アメリカインディアンの話

アメリカの歴史って、たかだか、200年と少しって言われるけど・・・それは、アメリカが、1776年にアメリカ独立宣言をしてからのことでしょう?
ようするに、白人の国アメリカになってからの話。

でも、もともとはアメリカインディアンの国、というか・・土地、だったんだよね~。
そこから考えると、アメリカの歴史は、紀元前まで遡ることができる。

アメリカインディアンの歴史って、本当に悲惨なもので・・・とにかく、虐殺され続けた歴史だもの。
もともとは、クリストファー・コロンブスの上陸に始まり、コロンブス自身、艦隊を率いて数年にわたり先住民を大量虐殺してるし、その後も、ご存知のとおり、白人の手によって、土地を奪い取とられ、殺され、とうとう、勝手に、略奪者が、勝手に、アメリカ国家にしちゃった国。


私が、最初にアメリカに来た頃、ESLクラスに通って、アメリカの歴史や祝日について習ったことがあった。

祝日といえば、アメリカで最大の祝日「感謝祭」Thanksgiving Dayだ。
これは、クリスマスよりも、もっとメジャーともいえる祝日。(クリスマスは宗教によっては、祝う習慣が無い人もいるけど、感謝祭だけは、全員祝う。)

感謝祭について。

1620年?だったか・・イギリスの清教徒(ピューリタン)たち100人余りが、メイフラワー号に乗って、アメリカに移住した。場所はマサチューセッツ。だけど、寒さは厳しく、慣れない土地で、作物は育たずバタバタと死んでいったそうだ。
そこで、付近に住んでいた、インディアンのワンパノアグ族ってのが、彼らに食物を与え、ついでに、農作業のノウハウまで親切に教えてあげて、それで、彼らは生き延びることが出来たんだそうだ。
翌年、彼らに教わった技術で、大収穫を上げたピューリタンの人たちが、命の恩人であるインディアンたちを招いて、感謝の気持ちとして、大食事会を開いた。・・・・それが、感謝祭になったそうな。



なんとまあ、移住者の白人とアメリカインディアンの心温まる話じゃないですか~!

みなさん、ずーーと、こんな気持ちで接してれば、なーんの問題もなかったんでしょうが・・。



当時のヨーロッパは、手狭になった自分の国を出て、広く海の向こうに植民地を持とうと躍起になってた時代。
植民地って・・ようするに、土地をぶんどって、自分のものにしちゃえ!人のものは自分のもの、強い者勝ち!ってことですもん。。。

そこで、発見されたアメリカ大陸は、さぞ、欲深い彼らには、超魅力的だったことでしょう。

わーい、大儲け! 俺っちが、先に発見したんだもんね~。いや、僕らだって、こっちから上陸してるんだから、こっちは、僕らのもんだい!・・・・と、白人同士でも、争いつつ、

なんと言っても、超ジャマなのは、そこに古くから居ついてる先住民たち。

見るからに、汚なそうな土人たちだし、気持ち悪いメイクしてたり、怪しい儀式もしたりして、気持ちわる~、さっさと、こんな土人は処分するに限る・・・・ってことで、

気の短い乱暴者は、軍隊を差し向けて皆殺し。

血を見るのは嫌いな人は、交渉によって、立ち退いてもらおうと試みる。


「ほれ、この毛皮と豆ととうもろこしやるから、これ持って、どっか行ってくれる?」

「OKならば、ほら、ここにサインして! あ、英語書けないんだったよね~。じゃ、ここに、X印をつければいいからね~。」

「はい、これで、交渉成立!じゃ、よろしくね~!」

こんなカンジで、勝手に白人たちは、インディアンと立ち退き契約を結んでしまう。

おそらく、最初はこんな具合だったようだ。



ところが、交渉成立で、さっさと立ち退いてくれるはずの先住民は、ちっとも出て行ってくれない!

なんてこった~!あいつら、契約不履行じゃないか!それなら、武力によって立ち退かせるしかない!

そこから、大義名分をかざして、インディアン撲滅運動の始まりとなる。
インディアンは、粗野で野蛮で無教養、抹殺すべき害虫のようなものだ!ってことになる。

・・・・・・・・・

そもそも、白人とアメリカインディアンの交渉と言っても・・もともと、両者の間には、根本的な考え方に、大きな隔たりがあって、特に最初は、お互いに理解不能だったようだ。


完全に文化の違い、考え方の根本が違っているのだ


では、アメリカインディアンは、どんな人たちだったのか?

もちろん、部族によって、それぞれの違いはあるものの、だいたいのアメリカインディアンは、こんな特徴を持っている。


●インディアン社会のチーフ(酋長)とは、単なる交渉の矢面に立つ「調停者」のこと。権力者でもければ、指導者や指揮官でもない。彼らの社会は、合議制の完全民主主義社会であり、「王」や「首長」のような個人権力者は存在しない。多くのアフリカの部族に見られるような絶対的権威を持つ権力者は、存在しない。
*ただし、酋長としては、勇猛果敢な戦士や知恵者である年配者が選出されていたのは言うまでもないだろう。)


ところが、白人は、酋長が一番偉い人で、すべての権限を持った人間だと思い込んでる。
酋長さえOKさせれば、それで決まると思い込んでたわけだ。。。

もっとも、白人社会が、そういった世界だからね~。別の社会があるなんて理解できなかったんだろうね。


●男性優位の習慣が無い。単純に身体能力の優れた男性が狩や戦士として働き、女性が農作業を担当していた。子供は女性のもとに預けられ、離婚は、どちらかの一方に結婚を継続させる意思がなくなったときに、自動的に離婚となる。


●戦いにおいても、「酋長に戦士が服従する」という義務も風習もない。戦士は結束はしてもすべて彼らの自由意志で動くもの。(たとえば、有名な戦士、ジェロニモについていえば、ジェロニモが命令や軍事的な指導をするわけではなく、彼を慕ってついてきた人々が、共に戦ったに過ぎない。)

事実、この後に、何度も騎兵隊とインディアンの戦いは起こるが、インディアン側は、すべて個人の意思によって、団結して戦ってただけで、軍隊という感覚は持ってない。

●「大いなる神秘」のもと、人と動物すら明確に区分されず、すべてが平等に共有されるのがインディアンの社会であり、まして大地は誰のものでもなく、誰かが所有するという感覚を持っていない。

だから、インディアン側にとっては、土地を追い出すとか、追い出されるって感覚が無かったようだ。

白人がお土産を持ってきたのは、「僕らも、ここに一緒に住みたいんで、よろしくね!」って挨拶だと勘違いしてたようなのだ。

そもそも、白人側とインディアン側の言葉の問題だってあったことだろう。

そんな状態で、それぞれの文化の違いを話し合うなんて、まあ、無理な話。

だいたい、そんな考え方があるなんて・・お互いに夢にも思ってなかったことだろうからね。

・・・・・・・・・・・

さて、時代は大きく、移り変わり、ようやく今頃になって、アメリカインディアンの文化を理解するようになった白人たち、または、我々日本人も、中には、とっても、彼らの文化に憧れる人たちが増えてきている。

ま、私も、その1人だけどね~。

だって、どこよりも、自由・平等・博愛の世界じゃないですか~。

しかも、彼らは、コ汚い格好はしていても、素晴らしい知識を豊富に持っていたのだ。地形、天文学、薬草学、動物学、それらが、スピリチュアルな精神と結びついた学問。

ただ、欠けていたものは、西洋文化としての科学の知識。道具の発明は乏しかった。

・・・・・・・・・・・・

アメリカインディアンのいくつかの部族には、メディスンホイールというものが伝わっている。

こーんなヤツ↓

medisine_wheel.jpg

これは、4方向に4つの世界を現し、1つにまとまったものが、完全なる世界になる・・という彼らの世界観なのだ。完全なる調和を表す、「聖なる輪」なのだ。

色も、赤、白、黒、黄、つまり、これは、人種の色でもある。

彼らの言葉を借りれば、

「我々のグレイトスピリットは、世界中に4人の兄弟を作った。
我々の白い兄弟は、遠い海の彼方から、新しい知識を持ってやってくる。」


つまり、アメリカ大陸を出たことも無い、アメリカインディアンは、すでに、色の違う人間の存在を知ってたってことだ。
そして、彼らが、自分たちとは違った知識を持って、いずれやって来ることを!


もしも、白人たちが、やってきて、さえ、持たなければ・・・、
もしも、白人たちが、彼らの文明をインディアンに分け与え、インディアンと共存して暮らしていたならば・・・、

きっと、アメリカは、今とは、大きく違った国になっていたことだろうなあ。


それは、まさに、ユートピアの大地、アメリカ・・になっていたかもしれないね。


>>>>>続く

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素敵です!

今日も凄く素敵なお話をありがとうございます。

メディスンホィール・・・初めて知りました。
なんて綺麗で格好良いのでしょう!

私もアメリカインディアンの考え方には
いつも感動していたので、今回のお話を聞けて
嬉しいです!
現代はいろいろあるけれど、それでもアメリカの根底に流れる「自由と平等」を大事にする意識はきっとアメリカインディアンの意識が根を張っているからなのでしょうね。

何よりも支配とコントロールが苦手な私はアメリカインディアンの
感覚にとても惹かれます。そして彼らの慈愛精神が大好きです。

Re: 素敵です!

Fumiさん

メディスンホィールには、なかなか深い意味があるみたいですよ。

とくに、ホピ族のものは、彼らの天地創造、宇宙の象徴のようなものがこめられていて・・・いったい、誰が最初に考え出したんでしょうね?


遠い昔、子供の頃、TVでアメリカの西部劇なんかを見ながら、

「インディアンて、野蛮な人たちなんだ~。騎兵隊は、正義の味方!インディアンやっつけろ~!」・・・って、思いながら、見てたもんです。

ところが、よく知るようになればなるほど・・はるかにアメリカインディアンの方が、精神性は、ずーーと進んだものを持っていて、白人の方が野蛮人だったんだ~って、気がついたわけです!

少しでも、多くの人が、本当に、自由と平等を大切にする意識をもてたら・・・・もっともっと、住みよい世界になるでしょうね。e-420
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