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「人はなぜ生きるか」とか「なんのために生まれてきたのか」とか

アメリカ人の作家で、James Redfield(ジェームズ・レッドフィールド)という人がいる。

jamesredfield.jpg
https://www.celestinevision.com/read-our-story/james-redfield/

作家とひとことで言っても様々なのだけど・・この方は書くことが好きで職業として作家になったというより、若くしてスピリチュアルなもの(霊性)に目覚め、それを伝えるがために作家を選んだというタイプのようだ。


彼はアラバマ州の田舎で生まれ、メソジスト教会で育ったのだけど・・
*メソジスト教会は、地域活動などのコミュニティーに力を注ぐのが特徴

彼は若い頃から、霊的体験の本質を知ろうとしていたという。

ところが教会からは答えを得ることが出来ず、大学時代には社会学を専攻しながら、道教や禅などの東洋の哲学を学び、その後、カウンセリングの修士号を取得し、セラピストとして15年以上過ごしたという人。

1989年、フルタイムで執筆活動に入り、インタラクティブな心理学、東洋と西洋の哲学、科学、未来派、生態学、そして歴史などを統合した分野で作家となった。

社会的にも認められた人であり、多くの賞も受賞している。
James Redfield Biographyより



この人のCELESTINE VISIONとうサイトを覗いていたところ、MAP TO A BETTER WORLD(より良い世界にするために)というページを発見したので、下記に一部を引用してみよう。

Map-to-a-Better-World.jpg

The concept that we are all one, connected to each other by invisible energy, can be a struggle to accept.
Not because we don’t want to believe that there is some greater force that we are all a part of, but because it can be hard to understand. At least it was for me and many others I’ve spoken to about it.

私たちすべては1つであり見えないエネルギーでつながっているという概念は、受け入れるのに苦労するものです。
それは、私たちすべてが大きなエネルギーの一部であることを信じたくないのではなく、それを理解するのが難しいからです。
少なくとも、私や一緒に話し合った多くの人々がそうでした。


It wasn’t until I came across the comparison that each of the individual cells within us are actually one- our bodies- that I could consider this on the larger scale of how the beings on Earth (and perhaps some not on Earth) could be one within and with the Universe.

私たちの個々の細胞のそれぞれが関連し合って、実際に「1つの体」を形成していることを知ったとき、私は地球上の生物も(おそらく地球以外の生物も)、宇宙の中で1つであるという、壮大な概念を認識することができるようになりました。 
地球上のすべては1つであるということを。


I could visualize how the actions of each of us can have an impact on the whole, how there is a universal force driving us, compelling us to work together for the greater good. And then I could see how problems can arise that can leave us hurting. After all, a problem with one cell can cause problems for every cell and as a result, the entire body.

私たち一人ひとりの行為がいかに全体へ影響を与えあっているか、宇宙の普遍的な力が私たちをいかに私たちを駆り立てるか、そして、私たちは大義(大いなる善)に向かって共に行動せざるをえないということを視覚的に知ることができました。

さらに、私たちを傷つける問題がどのように発生するかを知りました。 結局のところ、1つの細胞に問題があれば、すべての細胞に問題が及び、結果として全身に問題が発生します。


Once this concept clicked it changed my perception of life, as it was meant to, and the meaning of the Interpersonal Ethic of the Eighth Insight grew deeper.
Words like Karma and Dharma started making sense. Karma was no longer something to fear, not an energetic retribution orpunishment, but instead the flow of energy we put out coming back to us as we could have expected if only we had known. Dharma was not just the lady married to Greg, but also beautiful spiritual truth.

このコンセプトがストンと腑に落ちたとき、私の人生観は、それがまるで意図されていたかのように変わり、第8の人間関係の倫理の意味の理解が深まりました。

カルマダルマのような言葉が意味を持ち始めました。 カルマはもはや恐れるべきものではなく、エネルギーの報復や罰ではなく、私たちが外に放出したエネルギーが戻ってきたものであり、それは私たちが意識を置いていれば、すでに予期できるものです。そして、ダルマは美しい真実の相(ありよう)です。



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注: 文中のカルマとダルマについて・・・カルマという言葉はおそらく多くの人がご存じのとおりだと思う。 カルマ(業)とも訳されてますね。

ダルマ(Dharma)というのは、一般的には「法」とされたりするんだけど、法律の法とは別物なので要注意。
もともとはヒンズー教で使われたものが、仏教用語ともなり、教えとか、法則などと訳されてることも多いけど、かなり奥深い言葉。

私の場合は、この世の普遍的法則→そこからくる個人の役割・・とも解釈している。

たとえば、こちらは仏教用語の中で解釈したもの→仏教でよく使われる「法」の意味を考える
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昔から人は何のために生きるのか?とか、生きる意味は?とか、 自分らしく生きるとか?とかってテーマは、それぞれの宗教の中でも哲学書、スピリチュアル本、自己啓発本の中さえも、ずいぶん語られてきたように思うのだけど、その答えのすべてが、この短い文章の中に集約されてたように思った。

言い換えれば「私たちは何のために生まれてきたのか?」の答えでもあると思う。

同時に、それに「気づく」ことこそが、生まれてきた目的の第一歩でもあるように思う。



幼児や小さな子供のうちは、ほとんどが自己中の塊みたいな存在だ(笑)
もちろん、中には小さなうちから本能的に宇宙の法則を悟ってしまってるかのような子もいなくはないんだけど・・

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すでに何百回も生まれ変わってきてるかのような・・・


多くの子の場合は、美味しいもの食べさせろ! 新しいおもちゃくれ~! 私を構って構って~! の自分の欲求だけの世界の住人。

仏教用語でいえば煩悩の塊。 少なくとも私は、まさに自己中の塊り=煩悩の塊な子供だった(笑)

中身はモンスター的存在であってさえも、それでも赤ちゃんや幼児のうちまでは、その可愛さゆえに誰もがちやほやしてくれるものだ。
topbaby-1.jpg
赤ちゃんにニッコリ笑いかけられたら誰でもノックアウトだろうから。


ところが、そんな子供たちであっても、成長過程で多くを学び知るようになっていくのだ。(もちろん学び方、学ばせ方にもよるけど)


上の引用文にもあったとおり、理科や生物学を通して体の仕組みを学んでいくうちに、たった1つの細胞があらゆる器官にも関連して1つの体を作っていくことを知るようになる。

そういえば、体の話については以前のブログ記事にもアップしてたね。
      ↓
フルフォード博士の本にみつけた老子(タオイズム)の中のフルフォード博士の治療法にも表れていた。


また、先日の数学やサイエンス分野の話であれば・・
九九、テスラの3・6・9の数字、フィボナッチの意味するところ
の中にあったような、完全数9だとか、二コラ・テスラ、フィボナッチ数列、黄金比の中からも学ぶことができる。


そう、どの分野からであってさえも、最終的には同じところに行きつくようになっているようだ。

私たちが自然科学や数学や美術、音楽などといったさまざまな教科を学ぶ意味は、そこにあったのだ・・と今となって、つくづく思うようになった。


私が本当にそれに気づいたのは、すでに人生の折り返し地点を過ぎてからのことだったけど、それでも、これは衝撃的だった!

たしかに、それから、すべての人生観が変わってしまった。



それまでは、学校や両親からも、「正直に生きること、人には分け隔てなく優しく、悪い言葉は吐かない事」なんて教えられてきたものの、それは、「大人としてのマナーなのだ」くらいにしか思ってなかったのだ。
 
そんなことわざわざ言われなくたって、好きな人には親身になれるけど、キライなヤツにまで優しくなんかできるもんか!

キライなヤツは排除するか、ガン無視で徹底的に冷たく扱う・・というのが私だった。

さらに、人生は成功させてナンボのもんよ!という考え方がベースにあって、そのために上を目指して勉強したり努力もしていたように思う。


あ~あ~、今思えば、私って大人になっても中身は自己中の赤ちゃんや、煩悩の塊の幼児のまんまだったんだなあ・・って思う。

小っちゃいうちは、それでも可愛い!可愛い!ってちやほやしてもらえるものだけど、大人になるとそうはいかなくなるのを知っていて、狡猾に表面を飾るマナーだけを身に纏ってたんだなあ、ってつくづく思った。



でも、第一歩を知ることですべてが変わった。

身近にいる嫌な人間のことも理解するようになったし、それまでは無関心だった世界の出来事や、地球上で起きていることにも関心を持つようになった。


そりゃあそうだ~!

私たちは1つの小さな細胞であって、すべての人、世界中、地球のすべてと繋がってるとすれば、地球上で起こってることだって・・太陽の黒点が消えたことだって、すべて私と関係があるはずなんだから(笑)


ごく自然の流れとして、あらゆるものに興味を持たざるを得なくなる。

同時に愛と癒しのパワーこそが、あらゆるものを救うことができるということも、今では本当に理解することができるようになった。

本当にありがたいことだと思っている。
生まれてきてよかったな~って(笑)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここでふと思ったのだけど・・昔の日本人たちは、こういったことを無意識のうちにもすでに理解していたのではないかと思うのだ。

それこそが日本人気質の特異性だったのかもしれないと思う。


階級や男尊女卑というヒエラルキーを心の中に作らなかった日本人、太古の昔に「和を以て貴しとなす」とまで憲法にしちゃった日本人、八百万神(やおよろずのかみ)とともに生きてきた日本人、自然と共に生きてきた日本人。


どうして日本はこんな気質を持つ国になったのか?

それは、日本は海に囲まれた島国であり、しかも豊富な海の幸を運んでくれる海流にも恵まれ、さらに内陸には広大な森林を持っている国であり、多くの民は森と共に生きてきた民族だから・・というのをどこかで読んだことがあった。

sinrinmap.jpg


木々の発する気のエネルギーに包まれた中で暮らしていた人々。

そして、必ずといっていいほど、気の流れの要所要所には必ず神社がある。

神社に森は欠かせない。

myogi-shrine-entrance.jpg
https://jpninfo.com/78392


こんな山奥にだってあるのだ。

haruna-mountain-path.jpg


昔の日本人たちは、「自分も獣たちも山の一部であることを知っていた」という。

たとえ無学であって読み書きが出来なかったとしても、それを知ってる(感じ取っている)人は多かったはずだという。


子供のうちから森や山を散策して、農民になったり猟師になって山を熟知していくうちに、天候を読んだり、また、こんなふうに植物が不思議な規則に従って成長していくことだって知ったのかもしれない。
    ↓
Fibonacci-spirals1.jpg

それをフィボナッチさんのように数式化して証明してみせることが出来なかっただけのことで。


一番の師は、森であり、木々であり、植物なのだ。

pic3364832.jpg


植物こそが生命の源であり、大きなカギを握っている。 

光を使って光合成ができるのは植物だけだし、今では光合成の仕組みこそがわかったとはいえ、いまだに人間は光合成を再現することすら出来ない。

直接太陽エネルギーを体内へ、最も合理的に最も多く取り入れることが出来るのは植物だけなのだ。

それを我々は食物連鎖によって、食べることで取り入れているに過ぎない。

植物に関する過去ブログ
   ↓
ダーウィンの進化論そして緑の周波数

そしてまた植物、どこにでもある植物かも。



そんな植物が一同に集まれば、ビンビンに気を発するわけだし、気の流れだってできる。

我々日本人は森や山と共に生きることで、無意識のうちにも、すでにそれを知っていたのではないだろうか?


これは、最近、たまたまみつけた動画で、たぶん2chだったかの「祟られ屋シリーズ」という呪術師の物語の中の一つなのだけど・・偶然にも、似たような内容の話だったので、下記に貼ってみる。




主人公が森の深くに入り、古井戸をみつけるのだけど、そこは、オイラ―線上にある場所だったという。

オイラ―線というのは、たしか・・中学だったか高校数学だったかでやった記憶がかすかにある程度で、私はすっかり忘れてしまっていたのだけれど、三角形上にできるこの線のこと。
   ↓
oiler.jpg
高校数学の美しい物語

この線上にある井戸の中で、行を行うことによって、この森林中のパワー(気)と同化し体内に取り入れることができるというもの。
森を歩き回って森林浴をしているより、ずーーと効率的に大きなパワーを注入できるという。

もちろん、これは物語の中の話に過ぎないのだけれど(笑)


昔の日本人は、きっとオイラー線なんて言葉も求め方も知らなくても、経験(フィールドワーク)と体感を通して、その場所をちゃんと理解していたのかもしれない。


気の流れ、良い気の集まる場所、悪い気となって澱む場所も。
気を取り入れること、気と同化すること。


そうやって自然の摂理を知ることは、当然のごとく「自分も自然の一部であること」を知っていたことになる。


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残念ながら、現代の多くの日本は忘れ去ってしまった人の方が多いのかもしれない。


せっかく積み上げた教養も、かつての欧米風の個人主義と権力主義へと使われるだけなのかもしれない。

むしろ、欧米社会の方が今までの反動なのか、少しずつでも、「気づき」はじめてきた人が増えてきたようにさえ思う。

このジェームズ・レッドフィールドさんたちのように。


私たちが生まれてきた意味も、生きる意味も、まず第一歩は「気づくこと」から始まる。

それによって人生観が大きく変わることは確かだ。



そして次のステップは、自分のためではない何かの為に行動することだ。

人々のためになること。 社会のため。 動植物のため。 世界のため・・・それこそが、生きる上での「お役目」であり、ダルマと呼ばれるものなのかもしれない。

日常の中でどんな小さなことであっても、それは誰にでも可能なことだと思う。
むしろ、日常の中にこそ、あるのかもしれない。

それには、やはり・・自分がすべてと繋がっているということを全身全霊で理解できなければ、結局のところ到底することはできないだろう。


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私が学生の頃、やたらと哲学書を読みふけってる、ジジイの教授がいて、
「人は何のために生きるのかを、ワシは生涯をかけて模索していくのだ!」と言ってたけど・・

24355731-山積みの本といくつかのアイデアを持つ男を動作


ひょっとしたら、昔のマタギのおっちゃんの方が、すでに知ってたのかもしれないね(笑)

matagiinu.jpg
http://listeningangler.seesaa.net/article/465745158.html

机の上にかじりついて、ムダに頭でっかちにだけなって、一生を無駄にして欲しくないもんです。。。

そんなことを考えてるよりは・・むしろ、現代の教育の現状であれば、考える前に感じることができる人の方が、はやく気づくのかもしれない。

いづれにしても、より良い世界にするためには、多くの人が少しでも早く気づいて、次のステップへと移行し役割を果たせるようになることだと思う。

笑顔と愛を持って
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スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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