第2次世界大戦下の占星術師

TVや雑誌でも、よく見かける「きょうの星占い」ってありますよね?

あれは、西洋占星術、別名アストロジーって呼ばれるものです。(超カンタンに出来てますが。。。)

私は、ちゃんとアストロジーを勉強したことが無いので、あまり知らないで・・・・簡単に言っちゃうと、

アストロジーとは、地球上の特定の場所から見て、星がどこに位置するかを基にして、その人の性格や才能、そして運勢判断などを行う占いのこと。

もちろん、個人を占うだけでなく、世界情勢や会社なども占えます。(具体的にどうやるのかは知らないけど。)

もともとは、バビロニアを起源として、ギリシャ、中東、ヨーロッパに広まっていったそうで、アストロジーと天文学とは、切っても切れないもの!
アストロジー研究のおかげで、天文学も発展したんだそうですよ~。

なのに、なぜか、天文学と比べると、かなり、軽んじられてる気がするなあ。
たぶん、占いって言葉が、いけないんでしょうね。


今日の一般的な占い方法は、誕生日と誕生時間、誕生場所から、10個の惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星)が、生まれたときにどこに位置していたかってのを、まず、ホロスコープって呼ばれるチャート作りからはじめて、それを分析しつつ、解読してくってわけです。

こーんなヤツ↓ ちなみに、これ、ヘンリー8世のものですって!

HenryVII_chart1.jpg

まず、こんなふうに、バースチャートを作成し、そこから、それぞれの惑星の位置や、太陽の位置やら、角度やら・・・・と分析して、星の運行の予測をたてたり・・結構、地道な作業だし、とっても科学的でしょ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ここで、カール・エルンスト・クラフトさんの話をしましょう。

この人は、、第二次世界大戦中に活躍していた占星術師。スイスのバーゼルに生まれ、子供のときから、数学に興味を示し、神童とまで言われた人。小さい頃から、すっごく頭が良かったんでしょうね。

バーゼル大学で統計学を学んだ後、占星術に興味を持ち、天体と生命活動の間に対応関係があるんじゃないか!ってことを考え出し、それを統計学的に証明しようとしたんだそうです。

1939年のこと、クラフトさんはヒットラーのホロスコープを作成し、ヒットラーが、11月7~10日の間に、命の危険に晒されると予告して、それを、こともあろうに、国家保安局に手紙を出して警告してあげちゃうんですね~。

なんて親切な方!だけど、ここから、彼の悲劇が始まっちゃう。
ヒットラーなんか、ほっとけばよかったのに~。


そして、この予言は的中。8日にヒットラーが演説をしているときに爆弾が爆発。
ヒットラーは奇跡的に無傷で住んだものの、多数の死傷者を出した。(←運がいいヤツですねえ。)

でも、クラフトさんが、あまりに正確に予知したんで、犯人と疑われる羽目になって、ゲシュタポに拘束されてベルリンに送りになる。

しかし、クラフトさん、なんとか釈明して信じてもらえたようだ。
そこで、事もあろうに、ナチスの宣伝省の職員に取り立てられてしまう。
(まあ、優秀な占星術師と認められたんだろうけどね。)

このとき、あのナチスの宣伝相ゲッペルスは、ノストラダムスに関心を抱いていた。

そこで彼は、ぱっとひらめく。

ノストラダムスの予言を引き合いに出して、「すでにドイツの勝利が予言されている」と宣伝すれば、敵国の志気をくじくことができるぞ! よし、心理作戦だ! (←あ~、信じられん。。。)


こうしてクラフトさんは1940~1941年にかけて、ノストラダムスの予言の解釈を命じられる。
もちろん、それは、ドイツに都合の良い解釈を行ったプロパガンダ宣伝用として。

1941年、クラフトさんは、「いかにしてノストラダムスはヨーロッパの未来を予見したか」という本を書く。
もちろん、これは、ノストラダムスがドイツの勝利を予言している、という内容のプロパガンダ本。

それは、連合国にばらまかれ、アメリカにも多く流通する。
さらに、フランスには、同趣旨のノストラダムス解釈のビラが、飛行機で大量にばらまかれる。

一方、連合軍側のイギリス政府は、ロンドンに亡命してきていたユダヤ人の占星術師ルイ・ド・ウォールを雇う。

もちろん、クラフトに対抗させて、ノストラダムスの予言を、「連合国の勝利を予言している」と解釈させて、対抗プロパガンダを行なう。
しかも、ドイツと同じようにビラをまき、偽の占星術雑誌まで作ったり、ヒットラーの没落を予言した映画の作成したり・・と、念の入れよう。。。

もう、呆れてモノが言えん


クラフトさんは、もちろん、プロパガンダ用に利用されちゃったわけだけど、それだけでもなく、他にも、ドイツのために、多くの予言をしてあげている。それによって、ドイツ軍の作戦も決めてたって話もある。

たとえば、1940年の西欧諸国への攻撃、1941年のユーゴ、ギリシャ進撃も、クラフトの選んだ吉日に行われた。1940年のイギリス上陸作戦の突如の中止など。



まあ、他にも、クラフトさんのような占星術師が数人いたようなんで、すべてがクラフトさんの仕事って事じゃなかったのかも・・。そこは、定かではない。

こーんな事をやらされてるうちに、クラフトさんは、だんだん嫌気が指してきたのかもしれない。

だんだん、ナチスの望むような占い結果を出さなくなっていく。

彼はドイツの不利を予言するようになり、盛んに連合国との停戦を呼びかけるようになっていく。

おそらく、これは、彼の本当の予言だったんだろう。。。

そうなってくると、ナチス側にとっては、「こいつは、もう使えない!」となり、ナチスの厄介者、目の上のタンコブになっていく。

そこで、事件発生。

1941年に、ヘス事件が起こる。

ナチスの副総統ルドルフ・ヘスが、ヒットラーに無断で飛行機で単独でイギリスに渡り、勝手に講和しようとした事件。この時、ヘスは占星術のご託宣を信じて、これを行ったとされている。

そうなると、クラフトさんの立場は、ますます悪くなる。

この事件が発端となって、占星術師たちは「怪しげなペテン師ども」とされて、今度は、大規模な迫害が加えられるようになる。
クラフトの逮捕は、同年の1941年、投獄される。

しかし、投獄されてもなお、ナチス側に、ドイツに都合の良いホロスコープ解釈を強制され、獄中でもナチスのプロパガンダのため働かされこき使われたようだ。

彼は、オラニエンブルグ強制収容所に入れられ、さらに悪名高いブッヘンヴァルト強制収容所に移される途中、1945年に、栄養失調で死亡。

なんとまあ、悲惨な死に方だろう。どれだけ、強制収容所が過酷なとこだったのか・・。
迫害されたのは、ユダヤ人だけじゃなかったんだねえ。。。

伝説によると、彼は最後の予言を残したという。
ドイツ宣伝省は、その卑しむべき行為の罰として、連合国の爆撃を受けるだろうと。

やがて、ベルリン大空襲によって街は廃墟と化し、この予言は的中する。

・・・・・・・・・・・・・・・

まったくもう! なんで、クラフトさんは、ヒッタラーの予言なんかしちゃったんだろう?

それにしても、これは、第二次世界大戦中の、占星術師の実話です。クラフトさんだけでなく、他にも、こういった占星術師は、数人いたそうですよ。

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