげられることになったってわけです。

だいたい・・もしも、本当に、友好関係を結んでいるインディアンに、捕まって、死刑にされそうになったんだとしたら・・それだってウソっぽい話なんだけどね~、死刑になるほどの何かをやってるって事だよね?

それについての記述は、な~んも無いし、ただ、「物色して歩き回ってたら捕まった」ってだけの表現だし、それで、残酷に死刑にされかかるって、どう考えてもヘンじゃない?

おまけに、死刑が残酷って言うならば・・その当時は、アメリカだってイギリスだって、残酷な死刑執行をしている国だったんだし~。そしたら、もしも、犯罪者ならば、当然の報いって、言えるわけだよね~。

・・・・・・・・・・・・

さて、ポカホンタスの後日談として、

夫のロルフは、ポカホンタスの葬式が終わると、幼いトーマスをイギリスに独り残し、単身アメリカのバージニアに戻り再婚したそうだ。

夫は、ポカホンタスと、さっさと別れたかったんじゃないかね?

とーーくに愛も冷めてたし、だいたい、自分の子じゃないし、子供もかわいくないし~。

だけど、有名人になっちゃったインディアンの姫と離婚できないんで・・・そこで、事実、ポカホンタスは毒殺されたって説もあるのだ!

まあ、状況から判断すると、ありえない話じゃないよね?

だいたい、愛が冷めたというよりも・・はじめから、愛じゃないだろうし~

白人男性の中には、なぜか、とってもアジア系ばっかりに、手をだす人がいるのも確か。
こういったタイプの男性は、同じ白人社会では、相手にされない、もてない男が多い(笑)

英語もちょっとたどたどしくて、純でかわいくて、高等教育を受けてない、貧しいアジア人と結婚したがる男・・
たぶん、自分の劣等感をこういったタイプの子と付き合うことによって、無意識に優越感に変えることで、それを愛だと勘違いしてる、カンチガイ野郎!

私たちは、それを、ルーサー(LOOSER)白人!と呼んでるのだが・・(笑)
こうゆう男たちは、一見、人種差別をしない白人って言われるけど、本当は一番、人種差別をしてる人なんだと思うよ。



これは、まったくの私の想像ですけどね・・たぶん、夫のロルフってのは、こういったタイプだったんじゃないかな・・って。(笑)

とにかく、ポカホンタスの話は、どんどん美化されて、異文化を超えた世紀の愛の物語とまで、言われました。

いやはや~。

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当然、ポウハタン族側は、スミスのこの武勇伝を「全くの作り話」として公式に否定している。

彼らは「スミスやロルフはポカホンタスを利用し、彼らと友好を結んだポウハタン族を裏切り、食い物にした」と抗議しています。

もちろん、ディズニー映画の、ポカホンタスにも(内容は、ちょっと違うんだけどね~)、いい顔はしてません。


そりゃ、そうでしょう。実在の人物だったわけだし、それを実名を使って、史実を曲げて、万民受けする、都合のいいストーリーになってしまっていれば、嫌な気分になることでしょう。

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こんな「良いインディアン」の話は、他にも、まだいっぱいあるし、あまり有名にならずとも、同じような運命をたどった女性も多くいるはずでしょう。

もちろん、現在では、彼ら(白人)社会ですら、この話を完全に鵜呑みにしてる人は少ないようです。

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しかし、不思議なことに、白人に限って、こんな事を言う人が多いんですよ!

それも、どっから見ても、ブロンド、碧眼の、コーカシアンの典型みたいに見える人に限って言うのだ!

「私のひいおばあちゃんはね、インディアンだったのよ。しかも、インディアンの王女だったの。だから、私も、その血を少し引いてるのよ。

おい!インディアンに王族も王女も無いんだってば~!(←もう、めんどくさいから訂正しません。)

なんで、虐殺してきたインディアンの血をひくって言いたいのかね?

それも、よりによって、ポカホンタス? 王女ですか?

そうゆう人、いっぱいいるし~全部信じたら、インディアンの王女がいったい何人存在してたんかね?ってことになってしまう・・・。


そういえば・・よく、私たち、日本人の中にも、たまに、「私は、どうやら、前世は○○の姫だったらしい」とか、「豊臣秀吉の生まれ変わりだった」とか、言う人いますよね。。。

逆に、「僕の前世は、○○村の農民で、食べるものが無くなって餓死した!」って言う人は、あんまり聞きません。(笑)


あれと、同じ心境でしょうか?

みんな、一服のロマンの世界に浸りたいんでしょうかね。。。


それについて、スー族(この人は、本当に血を引く人)の歴史家、教育者、弁護士を務める、お偉い先生は、こんな記述をしてます。


ヨーロッパの王家は「前科者」と「年季奉公人」によって閉鎖させられたので、入植者たちはすべてのインディアンの少女たちを「御姫様」に仕立て上げ、自分たちが創り上げた社会的地位を押し上げようとしました。こんなことが次の世代にも続くなら、アメリカの人口の大半はポウハタン族の親戚になってしまうでしょう。

現実の「インディアンのおばあちゃん」は、子供たちにとってはこの上ない存在なのでしょうが、なぜ多くの白人たちがそれほど、遠い「インディアンの御姫様の血筋のおばあちゃん」を欲しがるのでしょう? それは彼らが「異邦人」として分類されることを恐れているからでしょうか? 彼らは「アメリカ人」であるということが、ある「危険性」を伴うフロンティアに触れてしまうがために、このような「血縁関係」を必要としているのでしょうか? あるいはそれは、インディアンを扱う際に、罪の意識に直面しないようにする試みなのでしょうか?



なーるほど。。。

それも、あるかもしれませんね~。

>>>続く

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アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

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