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武士道とキリスト教精神を持つ国

ものすごく当たり前のことを今さら気がついた。

これも、ずっとアメリカ大統領選挙を毎日のように追ってきたおかげかもしれない。

それはこうゆうこと
   ↓

憲法は精神性を現したものであり、法は憲法に基づいて作られているということ。
それが政治となり国家になるということ。




★アメリカ憲法は、キリスト教精神をベースに作られている。 

なぜなら、アメリカって国はもともとはメチャメチャ宗教心が厚い国だったから。(←過去形だけどね) 世界でも有数の宗教国だったのだ。(データによれば97%が宗教を持つとか)

当時のイギリスと比べても、アメリカは圧倒的に教会に通う人ばかり。


アメリカの起こりは、メイフラワー号で渡ってきたピルグリムだったわけだし・・

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なんで彼らがアメリカの新天地にやってきたかといえば、イギリスが宗教心を失って不道徳になってしまっていたため。
これでは神の摂理に逆らっていると感じたから。(←彼らの言い分)

これは、彼らが自国では宗教的マイノリティーになってしまい、迫害される立場だったかもしれないなあ~と想像もできる。


こういった宗教グループは、もちろんピルグリムだけではない。
 
同じように自国では宗教的観点の違いから生きづらくなってしまった宗教集団が、ヨーロッパのそれぞれの地域から渡ってきて、東海岸のそれぞれの地域に住み着いた。 → これが、後のアメリカの州にもなっていったようだ。


それぞれ違った地域から、それぞれの思想を持つ人たちが集まってきたってことは・・・最初のうちは、宗派による諍いもあったことだろう。

ひとことで「キリスト教」と、まとめてちゃうことは出来ないのだ。 決して一枚岩ではないのだから(笑)

ユダヤ教徒、ローマカトリック教徒、アリウス派、バプティスト派、ソッツィーニ派、聖ニコラス派、ファミリストなどなど。



★ところが、アメリカの独立戦争を機にして1つに団結する。


独立戦争、つまりは・・イギリスからの革命戦争ともいえるわけだけど、彼らは、これこそが神の摂理に適っていると信じてたから出来たことだ。

ちょっと調べただけでも、これが、すごい神がかり的なのだ。


ここに、初代大統領になったジョージ・ワシントンの有名なエピソードがある。

革命戦争を起こしたものの相手は強い! 苦戦続きのボロボロ状態で、もうダメか~!と士気が下がる一方だったときのこと・・

ジョージ・ワシントンは、ひたすら神に祈ったという。

PrayerAtValleyForgeGeorgeWashingtonPaintingArnoldFriberg.jpg

寒い雪の中で食料は不足し負け戦続き。 川を挟んだ反対側には大量の敵兵が待ち構えている。
兵士の士気は下がるばかり。


もう、祈るしかなかったのだろう。。。


このとき、光の中から天使が現れ、いくつかの建国のビジョンを彼にみせたという。

us capitol dome


1776年12月25日未明、ジョージ・ワシントンは凍てついたデラウェア川を渡る。 敵兵の大群が待つ対岸へと。

river delaware

これはアメリカの歴史では有名な話(←日本で言えば織田信長の桶狭間くらいに)

この戦いは、奇跡としか言いようがない。

これがターニングポイントとなって、アメリカは勝利をおさめ独立を勝ち取ることが出来たといわれている。


ね? ここからして、すごい神がかり的でしょ?


この革命戦争は、誰もが神の摂理であることを疑いもしなかったという。

こうやって、神の加護のもとにこの戦いに勝利を収め、その後、神の恩寵によって政府の骨格をまとめるようになる。

そうやって出来上がったものがアメリカ憲法となった。


現在でもホワイトハウスや議事堂に、こういったものが見られる
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ただし・・先ほども言ったように、アメリカのキリスト教は決して1枚岩ではない。

そもそも、宗派の違う宗教団体がやってきて出来た国なのだから。


だからこそ、一番に宗教の自由、思想の自由に重きを置いて作られたのかもしれない。

少しずつ加筆されてきたけれど、現在の第一条もこれ。
   ↓

修正第1条
連邦議会は、国教を樹立し、若しくは信教上の自由な行為を禁止する法律を制定してはならない。 また、言論若しくは出版の自由、又は人民が平穏に集会し、また苦痛の救済を求めるため政府に請願する権利を侵す法律を制定してはならない。




宗派が違う人たちが、なぜ1つに纏まることが出来たのか?

それは・・宗派が違っても、すべてに共通することがあったからだと思う。

1775年、ジョン・アダムズはこのような書簡を送っている。

あなたの隣人を自分と同じように愛しなさい、人にしてもらいたいと思うことを人にもしなさい、という、自然ならびに諸国家の法の大原理をあらゆる人の智恵、信念とし、奉持させたことである。 男性と同様、子ども、使用人、女性もみな、人徳と公徳心の学問の師である。  市民の義務と権利は、こうして幼い頃からすべての人に教えられる」



ただ、面白いことに‥憲法の中では神という言葉は使われていないという。

こんなにもキリスト教精神に基づかれて作られたというのに。

それは、初代ワシントンが、「神」という言葉をめったに使わないかわりに、「プロヴィデンス(摂理)」あるいは「世をしろしめす者」という表現をあえて使っていたから、とされている。

精神性はキリスト教であっても、憲法は知恵と論理性によって作られたもの、といえるかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★日本ではどうなのだろう?

日本国憲法が出来たのは明治の初め、 明治政府がドイツ憲法?だったかを基にして作ったそうだ。


明治政府は先進国の仲間入りするのに必死だったからね~。 憲法が無いなんてみっともない! 早いとこ作らなきゃ!と思ってたのかな(笑)


ところが、第二次大戦で敗戦国になってしまい、そこで、新たに憲法が作り直されることになった。

それが、みなさんもご存じの通りの日本国憲法の三原則が書かれたものだ。

こちらは小学校6年生用の解説だけど・・
     ↓ 参考に
日本国憲法の「三原則」って何なの


大きく変わった点は、天皇主体の国家だったものから、天皇の権限がなくなったこと、それでも天皇は国家の象徴とされている。
また、平和をテーマに、一切の軍隊は持たないことを宣言していること。


日本は、憲法が作られたのは明治になってからであり、現在の憲法に作り変えられたのは太平洋戦争後のことだ。

アメリカ憲法のようなキリスト教精神に基づくものは何もない・・ことになる。
精神性というならば、唯一「天皇の存在」だろうか?


それまでの日本には、そもそも憲法なんてなかった。 

だからと言って野蛮国なんて思ってはいけない。
日本は類まれなる精神性国家なのだから。

別にあえて、それを紙に書いて憲法として記す必要すらなかった・・というだけのことだろう。(笑)


鎌倉時代以降、実際に国を治めてきたのは武士だ。

彼らは武士道精神を基にして国を治めてきている。

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さらに国を治める武士たちは、それぞれの領地を治めていたわけで、今のアメリカの州にも似たようなものがある。

領地や領主によって違うということは・・ダメな領主のいる領地はとうぜん、領地もダメダメになっちゃうわけだけど、逆名君として名高い人がいたところは、土地も民も潤い、富国強兵の国になっている。


たとえば、武田信玄さん・・・・この人は議会制を採用していたようだ。

重臣を集めて会議に出席してそれぞれが意見を出させて、最後にまとめ役が武田信玄さんだったという。

また、甲州御法度なるもの(まるで憲法?)を発布して、部下に守らせるだけではなく、領主様とてこれに違反は許されない!という一文まで付け加えさせたことでも有名な名君。

これって、現在先取りの「民主主義的議会主義」?と思ってしまう。

後に武田家が滅んでしまったあとも、徳川家康は元武田家の重臣たちを重く用いて、彼らのシステムを取り入れたことも有名な話だ。



もう一人、同じ時代を生きた有能な領主には、上杉謙信がいる。・・・この人はどっちかというとカリスマ的な独裁政権タイプでもあったようだけどね~(笑)

でも、彼のベースにあったものは、毘沙門天への信仰心。 義に生きた人だ。

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毘沙門天のお告げを聞いて政務を行ったともいわれているくらいの人だった。

だからこそ、部下も魅了されて彼に従うことになる。


こういった名将と言われた人たちの国をみると、侵略戦争ばかりで大きくなったわけじゃないことがわかる。

いずれも強い精神性を持ち、部下や民衆への配慮も忘れず、民のために灌漑、治水工事なども行っていたことがわかる。


それぞれの精神性を基盤にして統治してきた・・それをひとことで言っちゃうと、武士道になるのだろう。


日本には憲法がなくても、武士道があったから。 
だからこそ立派な国を築くことができたのだろう。



私は若い頃、武士道をいうものを誤解していたことがあって・・こんなふうに思ってたのだ。

武士道って、お偉いさんが白と言えば黒いものまで白にしちゃうようなもの。
上の命令には命をかけて従うこと。 
上の命令に従って死ぬことこそが美しいみたいな?・・それってバカじゃね? と思ったものだ。

*この考え方は、たぶん後の本居宣長あたりが武士道をプロパガンダに作り変えちゃったものかと。




これが私に間違いだったことに気づかせてくれたのが、池波正太郎さんの歴史小説の数々だった。

彼の小説に登場するのは、名剣豪や火付盗賊改役の長官だけではない(笑)

盗人だったり、忍者だったり、仕置き人だったり・・さまざまな人を主役にした小説が書かれている。

そういった登場人物すべてに共通するものは、武士道精神が宿ってる!ということ。

それを気づかせてもらったのだ!


それはまた武士に限ったことだけでなく、盗人、忍者、仕掛け人の中にも武士道精神が流れていたのだ。

ああ、これが日本の精神性だったんだなあ~と、そのときはじめて知って、深く感動したものだ。



武士道精神は、いつでも上司に従うということではない(笑)・・・それじゃあ、タダの操り人形で、タダのアホだもんね~。

本物の武士道精神が、そ~んなちっぽけな人を操る道具であるわけがない(笑)


ずーーと前にアップしたブログ記事、→ 武士道・騎士道:惻隠(そくいん)の情

この中に登場する工藤中佐なんて、完全に上の命令、国家の以降に対しても違反しちゃった人だ。


武士道をつきつえると、(正義)と(慈しみ)、それに命をかけられること、ではないだろうか。

また上に立つものは特にそうあらねばならない・・という教え、だからこそ武士の道となったのではなかろうか。




惻隠の心は仁の端なり(そくいんのこころはじんのはしなり)って言葉もあるくらいだ。


これはキリスト教精神にも通ずる心、「他人のことも自分同様に愛すること」とも共通する概念かもしれない。


それを行動で示したのが、工藤中佐だったというわけだ。 
しかも、こんな狂った軍国主義の時代に!



きのうの張陽さんの動画でも、武士道について触れられていた。

張陽さんが桜の花について話されてたのが印象的で、とてもキレイだと思った。

pixta_27297711_S_桜吹雪


これは新渡戸稲造さんの『Bushido』武士道(日本人の精神を世界に紹介した本)から引用したものかと思う。

武士道はまるで桜の花に象徴されるようなもの

日本人は昔から桜の花を愛でる。

和歌の世界で、花といえば桜を指す。 梅でも牡丹でもなくて桜。
とくに平安時代末期から、花といえば桜になってしまった。  おそらく武士の世となっていったあたりから。


咲いてはすぐに散ってしまう花、風に舞って散っていく花・・・これまた若い頃の私は、儚い弱さをイメージしたものだけど・・


「咲いてはすぐに散る桜の姿は、現世に執着せず義のために命を捧げる武士の生き方の象徴とされた」という一文を読んでから、私のイメージは大きく変わった(笑)

儚さ、弱さではなく、
執着を捨てた先にある潔さ、強さかもしれない。


人の為に生きて死ぬ。 そこに何の執着すら持たない花。
いっけん儚く弱々しく見えながら、凛としたものを持つ花。


武士道の精神性を美にまで昇華したものが桜の花だったのかもしれない。


日本という国は、精神性においても、また美意識においても、こんな素晴らしい国だったんだ~、と今さらながらに思った。


そして、ここでまた最初に戻るけれど・・

精神性を失ってしまえば国は成り立たなくなる。
政治も成り立たなくなり、人民の心も荒れていくだけになり、やがては滅びることになる。

とくに主導者には、一切の執着を捨てて民衆のために生きる精神性が無ければ治められないということになる。

それはキリスト教精神であっても武士道であっても・・・ベースにあるものは同じ1つのもの・・かもしれない。


https://www.youtube.com/watch?v=gIvznHxmHxs&t=10s

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Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

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