きょう、ホセ君は、お父さんのお葬式に出かけています。
病院で長患いをしていたお父さんは、先週他界してしまいました。。。

日本と同様、お通夜は前日にすませ、故人を偲んだあと、翌日はお葬式、そして墓地まで参列者全員で、のろのろと車を連ねていくところは・・ちょっと日本の習慣とは違うはず。
南部では、マーチバンドが、派手なディシーランドジャズなどを奏でていくらしいが、LAでは、霊柩車の後に、ただ車を連ねていくだけ。
今頃は、ホセの車も、そんな中の一台なんだろう。
.....................
.....................
先週のこと、ちょうど、お父さんの危篤の知らせが届いてすぐ、病院にかけつけたホセだったが、
最後まで、お父さんの意識は戻らず、そのまま他界してしまったそうだ。
日頃から霊能力ばっちりのホセは、病院の集中治療室の中で、壁にへばりついている多くの幽霊たちを見て、ものすごく消耗してしまったようだ。
亡くなったお父さんは、どうなるんだろう・・と心配しつつ、家族と共に、両親の家に着くと、
なんと、死んだお父さんは、ちゃっかり、家に戻っていた!
それも、にこにこと嬉しそう。

ずっと病院に寝たきりで、家に帰りたがっていたので、家に戻ったことが、すっごく嬉しいらしい。
また、歩けなくなっていた足まで、ちゃんと治って、歩いてる。しかも、若返って元気いっぱいの顔。
ホセには、まるで生きている人のように、くっきりと見えたらしい。
「亡くなったばかりの人って、なんだか知らないけど、くっきり見えるんだよね~。そんで、だいたい50日くらいを過ぎると、だんだん薄くなって見えなくなっちゃうんだ。」・・とホセ。
(だから、49日というのがあるのかもしれない。だいたい、そのくらいは現世に留まって、それから別の世界に旅立って行くんだろうなあ。)
残念ながら、ホセ以外は、誰もお父さんの姿を見ることが出来ず、みんな落ちこんで、すすり泣き状態だったようだ。
「だめだよ!お父さんは、帰ってきてるんだから、みんなでパーティーしようよ。
みんなで、お父さんのために、今夜は大騒ぎするんだ!」
そこで、飲めや歌えの大騒ぎとなった。
ホセは、お父さんのテーブル席に、大好きだったワインとスシを置いた。
みんなでワイワイ騒ぎ、しゃべりまくり・・・お父さんは、嬉しそうに聞きながら、しきりに頷いていたそうだ。
...............................
ホセのお父さんのように、一生懸命に生きて死ぬって事は、幸せなことかもしれない。
死は、残された人には寂しいけど、死者にとっては、新しい旅立ち、門出なのかもしれない。
不幸か幸せかなんて、結局、本人でしか、わからないものだ。
「じゃあ、あの病院の壁にへばりついていた幽霊さんたちは、行くところが無いのかなあ?」
「たぶん、そうかもしれない。また、不意に亡くなってしまって、自分が死んだことさえ理解できないか、否定してしまっていて、そこに留まっちゃうのかもなあ。」
帰る場所があるって事は、つくづく、ありがたいことだ。
心配してくれる人、待っていてくれる人がいるってことも、本当にありがたい事だ。
人は、ただ一生懸命生きて、幸せな死に向かうべきなのかも。
ホセのお父さんは、ずっと病気がちで辛かったはずなのに、すっごく幸せな人生だったんだろう。
そうでなくちゃ、あんな幸せそうな笑顔、出来るわけないもん。
もちろん、私は見たわけじゃないけど・・なぜか、見えた気がするんだよね。。。
病院で長患いをしていたお父さんは、先週他界してしまいました。。。

日本と同様、お通夜は前日にすませ、故人を偲んだあと、翌日はお葬式、そして墓地まで参列者全員で、のろのろと車を連ねていくところは・・ちょっと日本の習慣とは違うはず。

南部では、マーチバンドが、派手なディシーランドジャズなどを奏でていくらしいが、LAでは、霊柩車の後に、ただ車を連ねていくだけ。
今頃は、ホセの車も、そんな中の一台なんだろう。
.....................

先週のこと、ちょうど、お父さんの危篤の知らせが届いてすぐ、病院にかけつけたホセだったが、
最後まで、お父さんの意識は戻らず、そのまま他界してしまったそうだ。
日頃から霊能力ばっちりのホセは、病院の集中治療室の中で、壁にへばりついている多くの幽霊たちを見て、ものすごく消耗してしまったようだ。
亡くなったお父さんは、どうなるんだろう・・と心配しつつ、家族と共に、両親の家に着くと、
なんと、死んだお父さんは、ちゃっかり、家に戻っていた!

それも、にこにこと嬉しそう。


ずっと病院に寝たきりで、家に帰りたがっていたので、家に戻ったことが、すっごく嬉しいらしい。
また、歩けなくなっていた足まで、ちゃんと治って、歩いてる。しかも、若返って元気いっぱいの顔。

ホセには、まるで生きている人のように、くっきりと見えたらしい。
「亡くなったばかりの人って、なんだか知らないけど、くっきり見えるんだよね~。そんで、だいたい50日くらいを過ぎると、だんだん薄くなって見えなくなっちゃうんだ。」・・とホセ。
(だから、49日というのがあるのかもしれない。だいたい、そのくらいは現世に留まって、それから別の世界に旅立って行くんだろうなあ。)

残念ながら、ホセ以外は、誰もお父さんの姿を見ることが出来ず、みんな落ちこんで、すすり泣き状態だったようだ。
「だめだよ!お父さんは、帰ってきてるんだから、みんなでパーティーしようよ。
みんなで、お父さんのために、今夜は大騒ぎするんだ!」
そこで、飲めや歌えの大騒ぎとなった。
ホセは、お父さんのテーブル席に、大好きだったワインとスシを置いた。
みんなでワイワイ騒ぎ、しゃべりまくり・・・お父さんは、嬉しそうに聞きながら、しきりに頷いていたそうだ。
...............................
ホセのお父さんのように、一生懸命に生きて死ぬって事は、幸せなことかもしれない。
死は、残された人には寂しいけど、死者にとっては、新しい旅立ち、門出なのかもしれない。
不幸か幸せかなんて、結局、本人でしか、わからないものだ。
「じゃあ、あの病院の壁にへばりついていた幽霊さんたちは、行くところが無いのかなあ?」
「たぶん、そうかもしれない。また、不意に亡くなってしまって、自分が死んだことさえ理解できないか、否定してしまっていて、そこに留まっちゃうのかもなあ。」
帰る場所があるって事は、つくづく、ありがたいことだ。
心配してくれる人、待っていてくれる人がいるってことも、本当にありがたい事だ。
人は、ただ一生懸命生きて、幸せな死に向かうべきなのかも。
ホセのお父さんは、ずっと病気がちで辛かったはずなのに、すっごく幸せな人生だったんだろう。
そうでなくちゃ、あんな幸せそうな笑顔、出来るわけないもん。
もちろん、私は見たわけじゃないけど・・なぜか、見えた気がするんだよね。。。
