ルドルフ・ヴァレンチノと天然石の話

呪われた宝石、ホープダイヤモンドは有名だけど、アメリカに、呪われた指輪があることをご存じだろうか?


きょうはそれを紹介してみようと思う。

それは、ルドルフ・ヴァレンチノの指輪

誰、それ?

という方も多いかもしれない(笑)

 この人
  ↓
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Rudolph Valentino、本名:Rodolfo Alfonso Raffaello Piero Filiberto Guglielmi di Valentina d'Antoguolla)フルネームはやたら長い。
(1895年5月6日 - 1926年8月23日)
サイレント映画時代のハリウッドで一世を風靡した俳優

ホモセクシュアルだったという噂もある人だ。


イタリア出身で父はイタリア人で母はフランス人だったそうだ。
若くして父を失い希望する軍隊にも入れなかったことから、フランスに渡りダンサーをしていた時期がある。
1913年、18歳のときにアメリカ、ニューヨークに渡り、主にタクシーダンサーをしながら生計を立てていた。

移民はみんな苦労した時代だったのだ。

タクシーダンサーというのは、まあ、日本風にいえば水商売(笑)
ダンスホールで、ダンスのお相手をするお仕事だが、チケット制で時間が決められていて、客はそのチケットを買わなければならないというシステムになっていたそうだ。

チケットさえ買えば、誰でも何度でもダンスのお相手をしてもらえるので、まるでタクシーみたい!ということで、タクシーダンサーを呼ばれたとか。



当然ながら、男も女も美形でダンス上手であることが条件だったことだろう。
彼もまた、アルゼンチンタンゴの名手とまで呼ばれてたそうだ。


ところが、ある事件をきっかけに彼は、1917年、西海岸のハリウッドに移ることになる。

ルドルフのダンス・パートナーと不倫関係にあった男性がその妻に撃たれるというような事件だったみたいで・・・まあ、夜の世界にはありがちな事件かも。


当時のハリウッドといえば新しい街、そしてサイレント映画まっさかり。

彼もまた、ダンスの腕を買われてサイレント映画に出演することになり・・

そのうち、脚本家や有名女優に引き立てられて出世街道を歩むことになる。
そして、あっと言うまに多くの女性ファンを掴んでしまう。

超・ビッグなスターになってしまった。


当時のアメリカ女性は、エキゾチックな雰囲気がある美形男性にメロメロ傾向だったみたいだ。
(今でもその傾向はあるみたい・・ただし東洋人は問題外、早川雪舟さんだけは例外だったけど。)

イタリア人とフランス人のラテンの血を受け継ぎ、黒い髪に切れ長の目、ミステリアスな雰囲気、しかもアルゼンチンタンゴの名手とくれば・・

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そりゃ~、ご婦人方はたまりませんね~。

役どころも、アラブの族長(シーク)、スペインの闘牛士、ロシア貴族などといった、エキゾチシズム満載のものが多かったようだ。


もっともこの時代の主流の映画は、前回のブログにも書いたようにメロドラマ系が多い。


こんなアラブ人いるわけないだろうに~と思ってしまうのだが・・・ストーリ設定によると、
実は砂漠で拾われたスコットランドの伯爵の血を引く人物だったのだ!ってことになってる(笑)


当時の白人優位主義が見え見え。

まあ、そうゆう時代だったわけだからね~。


1920年、ビッグなスターになった彼が、ある日、サンフランシスコのジュエリー・ショップに立ち寄る。
(正確には・・ジュエリーショップ、質屋、骨董屋だったか、さまざまに書かれているのでよくわからないのだが・・。)

そこで、彼は、ある指輪に目が釘ぎづけになってしまった。

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(実際にこの指輪だったかどうかも不明なのだが・・)

どうしても欲しい!

ところが、店主が言う。

「あの・・実は、これは呪われた指輪というジンクスがあるのですが、よろしいでしょうか?」

なかなか親切な店主だ(笑)


でも、気に入っちゃったし、もう手放せない!!

当然ながら、彼は即購入。

1922年、The Young Rajah(ヤングラジャー)という映画は大コケ。
その後彼は2年間、映画から遠ざかることになる。


今までこんなことはなかったのに~。
ひょっとしたら・・あの指輪のジンクスのせいか?


そう思った彼は、しばらく指輪をはずしていたという。


ところが、

The Son of the Sheik(日本名:熱砂の舞)という映画の中で、彼はこの指輪を小道具として使いたいと提案したそうだ。
(画像を検索してみたけど・・どのシーンで使われたのか? どの指輪だったか不明)


1926年に、その映画のプレミアのとき、彼はその指輪をつけて出席。

そして・・ニューヨークのホテル・アンバサダーにて、彼は突然倒れてしまったのだ。

最初は虫垂炎と診断され大事に至るものではなかったらしいが、潰瘍? がん性腹膜炎? 
(よくはわからない・・。)
とにかく感染症を引き起こし、結果的に他界してしまった。


1926年、8月23日 31歳だった。


彼の死を知ったファンは、ものすごいことになった。

彼の葬儀会場の外には10万人が集まり、二人の女性ファンは病院前で自殺を図るし、ロンドンやパリでも後追い自殺者があったという。

ニューヨークで死去した彼はハリウッドに移送され、今なお、ハリウッド・フォーエバー墓地で眠っている。

彼の死後、毎年命日になると、黒いドレスに身を包んだ美女が1本の赤いバラを持ってセメタリーに現れたという。
実は、これは話題性を狙ったパフォーマンスだったと言われてるけど、その後も、それをマネた女性が毎年現れたそうだ。

いやはや、これほどの人気人物だったってことだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、呪いの指輪の話はここからだ。


まず、その指輪の行方を追ってみると、

最初に彼の遺品の指輪を受け継いだのは、彼の当時の恋人だったポーラ・ネグリ(Pola Nergi)

この人も有名な女優さんだ。
    ↓
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指輪を受け継いだあと、急に重病に陥ったという。
しかし、彼女は運よく生還し、それを後の恋人、ラス・コロンボ(Russ Colombo)に譲ったのだ。

シンガーで俳優、しかもバレンチノによく似ているといわれた人
   ↓
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ところが、その数日後、彼は友人の一人の撃ち殺されてしまう。
なんともミステリアスな事件で、故意に起こした殺人ではなく不幸な事故だっとか?
(真相は不明)

次に指輪は、コロンボのベストフレンドだった、ジョー・カシーノ(Joe Casino)に譲られた。

彼はジンクスを気にしたせいか指輪を絶対に触ろうとせずに、ガラスケースに入れて保管していたそうだが・・
最終的には、バレンチノ博物館に譲ろうとして触れたところ、その1週間以内にトラックにはねられて死亡。


やれやれ、なんとまあ不幸な人だ!

次は、

Casinoの兄弟、デル(Del)
彼は、ジンクスなんて全~然気にしないタイプで、実際リングをつけていたし、またバレンチノのコレクターに貸したりもしていたそうだ。

「やっぱりなあ・・呪いはただの気味の悪い偶然が重なっただけだったのだろう」・・・と人々が思うようになった頃のことだった。

デルの家に泥棒が入った。
ジェームズ・ウィリス(James Willis)という男が、まさに、その指輪を盗んでいるとき、警官が飛び込んできて威嚇射撃をした。

しかし、なんとも運悪くその弾丸が彼に命中、射殺されてしまった。


指輪はその後、さまざまな人の手に渡った。


そして、その後のこと
ルドルフ・ヴァレンチノの伝記映画が作られることになった。

彼とよく似た、元スケート選手だったという、ジャック・ダン(Jack Dunn)が主演を獲得するためにスクリーンテストに向かった。
そのとき、彼はヴァレンチノの服を着こんで、例の指輪もつけて臨んだのだが・・その10日後、急に病死。

実に珍しい病気で、ツラレミア(tularemia)という血液疾患だそうだ。
日本語で調べたところ、野兎病(やとびょう)と言うらしい。
   ↓
野兎病

ジャックは、ハンティングが趣味だったようで何度も、野兎を素手で触っていたので感染したのではないか、といわれている。
まだ、21歳の若さだった。


その後、指輪は ロサンゼルス銀行の貸金庫(Los Angeles bank vault)に保管された。
(これは、現在のBank of Americaのことだろうか?)


その1年後、銀行に強盗が入り約20万ドルを盗んで逃走したのだが、強盗団は警察の捜査網にかかってあっけなく逮捕。
終身刑を宣告された強盗が、「もしも、あの金庫に金以外に何が入っていたか知っていたら、他の銀行を襲っただろう。」
と言い残したという話がある。


さて、そこの貸金庫は、2回襲われ、火事が1回、キャッシャーのストライキが1回あったそうだが、今でも、あの指輪は保管されているのだろうか?

それとも、別のどこかに?

・・・・・・・・・・・・・・

以上が指輪にまつわる話なのだが、むろんこれだけじゃない。

ルドルフ・ヴァレンチノの幽霊が出現する話も多く残されていて、

多くの南カリフォルニアのホテル
the Musso and Frank Grillのトイレだとか・・・
DeLongpre Parkの怪事件だとか・・・

もっとも、ロサンゼルスの古いホテルやビバリーヒルズあたりではさまざまな幽霊証言が多く存在する。
マリリン・モンローの幽霊がよく出現するホテルというのもあるし~。
珍しい話ではないのだ。



当然ながら、彼の豪邸Falcon Lairでは、風もないのにドアが開くとか足音を聞いたり・・人影を見たりするのが頻繁に起こったそうだ。

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ところが、彼の愛犬のケイバー(Kabar)はそれが当然のようにふるまい、まるで彼が今でも生きているかのように振舞っていたとか。
(彼は愛犬家で常に何匹も犬を飼っていたそうだ。)

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ケイバー(Kabar)の死後、ペットセメタリーに埋葬されたのだが、なんとケイパーの幽霊話までもある。

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最初に言ったように、呪われた宝石というのは世界中によくある話なのだ。

得に有名なホープダイヤモンド
    ↓

ホープダイヤモンドは、ヒンドゥー教の寺院の女神像の目にはめられていた宝石で、それが盗まれ、あまりにも美しい希少なブルーダイヤモンドだったために、フランスの王家に渡り、崩壊後イギリスに渡った、何世紀にも渡るような、実にいわくつきなシロモノだ。



おそらく金額をつけられないほどの高価な品でもある。
しかも、巨大なブルーダイヤモンドに紫外線が当たると赤い光を発するという、実に希少なもの。

当然、多くの人々を魅了したことだろう。


いわくつきの石というのは、ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ・・といった高価な石がほとんどなのだ。


ところが、ルドルフ・ヴァレンチノの指輪の石は、どうみたって宝石ではない。
ただの天然石!


上の写真をみたところ、(もっともあの写真が確実に本物かどうかも定かではないけど・・)、なんとなく、タイガーアイのような・・
それも、きれいなシャトヤンシーの入ったもののようで、銀細工の部分を見るとなかなか見事だ。
    ↓
シャトヤンシーとは


おそらく、これを見る限りでは、当時のインディアン・ジュエリーのようだ。


しかし、宝石ででもないわけで、当時のインディアン・ジュエリーとならば今ほど高価な値がつくものでもなかったはずだ。
まして・・ターコイズではなかったわけだし~。


どうみたって、超リッチな人物が手に入れたがるようなシロモノではないのだ。
おそらく、現代の我々でも買えそうな値段だったかもしれない。

なのに・・なぜ、彼はそこまで惹かれたのか?


かなりな思い入れがあったのは確かだろう。

悪いジンクスがあるシロモノと聞いてたにもかかわらず、そして実際に映画が大コケしてしまったあとでさえ、
今度は、映画の小道具としてまで使いたがったわけから。

たぶん、並大抵の思い入れではない。



その後、彼の指輪を受け継いだ人々も多くの不幸に見舞われる。
(もちろん、ただの不幸な偶然が重なっただけって見方もあるので、そこは人それぞれ。)

そして、不幸に見舞われても無事だった人もいれば(ポーラ・ネグリは重病に陥っても助かっている)、たった一人だけ、なんともなかった人もいた(Casinoの兄弟、デルは身に着けてもなんともなかった)。
だけど、デルの家に入った泥棒は不幸にも射殺されてしまったんだった。


悪いもの(呪われたもの)を入手してしまうときには、通常、二つ考えられている。
    ↓

◆禍々しいものに引き寄せられてしまった。
◆運勢が下降線になっているとき、それに同調して禍々しいものを引き寄せてしまう。




だいたいにおいて、いわくつきの品物を持つとあまり良い結果にはならないものだが・・
もちろん、そんなものはモノともしない平気な人だっているってことだ。


そうゆう人は、自分の気の方が禍々しい気よりも、はるかにパワーが強いのかもしれないなあ(笑)


怖がってガラスケースに入れて保存するなんてのは、すでに負けてる気がする(笑)
だったら、はじめから入手しない方がいいんじゃないかなあ。。。


手作りのものはすべてにおいて作った人の気が入る・・・と私は思っている。
長年にわたって持ち主が変われば、多くの持ち主の気も込められていくことだろう。

それは良いものを引き寄せることもあるだろうし逆もあるはず。


俗にいわれることだが・・

お買い物をするときは、自分が最高に気分が良い状態で出かけること。

特に質屋や骨とう品店でのお買い物ならば、なおさらだと思う。


・・・・・・・・・・・・・・

一世を風靡した大スター、ルドルフ・ヴァレンチノ
この指輪のエピソードが、なんだか私には印象的なのだ。


参考
The Life, Death, Afterlife, and Curse of Rudolph Valentino

Haunts of the Sheik Spirited Remnants of Valentino

Rudolph Valentino

ラリマーとラブラドライトのブレスレットから

ラリマーという石は、日本では人気のある石だとか。

実は3か月ほど前だったか、ブレスレットの依頼があって、ラリマーを入れたブレスを作ったことがあった。
その方からの事後報告のメールをみて・・ちょっとびっくり!

このブレスがすごく働いてくれたのが実感できた。
結果的に10年付きあってきた彼と別れた!


・・ということだった。

え? 別れたって?

別に、彼と別れさせて欲しい!という願いを込めたブレスレットではなかった。


この依頼人は女性で、相手の方をとっても愛しているし、すでに10年もお付き合いをしているらしい。
もちろん、このまま長く一生つき合っていきたいと思っている。

ただ、たまに・・ふと疑問に思うことがあるという。

私たちは本当にこのままでいいのだろうか?
ひょっとしたら、お互いに別の道へ進む時期がきているのではないだろうか?
それとも二人でいながら、別の道を目指すべきなのか?

自分が生まれてきた本来の使命、役割を教えて欲しい。
それに従って行きたいと思っているから。



というのが、ブレスレット製作にあたっての依頼だった。

そこで、私が考えたのは、ラリマーラブラドライトを中心としたブレス。
それに、クンツァイトを加えたものだった。

ちょっと画像が良くないんだけど・・こんな2連のブレス
      ↓
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なぜ、ラリマーとラブラドライトなのか?

ここで、天然石のスピリチュアル的な働きをみてみると、
注: これらの石の働きはすべて、古代の文献や言い伝えから来ているものが多い

ラリマー
有名なヒーリングストーンでもあり、愛と平和を司る石、そして浄化の石、とされているのは周知の事実。
もちろん、その通りなんだけど・・ここで私が注目したパワーは、それよりも、”変化” を司る石。

●自分で目標をみつけられる
●新しい環境にジャンプできる
●好奇心を刺激し、創造性やインスピレーションを高める

●潜在意識下でのネガティブ意識を排除して愛と理解へ導く。
ここでの愛は、必ずしも個人間というだけではなく、人種、環境などを超えたもっと大きな人類愛も含む。



ラブラドライト
一般的に言われているのは、創造力を必要とするアーティスト向きの石

●霊的能力のアップ
●想像性、直観力、洞察力のアップ
●潜在意識、魂レベルに働きかけて進むべき道を示す

抑圧されたもの、内在するネガティブエネルギーをクリーンにしてくれるという働きもある。



そこで、ラブラドライトを引き金にして本来の魂レベルに働きかけてラリマーによってその方向へ自然に導く、という石の構成を考えたのだった。
しかも、ラリマーもラブラドライトも持ち主を癒し霊的防御という働きもあるので、持ち主にストレスをかけることはないだろうし、

クンツァイトは持ち主とぴったり合う石でもあり、他の石とも相性がいいので、持ち主と石を繋ぐクッションとして使ってみた。

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クンツァイト・・愛を司る石とされている。
他にも愛の石として有名なのはローズクォーツなどがあるが、クンツァイトの場合は、他者への慈愛という意味合いが強い。
まるで観音様のように、人々に愛を伝える石。



さらに、相手の方にも、ラリマーとラブラドライトを用いた同じコンセプトのブレスレットを作った。

お互いに別れていったということは、天然石のパワーが見事に働いたということだろうか?

それはもう、持ち主が実感すること以外は図りようもない。



この方が言うには、

たしかに別れは寂しいけど、それでも自分の道を歩んでいけるということはとっても良かったと思っています。
彼もまた、同様に感じていると思います。


ということだった。


好きな人と一緒にいれば、なかなか心情的にも、離れて暮らすこと、別の道に行くことなどは難しいだろう。
また長年二人で培ってきた安堵感を超えてステップアップするには、大きな勇気もいることだし不安もつきまとう。

だからこそ、なかなか決心がつかない・・ということもある。

石にはそれをバックアップしてくれるパワーがあるということだろうか?

ふーーむ。

今さらながら思ってしまう。


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石は大昔から、人々に神聖なパワーがあると信じられ、多くの場面で使われてきている。
旅の安全や身を守る石としたり、神に豊作や豊穣を祈る際に使用したり、神との交信や、病気の回復や療養のための石であったり・・さまざまな石が使われてきた。


聖書など古典文献にも登場するし、古代エジプト、古代中国、古代イスラム諸国でもパワーストーンは何らかのかたちで聖なるものとされてきた。

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先日のブログ記事でもアップしたけど・・ツタンカーメン王のスカラベの飾りがリビアングラスだったように。
   ↓
黄金虫らしき虫を発見して古代エジプトの神を調べてもまだ決心がつかない

リビアングラスには、復活・新生、神通力、魂の旅へいざなう、というような意味があるそうだから、聖なるスカラベに使われたのも、ちゃんとした意味があり、思いが込められていたことだろう。

もちろん日本でも神聖なものとして、古代より、翡翠、水晶、瑠璃などは特に使用されていた。

とくに、王族や貴族たち、時の権力者たちは、高品質なものを磨き上げて宝石として用いてきたわけだし、それを権威の象徴としても使ってきた。

しかし、王族・貴族だけではなく、どうやら一般庶民も使っていたようなのだ。
身を守るお守りとしたり、呪いのときに使ったり、またある時は、石を粉にして薬として使ったり。

もちろん、それは自分の地域で入手できる石に限られていたことだろう。
たとえば、ネイティブアメリカンたちが、ターコイズを多く使用したのは、彼らがその産出地に住んでいたからだし、そしてターコイズが大きなパワーを秘めた石だったからに他ならないだろう。

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面白いことに、いつ頃からか日本では天然石ブームになり、「パワーストーン」なんて言葉まで生まれてしまった(笑)
1990年後半?ごろだったのかなあ?

それまでは、天然石と言えば宝石、それ以外は、宝石になれない価値の低い石で、せいぜい、半貴石なんて呼ばれていたようなものだったのに。


「スピリチュアル世界」なんてのがブームになってくると、
ヒーリング、フラワーエッセンス、霊感アロマ、オーガニック自然食なんて言葉も耳にするようになったたし、

今まで価値がなく見向きもされなかった石でさえ、「天使や神のメッセージを受け取れる石」なんてキャッチフレーズで売れるようになったとか(笑)

んなわけないだろ!
石を持っただけで、天使や神のメッセージが受け取れるくらいなら、そりゃ、みーんな霊能力者だ!
(笑)


そのうち、高品質という言葉を多く目にするようになった。
特に日本人は品質にこだわるといわれているからね~。

グレードをつけて、Aグレード、Bグレードなんて具合に。
日本のパワーストーンサイトでは、Aを5個もつけた、AAAAAグレードとか、SA(スペシャルのAって意味だと思う。)なんてグレードまでつけている商品も多い。

消費者がそこまでグレードにこだわるせいなのか、それとも、販売者がグレードにこだわらせて買わせようとする意図があるのか、そこはわからない。

不純物が混じっていない石、透明度、色合いなどが、グレードの基準になるのはよーくわかるけど・・そもそも天然石ってのは、長い年月をかけて出来上がったものだし、自然の中から掘り出されるものなんだから、不純物が混じってる方が当たり前。

魚の白身部分だけを食べて、皮や頭や尻尾部分を捨てるのと同じって気がしてくる。

それでいいのか?


また、グレードにこだわる余り、今度は多くの偽物も出回るようになる。

とくに、希少価値が高くて値段の張る石には偽物オンパレードだ。
そのうえ人気があるとなれば・・もっともっと、偽モノ石が出回ることになる。

パワーストーンでいえば・・特に、ターコイズ、ラピスラズリ、ラリマーなどかなあ。


ちなみに、ラリマーの原石は、こんなものだ
   ↓
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原産地ドミニカで、海のように淡いブルーでうっすらとした白い波を思わせるようなもので、しかも不純物が無く透明度のある原石が最高なんだけど・そんなのをみつけるのは至難の業。
もともど産出量が少ない上に枯渇してきているし、最高品質のラリマーは全体の3~5パーセント程度しか採れないという。

10㎜玉一粒でさえ、ン万円もすることになるだろう。

もちろん、お金に糸目をつけないコレクターならば、そういった逸品を探し求めるのも悪くない。
だけど、一般庶民ならば・・また、石のパワーを目的とするならば・・なんでそこまで高品質にこだわるんだろう?

と、私は思ってしまう。


私が入手する石は高品質にはこだわらない。(実際、私がこだわれるような立場でもないし、そもそも宝石商ではないからね~)

そのため、私が入手したラリマーは黒や茶の部分も混じっているしブルーよりも白っぽいものさえある。

おそらく、日本のパワーストーンショップでは、BとかCグレードの粗悪品とされるのかも(笑)


しかし、私自身は本物・天然物でさえあれば・・パワーは変わりないと思っているし、また、そういったものの方にこそ、まさに自然な風合いの愛着を感じてしまう。 つまり、そっちの方が好きなのだ(笑)


結局のところ、それぞれの人が何に価値を見出すか!ってことなのだろう。


価格というものは基本的に需要と供給バランスで出来上がっているわけで、

◆有名人が身に着けていたことで価値があがった石(ラリマーも・・そうらしい。)

◆あるヒーラーが素晴らしいといったことで価値が跳ね上がってしまった石(アゼツライトとかシャーマナイトとか)

なーんてものある。

アゼツライトなんて、もともとは濁った水晶の仲間で、ぜーんぜん価値なんてなかったのに~(笑)
そもそもアゼツライトなんて命名すら、なかったはず。。。


そもそも、パワーストーンというのは、その人が一番必要とするときに必然的にやってきてバックアップするものかもしれない。
ふと、最近は、そんなことを思うことも多い。

たとえば、恋人と別れたという私の依頼人のケースにしても、

●もともとは、彼女の心の中にくすぶっていたこと(恐らく、彼の心の中にも・・)
●なぜか私に依頼がきた
●私が考えた石の構成
●たまたま、その石のすべて私が入手できたこと(いつも、すべての石が入手できるとは限らない)
●彼女の潜在意識をくみ取って石が働いたこと


といった一連の偶然は、もともとは彼女の無意識のパワーが呼び寄せたことかもしれない・・なーんて、これはいかにもスピリチュアル的思考かもしれないけどね。

なんとなく、今までの経験上、

依頼人が第六感(霊感?)がより働く人で、真摯に物事を願っている場合(利己的望みが強い場合はあまり働かない)は、より石も働くという傾向があるように思う。


つまりは、依頼人が無意識ですべてを選び取った結果なんじゃないだろうか?

石の選択も、また、私に頼んだことさえも・・、そして私がその石を選んだこともさえも。



パワーストーンに何かを願うならば、また、その働きを最大限に活用したいと思うならば、心をまっさらにして真摯に願うこと。

たぶん、これだけなのかもしれない。
古代の人々のように。


ついでに、もうひとつ、注意事項をあげるとするならば・・

すべてのパワーストーンが味方だと思ってはいけない!

とくに、石とか人形(人型のもの)には、念が籠りやすいという。


たとえば、パワーストーンの場合でいえば、ネックレスやブレスレットなどは、人の手で作られたものだ。
その人の念が籠ってしまうことは多々ある。

それが、心底から持ち主の幸せを考えて製作してくれたとは限らないわけだからね~。

あ~やってられないよ!また、こんなものを作るために残業かよ~!と、ブーたれて作ったかもしれないし、昨夜、親子喧嘩をしてイラついていた時かもしれないし~。



私自身は、絶対に自分がネガティブな気分のときは作らないことにしている。
もちろん、病気のとき、体調がすぐれないときも。

誰かの依頼で作るにしても、申し訳ないけど・・もしも、私の状態が悪ければ良くなるまで待ってもらう。
悪い気を入れた作品なんて、ぜーーったい嫌だからね~。

そして作るときは、気に入った作品を楽しくウキウキと作る。
もちろん、出来上がったものは念入りに浄化して、直接自分の手で触らないようにする。

たとえ、良い気であっても、自分の念が入ったものは嫌なのだ。


なので、よくあるけど・・「こちらのパワーストーンは気入れでお届けします!」なんてのは、私にとってはもってのほか!

いくら、人格者のヒーラーの気であっても、また、いくら幸せを願う気であったとしても・・私は、どうも・・そういったものは苦手だ。

本来、気は持ち主の気でなければならない、と私は思っているから。


とにかく、
パワーストーンに限らず悪い気の入ったモノにはご用心あれ!


とくに最近のように、あっちここっちでパワーストーンが溢れている昨今、見分け方は、最終的には自分の感しかないんけど・・


私の場合は間違っても、「天使や神のメッセージを受け取れる石」なんてキャッチフレーズを使ってる店からは買わないし、有名ヒーラーやら、スピリチュアルワークショップなどのご推薦の店も避ける(笑)
(営業妨害をする気はないし・・これはあくまでも私の所感)

あまり宣伝していない店で、天然石を仕入れて販売してるだけのシンプルな店か、数珠ならば、フツーの仏具屋で買うかな。



パワーストーンというものは、まさに、諸刃の剣みたいなところがあって、良いことだけではない!と思うのだ。
よろしくない念が入ったものを身に着けるくらいなら、なーんにも持たない方が絶対いいはず。


それを見分ける自信がないならば、むしろ持たない方がいいのかも(笑)

自然の中で美味しいものを食べて楽しく暮らしていれば・・そんなものは、日常的には不要な気さえする(←おいおい!)

自分に明るいパワーが充電していれば、願い事も自ずから叶うものだし魔もよせつけない!



そうはいっても・・私は、パワーストーンは大好きだし、ヒーラーも、ヒーリング、フラワーエッセンス、アロマ、オーガニック自然食も好きだ。

天然石はとくに、神秘に満ちていることも確かだからね。

ラブラドライトなんて石は、グレー一色でつまらない石なのに、光に当たるとさまざまな色も見せる。
ブルー、イエロー、オレンジ、ピンクなど、まるで蝶の羽のような色合い見えることもある。

詩人のエマーソンがこんなことを言ったことでも有名だけど、

"A man is like a bit of Labrador Spar, which has no luster as you turn it in your hand until you come to a particular angle, then it shows deep and beautiful colors."
人間は、ラブラドル・スパーのかけらのようだ。手にとってひっくり返しても何の輝きもないのに、ある角度に傾けるや、たちまち深く美しい彩りをみせる


たしかに、石は不思議だ。

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だからこそ、自分でも作るし人の依頼も受けてるわけだからね~。

でも、パワーストーンブームは、どうも好きにはなれない。

それは、人々の悲しいあがきに見えるからだろうか?

パワーストーンのグレードといにしえのメディスンマン

「私、チェリークォーツを天然石だとばっかり思って買ったんだけど、あれってガラス玉だったんだよね。
ピンク色できれいだったし安かったから、つい・・・。 
チェリークォーツとかストロベリークォーツなんて、いかにもかわいらしい名前に騙されちゃいけないってことだね。」


と、若い女性がため息をついた。

確かにチェリークォーツはガラス(笑)

それを天然石コーナーに、ガラス玉という表示もしないで並べておくのは、ちょっと問題アリかもなあ。
と、私的には思う。

ただ同じ可愛いネーミングだけど、ストロベリークォーツってのは、れっきとした天然石なのだ。

ストロベリークォーツとは
1960年にメキシコで発見され主に宝飾品の市場で取引された。
後にいくつかの鉱山が発見され、一般市場へも流通するようになったものの主産地であったカザフスタンの鉱山が閉山したことにより、その希少性と価値が一気に高まった石。
標高4000メートル以上の山地で採掘され希少価値が高い。



ようするに、石英(クォーツ)の中に、イチゴ色のインクルージョン(内含物)が入ったもので、
細か~い針鉄鉱(ゲーサイトインクルージョン)が入れば、ほんのり赤く色づいた、まさにイチゴっぽいものになり、
鱗鉄鉱(レビドクロサイトインクルージョン)、が入れば、キラキラとした輝きをみせるものとなる。 

もちろん、人気があるものは、イチゴっぽいインクルージョンが入った方。

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当然、お値段もかなり高い!
小さなペンダントトップだけだとしても、そこそこのグレードならば、4~5万はするかも。



そして、ガラスで作られたチェリークォーツはこちら
       ↓
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ガラス玉なのに、いかにも!ってカンジで少し黒っぽいインクルージョンを入れたりしてるし、おまけに、これ、タンブルまで作られてるじゃないか!

**タンブルというのは、石をカットはせずに磨いただけの状態のものをいう。

これじゃあ、お客様が天然石と間違えて買ってくれるのをお待ちしてますよ~、とも言わんばかり。。。

で、いったい、どういったスピリチュアル的効果があるんだろう? と思ってサイトを調べてみると・・・

Cherry Quartz brings new hope, acts as an anti-depressant, relief from anxiety, sexual problems related to tension, & helps develop vision for the bigger picture. Cherry quartz is an energy stone and a powerful healing stone. The healing properties of Cherry quartz are used to aid respiratory difficulties, regeneration of cells, flow of energy throughout the body. It is an excellent balancing stone for a sad or weak heart. This stone is clear to cherry red in colour.

希望、不安からの解消、セクシャルな問題を回避、将来への大きなビジョンを促す。
チェリーストーンはとてもパワフルな石であり、ヒーリング効果があり、呼吸困難にも役立ち、全身の細胞を活性化をさせ、弱ったハートには素晴らしいバランスを与えてくれる。



おい! ガラスで作られたんだろ~が?


ついでに、日本のいくつかのサイトを調べてみると、

探究、幸福、愛の目ざめ、潜在能力を引き出す
甘酸っぱい桜色がキレイな人工ストーンです。
ネガティブな感情を取り払い、心を軽くしてくれるとされています。
希望に向かうエネルギーをもたらす「幸福の石」ともいわれており、恋愛ストーンとしても効果的で、失恋の悲しみを乗り越えて、新しい恋を呼び込むパワーを持つとされています。

幸せを呼ぶピンクのストーン。
キレイな人工ストーン(ガラスビーズ)です。
ネガティブな感情を取り払い心と体を軽くするとされています。
そのかわいいピンク色はアクセサリなどによく使われています。

原産国:人工石
硬度:7.0



まだ、ちゃんと・・人工石と書かれているんで良心的かもしれない。

だけど、

「探究、幸福、愛の目ざめ、潜在能力を引き出す」
「ネガティブな感情を取り払い心を軽くしてくれるとされています」

って・・・いったい、誰が言いだしたのか?
そもそも、どうやって調べた?
色つきガラスだろ?


たしかに、人工物だからって馬鹿にしちゃいけないのはわかる。
それに、色の効果というものは決して侮れないものだ。

でもなあ、これでいいんか~?
・・と、私は思ってしまう。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近はすっかり天然石(パワーストーン)ブームも定着してるようで、こういった天然石が持つスピリチュアル的な意味はもとより、石のグレードなどを気にする方も増えたように思う。

こっちの石は、「最高級AAAAAグレードだから、高いんだ!」
「あ、こっちは、AAとAが二つしかついてないから、あまりよくないんだな!」


・・という具合に。

うーーん

しかし、このグレードというのは、あくまでも・・そこのお店、独自のものであって、すべての天然石従事者が納得して決定されたものではない!ということは念頭に置いた方がいいかもしれない。
言い換えれば、「当店の基準では・・・」ということなのだ。

例外として、ダイヤモンドの品質についてだけは、徹底的に調べてグレードを決められる。
当然、それは世界共通の基準にもとづいてグレードが決められるということだ。

一方、天然石を鑑別に出した場合、
その石は天然ものか、本物を加工したものか、どういった加工をされてるのかを詳しく調べただけの結果なのだ。

なので、グレードはあまり意味がない・・・と私は思う。
そもそも、グレードによって石のパワーは変わらないから。。。

ようは、見た目だけの問題・・・ということだ。


しかし、現状では、それによって値段が大きく違う!というのが現状だ。

その理由は、

●グレードによるもの(それぞれのお店や業者さんのグレードってことだけどね。)

グレードの判断基準は、

インクルージョン(内包物)
輝き


色は濃ければ濃いほどいいとされるし、インクルージョンがなるべく含まれて無いもの、そして輝きや艶があるもの。
これは、色のついた宝石のグレードとも共通するものだ。




●希少価値があるもの


●産地によるもの


●流通機関によるもの
現地で掘り出されてから店頭に並ぶまでいくつか流通してくるのだが、中間業者が多くなればなるほど最終的には高くなる。


そういったことで適正価格というものが決まる。

たとえば、ローズクォーツ

rosequarts_incl.jpg

そもそもローズクォーツはよく採れるせいか、それほど高いものじゃあない。
この写真の左のは、白いインクルージョンが入ってる。
ブラジル産が多いかな。

こちらはマダガスカル産、しかも、光に透かすとスターとかキャッツアイと呼ばれるものが浮かびあがる。
    ↓
starroze.jpg

こうなると、同じ大きさのローズクォーツといえども、めっちゃ高くなる。

色が濃くて色ムラがなくて、マダガスカル産で、スターが浮かび上がる、業者が最高グレードと言う、みんなが欲しがる・・・ということで、お値段も何十倍・・なんてこともありえてしまうのだ。

ローズクォーツはローズクォーツであって、ブラジル産はマダガスカル産よりもパワーが落ちるなんてことはあり得ないのにねえ。



そこで、もしも、本物を少しでも安く買いたいと思うならば、
自分で現地に行って掘り出して加工して輸出許可等をとって日本に持ってくればいいってことになるが、それは、それで、かなり難しい。

そもそも、本物かどうかなんて・・・専門家が目で見ただけでも判断がつかないものが多い昨今。

結局、信じられる店から買うしかないってことだ。
また、お店側は信じられる業者から買うことになるし、業者は信じられる加工所等から買うってことになる。

そう考えると、天然石ってのは、実に曖昧なものだし、また、曖昧なものだけに人々の信頼をベースにしているものかもしれない。
(ダイヤモンド以外の宝石も同様だけどね~。)

おまけに、パワーストーンともなれば、みんな、スピリチュアル的な意味を含めて購入するわけだ。



そこで、私は思うのだが・・・

パワーストーンとするならば、とくにグレードは気にしなくていいんじゃないかな。
宝石ならば、一般的な価値観や見た目重視で購入するのも充分アリだと思うが、パワーストーンのパワーにあやかりたいと思うならば、それは違うと思う。



お店側の「まさに最高品質」なんてキャッチフレーズで購入するより、
自分が「これはキレイだ。これが欲しい!と思ったものを買う方が、ずーーとスピリチュアル的な効果を発揮する。

そもそも、見た目の美しさ、艶なんてものは、それぞれの主観的なものに過ぎない。

たとえば、ターコイズ。

日本で好まれるターコイズは、ほとんどインクルージョンがない真っ青なものが好まれる。

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楽天から画像を拝借↑

しかし、アメリカで好まれるものは、ブルーにマトリックスと呼ばれる網目模様や黒や茶といった模様が入ったものが好まれる。

そこらへんのことは、以前こちらの記事にも写真を載せている↓

旅の記録、そしてターコイズのこと

812538-292_grande.jpg
↑ これはインディアンジュエリーで使われているナチュラルなターコイズだが、こういった模様が気持ち悪いと思うか、かえって味があると思うか、それは人によるところだ。

模様も、黒、グレー、茶、薄茶、金色ぽいものまで、さまざまあるし、形もそれぞれ、ターコイズの地色も薄いブルーからグリーンがかったもの、または、白っぽいものが入ってるものまである。

あくまで、ターコイズを例にとったけど、他の天然石もほぼ同様。
天然ならば、インクルージョンが入っていて当たり前。
色もさまざま。

入ってないもので色合いが濃い一色の方がマレなのだ。
だからこそ、高くもなるんだけどね~(笑)

なので、高品質という言葉よりも、自分がそれが気に行ったかどうか・・が大事なことだと思う。


ちなみに私は、つい最近、phosphosiderite フォスフォシデライトという10mm玉のビーズをみつけて購入したところだ。


それが、これ↓
phos.jpg

藤色にブラウンの混ざり合った石で、なーんとなく惹かれたのだ。

しかし、価値が高いフォスフォシデライトは、こっちの方。(それにしてもフォスフォシデライトって、舌をかみそうな名前なんだよなあ。)
     ↓
phosphosiderite.jpg

うん、お見事!
きれいに藤色一色でそろっていて、文句のつけようがない!

当然ながら、私が買った方が、ぜーんっぜん安い。
けど・・・もしも、同じ値段にしてあげるよ!と言われても、私は茶色の混ざった方を買うだろう。

きれいにそろった藤色の方はなーんとなく、キレイ過ぎて生きてるカンジがしないっていうか、個性がないつーか、面白味がないっつーか・・・
自分の石って気がしないのだ。 ただ単一的なものを感じてしまうのだ。

私がそう思った以上、私にはキレイな方の石は、パワーストーンとしては働いてくれないだろう。

パワーストーンならば、まずそれに魅力を感じなければ「価値ある存在」にはならない。

もしも、宝石ならば、「グレードの高い、高額なものを身につけることに価値がある」という考え方も成り立つでしょうけど・・。
それも考え方しだいかもしれないけどね~。


さらに、パワーストーンは、持ち主が「願いや思い」を込めて、はじめてパワーを発揮するものだ。

なーんとなく、最近、多くの人たちがパワーストーンのグレードにこだわり過ぎてるんじゃないかあ。

宝石じゃあるまいし・・グレードにこだわれば、どんどんパワーストーンの値段が跳ね上がるだけなんだけどなあ。
ただでさえ、天然物は枯渇してきてるっていうのに~。


とくに、日本人がこだわるのが品質。
だからこそ、グレードという言葉に惑わされてしまうのかもしれない。

工場製品であれば、品質にこだわることはとっても素晴らしいことなんだけど・・パワーストーンはまったくの別物。


そして、ついでに・・もうひとつ、注意事項をあげるならば、高価な天然物の石の名前くらいは、ざっくりでも知っておいた方がいいかも。
もちろん、例にあげたローズクォーツのように、同じ種類であっても、雲泥の差がつく場合はあるんだけどね。

私が思いつくやつだと・・・

モルダバイト、リビアングラス、モリオン、チャロアイト、スギライト、ストロベリークォーツ、ルチル入り水晶(きれいに入ってるもの)
ヒスイ、ターコイズ、シトリン、ラリマー、ラピスラズリ・・

などなど。 

シトリンとかモリオンってよく見かけるヤツは、まず、ほとんど天然そのものではないことが多い(笑)
まったくの偽物ってわけじゃないけど・・水晶に照射して色を発色させたりして、人の手で加工されてることが多いのだ。

とくに、モリオン(真っ黒で光を通さなくなった水晶)なんて、一生かかっても、天然物にめぐり会えるかどうか・・ってシロモノだ。

なのに、

天然物だけを扱ってます!と書いてあるようなお店やオンラインショップで、そういったものが1万円くらいで売ってたりする(笑)

つい最近も、オンラインショップだったけど・・ターコイズの12mビーズを使ったブレスレットが、AAAAグレードとなっていて・・1万円ちょっとの値段で売られてた。

ありえない!(笑)

おそらく、天然物といっても、ハウライトという天然石に色をつけたものか、屑となったターコイズを集めて成形されたものだろう。

こうゆうのって、法には触れないというだけのことで、私には良心的なビジネスには思えないのだ。

なので、購入する一般の人たちも、できれば・・その天然石が、どの程度の希少価値があるものかどうか程度は知っておいた方がいいかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、次に、天然石の効果についていえば、結局、それは信じるか信じないかなのだ。

いにしえからそう言われてます。 古い文献にそう書かれてます。ということが、ほとんどだから。

しかし、私は個人的に、それは決して侮ってはいけないこと・・だと思っている。
(例のチェリークォーツは別だけど・・・絶対、いにしえであるはずないし。)

古代エジプトでもメソポタミアでも中国でも・・呪い、死後の世界、魔術などが当然のように信じられていた時代だ。

当時の医者というのは、まじない師でもあり薬草師でもあった。

一般的には、現代でもメディスンマンという名前で呼ばれている人たちのことだ。

それぞれの部族には、必ずといっていいほどメディスンマンがいたわけで、霊能者であり、魔術師、薬草師といったところだろう。

彼らは薬草の他、天然石に宿るパワーを使ったり、また薬として用いてたという事実がある。
ラピスラズリなどは、薬として砕いて粉状にして飲んだりしたそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そういえば・・これはメディスンマンに関する、わりと最近の話だが・・アメリカのナバホ族の話がある。

1993年に、アメリカのナバホ族の居留地で、原因不明の病気で人々が呼吸困難となり、次々と病院に運び込まれた。
または、その場で急死してしまった人もいたそうだ。


病院でも原因がわからず、ついに、CDC(疾病対策予防センター)に持ち込まれることになったのだが、それでもまだウイルスの正体がつかめない。
CDCといえば、映画のアウトブレイクにも出てきたような、世界でも最高機関のはずだ・・。

そこで、ナバホ自治区では、ナバホ族のメディスンマンに原因解明と対策をお願いしたそうだ。

navajo-medicine-men-sand-painting.jpg


すると、メディスンマンの答えは、

「気候が大きく変動した後は、必ず悪い病気がはやる。
寒い冬が暖冬だったり、暑い日が寒かったりするのが長く続いた翌年は注意が必要なのだ。
今回は、ネズミがもたらす病気なので、ネズミに注意をしろ。」


その後、ようやくCDCでも、原因をつきとめた。

ウイルスはハンタウイルスという名で、自然宿主はげっ歯目、戸外に生息するネズミによって媒介されたものだった。
それが、エルニーニョの影響で餌が大量に増えたため、ネズミも大量に増えてしまい、戸外で生息していたものが家屋の中にも入り込み人に感染したのだった。

ハンタウイルス Wikiより


まさに、メディスンマンの見立てどおり!

なぜ、メディスンマンが知ったのか、しかも最先端のテクノロジーと頭脳集団の集まりであるCDCよりも先に。

メディスンマンたちを、ただの迷信とバカにしていたドクターたちも、これには驚いたそうだ。

彼らは、優れたサイキックだったのか、それとも代々、先代のメディスンマンたちから受け継がれたものかはわからない。


しかし、いにしえの知恵というのも決してバカにできないということだ。
場合によっては、自然科学よりも的確だったりすることもある。

天然石の効用というのも、そういったいにしえの文献から伝わってきたものが多い。

もちろん、天然石だけでなく、アロマセラピーなどの香りも、薬草学や、風水なども同類といえるかもしれない。
風水学とは、水・風・食についての学問だそうだよ。(食について書かれてるとは知らなかったが・・。)


そもそもパワーストーンを持つということは・・科学では解明できないものを持つということだ。

ならば、やっぱり・・グレードや人気商品などに惑わされることなく、自分の直感を信じることじゃないろうか。

そして、好き!と感じるものが一番だと思うのだ。

そうでなければ、きっと・・パワーストーンは何のパワーも発揮しない気がする。

参考資料↓
Nabajo life way

魔除け厄除け防御の石を持つこと

天然石のブレスレットなんかを作っていて最近、つくづく思うことがある。

天然石、つまり、スピリチュアル的にいえばパワーストーンのことであり、念願成就のためのパワーストーンなんてのを自分のサイトにも書いてるわけだし、せっせと人に合わせてイメージして、その人の願いごとに合わせて作ってるわけなんだけど・・・

tigereye.jpg


本当に、願いごとなんて叶うもんかね?

おいおい!
今さら、そんなことを言い出してどーするんだ!


いやいや、これは決して天然石のパワーを疑ってるって話じゃなくって・・、問題は願いをかなえるためには何が肝心なのか!ってことなのだ。

まず一番大事なこと、そして一番最初にしなければならないことは、ネガティブなものを消すことじゃないだろうか?
ネガティブなものがある以上、願いごとなんて叶うわけはないのだ。


今さらながら、あらためてそんなことを思ってしまう。

たとえば、充実した仕事をしたい、生きがいをみつけたい、恋愛を成就させたい、金持ちになりたい・・なーんて、望みがあったとする。
その望みをかなえるためには、結局自分自身で何かに気づき、何かを変えようとしない限り成就しないものだ。

他力本願で願いが成就するなんてことはありえない。(←きっぱり断言できるもんね!)
いや、厳密にいえば無いことも無いのだが・・霊に繰られてたりするときはあり得ない話でもないのだが、そりゃまた別の話になるので、この場では触れないことにする。


人間てのは不思議なもんで・・よく神頼みをする。

hatumoude.jpg


受験に合格できますように!(←そんなの祈ってどーする。。。合格したけりゃ勉強すりゃいいだけだろ。)

良縁に恵まれますように!(←自分を磨いて自分で探せよ!)

家内安全、家族が仲良く暮らせますように!(←自分たち家族で話し合えよ!)

どれもこれも、みーんな自分の都合のいいことばっかりで、もしも、私が神様だったら、

いいかげんにしろ!
そんなもん、自分でなんとかしろ!


と、怒鳴りつけたくなるだろうなあ(笑) 

まあ、これって昔からの習慣みたいなもんで、一般人にとって神社仏閣というところは、なぜかこういった神頼みの場所という意識が強いようだ。

そのせいか、スピリチュアルを信じパワーストーン愛好家の人々でさえ、いまだにこういった意識でパワーストーンを買い求める人も多いらしい。

しかし、現状は・・・自分が願いを持った瞬間から、新たに何かに気づき、新たな道を歩もうとしない限り、ほとんど何も変わらないものだ。と、私は思うのだ。。。

そして、そのために一番大事なことは、まず、ネガティブを取り去ること。


怒り、嫉妬、不安、悩み癖、悲しみ、恐れ、ストレス、疲れ・・・これ、ぜーんぶ自分の中に生まれるネガティブなこと。

また、外部からも同様なネガティブな念を受けることだってある。
(自分の中にネガティブなものを持ってると外部からも受けやすくなる傾向があるらしいのだ。)

外部というのは、生きてる人間から怒り、嫉妬などを受けることもあるだろうし、死んでる人から(つまり幽霊たち)の霊障だってあるかもしれない。

これ、ぜーーんぶネガティブなこと。

このネガティブなことがいっぱいある状態では、希望へと導く石を持とうが、愛をはぐくむ石を持とうが、ちゃんと作動してくれないだろう。

これじゃあ、消化不良を起こしてる人が、いっぱい牛肉を食べてムキムキの筋肉をつけようとしてるのと一緒のことだ。
(なんか、ヘンな例えだけど・・。)

まずは、体も心も健康な状態、ニュートラルな状態に持っていくことが第一にするべきことなんだと思う。

と、すると・・・

パワーストーンの基本は、厄除け・厄祓い・魔除け・邪気除けなどなど、呼び方は色々だけど、
よーするに邪気を寄せ付けず、不運や災難から身を守るのが、一番の基本じゃないだろうか。


つまり、内外からのネガティブパワーを遠ざける、シャットアウトする、または、ネガティブパワーを封じ込めてしまう石ということだ。

本来のパワーストーンは、厄除けだったりお守りとして持つということからはじまっているようだ。

さらに、もっと古来からのパワーストーンを挙げるならば、数珠にいきつく。

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数珠は、108つの煩悩から108個の珠で作られたものが基本だ。
もちろん、最近では宗派にもよって略式の珠数が少ないものが用いられるようにもなっているらしいが。

で、煩悩とは?
ひとことで言ってしまうと・・身心を乱し悩ませ智慧を妨げる心の働き(汚れ)を言うのだそうだ。

うん、まさに、ネガティブな念のことだね。
珠数を擦ることは、百八の煩悩をすり砕く意味があったのだそうだ。

そこで、今でも108つの数珠を使っている宗派というと、

曹洞宗・臨済宗
両方とも禅宗で、禅宗ではお念仏やお題目を唱えず、自己と向かい合う座禅を重んじている。
他の宗派のような作法や規定は存在しないかわりに、ただ、ひたする座禅をする。

zenmeditation.jpg


英語で、座禅は、zazen meditationと呼ばれ、ちゃーんとZEN寺もあります。
まさに無の境地を作り出すことで、ニュートラルな状態に持っていくことだね。

そして、密教系の宗派

天台宗

中国の天台大師を高祖とし、日本の伝教大師最澄を宗祖。
人はもちろん、動物、草や木でさえも成仏出来る、
「一切皆成(いっさいかいじょう)」を教えとする宗派。



真言宗

平安時代初期の僧、空海(弘法大師)を宗祖とする。
万物は大日如来を根本母体とし人もその例外ではない。
法神仏である大日如来と共に修行を積む事により、生身のままで仏となれる(即身成仏) と説く。



いずれにしても、まずは無の境地を作り、自分で何かを悟り(つまり気づき)を得ようとする人に、はじめて数珠を持つ意味が生まれるということだろう。


もちろん、どんな宗教にも属さない一般人だったとしても・・パワーストーンを有効に生かしたいと思うならば、

やはり、ネガティブを少しでも排除し、ニュートラルな精神状態に持っていき、さらに、自分をみつめることからはじめなければならない・・ということだ。


とくに現代人に一番必要なものは、

まずは、リラックスすること
ストレスを取り除くこと(魔除け・邪気除けも含めて)

それが一番必要な気がするのだ。

mala_lapis.jpg


必需品かもしれない。。。


そこから考えると、じゃあ、どんな天然石がいいのか?って話になるんだけど・・・

それは、もちろん、その人の状況、状態によっても違うので一概には言えないんだけど、一般的に魔除け、邪気除けといわれる石を挙ると、こんなものがある。

モリオン(黒水晶)
morion.jpg
名前のとおり、水晶の光を通さない真っ黒なヤツ。
邪気払いには、最強の石とされてるんだけど、ほとんど市場には出回らない幻の水晶なんて呼ばれるくらい希少な石なんで、よくわからないのだ。
ときどき、天然石モリオンなんて書かれて売られてるものもあるけど、一般的に手の届くような金額のものはほとんどが水晶に照射処理して黒くしたものだと思った方が無難。
とにかく、邪気払いもパワーはものすごく非常に癖が強いので、他のパワーストーンと組み合わせても他の石のエネルギーを吸い取られてしまうので、モリオンは単体で扱うべきものとも言われてるようだ。 癖が強いということは、もちろん合わない人も多い。
また、邪気払いといっても、石によってそれぞれ違い、中にはやさしく包み込んで浄化する石もあれば、近くきたものをシャットアウトしてガードする石もあるのだが、モリオンの場合は圧倒的な武力で鎮圧するような、まさに戦士のイメージのようだ。
いずれにしても、私は持ったことがないので、わからないんだけどね~。



スモーキークォーツ
smokey.jpg
これも水晶だけど、煙水晶とも呼ばれるグレーっぽい石。
特に破邪のパワーが強いと言われ、古代ローマやケルト民族の間では、悪魔祓いや厄除けのお守りとしてスモーキークォーツを使ったらしい。
また、大地と繋がるパワーを持つとされていて、不安定な心のバランスをとることにより、精神力を強めてネガティブな感情を緩和させる働きもある。



オブシディアン
golden.jpg
これはゴールデンオブシディアン↑

これは、火山活動により生成された天然ガラスで、大昔から矢じりにされたり、特にアステカでは、部族と共存していたようで、粉にして傷薬にも用いられていたとか。
もちろん、魔除け効果も強く、これも癖の強い石。 人の第6感に働きかけ人の想念を増幅する働きもあるようだ。
こっちはレインボーオブシディアン↓
rainbowob.jpg




スギライト
sugilite.jpg
紫っぽい石だけど、薄い色から濃い色まであり、黒っぽいものもある。
癒しの石、ヒーリングストーンとして有名だけど、とくに黒っぽいものは、強力に外部からのマイナスエネルギーを包み込んで浄化するようだ。



マラカイト
malakite.jpg
深いグリーンが落ち着きを感じさせてくれる癒しの石、安眠の石でありながら、悪い気を跳ね返すパワーも強い。
悪い人間を遠ざけ、悪い気を阻止してくれるパワーもあり。
とくに、うじうじと悩みがちな人には最適かも。



天眼石(ボツワナアゲート)
botuwana.jpg
アゲートというのは縞模様の石で特に目のように見える部分で、邪気を払うと伝えられている。
他にも、タイガーアイやキャッツアイ、ホークスアイなど、「眼」がつくパワーストーンは同様に魔除けの効果があるとされている。
「眼」には悪い気を跳ね返す力があり、同時に真実を見つめる洞察力に働きかけるのだそうだ。


シャーマナイト
syama.jpg
ネイティブアメリカンのある部族によって、邪気を払う石として使われてきた石。 とっても地味な石だが、他の石とは違った特徴を持っている。 持ち主の中に宿るダークな部分に自ら入り込み、浄化して消滅させる働きがある。
本来の石は、持ち主の意思・意識に同調して働き出すものなのに対し、ジャーマナイトは自身の意思を持っているかもような働きをするようだ。
これもまた癖を持つ石のひとつでもある。



ラピスラズリ
lapisbeads.jpg
深いブルーの色合いで、人気のある石であり、直感力や判断力、創造力など、内側のパワーや才能を開花させるとされる石であり、またお守りの石としてもパワーを発揮する、かなりオールマイティーな石。
しかしながら、なかなか癖の強い石で、合う、合わないもはっきり分かれる。
ときに、ラピスラズリは試練を与える石ともいわれて、あえてネガティブな出来事を運んできたりもするようだ。 
それをポジティブに乗り越えたものだけが持ち主としての加護を与えられるのかもしれない。



ラブラドライト
labra.jpg
グレーの地味な色合いの中にラブラドレッセンスの美しい輝きを見せる石。宇宙と繋ぐ石であり、創造力に働きかけるとしても有名だが、あらゆる邪気を優しく吸収して消滅させるという見事な働きもしてくれる。


いやあ~、まだまだいっぱいあるなあ。

その他にも、オニキス、ブラックスピネル、ブラックルチル、シルバールチル、ターコイズ、ガーネット、ダイヤモンドだってそうだし・・ああ、忘れちゃいけないのが、最大の浄化の石、クリスタルもあった。

それに、石だけじゃなくって、沈香、伽羅なんて香木も強力な魔除けになるし、黒檀、サンダルウッドもそうだった。。。
実際、数珠にはこういった香木が使われてることも多い。

まあ、ざっと魔除け石を見ると、黒系のものと癖がある石が多いことがわかる。

その中で、あまり癖がなく誰にでも合いそうなのは、マラカイト、天眼石などのアゲート系、それとラブラドライトってとこだろうか。

癖がある・・というのは、身に付けていると馴染まない感覚があったり違和感、頭痛、手のしびれを感じるなんてこともあるようだ。
ようするに持ち主の方向性と石のパワーが噛み合ってないってことなんだと思う。

パワーがそれほど強い石でないならば、多少合わなくたって違和感は感じないんだろうけどね~。
しかし、強いパワーの石、癖のある石というのは、持ち主と同調したときは大きなパワーを発揮してくれることも確かだ。


私は個人的には、癖のある石の方が好きで、なんだか暴れ馬に乗ってる気がしてくる(笑)

暴れ馬というのは得てして名馬が多いものだが、調教してもなかなか一筋縄ではいかないことが多いそうだ。
しかし、人と馬が一体となれたとき、それは素晴らしい走りを見せてくれるのだそうだ。(←おい!馬と一緒かよ!)

同じ魔除け、お守りの石と言われても、1つ1つのパワーの性質はそれぞれに違うし、持ち主によってもそれぞれ違うことだろう。

しかし、まずはネガティブを払いニュートラルな状態を呼び込み、一体となって素晴らしい走りを見せて欲しい。
あ、そうじゃないだろーが?


旅の記録、そしてターコイズのこと

前回ブログ記事を書いてから、あっと気がついたらもう、半月が過ぎている!

7月末あたりからオフィスワークに忙殺されはじめ、それから旅に出て、そして帰ってから、また仕事に忙殺されていた・・・。

ようやく一息つける時期になったので・・・きょうは旅の話と天然石の話なんかを、つらつらと思いつくままに書こうと思う。
もし、よろしければ、つらつらとお付き合いください。

・・・・・・・・・・・・・・・

まず、どこへ旅に出かけたかというと、アリゾナからネバダとカリフォルニアの北の方へ、内陸部から海側へ回り、そこから南下して戻ってくる旅だった。

もともとの目的は、いくつかのターコイズ鉱山や直売店を見に行って、もしもこれと思うものがあれば買ってくるつもりだった。

たしかに、これというものはあった! だが、買えない!!

bisbee_3600.jpg
こちらのブレスレットのターコイズは、Bisbee鉱山から産出したもので、$3600


no8_2200.jpg
こっちは、NO.8という鉱山のもので、$2200

両方とも、はっとするほど美しい!
細工も見事だったし、また美しいスパイダー模様が入っていて、一方は黒みがかったスパイダーで、片方は金茶のようなブラウンがかっている。

アメリカでは青一色のつるんとしたターコイズよりも、こういった自然の模様が入ったものを好むコレクターが多いのだ。
他に二つとは無いものだからね。

アメリカには、アリゾナ、ネバダ、またニューメキシコの方まで、ターコイズ鉱山は点在している。
しかし、年々枯渇してきていていくつかの鉱山はすでにクローズされてしまったところも多い。

northen ca
ブルーが北の部分

そのせいか、めっちゃ高いのだ! 年々値段は高くなる一方だ。
ターコイズだけじゃなく、銀の産出も減っているっていうし・・・。

今後・・どうなってしまうんだろう?


正真正銘のターコイズでほとんど加工されてないような逸品は、お値段も素晴らしいのだ(笑)

・・・・・・・・・・・・・・

こりゃ、私には手がでない!と、きっぱりとターコイズを諦めた私は、バイヤー気分から観光客気分に気落ちを切り替え、ヨセミテ国立公園まで足を伸ばしてみることにした。

フレズノという北カリフォルニアの町に宿をとったのだが・・・そこからヨセミテまでほんの1時間半くらい。
(そうは言っても、それは国立公園の入り口までで、そこからそれぞれのお目当ての場所に行くのにも、数時間かかる場合もあるのだが~)


そもそも、フレズノという町は、カリフォルニアの北に位置しているのに・・・死ぬほど暑いとこ!だった。
日中の気温は100度(摂氏37-8度くらい)近くまで上がり、夜になってもぜんぜん涼しくならない。

旅の道連れの、ホセ君とニャンコセンセーは、暑いのが大の苦手で・・・クーラーの利いた車から、またはホテルから、一歩も移動したがらないのだ。。。

ほんの数秒、数分の移動なんだから!といくら言い聞かせても頑として応じない。

IMG_20140914_125619605 (2)
赤い○の部分に、ネコがいるのが見えるだろうか?

ホセに言わせると、

「寒いところならば自分の気を上げて、体を暖かくすることは簡単なんだ。だけど、暑すぎるところは、自分の気を上手に使って体を涼しくしようとすると、その消耗が激しいんだ・・・だから、暑いのは嫌いだ~。」

ということだ。 
たぶん、気孔のワザ?の話だろうが・・・私にはよくわからん。

一方、ニャンコセンセーは、全身が毛だらだ! 
それも、もっこもこの、長毛種なんで・・・そりゃ、たしかに暑いところは苦手だろう。
逆にマイナス17度の戸外では全然平気な事は実証済み。(ただし私が10分と耐えられずに車に逃げ戻ったが・・。)

そこで・・この二人(正確には一人と一匹)のためにも、暑いフレズノの町を離れて、ヨセミテにでも行けば標高は高くなることだし、涼しい山の空気と森林浴、そして雄大な大自然を満喫しようと思ったのだ。

ヨセミテは、有名な国立公園
    ↓
Glacier_Point_Yosemite.jpg


しかし、実際に行ってみると・・・

ぜーんぜん涼しくない!!
くらくらするくらい暑い!

ものすごい人だらけ、
駐車スペースを探すのにも一苦労。


なんだこりゃ!
これじゃあ、連休に日本の観光地に行くのとかわらんぞ!


ヨセミテには、いくつかのトレイルがあり、ハイキングを楽しめることでも有名だ。
初心者用のトレイルから、超上級者用のトレイルまである。

「まあ、せっかく来たんだからさあ、超初心者用のトレイルだけでも歩いてみようよー。」と、私。

「僕は、歩かないよ。 こんなに人がいるところ歩きたくないし・・。」
ホセがすかさず言う。

「でもさあ、せっかくきたんだし。」

「冗談じゃない! この炎天下を歩いたら熱中症にもなりかねん。ニャンコセンセーだって一歩も歩かないと思うよ。
そしたら、オマエはこの炎天下を10キロのニャンコセンセーを抱っこして歩けるのか!」

うっ!


そういえば、外を見渡せば、ヨークシャーテリアやプードルを抱っこして、へろへろになりながら戻ってくる人たちがいた。
小さなワンコでも、この暑い中でば、難儀なことだろう。

大型犬はさすがに、自力で歩いて戻ってきているが、舌を出してはハアハアとあえいでいる。

中型犬並みのニャンコセンセーを抱っこして、自分の歩く姿を想像したとたん、・・私は、即座に断念した。



ヨセミテという場所は、他の国立公園と違って、かなりペットフレンドリーな場所だ。
ペットと共にハイキングが出来て、一緒にホテルに泊まれる場所も多い。
なので、犬連れの人たちをよく見かける。

しかし、猫連れは見たことがない。
いや、猫に限らず・・カメレオン連れ、イグアナ連れ、ウサギ連れ、亀連れ、馬連れ(大きすぎだろ?)、イルカ連れ(おい!プール持ってくんかよ?)などは・・見たことがない。

ペットというのは、99パーセント、犬のことなんだろうか?
事実、ペットフレンドリーを売りにしてるホテルで、ネコを連れて宿泊しようとしたら、断られたことがある。

ネコは至るところで爪とぎをするし、しつけが出来ないので粗相もするからダメなんだそうだ・・・。
(うちのネコは、決まったグッズでしか爪とぎしないし、神経質なんでトイレは、自分の専用トイレでしか用を足さないから大丈夫・・と食い下がり、もしものときは弁償するから!と食い下がったのだが、規則だからダメだと言われた!

おい!それなら、ペットフレンドリーって言い方するなよ! ドッグフレンドリーホテルと記述するか、犬オンリーと書いとけよ!


しかし、コロラド州のホテルでは、ペットOKだとも聞いたことがある。
高級ホテルであれば、ほぼどこもOKだそうだ。
しかも、爬虫類でもOKなんだそうだ・・。(やはり、アメリカは州によるのかもしれない。)

つい、そんなことを思い出してしまった。


事実、私とホセは、車で出かけるときは、可能な限りニャンコセンセーを連れていく。

IMG_20140912_173046655.jpg

車大好きなネコで、何時間のドライブでも快適そうに過ごす。
車窓から外を眺めては喜び、疲れればグーグー眠り、後部座席の足元に置いたトイレで勝手に用をたす。
運転中の私たちの邪魔をすることは一切ない。

そんなわけで、ほとんどどこにでも出かけるのだが・・・今回、ひとつだけ、ニャンコセンセー絡みで、困ったことがあった。

それは、ホテルでの出来事だった。

昼間の疲れで私は、すぐに寝てしまったのだが・・それは夜中過ぎだっただろうか・・ニャンコセンセーの鳴き声で目を覚ました。

ホセとニャンコセンセーの会話が聞こえてきた。

「だからさあ、今は夜だし無理なんだってば!」と、ホセの声。

「○VX■○X▼」 (ニャンコセンセーの声、私には意味不明)

「いや、部屋の中は明るいけどね、外は真っ暗なんだよ。」

「●▽■XV●WW◆」

「じゃあ、ほら、カーテンを開けるから外をみてごらんよ。真っ暗だろ?」

「うにゃにゃー」

二人は窓際に移動した様子。

「な、だから、もう、諦めて寝ようよ。」

「ZZ●×◆」

「オマエも諦めて、ベッドで寝ようよ。 な!」



私は、そこまで聞いて、また眠りに落ちてしまったので、あとは知らない。


翌朝、目覚めてからホセに会話の内容を聞くと、

「ニャンコセンセーが、突然、夜中に僕を起こしに来て騒ぎ出したんだよ!

ここのホテルは嫌いだ!落ち着かないし眠れないよ!おうちに帰ろうよー!ってずーーと言ってたんだ。

だから、今は夜で暗いから、無理だよ、って言ったら、暗くないよ、明るいじゃないか!って言うんだ。
たしかに、足元のスタンドを点けてたからね、真っ暗じゃなかったんだけど・・それで、カーテンを開けて外を見せたんだ。

外は真っ暗だろう?って・・。
で、明日まで待て!って言い聞かせてたんだよ。

おかげで僕はほとんど寝られなかったんだ!」


ニャンコセンセーは、生まれつき耳が聴こえない障害猫であり、ホセは異常体質のサイキックであり・・
二人とも生まれながらに障害をかかえている者どうしだからか(笑)・・・実によくテレパシーで会話をしまくる。

無言で会話してるときもあるし、その夜の出来事のように二人とも声に出して会話しているときもある。

しかし、フツーの人の私には、ニャンコセンセーが声を出して話しているtきでさえ、さっぱりわからないことも多いのだ。

2013-05-06_15-29-02_529.jpg


以前も、車の外を見ながら、ニャンコセンセーが何かを言ってるときがあった。

ホセに聞くと、「外にいっぱい段ボール箱があるぞ!って興奮してるんだよ!」と言う。

それは、レストランの裏手で、廃棄する段ボールが山積みにされている場所だった。
そこで私たちは、その中の1つの段ボール箱を拾って、家に持ち帰ると、ニャンコセンセーは嬉しそうに、さっそく段ボール箱に入って遊んでいた。

そのように、何かを要求するときは、ニャンコセンセーは強烈にテレパシーを飛ばしてくるそうだ。

それを理解できない私は・・・どうやらニャンコセンセーには、超頭の悪いヤツと思われてるのか、または不具者と思われてるようで、私に対しては、イライラした声で大声を出すことが多い。

しかし、ホセならばすぐに通じるので、ニャンコセンセーはホセには頻繁に話しかかる。
当然、一度もホセに対しては、声を張り上げるようなこともしない。

今回の旅行中も、二人で、(一人と一匹だ。)頻繁に会話していた。。。

ニャンコセンセーの世界から見れば、テレパシーの感知できないやつが、障害者なんだろう。

ちょっと寂しい気がする。。。

そうすると、現在の多くの人間こそ障害者なのかもしれない。。。

この世は、障害者だらけだ!

・・・・・・・・・・・

ヨセミテの1日目は、車で見られるところだけを観光した。

とにかく、観光客だらけで、お土産物も見られないし、トイレに行くだけでも一苦労だった。

これは、時期が悪かったということだろうか?

しかし、同じ時期にグランドキャニオンに行ったことがあったが、それほど多くの人々を感じたり、こんな息苦しさを感じるようなことはなかったはずだ。

翌日、我々は、有名なアワニーホテルを訪れた。

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ここは、ヨセミテがアメリカの国立公園に認定されてからすぐ、たしか1925年に建設された高級リゾートホテルで、ヨセミテ付近の石や木を使って建築されたそうだ。

私たちは大木の木陰に車を停車し、昨夜の疲れで爆睡しているニャンコセンセーを残して外に出た。
(ホセは、昨夜はニャンコセンセーのせいで寝られなかったのに~、僕だって眠いのに~とぶつぶつ言いながらついてきた。)

このホテルは、重厚な古さを感じさせるものの、以外にもこじんまりとした趣がある。
我々が、都市型大型ホテルばかりを見過ぎてしまっているせいだろうか。

ホテルの外にも、1件1件のコテージが立てられ、リッチな人々はこういったところでヨセミテの大自然を満喫しながら、のーんびりと、「何もしないバケーション」を過ごすのだそうだ。

ちなみに、最低の部屋でも500ドルはするそうだし、コテージだと、千ドル以上はするという。


木立をぬって散歩した後、我々はヨセミテを後にすることにした。

車中での会話↓
「あのさあ、ヨセミテって木はいっぱいあるのに、森林特有の匂いが無いし、なーんとなく木々が薄汚れてる感じがしなかった?」
と、私が言う。

「そうだね。。。たぶん、これだけ人が多いと排気ガスで、道の両脇の緑は薄汚れてしまうんじゃないか?
たぶん、あまり人が行かないような上級者向けのトレイルでも歩けば、生き生きとした木だってあったはずだよ。」


たぶん、そうなのだろう。

私にとってヨセミテは、まったくと言っていいほど、緑の特有の香りがしない場所だったのだ。



その後、私たちは、カリフォルニア州の内陸を抜けて、海に近い方の道から南下することにした。


すぐに、畑ばっかりの景色が広がる。

grapes field
これは一面のブドウ畑↑

右も左も広大な畑だ!
その畑は、地平線のかなたまで続いているところもある。

日本語の畑という言葉よりも、まさに、英語のfield (フィールド)という、言葉の方がぴったりくる。

あらためて、カリフォルニアは農業国だったことを思い出す。
いや、アメリカ全土が砂漠地帯や国立公園地帯をのぞけば、そのほとんどが農業国なのだ。

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こちらは、ピスタチオ畑↑

ここまでくると、ぐっと気温は下がって気持ちいい風を感じる。
フレズノの町は、内陸部に位置する盆地のような地形なので、そのため、死ぬほど蒸し暑かったのだろう。

途中、我々はガーリックで有名な、ギルロイ(gilroy)という町に立ち寄った。

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ガーリック畑↑

アメリカでは有名なガーリックの生産地であり、念に一度、ガーリックフェスティバルが開かれる以外は、なんのへんてつも無い、小さな田舎町だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%A4_(%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A2%E5%B7%9E)

町はずれの街道で店を発見。 店といっても掘立小屋の中で、特産のガーリックやナッツ類、フルーツなどを販売しているのだ。

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我々は、ここで、オーガニックの小粒ブドウやら、ガーリック、それにガーリック・ピスタチオを買いこんだ。

ガーリック・ピスタチオ

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今まで・・見たことがない!
おそらくここでしか、買えないのかもしれない。

味は・・・超、ガーリック! そして、まぎれもないピスタチオ! まさに、そのまんまだ。

だけど、結構、はまる味だ。


我々は、さらに南下し、次に、サン・ルイ・オビスポ(San Luis Obispo )という町にある、アップルファームという、小さなホテルに立ち寄った。

apple-farm.jpg

まるで、ちょっぴりヨーロッパの田舎を思わせるような、超メルヘンチックで統一されたホテルだ。
このホテルの部屋の一つ一つから、ギフトショップに至るまで、この手の趣味の女の子たちには、きゃあ~かわいい!!って喜ばれそうもので統一されている!

興味ある方は、こちらのサイトで室内をのぞいてみて↓
http://www.applefarm.com/

ホテルのレストランでは、完全にオーガニックのローカルな野菜を使い、かなり美味との評判だし・・何よりも、ここのアップルサイダーが最高!と聞いている。

アップルサイダーというのは、日本ではあまり馴染みがないかもしれない。
が、アップルジュースとは違うもの。

だからと言って、あっぷるジュースと三ツ矢サイダーのミックスしたようなものをイメージされちゃうと、そりゃ、もっと違う(笑)

リンゴを原料に作る無濾過・無加糖・ノンアルコール飲料で、りんごジュースよりもりんごの味が強い。

詳しく知りたい方はここの説明をみるべし↓
アップルサイダー

とにかく、ここのは、めっちゃ旨いのだ!

特に凍らせてから、溶けかけを飲むのが最高!

ここで、当然、私たちは、アップルサイダーとりんご1個が丸ごと入ったアップルパイを購入した。



そして、さらに、私たちは車で南下し続ける。
またも広大な畑の中をつっきり、放牧された牛や馬、ヤギをみながら、どんどん走り続けた。

そういえば、北海道の人々は、アメリカに来てもあまり感動することがないと聞いたことがある。

なーーんだ、ウチの田舎の風景とほとんど変わらん!・・と、いうことらしい。

たしかに、昔、北海道旅行で、富良野や日高などへ行ったことがあったが、この広大さは、砂漠地帯をのぞけば、たしかにちょっと似ているかもしれない。



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途中何度か、湖の真ん中を渡る。 いや、渡るはずだった・・・。

うわあ、もうすぐ湖の真ん中を抜けるぞ!と、私はちょっとウキウキしていたのだが、

ぜーんぜん、湖が無いのだ。

いや、確かにナビには水色の湖の表示がされていたのだが・・・湖は現れなかった。

つまり、干上がってしまっていたのだ。

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干上がった湖と手前の足こぎボート↑

広大な畑を見てきただけに、これだけ水が干上がってしまっているのをみると、今後あの農作物はどうなるんだろう?
と、ひしひし迫る危機感を感じてしまう。

カリフォルニアでは節水制限がされている。
自宅で車を洗うことは全面禁止され、風呂の回数やシャワーも減らすように・・との通達も受けている。

しかし、都会暮らしの人々は、あの広大な畑を見ることもなければ、干上がった湖を見ることもないはずだ。
いくらニュースで騒がれたところで、ほとんどの人々には実感は無い、よそ事なのだ。

枯渇していく鉱山、銀の産出も減り、水も無くなっていくのか。。。
アメリカは、だんだん虫の息になっていきそうだ。



その日、私たちが夕食に訪れたところは、Tachiというインディアン・カジノだった。

tachi.jpg

広大な畑の真ん中に、でーんと構えるカジノで、赤い丸の中にコヨーテらしきマークのロゴがついている。

tachilogo.jpg

「これって、タチって発音するのかな?」と、ホセが聞く。

「うん、おそらくはインディアンの部族名かなんかだろうけど・・たぶん、TACHIはタチなんじゃない?」

「タチ・ヒロシのタチだね。」

「そーーだね。。。」


さっそく、カジノの駐車場に車を停車した。

「おい、向かいに停まってる車見てみろよ!」と、ホセが言う。

なんと、ピックアップトラックで・・・しかも、泥のついた農機具やらかごみたいなものが積んである。

「あれえ!こりゃ、農作業の帰りに立ち寄ったってカンジだねえ。」

その車だけじゃなかった。
いかにも、農作業の帰りと思える車がいっぱい停まっているのだ。

我々のような乗用車の方が少ない。
(しかもネコと乗せてる車は皆無だろう・・。)

「だって、まだ日は落ちてないよ。 こんなに早い時間からカジノでギャンブルかね?」

「いや、農作業は朝の6時からはスタートしてるんだ。 苺の収穫なんかは日の出前にはストロベリーフィールドに集まるんだぜ。
昼の2時か3時には、農作業は終わってしまうものさ。」


昔、ストロベリーフィールドでメキシカン労働者に混じって働いたことがあるという・・ホセが言う。

なーるほど。
経験者の言葉は信じるに値する。。。

田舎のファーマーや季節労働者にとって、カジノは唯一の娯楽なのかもしれない。

私たちは、まず、このカジノでメンバー登録をすませると、ウエルカムプレゼントだと言って、キッチン用の木製のパドルセットをもらった。 これは、なかなか悪くないプレゼントだ。
そしてビッフェの食事が割引された。


ビッフェレストランの味は、まあ、可もなく不可もなくってとこだったが・・。
そこは田舎のカジノのこと、そんなことは期待どおりのことだ。

食後、そこで、ちょっとだけスロットマシンをすると、私もホセもそれなりに儲かってしまった。
食事とその日のガソリン代くらいは十分に稼げた。

いっそのこと、ターコイズでも買えるくらい儲かればよかったのだが・・元金がいつも数ドルの私たちには、そりゃ、どんだけ幸運の女神が微笑んでくれたところで、無理ってものだろう。

決して欲をかかず、また決して熱くならず、常に楽しむことさえ忘れなければ・・我々には、いつだってギャンブルの女神はほほ笑んでくれる。

ささやかな女神からのプレゼントに感謝しつつ、我々は、ようやく夜の9時ごろ、自宅に到着した。


当初の旅の目的からは、かなり外れた旅になってしまったが、少なくとも私たちは、旅を満喫した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、やっぱり、ここでターコイズの話をしようと思う。

つくづく、年々アメリカではターコイズが取れなくなっていることを実感する旅だった。

近年では、ネイティブアメリカンのアーティスト連中でさえ、あえて、中国産のターコイズを使って製作する人もいると聞く。

もちろんその理由は、良質のものが入手できにくいことと、あまりにも石が高騰してしまっているからだ。
これじゃあ、一般庶民がなかなか買えるものじゃないからねー。

でも、ネイティブアメリカン・ジュエリーとして、中国産を使うようになってしまったら、彼らのスピリットを伝えるというコンセプトは、いったいどこに行ってしまうんだろう?

もちろん、決して中国産が悪いわけじゃない。
当然、良質のものだって多い。

「このターコイズ、なかなかいい具合にマトリックスが入ってるわりには意外に安いぞ!」・・・と思うと、ほとんどが中国産なのだ。

だけど、ネイティブアメリカンのスピリットを伝えるため、彼ら自身が受け継いだ技術で、土地のものを使って心をこめて作るということに意味があったんじゃないのか?

いやいや、今さら、そんなことに、こだわりたがる私こそ、時代の長物かもなあ。(笑)



もちろん、偽物ターコイズはどこにでもあるし、当然、もっと安い。
よくあるのは、ハウライトという白い石をブルーで染めて、ハウライト・ターコイズという名前で売っているもの。

または、本物の屑のようなターコイズを一度、細かく粉砕して粉にしてしまい、それを樹脂や接着剤で固めて作り直して染色したもの。(リコンストラクテッド・ターコイズと呼ばれるもの)

まあ、どっちにしても、ターコイズ本来のパワーを求めたい人には意味をなさないシロモノだ。

やっぱり、パワーストーンとしてのターコイズを求めたいならば、あまり手を加えていない物でなければならない。

それに、いくら本物のアメリカ産でも、採掘された鉱山によっても違うし、品物のグレードや美しいマトリックスやスパイダーウェブの入り具合によっても価値は違ってくる。

ちなみに、こちらは、ナンバーエイト鉱山のターコイズで、1カラットで$50だそうだ↓
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たしかに、細やかなスパイダーウェブに金茶が美しい入り方をしている。

そして、こっちは、ドライクリーク鉱山のもので、1カラットで$8
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ドライクリークのものは、薄い色合いのものが多いのだ。

こっちは、スリーピングビューティー鉱山のもので、1カラットで2ドル
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スリーピングビューティーとは、眠れる森の美女からつけられたのかキレイな名前だけど、マトリックスがほとんど入ってなくてつるんとしてるせいか安い。

こっちはチベット産で、1カラットで$2
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ちょっとグリーンがかっていて、これもなかなかいいよね。

これは中国産で、1カラットで$1.25
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やっぱり、中国産が、めちゃ安ってことがわかるなあ。

希少価値によって、価値は決まり値段にも影響するってことだ。


ところで、ターコイズというのは、多孔質の石であり、脆い石であり、しかも色が変質しやすくて壊れやすい。
そこで、ほとんど多くのターコイズは、本物といえども、スタビライズドを施してあることが多い。

スタビライズドとは、硬度の低いターコイズを原石の時点で透明な樹脂液につけて石の芯まで樹脂を浸透させたもの。
天然の色は、そのまま残っているものの、天然石に比べると艶や色合いが変割って見える。
ただ、石をカットする場合、スタビライズド処理が施された石はカットがしやすくなり、しかも強度が増し変色を防げる。



ちなみに、ここにアップした、ターコイズの写真は、すべてスタビライズドされてないものだけを集めてみた。


ターコイズ・・脆い石なのに、美しいブルーの色をしているせいだろうか?

ターコイズは太古の昔から、神聖なパワーを秘めた石として愛され続けてきた。

危険から身を守り、危険が迫ると色が変わったり割れたりして、持ち主の身を守ってくれるという。
(もっとも、もともとが多孔質で割れやすいし変色しやすい石なんだよね・・笑)

ローマ帝国の皇帝ルドルフ二世の侍医をしていた神学者、アンセルムス・デ・ブートの著書の中に、ターコイズに関するエピソードが記載されている。
彼はイタリア留学を終えて故郷のボヘミアに帰る途中、険しい道で馬が転倒し大地に叩きつけられた。
しかし、かすり傷ひとつ負わず、代わりに父からもらったターコイズが四分の一ほど欠けていたのでした。
また、その数日後、今度は重い棒を担ぐ仕事をしていたところ脇腹に激痛が走り、骨が折れたような感覚があったのに、実際には異常がなく、代わりにターコイズが割れていた。



ターコイズの特徴の一つとして、古来よりターコイズは、人にもらった物が一番力を発揮するとされている。

この記述の、デ・ブートが所持していたターコイズも、もともと父から贈られたもので、それは別の人が何十年も使っていて色あせた中古品で、デ・プートの父はタダ同然で手に入れたんだとか。
そして、父親から、「ターコイズは人にもらった物が力を発揮するそうだ」と言われて渡されたのだ。

もちろん、デ・ブートは最初は半信半疑でそれを受け取り、細工を施し印章として所持していた。
すると、色褪せていたはずの石がやがて色を取り戻し、美しいブルーに甦ったそうなのだ。

そして上記のような彼の身代わりとなって割れた・・・というエピソードを綴っている。


強力な護符であり、そして、幸運を招く石

メソポタミア文明の遺跡からは、紀元前およそ5000年以上前に作られたターコイズのビーズが発見されているという」ことだし、エジプトではオシリスとイシス両神に捧げらた石であり、紀元前4世紀頃にはシナイ半島で大規模な採掘を行っていた跡があり、チベットでは三大医療石のひとつでもあり、また、ネイティブブアメリカンの部族の間では、宇宙と一体になるために使い、神性と力の象徴として親から子へと受け継いできたという。



空と海を思わせるブルー、天空は神々の住む世界、古代の人々にとって、ターコイズは、アミニズムの一環として欠かせない石だったことだろう。

人から受け継いだものならば、まず浄化は必要だろうが・・大切な人の無事を思ってプレゼントされたターコイズは、その念を受け止める力があるのだろうか・。

だからこそ、強力な護符となるのだろうか?

そして、古代の人々はそれを知っていたということだ。

だからこそ、ターコイズは、ラピスラズリ、ヒスイと並んで、貴重な石とされていたのかもしれない。

そういえば・・不思議なことに、この3つの石はすべて多孔質であり、スピリチュアル的には、どれも強力な魔除けであり、護符となり、神や宇宙と繋がる神聖なる石だ。

それって偶然だろうか?


今回の旅行で、唯一残念だったのは、マイ・ターコイズがゲットできなかったことだ。


そういえば、↓の写真は、ナンバー8鉱山のターコイズで、このブレスとリングのセットで、$7500の値段がつけられていた。

no8_7500.jpg

現地に出向いて買ってこの値段てことは、保険を付けて日本に送ったら・・・いったいリテール・プライスは、いくらになるんよ!
ついつい、神や宇宙と繋がるはずの神聖な石にたいして、私は、そんなせちがらい想像をしてしまった。。。

いつの日か、私に小さな欠片のターコイズでもいいから、プレゼントしてくれる人は現れないものだろうか?

そんな夢を見ながら、私は旅を終えたのだった。

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スピリチュアル世界中心のブログ★

gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

日々の生活や体験の中から、社会のこと、スピリチュアルなことなど・・思いつくままに書きつらねてます。

皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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