FC2ブログ

十二国記の中の国家、社会主義・自由主義など

どんな国が理想の国なんだろう?

私が国家や政治というものに少なからず興味を持つようになったきっかけは・・・十二国記 かもしれません(笑)


もう10数年前になるのだけど、友人から小野不由美さんの十二国記という本をアメリカまで送ってもらったのがきっかけとなり、結局全部を読み続けてしまった。


e507b0585b0536032310e182747df2c2.jpg
1270e61f509b06ba6621c22186a8a958.jpg



ご存じない方のために簡単に説明すると、十二国記の世界は天が存在し、地上には12の国が存在する世界。
それぞれの国は、王と麒麟によって治められている。 王も麒麟は年齢も性別もまったく関係なくバラバラです。

王は人、麒麟は獣・・・ただし麒麟は普段は人の姿に転変していて、まったく人と変わらない存在。
麒麟は常に民の味方であり代弁者であり、血を見ることや戦を受け付けない。 それによって体を病んでしまう体質を持つ存在。

王と麒麟、そして民、天は連動しつつ、1つの世界を作り上げている。


ファンタジー小説なんですけどね・・・いやあ、この世界観、実によく出来てるよな~と思います


先日、スーパーチューズディの後、本当のリベラルについて思うことの中で、


リベラルですか?それとも保守派ですか? という流れの中で、

保守派: 出来上がった体制をしっかりと守っていく人たち。
リベラル: それを客観的にみながら指摘していく人たち。



というようなことを書きました。


十二国記から例えれば、

保守派: 王
リベラル派: 麒麟



となるかもしれません。



そもそも、保守党(コンサバティブ)自由党(リベラル)というのは、イギリス19世紀に起源があるようです。
*現在では自由党はありません。 それに代わるのは労働党かな?


これをひとことで言ってしまうと・・

保守党(コンサバティブ)・・国家を第一に考える

自由党(リベラル)・・・個人を第一に考える(別名、自由主義ともいいます)




民主主義国家であっても、国家を優先するのか個人の自由を優先するのか・・これは国全体としてみたときに重大なポイントの違いですよね。

でも・・・個人の自由を束縛するような政策ばかりとってしまえば、国内で反乱だって起きるでしょうし、かといって、国を考えなければ、国としては成り立たなくなっていき他国から責められればすぐに瓦解してしまい、結局、個人の自由さえなくなってしまう。。。
(あ、十二国記では、天命による覿面の罪というのがあって、他国には攻め込まないことになってましたが・・)


つまりは、国も個人も同様に、どちらも重要であり、そのバランスが一番大切だということは、十二国記を読んでも、よーくわかります(笑)

王と麒麟が要となって連携し、バランス良く治めてる国が平和で裕福になっていくのをみても。



さて、19世紀から、現実社会ではどのようになっていったかというと、


時代の流れとともに、リベラル派は少しずつ変わっていったんですね~。

「国家よりも個人の自由に重きを置く」・・・これも立派な1つの考え方だったのですが・・・

自由主義が行き過ぎた結果、イギリスでは産業革命が起こりました。


その結果、貧富の格差が大きく出てきたわけです。


さて、ここで新しく出てきたのが、社会主義です。

社会主義とは、貧しい人々を救うために生まれてきたものです。

社会主義とは・・これまた、ひとことで言うと、

個人の自由を重んじるのではなく「平等を重んじる」
そのためには、中央集権の大きな政府にすること (政府が貧しい人の面倒をみるためには、こうなりますもんね~)
   ↓
個人の自由より国家(政府)に重きを置く。




すると・・

当然ならが、統制経済となる。 
当然ながら、増税になる。


1929年 世界大恐慌が起きたのも、ちょうどこの頃。

職業紹介所に並ぶ失業者たち
5f6a94ad862a00001153f6ab.jpg

5eb5a7f7cdfd487cf43f51c9.jpg


世界中に、いっきに貧しい人が増えてしまったんですよね~。 

当時のアメリカでは30%以上の失業者で溢れかえったそうです。。。



そこでアメリカ政府が行った政策は、ニューディール政策でした。(世界史でもお馴染みのヤツですね~)


ニューディール政策というのは、政府が経済を統制する政策のこと。
国家の力を大きくして富みを集めて分配する政策、まさに社会主義政策です。



でも、ここであれれ?と思いません?

自由主義国家のアメリカが、「個人より国家が大事という保守派の政策、それをさらに移項させた社会主義政策をやってるって。



ニューディール政策を行ったのはルーズベルト大統領で、しかもルーズベルトは民主党(リベラル派)の人だったわけですから。

Droosevelt.jpg


つまり、ここらへんから、リベラル派といっても、本来のリベラル(個人の自由)という概念からは外れていくことになります。
ま、多様性が出てきたってことかもしれません。



ルーズベルトさんのニューディール政策は、ケインズ経済学をもとにしたようです。


ケインズ経済学とは・・これまた、ひとことで言ってしまうと、「不況脱出法」


いくら自由主義を重んじるといっても、こんな経済状況になってしまったら、政府が介入して立ち直すしか仕方ないですもんね。

国民は餓死寸前だったんですもん。

これは、たしかに正解だったと思います。



ところが、それは国民が自力で立ち直るまでの一時的な政策であって、平時にもそれを続けているとどうなっちゃうのか?


それに危惧した人たちが、今度は保守党の方から出ました。


アメリカだと、レーガン大統領・・・強いアメリカ、小さな政府を目指した人。

reagan-oped-0716-1568815932.jpg


イギリスだと、マーガレット・サッチャー首相・鉄の女との異名のある人でしたね~。

Margaret S


お二人とも、経済は基本的に自由主義にさせて国民の力にまかせ、小さな政府にしてときどきに統制を施す程度にする・・というもの。


なんだか、どっちか保守でどっちがリベラルだか、もう、わからくなっちゃいましたね(笑)


もう・・ここらへんから、保守もリベラルの本来の意味も崩れて、二極化して区別した意味ですらなくなっちゃってるわけです。




さて、その後ずっと社会主義・共産主義を続けてきた国がどうなったか?

それは、歴史をみれば一目瞭然ですね。


社会主義国のほとんどの国が、全体主義、独裁主義に陥ち、ますます貧富の差は激しくなり崩壊していきましたから。


lenin statue


なぜ、こうなるのかおわかりかと思いますが・・

すべてのお金が政府に集まるということは、
もちろん、弱者救済のための福祉などに、使われればよいのですが・・実情は違うから、です。


結局のところ、集めたお金で税金の無駄使いが始まり、または次の選挙のための票を集めるためにお金をばらまくことまで行われることになります。

二コラエ・チャウチェンシュクの家(宮殿か)なんてぶっ飛んでますよね~。 これほどの目に見えるような税金の無駄使いはないだろうかと・・

1576796365092.jpg


すると、甘い汁を吸いたい人々は、ますます、そんな政府にぶら下がろうとする人たちが群なってきます。
そりゃもう、政界内の人たちはもちろんのこと、実業界の人たち民間人でさえ・・

そうなってしまったら、賄賂・汚職は横行し、経済はもうメチャメチャ。 近い未来には崩壊があるだけ。



フリードリヒ・ハイエク(Friedrich August von Hayek)さんという著名な経済学者の方がいます。
もとは、オーストリア=ハンガリー帝国の人だったそうですが、アメリカに渡りアメリカ人になった方で、ノーベル経済学賞を受賞された方。

Friedrich_Hayek_portrait.jpg


この人は自由主義思想家でもあり、「自由の条件」という本も書かれています。

41PFEjcEo_L.jpg

政府が大きくなり統制経済をすれば、民間の力をそいで結局失敗する。(共産主義・社会主義)

これは精神の問題であり心の問題である。

国民が自助努力と創意工夫で利益を上げていくことが最も大切であり、資本主義の精神はそこにある。
政府のすべきことは、その資本主義精神をサポートすることであり、削ぐことではない!

それこそが経済的に豊かになる方法である。




経済もまた、精神を抜きには出来ないんですね。
人が行ってることですから。


そういえば、ちょっと余談ですが・・社会主義&共産主義を、別名「マルクス主義」と呼ばれることもあったけど、これはカール・マルクスフリードリヒ・エンゲルスが体系化した思想のこと。 それがレーニンと合体して、「マルクス・レーニン主義」とも呼ばれるようにもなったわけでした。

なぜ、今ではこれがダメダメ思想とされちゃってるのかご存じですか?(笑)

人の精神というものを全く無視したものだったから。

労働力、お金・・そして、資本家=金持ち・・という完全にベタな唯物論で書かれただけのものだったから。


でも実際は、仕事は人々の創意工夫、人のモチベーション、そういったことから生産性も上がっていくものですもんね~。

そんなわけで、私はフリードリヒ・ハイエクさんの「自由の条件」の方が、的をついてるんじゃないかって思います。


以前、マルクスさんのことは、今さらながらのマルクスと韓国の行方という中でも触れましたが、経済論ではなく、良く言って彼独自の哲学に近いもの・・という位置づけになっています。



社会主義と共産主義の違いは?と質問されたことがあったので、ここに回答しておきます。
あくまでも”私の”回答ですが・・。

ほとんど似たようなものかと思ってます! どっちの言葉を使ったところで大差なし!と。
ある解説によると、社会主義は共産主義に移行する前段階・・みたいなことで定義づけされる場会もあるようですが・・

とにかく、すべての金は政府に集めて政府がすべて管理して国民には平等に分ける。 誰も個人の財産を持ってはいけない!って考え方ですから。

定義づけといったところで、保守とリベラルの違いみたいで、今ではどっちがどっちだかわからないですし~、定義なんてあっても無いようなものですもん。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


私は、おかげさまで、小野不由美さんの十二国記から、こういった、さまざまな現実も学ばさせて頂きました。

壮大な物語の中に、さまざまな王と麒麟、さまざまな国家があり、天道の在り方、派閥、賄賂の汚職など、実はB派閥に属してながらA派閥のフリをしてるずるがしこい輩とか・・さまざま人間がいて・・まさに、現実社会をみてるような気にもなりました。

コメントの投稿

非公開コメント

Profile
スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

Calender
04 | 2021/05 | 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
Link
☆HPはここをクリック↓☆
検索フォーム
カテゴリ
Diary
Alizona*銀の月*ショッピングサイトのお知らせ
Alizona*銀の月*では、ショッピングサイトをオープンしました。
ネイティブインディアンのホピ族を中心としたオーバーレイの銀製品を中心に、銀月の好みで集めてしまった逸品揃いですよ~(^^)v
☆ホピ族は、まさに、スピリチュアルな生き方を貫いてきた人々。
銀月のWEB、「ホピ族の話」をまずは、じっくり、ご覧ください。


Alizona*銀の月*の↓のURLから、お入りください。
http://sedona10silvermoon.web.fc2.com/index.html"