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科学と老子もすでにドッキングしている世界

日常の仕事中に思ったこと。

小さな会社だと、社長も従業員も一緒になって全部の仕事をすることが多いけど、
大きな会社になれば、オフィスの仕事は、それぞれ完全分業されている。

つまり、それぞれの部署があり、しかも自分の部署の、自分の分担の仕事だけをすればいいのだ。


私の仕事を例にすれば、 私はフォワーダーの会社の輸入通関部署なので、
「輸入通関してトラックの手配をして貨物が指定の場所に納入されるための指示書を発行する。」 
それも、私に与えられた、いくつかのクライアント分だけをやればいいのだ。

自社倉庫に納入された後は倉庫部署が引き継ぐ。
客先からクレームが入れば、営業部のクレーム担当が引き継ぐことになる。

このように分業されている。 
それはどこの業界のどこの会社でも同じだろう。

なぜなら、その方が合理的に流れるから。

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ところが、それは良い部分もありながら、悪い部分にもつながることもある。


新入社員が入ってくると、とりあえず業務に必要なことだけを教える。
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「この書類が回ってきたら、ここんとこをみて、Aの場合はシステムにこれを入力してBだったらこうやって入力して、終わったらこの書類はあっちの部署に渡してください。」と。

本来ならば、なぜ、この書類が回ってくるのか? なぜ、Aの場合とBの場合があるのか?・・・そこから教えるべきなのだろうけど、

昔と違って新人教育に時間を割けないため、そこらへんのところは当然理解しているはずの経験者を採用することが圧倒的だ。 (新卒は採用しない、中途採用を雇用という会社が多いのもそのせいだろう。)


しかし実際には、以前は同様の業界経験者であっても、以前と部署が変わったり仕事内容が少しでも変わると、大いにとまどってしまう人も多い(笑)

とくにそれは、大手会社からやってきた人に多い兆候だ。

そう、大きい会社というのは完全分業であり、自分の部署の自分の仕事だけをやっていたからだ。


逆に小さい会社からの転職者は、どの部署に配属されても、それなりに出来てしまう傾向がある。

すべての業務の流れを把握しているし、また、すべて経験させられてきたからだろう。



業務に関係する仕事どころか、パソコン接続したり、不調になったプリンターやコーヒーメーカーまで修理できちゃう人さえいる(笑)

つい最近、会社のリフォームがあって、朝一番でパソコンを繋ぎ直さなければならなかったのだが、

さっさと自分で繋いで、さくさくと自分の業務をはじめてしまう人と、システム部の人が来て繋いでくれるのを順番待ちしてる人と大きく2つに分かれた。

Dual Monitor_web

「わ@ すごい! なんで自分で配線できちゃうの? 私、家のWindows10だったら出来るんだけどな~。」

まあ、そりゃあ・・個人で使うWindows10とは違うからね~。


そんなことを言う人は、だいたいにおいて、大きい会社でしか働いた経験しかない人たち(笑)


ある程度の大会社で長年働いていれば、会社全体の流れを把握していなくても、
なぜ、この書類が回ってくるのか? なぜ、Aの場合とBの場合があるのか?さえ、理解していなくても、

業務は周り、毎月安定した収入を得て生活も安泰となる。

だから就職は大手に限るって人もいれば、そうゆうところがイヤだ! という人もいる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういった分業化傾向は、いまでは至るところにみられる。

いちばん、分かりやすいのは医学界の分業化だろう。

以前こちらのブログでもアップしたように
    ↓
血圧のガイドラインというもの

●専門分化主義
●標準化によるマニュアル治療法を行う


といった問題点をあげたことがあった。

もっとも最近の医療界は、そういった考え方も反省されてきて、全体の流れを把握する「ホリスティック医療」にも関心が高まってきたのは、嬉しい限りだ。



分業化するということは、カテゴリー化することでもあり

自然(ネーチャー) Vs. 人間

科学 Vs. 精神世界(宗教など)

精神 Vs. 肉体

理系 Vs. 文系

先進国 Vs.後進国

など・・ありとあらゆるものを対極に置いてしまうことにもなる。

こうなると派閥だとか、宗派の違いにこだわりだして、自分とこだけしか見えなくなっちゃうケースも増えるのだ。


あ、だからといって・・・カテゴリー化したり、対極化させるのが一概に悪いこととは言えない。

なぜ? そうなってるの?と疑問を持って考えるときは必要なプロセスだと思う。


「なぜ、この書類が回ってくるのか? なぜ、Aの場合とBの場合があるのか?」を、
なーんも考えない人よりは、ずーーと喜ばしいことかもしれない。



だけど、ここで新たな問題!

思考がカテゴリー化したまま、分業化したまま、分離したまま・・になっちゃうということ。

統合することを忘れちゃってる。

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自然(ネイチャー)・地球・宇宙と自分の肉体も精神も感情も1つになる。
自分の中に自然(ネイチャー)があるともいえる。


そういったことは、私たちの摩訶不思議な体のしくみをチラっと学んだだけでも、感じることだ。(長くなるから、ここでは例はあげないけど・・)

私たちの体内でさえ、実に摩訶不思議としかいえないものが多々あって、それを研究者ほどよく知っている。
彼らは、「まさに、サムシング・グレートの世界だ!」と驚嘆したりする。

そう、まさに(笑) 


ここにくると理論ではなく、まさに「感じること」になる。


ロジカルに、カテゴリー化したり分離しながら調べて考えぬいて、いきつく先には「感じること」で統合されるのかもしれない。


論理性と感性はセットになっている。

どっちか一方だけを使っても本当に知ることは出来ない。

そんな気がする。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・


二元論で有名なのは、デカルトで数学者であり哲学者でもあった人で、自然科学の哲学的な基礎を作ったともいわれてる。
「心と物質は互いに独立して存在している」とした人とも言われている。

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「我思う故に我あり」というのは、誰でも知ってるような有名な言葉。

この言葉だけが独り歩きしちゃってるけど・・どうゆう状況で彼がこれを言ったのだろうか?


数学&哲学の視点から、彼はこの世の「疑いようのない真実」を見つけようとしていた。 絶対的真理ってヤツ。

そのため、彼はありとあらゆる周囲のものや、自らの心や肉体さえも疑って考えた。
目の前にある世界は、本物だろうか? 「我々が認識するものはすべてが幻想、無に等しいものかもしれない」と。

まるで仏教思想の原点にも通ずるかのような・・(笑)


それでも、「今こうやって全てを疑っている自分の意識」の存在だけは、確実にここにある。
それを「疑い続けているものがいるということだけは真」であり、それこそが絶対的な真実なのだ、と気がついた。

それは意識なのだ!ということに。・・・なんだか禅問答みたいな。

それが「我思う、ゆえに我あり」という言葉になった。




彼、実体二元論という「モノとココロという本質的に異なる独立した二つの実体がある」という説を唱えたようだけど・・
この図をみると・・分類しながらも1つの流れを作り統合されているように思える。

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実体二元論_wikiより

実際にデカルトはこんな言葉も残している。

松果腺において独立した実体である精神と身体が相互作用するとしている。
1641年の著作『省察』より。



この人って、17世紀後半の人だよ~(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブレーズ・パスカル(Blaise Pascal)「人間は考える葦である」の言葉で有名・・・この言葉も一人歩きしちゃってるほど有名。

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パスカルといえば、パスカルの定理だよなあ。 算数?だったか数学でやったもんね~。

数学者なのかと思いきや、この人は、哲学者、自然哲学者、物理学者、思想家、数学者、キリスト教神学者、発明家、実業家でもあった人だ。


「人間は考える小さな葦である」、これも色々と引用されることもあって、

人間は大自然の中では葦のように弱い存在だけど考える力がある。 だから偉大なのだ、と解釈されてることが多い。

人間だけが考えられる頭を持ってるんだから、他のどの生き物よりも人間が一番偉いのだ!

と、これだと、まるで危ないキリスト教原理主義者みたいな思考回路になっちゃう。

「偉大」だけにフォーカスしてしまうと、そうなっちゃうのだろうけど・・、


実は、このように文章が繋がっているそうなのだ。
   ↓
人間はかよわいものであるけれど偉大なものである。
なぜならば、一瞬のうちに全宇宙におもいをみたすことができるから


「一瞬のうちに全宇宙におもいをみたす」にフォーカスすると、また意味がまったく違ってくる(笑)

私も自分でパンセ(パスカルの有名な書)を読んだことがないけれど、ここでは佐治晴夫さん説を引用してみた(笑)

果たしてパスカルさんは、

他の生物と比較して人間が一番!といいたかったのか・・
それとも、一番弱い人間でさえ、ちゃんと一瞬のうちに全世界におもいをみたすことができる、といいたかったのか。

大きく違ってきてしまうところでもある(笑)


「全世界におもいをみたすことができる」ということであれば、

自然(ネイチャー)・地球・宇宙と自分が繋がる。
自分の中にあるもの、ともいえないだろうか?



この方もまた、17世紀の人だ。

・・・・・・・・・・・・・

最後に、ニールス・ボーアの言葉を紹介しよう。
私は個人的にボーアさんが好きなので、私のブログ記事の中では何回も登場したと思う。

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彼は元祖量子力学、量子力学の育ての親とも言われる人。
後半生には量子物理学と東洋哲学に類似性があるとして東洋哲学、特に易経を研究していたことでも有名。

「原子物理学論との類似性を認識するためには、われわれはブッダや老子といった思索家がかつて直面した認識上の問題にたち帰り、
大いなる存在のドラマのなかで、観客でもあり演技者でもある我々の位置を調和あるものとするように努めねばならない。」


彼がどれほど、老子やブツダに傾倒していたかは、これをみてもうかがえる。

デンマーク最高の勲章であるエレファント勲章(Order of the Elephant)を受けた時、「紋章」に選んだのが、陰と陽、光と闇の互いが互いを生み出す、東洋の図面、太極図であったことからみても。

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その紋章は、デンマークのフレデリック城に、世界の王室・元首の紋章とともに飾られているそうだ。


このボーアの言葉の最後の部分、
   ↓
大いなる存在のドラマのなかで、観客でもあり演技者でもある我々の位置を調和あるものとするように努めねばならない。

私は最初にこれを読んだとき、大きな感銘を受けた。


科学も古代東洋思想(老子の哲学など)も、見事にドッキングしてしたのだから。


この人が活躍していたのは、ざっと100年以上も前だ。


もちろん、こういった人は他にも多く存在する。

フリッチョフ・カプラ(Fritjof Capra)

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オーストリア出身のアメリカの物理学者、システム理論家。
現代物理学と東洋思想との類似性を指摘した1975年に書いた「タオ自然学」("The Tao of Physics")
これは世界的なベストセラーだったようだ。

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むしろ、世界の科学者たちの方が、ここに行きつく人が多い。

一般人の方がいまだに、科学と古代中国の思想は、別物としちゃってる人が多いのかもしれない(笑)

なかには、じゃ、証明してみろよ~!と反論する人もいる。

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証明こそが、すべてだと思ってる人たちだ。
数式で証明されたところで、チンプンカンプンな人たちに限ってそんなことを言っちゃたりもする(笑)

そもそも、従来の証明の仕方であれば、それはすでに古典物理の世界でしか通用しないと思うのだが。

きっと、愛も証明されなきゃわからないのかも?
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証明されたなきゃわからない人は、証明されてもわからないと思う。



本当にわかるということは、論理プラス感性の結果なのだ。 少なくとも私はそう思っている。

頭だけ使っていても感性が鈍ってしまった人には、到底行きつけなくない境地かもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・

オフィスで、経理課のトップにいる女性が、こんなことを言っていた。

「経理課ってね、営業より下って思われてることが多いのよ。
営業は仕事を取ってくるから、会社を儲けさせてくれるけど、経理はカネ勘定だけだから、下だってね。」

「えええ~! それは大きな間違いだね。
むしろ、経理こそが会社の中枢を担っていると思うけど。 
カネの流れを知ることで全体を把握し、分析することができるのが経理だもん。」

「そう言ってくれると有難い~! 
でもね、ウチの会社のトップにいるヤツラ、分析結果をいくらデータや数字で示しても、理解できないんだよね。 
ほーんと、バカばっかし!」

「そーなの? それほど、ウチの会社の上はバカなん?」

「そ! バカだよ~! 裕福なおうちに生まれて一流大学だけは出てる人ばっかだけどね、分析力も無けりゃ、全体を把握する能力がないヤツラが多いんだよ。 従来どおりにやってるだけ。」



うーーむ、会社もまた同様なのだ。

末端の社員ならば、なぜ、この書類が回ってくるのか? なぜ、Aの場合とBの場合があるのか?の意味を知らなくっても、
仕事は回るだろうけど・・

会社の中枢にいる人たちが、彼女のいうようなバカだったら、いずれは傾くだろう(笑)


そう、会社もまた、他社や国、世界といった流れの中で、それぞれが関係しあって成り立っているものなのだから。

世界はそのように成り立っている(笑)

「そんな社会で出世するなんて・・アホくさ~と、私は30代でやっと気づいたわ。」と、彼女は言っていた。
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gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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