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8/15に戦争の歴史を考えてみた

8月半ばになると、終戦記念日のためか、やたら第二次大戦関連のものを目にすることになる。

広島の平和祈念式典の様子がニュース映像だとか、戦時中を舞台にした映画、ドラマだとか、もちろん、原爆の話なんかも。


こんなことは、ずーーと昔からあったことだったけど・・

学生時代の私は、
ああ、日本は広島・長崎に原爆を落とされて敗戦となったんだよな~。 
戦争で多くの市民も亡くなって気の毒だったよなあ~。


くらいの感想しか持たなかったのだけど、そのうち、だんだん歴史を知るうちに、思うことや考えることも変わってきた。


歴史の勉強といっても、もちろん学校の授業で学んだわけではない!
学校は良い成績を取るための勉強しかしてこなかったから。(笑)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

戦争の歴史にかかせないのは、やっぱりユダヤ人迫害の歴史が多く絡んでいるように思える。

そこで、あらためて、ユダヤ人の歴史をみていこうと思う。


★出エジプト

ユダヤ人の迫害の歴史は、紀元前13世紀の旧約聖書による「出エジプト」から始まっている。

私が知ったのは、チャールトン ヘストン主演の映画の「十戒」から。

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ここらへんのことは以前のブログ、ユダヤの謎と日本の起源(その1)にもアップした話だった。


この当時、一部のユダヤ人はエジプトの地で暮らしていたが、エジプト新王国による差別と迫害を受けていた。

やがて、予言者モーセが現れ、ユダヤの民を率いてエジプトを脱出。

その後、聖なるシナイ山の頂上で神ヤハウェとの契約をさずけられる。 
⇒ これがのちのユダヤ教へ ⇒ さらに、キリスト教とイスラム教へと繋がっていくことになる。



モーゼの死後、紀元前11世紀頃になると、建国を成し遂げ、後継者ダビデ王およびソロモン王の治世で、最盛期をむかえる。

それもつかの間、ソロモン王の死後、王国は北方の北イスラエル王国と、南方のユダ王国に分裂してしまう。

その後、

北イスラエル王国はアッシリア帝国に(紀元前8世紀)

ユダ王国は新バビロニア王国に(紀元前6世紀)



に征服された。


このとき、ユダ王国の人々はバビロンに強制移住させられたが、これがたしか教科書にも載っていた「バビロンの捕囚」

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*ユダ王国のユダヤ人たちがバビロンを初めとしたバビロニア地方へ捕虜として連行され、強制移住させられた事件のこと。


もちろん、全員が捕虜になったわけではなくって多数のユダヤ人が虐殺されている。

ここらへん、まるでアメリカ合衆国が先住民に行ったことと同じだよなあ~!


ところが、その新バビロニアもアケメネス朝ペルシャに滅ぼされてしまう。

新しい支配者のペルシャは、なかなか寛大な国だったらしく、納税を怠らず、謀反や反乱をおこさなければ、生活はもちろん、習慣や文化も保護された。


一方、アッシリアに征服されちゃった方は、死ぬまで過酷な奴隷としてこき使われて、そりゃ大変な目にあった。
なんといっても、アッシリアは歴史上でも、最も残忍な国といわれるくらいだから。

逃亡や反乱でも企てれば、見せしめに生きたまま皮を剥がされて貼り付けられたとか。

ペルシャの寛大さと比べると大違い!

ペルシャのユダヤ人たちは平和に暮らし、しかも、紀元前538年には、ユダヤ人はエルサレムに帰還することが許されたという。


彼らは帰還後、神殿を再建し、唯一神ヤハウェを信じるユダヤ教が成立した。

これ以降から、彼らはユダヤ人と呼ばれるようになったそうだ。
*それにしても、ヘブライ人、イスラエル人とも呼ばれたりして、ユダヤ人の定義は難しい。
宗教的要素と人種的要素の二つの面をもつわけだし~。



★イエス・キリスト受難

さらに、その100年後イエスが登場、そして、イエス・キリストの受難という流れ。

映画「パッション」を見てもわかるとおり、とにかく残虐極まりない殺し方。
あれほど苦痛を与え続けてじわじわと殺す方法がこの世にあろうか!ってくらいに。。。


しかも、イエスをローマ帝国に告訴したのはユダヤ教徒。 銀貨30枚でイエスを売ったユダもユダヤ人。
イエスを迫害し抹殺したのは、ローマ帝国でもヘロデ王でもなくって、ユダヤ人だった。

と、歴史上ではされている!

ここがまたのちの、ユダヤ人迫害にも繋がるらしい。


イエスの死後、キリスト教はヨーロッパで急速に広まっていったわけだけど・・313年、ミラノ勅令が公布される。

「正統派キリスト教」というものを決めて、正統派と認められれば、教会はしっかりと保証されるようになったわけだ。(何をもって正統? そこはまた政治が絡んでる)

キリスト教は完全勝利をおさめ、それに反動するように、ユダヤ人への差別と迫害がはじまった。


★ユダヤ人迫害&惨殺
中世に入っても、ユダヤ人への迫害はつづく。

1096年、聖地エルサレムはイスラム教徒の支配下にあったが、それを奪回すべく「十字軍」の遠征が始まる。

ところが、エルサレムを奪回した十字軍は、イスラム教徒だけじゃなくユダヤ人も虐殺しまくった。


ユダヤ教とキリスト教はともに旧約聖書を聖典とする同根の宗教のはずなのに~。

この後、ユダヤ人への差別や迫害は地球規模となり全時代におよんでいることがわかる。

1819年には、ドイツで「ポグロム」とよばれる大規模なユダヤ人迫害が起こっている。 その後、東ヨーロッパでも、ロシアでも。
ポグロム」はロシア語で、ユダヤ人にたいする略奪、虐殺を意味する。

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ヘプヘプ・ポグロムでドイツ農婦たちに農具で虐殺されるユダヤ人たち(ドイツ・フランクフルト、1819年)
ポグロム_wiki


その他、虐殺事件とまではいかないまでも、人種差別から出た事件は山ほどある。

1894年にフランスで起きたドレフュス事件は、歴史的にも有名なもの。
当時フランス陸軍参謀本部勤務の大尉であったユダヤ人のアルフレド・ドレフュスがスパイ容疑で逮捕された冤罪事件。


★ナチスドイツ
近年になって、歴史上もっとも有名なのは、ナチスドイツによるユダヤ人迫害。

もともとは宗教上の問題ではなく人種差別に過ぎなかったのだけど、

1850年代だったか・・フランスの外交官ゴビノーによって、人種的優劣を論じた「人種不平等論」が発表されて
その中で、アーリヤ人種の優越性を唱え、同時にユダヤ人はもっとも下劣だとか・・。

何を根拠に論じたのかはわからないんだけど・・科学的根拠があるはずもない。
そもそも、DNAの構造が解明されるは、それから100年後くらいだし~。

本といえば、もっと昔、

1543年に、マルティン・ルター(プロテスタント運動の創始者の一人)が『ユダヤ人と彼らの嘘について』というのを出している。

もちろん、どこに根拠があるんかい?と思うけど・・。


とにかく、ユダヤ人迫害どころか堂々と大虐殺の時代だった。

「夜と霧」はヴィクトール・フランクルがアウシュビッツ収容所での体験をもとに、1946年に出版され、既に歴史的な名声を得ている。

mans search for meaning


この本、昔ちらっと読んだことあったけど・・トラウマになりそうだった!
ある収容所長の奥さんだったかが、自分が殺したユダヤ人の皮を剥いでランプの傘を作ったとか。

これじゃあ、残虐極まりない古代アッシリア帝国にも決して負けてないよなあ。

この当時、ユダヤ人は人ではないのだから。 害虫といっしょ!

だから、子供だろうがなんだろうが惨殺してOK。  
それが社会通念にもなっていたような時代だったのだから。



それでも、そんな時代の中でさえ、ユダヤ人を救った人もいる。

有名なのは、スピルバーグの映画「シンドラーのリスト」にも登場した、オスカー・シンドラー。
ドイツの実業家で、単に安い賃金でユダヤ人を雇えるし経営アップ!を狙っただけだったともいうけど・・
その結果、リストのユダヤ人1200名の命が救われたという。

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また、杉原千畝(すぎはら ちうね)は、日本経由の通過ピザを数千枚も発行した人で有名になった人で、これも映画化されていた。



その他にも、名も知らないドイツの一般人であってさえ、ユダヤ人を匿ったり命を救った人だって多くいたことだろう。


戦場のピアニストという映画の中では、ドイツ人の将校が、ユダヤ系ポーランド人のピアニストをこっそり匿まう話だったけど・・

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これもまた実話をもとに作られていたという。

この当時、ユダヤ人に救いの手を差し伸べることが、どんなに危険なことだったか。
それでも、自分の命の危険も賭けて救おうとした人々がいたことも確かなことだったのだ。


★パレスチナから中東問題へ
まさに、ユダヤ民族とアラブ民族の仁義なき戦い。

なんだってこんなことになったのか?

事の発端はイギリスの2枚舌外交。

イギリスはオスマントルコが目障りで仕方がない!
なんとか、滅亡させて、ちゃっかり広大な領土を頂きたい!

そこで、1916年、イギリスのエジプト高等弁務官マクマホンとアラブの指導者フサインとの間に協定がかわされた。
アラブがオスマン帝国に反乱をおこす見返りに、第一次世界大戦後、イギリスがアラブ国家の独立を約束するよ~というもの。

そこで、アラブのベドウィンたちがロレンスと共に戦うことになる。
    ↓
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ここらへんのことは、アカデミー賞7部門を獲得した映画「アラビアのローレンス」を観ると、よーくわかる。
気の毒に・・ロレンスは何のために、戦っかったんだ~?


今度は1917年、イギリスはユダヤ人にも同じような約束をした。
バルフォア宣言だった。
パレスチナにユダヤ人国家の建設をしてもいいよ~というもの。

イギリスは、このユダヤ人国家をとおしてパレスチナに支配力を保持しようとしたのだろう。

それにしても、見事なまでのダブルブッキング!



こりゃ、どうみたって平和にすむはずがない。 

だって、ユダヤ人とアラブ人の根幹をなすものは、当然、ユダヤ教とイスラム教。
バリバリの一神教だ。 他の神は許さない!

神が悪魔か、善か悪か、勝利か敗北か、完全な二元論が支配する世界に突入しちゃったというわけ。


このようにして、イギリス(フランスも絡んでたのだが・・)の二枚舌計略で、オスマン帝国も滅亡させられちゃったわけだけど・・

オスマン帝国下ではイスラム教という大きな枠があるとはいえども多種の宗教が許容されていたそうだ。

各種民族が生活していて、また、言語も多種にわたり、アラブ語、ベルベル語、コプト語、シリア語も使われてたし、
宗教も、ムスリムが大部分だったけど、スンナ派、シーク派もOKだったし、エジプトのコプト教徒、レバノン周辺のマロン派、シリア北部からイラク北部にはネストリウス派、東方キリスト教諸宗派、正教徒、アルメニア教会派、カトリック、プロテスタント、ユダヤ教徒など。



ぜーんぶ、この1つのアラブ圏で生活を営んでいたのだった。

少なくとも、オスマン・トルコの時代だったときの方が、ずーーと平和だったはず。

キミらを独立させてあげるし国もあげるよ~!なーんて、甘い言葉にさえ乗せられなければなあ。


この対立の原因は、人種的、宗教的なものではなく、政治的なものが原因だったといえるだろう。

そんなわけで、今では、イスラエルとアラブ諸国の生存をかけた戦いに発展し、

これに、アメリカがイスラエルを支援してアラブ諸国と対立する構図があるのが現代。
ハイテク兵器をせっせとイスラエルに流し、ユダヤ人は最新兵器でパレスチナ人に対抗する。
ハイテク兵器を持たないアラブの組織がテロ的行動に出ることとなる。


★イスラエルという国

強力な後ろ盾、アメリカがついててイスラエルは安泰か?
というと・・そうでもなさそう。

イスラエルという国、ユダヤ人国家という1枚岩ではないから。

ご存じのように、アシュケナジー系ユダヤ人と、スファラディ系ユダヤ人という2種類のユダヤ人のいる国。


ロシア、ポーランドを中心とする東欧系ユダヤ人(アシュケナジーム)とその子孫で、白人系

中東と北アフリカのアラブ諸国から難民として流入してきたユダヤ人(スファラディム)で、有色人種系


ただし、同じスファラディムであっても、その出身国は、北西アフリカ、モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、イラク、イラン、イエメン、シリア、インドなど広範囲にまたがっており、決して一つの共同体というわけではない。

これまた、厄介なとこ。

同じユダヤ教徒のはずだけど、シナゴークも違えば、その教えも違う。


政府のトップ機関はアシュケナジー系に占められていて支配層が多く、スファラディ系は一段低くみなされている。

ところが、スファラディー系の方が、圧倒的に数が多いので・・いつまで抑え込めるかはわからない。
実際に、大統領の暗殺事件やら、物騒なことは山のように起きている国なのだ。

スファラディムの保守党は祖国愛の強いナショナリストであることが多いため、彼らはアメリカの言うことを聞かないのに対し、

リベラル派であるイスラエル労働党の方は、アメリカ(とくにアメリカのユダヤ人=政治家が多い)の言うことをよく聞く(笑)


つまり、内部分裂があるわけで・・物騒なこと、この上もない!


そこで、アシュケナジー系ユダヤ人の間では、イスラエル社会へ幻滅して、またも欧米に移住してしまう者も増えているそうだ。
欧米から移住してきたにもかかわらず・・だ。(貧乏人の多いスファラディ系はなかなか移住できない)


★グローバリスト・ユダヤ人

今のアメリカに住むユダヤ人たちのうち、金融財界人や学者、官僚になった人々は、そういった一部の人たち。

彼rはアシュケナージでもなければ、スファラディでもない。
なずけて、グローバリスト・ユダヤ人

彼らは、『わが愛する祖国と大地』を持たない人たち。 
そんなものは、どーでもいいと思える人たちだ(笑)

だって、グローバリストなんだから!

祖国に対する愛国主義も持たないし、必要とあれば、その土地に合わせて宗教だって自在に改宗できちゃう。

世界中のすべてが彼らの移住地であり、

彼らの目的はただ1つ、世界を自分たちの能力で管理してゆきたいと考えている人たちだ。

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オーストラリアではトップ7人の大富豪のうち5人がユダヤ人だとか

まあ、グローバルユダヤ人、グローバル戦略の先駆けだったロスチャイルド兄弟だろうなあ~。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ずーーと迫害され続けたユダヤ人、

そして影で糸を弾いて、戦争を仕掛けるのもユダヤ人だったりする(グローバルユダヤ人だけど)

キリストもユダヤ人、キリストを迫害したのも処刑したのも、キリストを売ったのもユダヤ人だったかのように。

これが、どのように日本にも関わってくるのかは、次回のブログにアップすることにする。
(長くなるんで・・)



最後に1つ、

夜と霧のヴィクトール・フランクル、彼は第二次世界大戦下でナチスの強制収容所に送られ、家族を無残に殺され、自身も生死の淵から奇跡的に生還した実存主義の心理学者だった人だ。

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その彼がその過酷な人生を振り返ってなお語った言葉が印象的だった。


「それでも人生にYESと言う」


どんなに悲惨で逆境に満ちた人生が与えられていても、恨みや怒りや悲しみさえもを乗り越えた人の言葉だ。

人生を肯定する言葉だ。

Say yes to life in spite of everything.

<<続く>>
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スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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