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ハート・スートラと般若心経と空(くう)

サンフランシスコ郊外に、タサハラ(Tassajara)って場所があるのだけど・・そこは超ド田舎。
ところが、そこには有名な禅寺があります。

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どうゆうところかというと、詳しくはこちらの写真を参照ください。
    ↓
タサハラ・静寂・禅・温泉



私は、ここの禅寺の存在は、ずいぶん前に、ハンク・ウエルスマンの「スピリチュアル・ウォーカー」という本を読んだときに知ったのが最初でした。

へえ~、ハンクさんも禅寺に通ってたんだ~と。
*ハンク・ウエルスマンは人類学の教授

また、以前にも
スティーブ・ジョブスを思い出すというブログをアップしましたが・・スティーブ・ジョブスもまた、禅寺に通ってたというのは、有名な話です。


なぜか、アメリカ人には、根強いZENファンがいるらしい。
とはいっても・・そのほとんどが「知識階級」つーか、「意識レベルが高い人」つーか・・・そうゆう人たちに限られてはいるようですが・・。
クォンタム・リープ(Quantum Leap)を目指し、仏教(禅)について考えたり、思索を深めたりするような人たちのこと。



最近、ある知人から、そこの禅寺に宿泊してきたよ~と聞いたばかり。(夏場は宿泊できるホテルにもなってる)


その人は、とくに禅やスピリチュアルに興味があったわけではなく、

「ただ、文明からシャットアウトされた自然の中で、お坊さんたちが作るオーガニック料理を食べて、のーんびりしたかったから」

というのが理由だったそうです。(←うん、うん、私も同感)

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しかし、そこで、「初心者のためのZEN」というセッションに参加して、ハート・マントラの小冊子をゲットしてきたそうです。


さっそく、それを見せて頂いたんですが、

ハート・マントラ(Heart Mantra)

なんだ! これって、般若心経の英語訳じゃないか!

と、気がついたわけです。

そういえば、般若心経は、密教や禅宗で用いられてる有名なお経ですよね~。

また、つい最近のブログ記事、
沙門空海唐の国にて鬼と宴す_読書感想文の最後の部分に、般若心経のことをアップしたばかり。

あらら~、なんかシンクロを感じるなあ、と思い、さっそく英語版の、ハート・マントラを読んでみました。

あらら、すっごく簡単でわかりやすい~♪



それに比べて・・なんで、日本語版って漢字ばっかで難しいんだろ?っと、あらためて思ったわけです。

@だって、これだもん@
  ↓

仏説・摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識・亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明・亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智、亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離・一切・顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶。般若心経




こんなん、いったいどれだけ勉強して、どれだけ知識を詰め込めば理解できんだよ!と、うんざりしてしまって、すっかり「般若心経」のことは、投げちゃってました。

そもそも、
ウチの檀家は、密でも禅でもなく、浄土宗だったか浄土真宗だったかで(←それすらもわからん、いい加減なのだ。)
般若心経を唱える人も身近にはいませんでしたから。(←言い訳はもう、いい!)



仏教といえば難しい漢字

その漢字だらけのお経を、お坊さんが読経してくれて・・一般人には、意味さっぱりわかんないけど、「ありがたいもの」

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として、神妙に我慢して聞かなきゃならないもの・・そうゆうもの、って思い込んでたような気がします。


日本人は「仏教=お経=漢字」、という固定観念というか、「思い込み」を持ってるんじゃないかな?

つくづく、そんなことを感じました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『般若心経』は、ご存じのとおり、600年代に三蔵法師玄奘(さんぞうほうし・げんしょう)さんが、インドにまで行って、持ってかえってきた経典のひとつ。

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こうゆうものだったそうです。(模様にしか見えんのだが・・)
    ↓
bojihanya.png
(世界最古のサンスクリット語写本は法隆寺にあるそうです wikiより)


古代インド語(サンスクリット文字)で書かれたものを、玄奘さんが唐語に訳して、それが日本に入ってきて、
それが、ずーーと日本で用いられてきたってことのようです。

*また別ルートで、サンスクリット語(古代インド語=梵語)がパーリ語(古代インドの口語)に訳されて伝わったものもあるとか。
ややこしいなあ・・。 ややこしいから、こっちの話は無視。




そりゃ、難しいわけだ~!



ようするに~翻訳はすべて唐時代の漢字にしちゃうわけだし・・

たとえば、正式名称の『般若波羅蜜多心経』というのは、
サンスクリット語で『プラジュニャー・パーラミター・フリダヤ』(Prajñā-pāramitā-hṛdaya)

って発音がもと。

サンスクリット語の prajnã(プラジュニャー) の俗語形(パーリー語)が(pannã:パンニャ)で、

その音をそのまま漢字に写したのが、「般若」(ハンニャ)になってるそうです。



漢字でみるものじゃなくって・・本来は「音」から感じ取るものかもしれませんね。


私なぞは、ずーーとこっちのハンニャかと思ってたもんです。

omen_hannya.png




さて、ハンニャの意味ですが、

これは、「人間が真実に目覚めたときにあらわれる根源的な叡智のこと」
だそうです。

<<叡智>>


こうなると、宗教というよりフィロソフィーだよね~。
ああ、よかった~!


実は・・私はもともと、宗教には拒否反応を持ってましたもんで(笑)

なぜかって?

つまりですね~、こういったドグマが苦手だから!

XXしちゃいけない!
XXしなさい!

みたいな~。

禁止事項のオンパレード。

そこで、なんでやねん?と聞いたところで、
「それが、神様仏様の教えだからです!」

としか言われなかったし・・

それじゃ、返事になっとらんじゃないかい!
そんなん、学校の校則だけでも、うんざりなのに~

ああ!余計なお世話だ!


で、拒絶反応を持ってしまったってわけです。




この英語版の、ハート・スートラ(Heart Sutra)は、ちゃんとオンライン上にも載ってるんですね。
    ↓
The Heart Sutra and Key Concepts of Buddhism


この下に、元々の漢文と、現代語訳をつけたものがこちらになります。
    ↓

Avalokiteshvara Bodhisattva, when practicing deeply the prajna paramita,
perceived that all five skandhas in their own being are empty, and was saved from all suffering.

  ↓
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄

求道者にして聖なる観音様は、深遠な智慧の完成を実践していたとき
存在するものには5つの構成要素があることに気づかれた。
しかも、その本性からいうと、5つの構成要素とは、実体のないものであると気づかれた。


"O Shariputra, form does not differ from emptiness, emptiness does not differ from form;
that which is form is emptiness, that which is emptiness form.
The same is true of feelings, perceptions, formations, consciousness.

舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是


おお!シャーリプトラよ、 この世において、物質的現象は実体がないということであり、実体がないからこそ、物質的現象でもある。
実体がないということは、感覚も、知覚も、表象も、意識も、すべて実体がないのである。



O Shariputra, all dharmas are marked with emptiness: they do not appear nor disappear, are not tainted nor pure, do not increase nor decrease.

舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減


シャーリプトラよ、この世においては、すべての存在するものには実体がないという特性がある。
生じたということもなく滅したということもなく、汚れたものでもなく、ピュアなものでもなく、減るということもなく増すということもない。



Therefore in emptiness, no form, no feelings, no perceptions, no formations, no consciousness; no eyes, no ears, no nose, no tongue, no body, no mind, no color, no realm of eyes, until no realm of mind-consciousness; no ignorance, and also no extinction of it, until no old-age and death, and also no extinction of it; no suffering, no origination, no stopping, no path, no cognition, also no attainment.

是故空中無色無受想行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法無限界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得


それゆえに、実体がないということは、物質的現象もなく、感覚もなく、知覚も表象もなく、意志もない。
眼もなく、耳もなく、鼻もなく、舌もなく、身体もなく、心もなく、かたちもなく、声もなく、香りもなく、味もなく、触れられる対象もなく、心の対象もない。眼の領域から、意識の領域にいたるまでことごとくない。
(さとりもなければ、)迷いもなく、(さとりがなくなることもなければ、)迷いがなかうなることもない。 そして、老いも死もなく、老いも死もなくなることはないということに至る。
苦しみも、苦しみの原因も、苦しみを制することも、苦しみを制する道もない。知ることもなく、得ることもない。


With nothing to attain, a Bodhisattva depends on prajna paramita and the mind is no hindrance. Without any hindrance,
no fears exist. Far apart from every perverted view one dwells in nirvana. In the three worlds all Buddhas depend on prajna paramita and attain unsurpassed complete perfect enlightenment.

以無所得故菩提薩依般若波羅蜜多故心無礙無礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提


それゆえに、得るということがないから、諸々の求道者の智慧の完成に安んじて、人は、心を覆われることなく住している。
心を覆うものがないから、恐れがなく、顛倒した心を遠く離れて、永遠の平安に入っていけるのである。過去・現在・未来の三世にいます目覚めたひとびとは、すべて、智慧の完成に安んじて、この上ない正しい目覚めを覚り得られた。

Therefore, know the prajna paramita is the great transcendent mantra, is the great bright mantra, is the utmost mantra, is the supreme mantra, which is able to relieve all suffering and is true not false.

故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚


それゆえに、人は知るべきである。 智慧の完成の大いなる真言、大いなるさとりの真言、無上の真言、無比の真言は、すべての苦しみを鎮めるものであり、偽りがないから真実であると。



So, proclaim the prajna paramita mantra, proclaim the mantra that says,
Gate, gate, paragate, parasamgate! Bodhi! Svaha!"

故説般若波羅蜜多呪即説呪曰呪即説呪曰
羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶


その真言は、智慧の完成において次のように説かれた。
ガテー ガテー パーラガーテー パーラサンガテー 
ボーディ スヴァーハー (意訳: 往ける者よ、往ける者よ、彼岸に往ける者よ、彼岸に全く往ける者よ、さとりよ、幸あれ)
佐々木閑の現代語訳より




ここのサイトには、ちゃんと初心者でもわかるような説明が載ってました。


ポイントは・・

These are the five skandhas (aggregates):
宇宙すべては「五蘊(ごうん)」から出来ている。

しっかし・・五蘊って漢字、難しいよなあ。
こんなん、早い話、ファイブ・エレメンツってことやん。



この英文サイトから、ひっぱって、五蘊(ごうん)の説明をすると・・

★みることの出来る現象・物質的な存在


●Form⇒「色」(しき) 
たとえば、火のついたレンジがあるとする。

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★他の4つは、みることのできない人間側の世界=すべて心や精神

●Feeling(感覚)⇒「受蘊」
ガスコンロを熱いと感じるのも、目で火をみるのも・・すべて感覚

●Perception(知覚)想い浮かべる作用(概念)⇒「想蘊」
コンロの火を触ったら、熱いぞ~と。

●Impuls(衝動)、自己の心の働く方向、意志ともいえるかな⇒「行蘊」
コンロの火に触れた途端に、手をひっこめる

●Consciousness(意識)自己の心でとらえている状態(意識⇒「識蘊」
コンロの火に触れて、やばっ!あちちっ!ってなる。


で、こうゆうのって、ぜーーんぶ、「空」(Emptiness)なんだよ!ってのが、最重要ポイント。

「空」なんですね~。

そもそも、「空」という語自体は仏教が編み出したものではなくって、インドではごくありふれた語のひとつだったようです。
この「空」の概念から、数学史上最大の発見といわれる数字の「ゼロ」を導き出したのもインド人の功績。

インド人、恐るべし!
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インド仏教徒は、瞑想の極致のヴィジョンとして、「空」を発見したといわれています。



ところが、般若心経の中で
「空」って言われてしまうと、それって「無」ってこと?
と、そっちに行ってしまって・・

なんだか、すべてが虚しい気分になってしまいがち。(←以前の私、まさにこれでした。 仏教の教えみたく、すべてが無なんていってしまったら、努力したって虚しいじゃんか!と思ったもんです。)

それにしても、後半は「無」って言葉のオンパレードですもんね~。


ところが、ちゃーんと、ここには「空」の説明も載ってました。

Emptiness is not nothingness.
It is the other side of interdependence (pratityasamutpada).



「空」は「無」ってことではないよ~。

それは、ある意味、interdependence(お互いが関係しあって持ちつ持たれつの関係)ってことでもあるんだよ。
って言ってます。

カッコの中に入ってる言葉は、なんだか難しくって聞いたことが無い単語・・・pratityasamutpada
これは、因縁生起(いんねんしょうき)といったような意味で、 因とは果を生起させる直接の原因、縁のことなんだとか。


すごくわかりやすい!!

とにかく、こーんな難しい漢字をみてるよりは、断然わかりやすいもんね~。
  ↓
観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄



もちろん、こういった難しい漢字に対する日本語の解説書もいっぱいあるんだけど・・いずれも解説書を読めば読むほどわからなくなってしまう。(←それは、私の理解力&知識の問題なんだろうけど)


とくに専門的なことに関しては、英語の方が、日本語よりもわかりやすい表現が使われてることが多い気がしますね。
余談だけど・・昔の日本の「編み物の本」なんて・・専門用語だらけでさっぱりわからんかったもんね~!


おかげさまで、先日にアップした、沙門空海唐の国にて鬼と宴すの、夢枕獏さんの「般若心経」解説と、今回のハート・スートラ(Heart Sutra)のおかげで、今、ようやく自分なりに見えてきた!って気がしてます。


そもそも般若心経は、観自在菩薩さんが、シャカの一番弟子だったシャーリプトラさんに話し聞かせてる形をとってたんですよね~。

おお! シャーリプトラよ!なんて、呼びかけがあるし、実にわかりやすいし、親しみも感じる。
漢文だと、ただ「舎利子」としか書かれてないんだもんなあ。 (←わかるわけないやん!ブツブツ)

シャーリプトラさん
   ↓
monksya.jpg
http://jayarava.blogspot.com/2011/09/sariputta.html


もちろん、前述したように解説書はいっぱいあります。

また最近では、現代語訳の解説書も多くあるようだし・・中にはロック調なんてのもあったり、Youtubeで聴けるのもあったりと、実にバラエティーに富んでますね~(笑)

ただ、それぞれの人によって、若干の解釈の違いは個々にあるようです。

とくに、「空」を、どのようにとらえるか?は、さまざまでしょうね。


私としては、やっぱ・・これですかね。

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   ↓


そのときの『現実』は君の脳が解釈した、単なる電気信号に過ぎないんだ。
マトリックスという映画から「厄介な脳」を知った日



なので、

宇宙 全て の 物質的 な 存在 「色」を除けば、全部自分の脳が作り上げた実体が無いもの。
「空」ってわけです。

だからなにもかもが本来は「無」=NOともいえるもの。
*ただし、この場合のNOは否定の意味じゃないです。

No「無」で始まるオンパレードがここまでくると、もう、壮観としか言いようがないですね~!
   ↓

no form, no feelings, no perceptions, no formations, no consciousness; no eyes, no ears, no nose, no tongue,
no body, no mind, no color, no realm of eyes, until no realm of mind-consciousness; no ignorance,
and also no extinction of it, until no old-age and death, and also no extinction of it; no suffering, no origination,
no stopping, no path, no cognition, also no attainment.

是故空中受想行識眼耳鼻舌身意色声香味触法限界乃至意識界明亦明尽乃至老死亦老死尽苦集滅道智亦




釈迦のもっとも基本的な教えの「八正道」の教えさえだって、「無」だし、
  ↓

1.正見(しょうけん):正しく見る、 2.正思惟(しょうしゆい):正しい思い、 3.正語(しょうご):正しい言葉
4.正業(しょうごう):正しい行い 5.正命(しょうみょう):正しい仕事、 6.正精進(しょうしょうじん):正しく精進
7.正念(しょうねん):正しい気づき、 8.正定(しょうじょう):正しく意識


六波羅蜜だって「無」だあ!
   ↓

1布施(ふせ)親切心、2持戒(じかい)言行一致、3忍辱(にんにく)……忍耐
4精進(しょうじん)……努力、5禅定(ぜんじょう)……反省、6智慧(ちえ)……修養


これでもかあ!!
いえぃ! じゃじゃ~ん!
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ところが、ここらへんの部分に反感を感じる方々もいらっしゃるようで・・・

「八正道」や「六波羅蜜」までもが、「無」ってのは、ありえないだろ!
お釈迦様が、煩悩を無くし人々を救済するための教えまでもが「無」というのは暴言だ!
と思われてしまうようです。



しかし・・ここで言う「無」というのは、否定してることじゃないし、「八正道」や「六波羅蜜」を実践したって意味ないぞ~ってことじゃないと思います。


宇宙の法則(真理)を述べてるだけで、それに「気づいてくださいよ」というのが、般若心経のメッセージじゃないかと思うんですけどね~。(私の理解ですが・・。)


じゃあ、般若心経というのは、どうするべき?って説いてるんですか?
って聞かれたことがあるんですが・・

そんな答えは、どこにもないと思います!
どこにも答えは書いてないと思います。


すべては人の想念が作り出したもので「空」であり、物質世界もまた「空」
その相互関係の中で、常に変化し続ける世界の中で生きてるってことに、まずは「気づいてください」


それだけのメッセージじゃないでしょうか。

そして、それだけが「ものすごく大切」なことじゃないでしょうか?

「気づく」ということが。



気づいた上で、あとは各自が自分で道を選択してくださいね~、ってことだと思います。

だから、何も書かれていない。


気づいた人が、自ら選択して「八正道」や「六波羅蜜」を実践していく道を選んだのなら、それは立派な道ではないでしょうか?

ただし、

「気づき」無くして、お釈迦様が説いたからというだけで「八正道」や「六波羅蜜」をがむしゃらに実践したところで、煩悩がなくなるどころか、なんだか・・ますます深~くなっちゃいそうな気がします(笑)


さて、あなたは、どんな道を進みますか~?


うーーん・・・私は?

「八正道」や「六波羅蜜」の実践?・・・いや、違うな。

脳の電気信号に惑わされず、ネガティブなものだけは追っ払って、常に楽しいことワクワクすることにフォーカスして生きたいなあ。
もちろん「楽しいこと」も「ワクワクすること」も、「空」であるのは承知の上。

でも、だからこそ、逆に生きてる喜びみたいなものがあるような気がするんですよね~。

やっぱり、こんなカンジかな。
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そういえば、空海さんは、
『般若心経』は小乗、大乗の諸宗と真言を含めたあらゆる仏教の思想と行果が凝縮された、重要な経典と捉えていたようです。

彼自らも、般若心経秘鍵という注釈書を書いてます。



後半部分、あの「無」=NOという言葉が連続した最後に、ガテー ガテー パラーガテーという真言で高らかに歌い上げて締めくくっちゃうとこなんて、

まさに、夢枕獏さんの言葉を引用すれば・・
「そのよう な美、 あるいは知恵の完結を、 どう でも いいとでも言う よう に、『般若心経』 は、その最後で高らかに叫ぶのである。」

やっぱ、阿波踊りですかね~(笑)

サンスクリット語(梵語)で、

Gate Gate Paragate
ガテー ガテー パラーガテー
Parasamgate Bodhi Svaha
パラーサンガテー ボディー スヴァッハ


(この真言は、ある霊能者によると、かなり強力な魔除けにもなるとか)

ここは真言として唱える部分なので、あえて訳されなかったようだけど、こんな意味らしい。

行けるものよ、行けるものよ、
彼岸に行けるものよ、
彼岸に完全に行けるものに、幸いあれ!




♪~踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら、踊らにゃそんそん~♪

なんか似てません?(←違うって!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はハート・スートラ(Heart Sutra)を読んでるときに、ずっと、ジョン・レノンのイマジンのメロディーが浮かんでました。


この歌もまた、
天国なんてない。 地獄だってない。
国だってないんだ。・・・って、NOの連続ですもんね~。


そういえば、ジョン・レノンも、仏教(Zen)に傾倒していたことでも有名な人でしたね。
オノ・ヨーコさんの影響だったともいわれてますが・・。

ジョン・レノンが「気づき」の先に、行きつく道は、この、イマジンの世界だったのかもしれませんね。

異常気象に気象兵器か

今朝、運転中に厚い雲の間から光がさしている光景をみた。


運転中なので写真は撮れなかったので・・これはイメージ写真
   ↓
qualche raggio di sole tra le nuvole scure , by Ipoenk Graphic

どんより曇って薄暗い朝、厚い雲の間から差し込む光が、妙になまなましく美しい~!



Every cloud has a silver lining.
「どんな暗雲にも銀の内張り(雲の縁から見える光の部分)がある」

な~んて言葉を思い出していた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今、フロリダ方面は、すごいことになってるというのに!

ここは実に穏やかだけど(今のところ・・)、フロリダを襲ったハリケーンは今までになく凄まじいものらしい。

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このハリケーン「マイケル」は、メキシコ湾を北上中はカテゴリー1だったのに、急に勢力を強めて3になり、上陸時には4になったという。 さらに勢力を強めて最大の5を上回るのではないか・・という予測もある。

すでに、ここ最近の状況から、カテゴリー6も、設定すべきではないか!という声も上がっているそうだ。

それだけ、近年は巨大な規模のものが増えているということだ。

今後、アメリカで見たことがないような「破壊の光景」が出現したとしても、な~んの不思議もないことなのだ。



2017年、去年のハリケーン「ハービー」は、壊滅的な洪水で記録的被害になってしまったけど・・

今回のハリケーンは、かつてないような暴風が特徴のようだ。

201709080145_box_img1_A.jpg
https://weathernews.jp/s/topics/201709/080145/


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のハリケーン「マイケル」とは逆に・・

前回の、サウスカロライナ州に上陸したハリケーン「フローレンス」もまた、実に不思議なヤツだった。


上陸時には、カテゴリー4だったのに、一気に1に弱まる・・という極めて珍しいケース。

Hurricane Florence Joins the Ranks of Weirdest Hurricane and Tropical Storm Tracks



まさに、今回の「マイケル」とはマ逆なのだ!



しかも、フローレンスは大西洋を西進しアメリカに上陸、その後もそのまま西に進むという・・実に奇妙な動きをした。

1857年(アトランティック・ハリケーン)以来、こんなヘンな動きをしたハリケーンは一つもないのだそうだ。



「奇妙な動きをする」というのは、9月に日本に上陸した台風も同様だった。

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どうみたって・・中国大陸まっしくらだったのに、くいっと右に曲がって日本上陸したのだ。




最近の特徴として、こんなことが言えそうだ。

●台風やハリケーンなどが、まったく予測のつかない進路をとったり、時期外れにも到来する

●台風やハリケーンの強さが、急激に増したり弱まったりもする

●今まで地震が起きなかった地域で、地震が起こる




また、ここ数年前からは、今まで寒かった地域が信じられないような暑さに見舞われたり、砂漠が花畑になってしまったり・・
逆に、暑かった地域に雪が降ったり・・。



いつも、こんなとこだったのだが、

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こうなっちゃったり。

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https://www.huffpost.com/entry/atacama-desert-flowers_n_59a806b0e4b0a8d145738250



熱帯地域が雪に覆われてしまったり・・

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キリンやアフリカゾウが雪に覆われてるなんて・・。

すべてといっていいくらい、異常なのだ。

こんだけ・・頻繁に異常が起こると、
異常であることが正常に感じるようになってしまう。



「なんだって、こんな不思議なことばかり起こるんだろう?」

「そりゃあ、HAARP(気象兵器)を使って、人為的にいろいろやってるからだろ!」

と、事も無げに言う人たちが多い。


たぶん・・日本に住んでいる多くの人たちに、こんな話をしようものなら、

「荒唐無稽なありえない話」
「陰謀論・オカルト話」

と笑われてしまいそうだけど、アメリカに住んでいると笑えないものがある。



世に明らかにされてはいないことだが、そうしたテクノロジーを人間は既に持っているのだ。 

それは、米国や中国、ロシアなどの軍事部門が、密かに開発した 気候変動に関するテクノロジーなのだ。 


その一つが上層大気に影響を与え天候をコントロールするHAARP(ハープ)

ただし、「気象コントロール兵器」は、1978年に国際条約で使用が禁止されている。
表向きは・・(笑)


今回使用したと思われている気象兵器では、最新式のマイクロ波によって、上空の電離層の電子数を急増させるタイプだったという。 

さらに、このマイクロ波兵器は台風やハリケーンを発生させることが出来るだけでなく、自然発生したハリケーンや台風の規模を大きくしたり小さくしたりすることも出来るとか。 


なるほど!

それなら、ハリケーン・フローレンスが勢力を一気に4から1に弱くなった理由も納得。


また、ハープとは別に、ハリケーンを人為的に弱体化するために、ハリケーン上空に航空機を飛ばしてヨウ化銀を散布した実例も報告されている。



なかなか「気象兵器」についての記事は、日本語では少ないのだけど、いくつかあったので参考までに。

IN DEEPさんからの記事より
    ↓
気象コントロール戦争レースの行く末は… : 世界最大級の「高層電離層の攪乱システム」を建設している中国政府。そして「2025年までに気象を手にする」と宣言したアメリカ政府。「地球の気象を牛耳る」のはどちらか

(南極大陸とアフリカ大陸の西側の海域から米国とアフリカの中間点、つまりハリケーンの進路に向かってマイクロ波が照射されている宇宙写真が掲載されたIn Deep の記事)



【警告】地震・気象兵器「HAARP」が大規模実験を開始&再稼働! 【警告】地震・気象兵器「HAARP」が大規模実験を開始&再稼働! 4月14日まで、スポンサーは米軍や政府機関…来るか天変地異!?


世界最大級の高層電離層のかく乱システムを建設している中国政府

2025年までに気象を手にすると宣言したアメリカ政府


これも新たな戦争・・・。


しかし、気象兵器を使うことによる「副作用」は、どんな結果を招くのだろう?

たとえば・・・戦争のための兵器として使わずに、単純に地域の被害をなくす為に使用したとしても・・


こーんな、自然の莫大なエネルギーを抑え込むということは
      ↓
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なんらかの「副作用」が起こると考えた方が自然だろう。


その結果が現在の「異常気象」を招いたのか・・・?
さて、そこまではわからない。



現代のテクノロジーは、たしかに目を見張るものがある。



これは2016年にアップした記事だったけど、「亡くしたペットのDNAを使ってクローンを誕生させることに成功した」という内容だった。   ↓
サルの手の怖い話から現実のクローン化社会へ


愛するペットが亡くなれば悲しい → だからクローン化させて蘇らせる。

それは飼い主のため?

それとも、ビジネス(マネー)のため?

両方でWin-Winってことか・・・。


そもそも、「同じDNAを使って誕生して外見がそっくりだったとしても・・それはまったく別のパーソナリティーを持つもの」としか私には思えないのだが・・。


このように、我々のテクノロジーは目覚ましい進歩を遂げ、生命の誕生も、気象も操れるようになってきている、ということだ。



気象兵器については、おそらく一般人に明かされれることはないだろう。

1978年、国際条約で「気象コントロール兵器」の使用が禁止されるから。



だからといって、それを守るわけがなかろーが。(笑)

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今までの歴史上を振り返ってみても・・アメリカが守るわけがない!

それに対抗しようとすれば、ロシアだって守るわけがない!

やる気満々のイケイケ中国が守るわけがない!



そして・・国民だけが何も知らされないままに、

「気象兵器はますますバージョンアップしたものが完成しつつある」ということだ。



何も知らされてないけど・・・・


「ああ、また気象兵器でも使ったんだろうよ。」・・・と、多くの人が言う。

ただ、一般人には調べようもなく、調べたところで証拠もつかめず、下手すりゃ、消されるだけだから・・

陰謀論ということにして、みんなで真実をしゃべりまくってるのかもしれない。

知らされてないけど、証拠もないけど・・誰もが知ってる。

ヘンな世界だ!



それでも、

「雲の向こうはいつも青空」(There is always light behind the clouds)


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雲から差し込む光、これを、「エンジェルズ・ラダー」という言葉もある。

または、聖書から 「ヤコブのはしご」

「レンブラント光」・・たぶん、光の画家から


暗い雲の間から差し込む光を見ていると・・

「それでも明日はやってくる」

「人間万事塞翁が馬」


「風と共に去りぬ」だったら、"Tomorrow is another day"だ(笑)

こんな言葉が続々と浮かんでくる。


何が起ころうと、人は立ち上がることができるし、明日は来るし・・
人は強いなあ~って思う。

とくに、庶民パワーは!(笑)

ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」

アメリカで生活していて困ることは、日本の本が気軽に読めないってことだ。

数年前に、ウンベルト・エーコ(河島 英昭訳)の「薔薇の名前」が読みたい!って思ったんだけど・・

電子書籍にもなってないし文庫本すら出ていない、この単行本上下巻で5000円近くする上、さらにアメリカまでの送料を考えたとき・・・
さすがに諦めた! (なにがなんでも読みたい!ってわけでもなかったのかもしれないが・・)


数年経った今、調べてみても状況は同じ。


ちなみに、英語版で調べてみたら、Kindleで$9.99だし、ペーパーバックでも$15くらい。
さらに中古ならば$4程度からある。
ハードカバー(単行本)でも$21程度だ(もちろん上下巻なんてないし、まとまった1冊での値段だ)

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日本はなんだって、こんなにも本が高いんだ?



じゃあ、これも英語版で読めばいいんだけど・・

ハリー・ポッターを読むのとは、わけが違うし。

これは、「推理探偵小説」といっても・・まるでアガサ・クリスティーやエラリー・クインなどとはまったくの別物。


1327年の、北イタリアの修道院を舞台にして、フランシスコ会とベネディクト会、神聖ローマ皇帝とアヴィニョンに移った教皇の争い、異端審問、ヨハネの黙示録に、最終的にはアリストテレスの『詩学』の第二部の謎にいきつくといったような内容なのだ。

ラテン語などの古典からの引用も多いようだし、たぶん、「ダ・ヴィンチコード」よりも、私にははるかに難解そうな気がする。

絶対、日本語じゃなきゃ、サクサク読めないだろうなあ。。。


Umberto Eco

この作者はもともとは、作家ではない。

UMBERTO ECO


ウンベルト・エーコ(Umberto Eco, 1932 - 2016)という人
イタリアの哲学者でボローニャ大学教授。 アレッサンドリア生まれ(北イタリア)

哲学者としては、記号論の分野で世界的に有名。
トマス・アクィナスの美論についての論文で学位を取得。 

ラジオ放送局でドキュメンタリー番組のプロデューサーとして勤務した後、大学へ戻り哲学論文ならびに文学作品の精力的な発表を続けた。



そして、彼は48歳にして突然小説家になった人だ。

そう、映画化で有名になった作品、「薔薇の名前」の原作者。

1980年に出版されたのだけど・・「せいぜい売れても売れても三千部だろう」と言われてたらしい。
それがなんと、世界で五千万部以上を売り上げてしまったという。

そうなりゃ、当然映画化って話になる。
  ↓
1986年に映画が封切られた。

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映画は、ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーター・・・懐かしいなあ!


最初、私は記号論、記号学者というのに、興味を惹かれたのだけど・・なんとなく、それは、後の「ダ・ヴィンチコード」のロバート・ラングドン教授にダブって見えたりもする。
(もちろん、ダ・ヴィンチコードの方が、ずっと後の作品)


ランングドン教授は『宗教象徴学』だったけど、それもまた、「記号学」のことなのだから。

中世のキリスト教、記号学、神学的、哲学的、ミステリー

こりゃ、やっぱり・・後のダ・ヴィンチコードにも通ずるところがあるような(笑)

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なぜ、エーコはいきなり、作家デビューしてしまったんだろう?

初版本の惹句には、「理論化できないことは物語らなければならない」と書かれていたそうだけど・・・それが目的だったんだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小説(物語)や映画の楽しみは、完全に読者にゆだねられる。

たとえば、この「薔薇の名前」は・・

ホームズチック・ミステリーとして観るもよし、歴史ミステリとして観るもよし、中世キリスト教や当時の政治といった時代色に注目して観てもよし。

ショーン・コネリーの演じたバスカヴィルのウィリアム・・なんて、まさに、シャーロック・ホームズを連想させる名前だし・・(バスカヴィルの犬は代表作だし、ウィリアムといえば英国人の名)

メルクのアドソというのは、アドソのイタリア語は「ワトソン」を意味するんだとか。

事実、エーコは、シャーロキアンでもあったそうだし・・お堅いだけの学者かと思えば、まったく違ったタイプだったらしい。
子どものころからコミックスや物語が大好きだったそうだし、とくにバロック音楽の演奏も得意としていたそうだ。

学生時代は、中世の神学や美学の研究。  
エーコは、スヌーピーを生んだアメリカの漫画家チャールズ・シュルツをも絶賛している。
Umberto Eco Explains the Poetic Power of Charles Schulz’s Peanuts

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おそらく、彼は記号学という観点からすべてを眺めていたようなフシがある(笑)
昔は学問の対象とは見なされていなかった漫画や大衆小説でさえもだ。




私が最初にこの映画を見たときは、もちろん、中世のシャーロッキアンミステリーとして観ていた。


この不気味でオドロオドロした迷宮図書館も圧巻だったし・・・(ちょっとホグワーツ城をも思い出すような・・(笑)
     ↓
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ヨハネの黙示録から「天使が7つのラッパを吹き鳴らすとき・・」に起きる、不気味な連続殺人事件は、まるで、横溝正史の世界かい!ってくらいの不気味さだったし(笑)

こうゆう死体発見とか・・

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こうゆうのとか・・

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ずいぶん楽しませてもらった。


と、同時に、

当時のイタリアのベネディクト派ってのは、こんな暗~い修道院の中で、
「笑うこと」「冗談」「おしゃべり」も禁止されてる世界だったのか~!

異端審問って恐怖政治そのものじゃないか~!


なーんてことをあらためて思ったりもした。


ところが、さらに歴史的背景を調べてから見ると、また違った側面も見えてくる。

白でも黒でもないグレーな人物の中の後半に、

フィリップ4世ローマ教皇クレメンス5世についてやら、テンプル騎士団の総長、ジャック・ド・モレー が火あぶりにされた話なんかを、ちょこっとアップしたけど・・

ああ、こんな状況だったんだ~とよなあ、と歴史的背景が見えてくると、さらに面白くなった。



さらに、このストーリーの骨格をなしてるのは、

アリストテレスの『詩編』第2部の謎

だろう。


アリストテレスは哲学以外にも、生物学や天文学・・なんでもかんでもオールマイティーにできちゃう博識家!

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プラトンの築いた学校の生徒、弟子であり・・

アレクサンドロス大王の家庭教師でもあった人だ。


当時のエリートといえば、アテネ出身のギリシャ人だろうと思ってたのだが・・彼は、マケドニア人だったのだ。

そして一風変わってる人でもあったらしい。



詩編1と2は、「演劇論」ともいわれている。

詩編1は悲劇について、2は喜劇について書かれていただろう・・とも言われている。

この時代には、演劇という概念すら確率してなかった時代・・・ぜひ彼の演劇論を読んでみたいものだけど・・

詩編2は見つかっていない。(故意に隠されて紛失したのか、それとも初めから存在しなかったのか・・謎。



彼が生涯を通じて残した書物は実に550以上もあると言われているものの、多くは紛失してしまってるそうだ。

なんでも・・新たに建設されたアレクサンドリア図書館による押収を避けるために、あっちこっちに分散した結果、行方がわからなくなってしまったとか。

<<参考>>
アレキサンダー大王からヒュパティア、そして現代へ

また、後年再発見されたものの中にも紛失箇所がとても多く、著作の内容においても、彼自身の意図したものではない可能性が高い、という話もある。


何から何まで謎・・・だからこそ、本にも映画にもなるのだろうが・・(笑)


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しかしながら・・・

もしも、詩編2が、この映画のように、この時代に存在していたら・・・

当然のごとく、発禁書になっただろう。

こうやって、迷宮図書館の奥深くに隠された可能性は大アリだろう。



そこで疑問!

でも、なぜ焚書扱いにならなかったんだろう?


見られて困るものなら、さっさと焼き捨てちゃえばいいのだ!
それこそ、文化大革命の中国のように!


しかし、やっぱり・・
彼らには焼き捨てられないのだ!

どんなに発禁されようが、命がけでも・・中身が見たくてたまらないのだから。

アカデミック世界で生きる人々の、書物に対する狂気に近い思いがあるのかもしれない。

異端審問官、ベルナール・ギーのような立場とはまったく違うのだ。


ふと、ここらへんにも、エーコ自身の姿を重ねてみることができるのかもしれない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ときどき思うのだけど、

小説、物語、もちろん・・映画も、

ただのフィクションとは思えないときがある。

あ、これは真実だ!と、なぜか、確信に近い状態で思ってしまうことが多々ある。
もちろん、そんなことは私の主観でしかないのだけど。



ずーーと前にバード少将の話をアップしたことがあったけど・・(4年前だったらしい)
    ↓
ふと思い出したバード少将の話

この当時、地球空洞説なんて信じる人は少なかっただろう。



そこで、あたかもフィクション・ストーリーであるかのように、本を出版したのが、これだった。
     ↓
1964年にアメリカの哲学者であるレイモンド・バーナードが、『空洞地球 - 史上最大の地埋学的発見』という本を出版。

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それが学術書であろうが、論文であろうが、神話だろうが、物語であろうが・・・

私の中ではほとんど区別がなくって・・それがリアルに感じるかどうか・・いつもそれしかない。

まったくのフィクションでありながらも、
そこには、作者だけが感じとった、真実のシンクロニシティーがあるのかもしれない。

そんなことを感じながら読むと、読書はいつも、ワクワクさせてくれる(笑)


<参考>
ロサンゼルス・タイムズ記事より
Novelist Umberto Eco dies at 84; wrote 'Name of the Rose' and 'Foucault's Pendulum'


マトリックスという映画から「厄介な脳」を知った日

「このマトリックスの入り方がステキよね~。」
    ↓
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マトリックスとは、この網目のように黒っぽく入っている天然の模様のこと。


同僚とターコイズの話をしているとき、私たちの横をボスが通りかかり、いきなり声をかけられた。

「マトリックス! ああ、なつかしい! キアヌはステキよねえ。」


おいおい! そっちのマトリックスの話じゃないんだけど・・と、同僚と顔を見合わせて苦笑。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マトリックスかあ。


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懐かしい映画だあ! マトリックス。

見事なCG、コンピューター世界のバーチャルリアリティー、SFアクションで、かなり話題になったものだ。

この3部作だった。
「マトリックス」
「マトリックス・リローデッド」
「マトリックス・レボリューション」



そういえば私は何度も、映画「マトリックス」中の、モーフィアスの言葉を、ブログ記事に引用してたことを思い出す。
     ↓
フォトンの作りだす世界を量子論とスピリチュアルで眺める

下町ロケットからアポロ11号そしてモーフィアスの言葉を思い出す


モーフィアスというのは、この人
    ↓
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そして、すっかりおなじみになってたこの言葉

『現実』とは何だ?『現実』をどう定義するんだ?

もし君が感じることができるものや、嗅ぐことができ、味わい見ることのできるもののことを言っているのなら、

そのときの『現実』は君の脳が解釈した、単なる電気信号に過ぎないんだ。

**これはある意味、怖い言葉だよね~。 外部から電気信号を流すことで人を洗脳することも可能になっちゃう・・なんて陰謀論めいたことも、陰謀論じゃなくなっちゃうかも。



この映画を見終わった後、

たとえば、目で見たものを脳がどのように処理してるんだろ?・・と思って調べてみたことがあった(←すぐハマる)


さて、そのときの私の調べあげたことをそれをすごーく簡単に言うと・・

eye system
https://www.shiryoku15.jp/troubleeye

目というレンズで受けた光を網膜が捉え、

それを電気信号に変換して脳まで伝達される。

私たちはそれで見てる!


しかも、人間の網膜に映る映像は上下左右が反転している。

反転した映像を脳が補正してくれてたのだ。





なんてこった!

目で見てると思ってるけど、実は脳で見てたんだ~。

それも、脳が勝手に判断して補正まで加えてくれちゃってるものを見せられてたんだ~!



と、私は愕然としたことがあった(←そんなこと、知ってる人から見れば当たり前のことだったんだろうけど~。)



そこで、面白い実験をやった人がいて、
   ↓
「あえて上下がさかさまに見える眼鏡をつけて生活してみる」というのを聞いたことがある。


最初はあっちこっちにぶつかるし、気持ちが悪くなるしで大変だったみたいだ。

ところが、数日たつうちに、慣れてきて、その眼鏡をつけたままでもフツウに生活ができるようになってしまったそうだ。



また、先天性全盲の人が成人して、手術を受けて見えるようになったとしても、すぐ見えるようにはならないという。

その状況に脳が慣れてきて、新たな脳の判断を待たなきゃならないそうだ。

うーーむ。 

こういった事実を考え合わせて・・

なるほどね~!

と、いまさらながら思ったものだ。

人間の五感は、脳が解釈した電気信号に過ぎないんだ!と。



ルドルフ・シュタイナーの言葉だっただろうか?・・ちょっと忘れてしまったのだが・・

「五感だけを信じるな! 脳だけに頼るな!」

という意味も、私はこのときはじめてわかった気がした。



脳は私たちの心身を守ろうとしてくれる、たしかに有難いものではある!

だけど、同時にやっかいなものともなる。




恐怖、怒り、悲しみ、嫌悪などのネガティブ感情を作り出すのも脳だし、

子供の頃、おぼれそうになったという記憶が、水を見るだけでで怖い!という恐怖心を作り出してしまうことさえある。

五感と過去の記憶(蓄積データ)から、脳が勝手に判断して、感情まで作り出してしまうんだから!





さて、マトリックスの中に、こんなシーンがあったのを覚えているだろうか?


メロビンジアンという男が、
   ↓
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こんなことを言う。

「常に変わる事無く、あらゆるものを支配する紛れもない真理がある。
それが因果関係だ…作用~反作用、原因…そして結果」



すると、モーフィアス
   ↓(またも登場!)
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「全ては選択から始まる。」と、言い放つ。



このシーンが、

ず~っとのちに、私が「量子力学」について調べようとしていたときに、

突然フラッシュバックしてきたのだ。


古典物理的な思考」(こういう原因があれば必ずこうゆう結果になる)

          Vs.

「量子力学的な思考」(原因は関係ない、ここからの選択がすべて=人の意識)




実は、このメロビンジアンって人は、AI(人工知能)が作り上げたマトリックスという仮想現実空間での
最古のプログラムの一つなんだよね。

人の形して出てくるけどね~。(ごめん、映画を見てない人には、よくわからないかもしれないけど。)

そして、

マトリックス(仮想現実)の中で「因果関係」を司るプログラムが機能しなくなり、「選択」というプログラムが台頭してきた。
・・・・という背景がある。

なので、このシーンは、メロビンジアンの必死な苦し紛れの抵抗ともとれるシーン。


ところで、私たちもまた、古典物理学的思考に縛られてはいないだろうか?

私って、学歴が低いから(原因)、私の将来はせいぜいこの程度(結果)だろう・・みたいな。

または、

●私は学校の成績が悪いし頭が悪い、だからXXになるのは無理。

●私はもう年よりだから、今さら無理。



脳が集めたデータで、そこから原因→結果を判断してしてしまうことをしてないだろうか?

脳が集めたデータってのは、言い換えれば・・
社会通念、常識、自我などで、固定化された思考パターン



でも、量子力学のミクロの世界においては、素粒子は「物質」でもあり「波」でもあるものだったよね。

すべての目に見える物質を、どんどん細分化して原子よりも小さく細分化してしまうと、
それは物質として固定化したものではなくって、「物質でもあり波でもあるもの」になる。

おっと、量子力学についての説明はここでは省略。
過去記事を参照ください。

量子論の二重スリット実験について
    ↓
人の意識とボーアから始まった量子論

科学者の唱えるパラダイムシフト

フォトンの作りだす世界を量子論とスピリチュアルで眺める

量子力学が生まれるまでの歴史
    ↓
神の領域に挑戦する人々(その1)

神の領域へ挑戦する人々(その2)



ポイントは、人の持つ「意識」


意識の持ち方で物質化する・・・というのが量子力学の世界
そして、この世を作るベースでもある。

●私は学校の成績が悪いし頭が悪い、だからXXになるのは無理。
●私はもう年だから、今さら無理。


そりゃあ、何にでもある程度の傾向があるのは確か。
(現在の量子力学の世界でも、確率を導きだすことはしてるし・・)

しかし、それは、あくまでも傾向(確率)なのだ。
そのままの状態でいったら、その確率が高くなるというだけの・・・。


しかし「傾向」は、「必ずそうゆう結果になる」という法則ではない、
つーか、法則なんて存在しない、というのが量子力学だ。



意識の持ち方で物質化するならば、
何を常に意識しているかで、いつどこで量子が物質化するかの確率も変わることになる。


しかし、私たちは脳が作り出したモノで判断し、無理!って結論を出してしまいがち。
それじゃあ、ますます、無理な方向の確率が高まり、そこで、物質化してしまうだけだ。



★マトリックスの中で、或る日のこと、ネオは人工知能が作った仮想現実から逃れるために、後頭部に刺さっているプラグを引き抜く。

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マトリックス(仮想現実)世界から、ネオの目覚めのときだね。


そこに登場してくるのが、 ネオの敵となる、エージェント・スミス
   ↓
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ネオは自分の覚醒だけえなく、多くの人を目覚めさせる力を持ってる。
一方、エージェント・スミスは、人々をプラグに繋いだまま、マトリックス(仮想現実)の世界にとどめようとする。
そのため、ネオを倒そうとする。


つまり、エージェント・スミスは、従来の脳が作り上げた自我やら、思い込みやら、常識、社会通念といったもののデフォルメされた姿だろう。


だから、スミスさん、いーーっぱいいる。(スミスという名前は、アメリカでは日本の鈴木さん、佐藤さんみたいに多い名前だし・・)



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そういえば、エージェント・スミスは、必ず、ネオのことを、ミスター・アンダーソンと呼んでたっけね。


最初、ネオはオフィスワーカーとして働いてたんだった。
職業はプログラマーで、「トーマス・A・アンダーソン」(←これがネオ)

そこで、呼ばれてたのが、ミスター・アンダーソン
   ↓
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最初に映画をみたときは、気がつかなかったけど・・

今になって・・なぜ、エージェント・スミスがミスター・アンダーソンと呼ぶのか、わかった気がする。

マトリックスの世界で社会人として生活してたときのことを、思い起こさせようとする心理作戦!@


人というものは、ほぼ無意識で、脳の作り出す思い込みの中で生きてるわけで、それをずーーと繰り返している。

繰り返せば繰り返すほど・・固定化された思考パターンになっちまう。


そうなると、それを、「現実」と思い込み、それを「真実」と思い込む。


そこで、誰かに違うよ!って言われると、ムカつく・・

または、

心の中で、え? ひょっとしたら違うのかも・・とチラっと思ったとしても、

自分が信じていることを信じたい!ってことに固執しちゃう。

そうやって、エージェント・スミスは私たちを執拗に追いかけてるんだね。
私たちの中に巣くってるエージェント・スミスさんたちが!



いよいよ、次作の「マトリックス・リローデッド」の中で、

★主人公のネオは、ついにマトリックスの世界を作り上げた人工知能(アーキテクト)と対話することになる。

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つまり、「世界を作り上げた神との対面」

そこで、ネオは、
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”選択”、問題は選択だ!と言い切った。

今さら、言うまでもないけど・・
脳を繋いでいたプラグをはずし、自分の意識で選択する・・・ってことだね。


ついに、ネオも師匠モーフィアスの境地になったらしい。


そういえば、モーフィアスは、結構、色々言ってたね~。

「君は、自分の心の囚人だ。」

「何を待っているんだ? もっと速く動けるはずだぞ。 頭で考えるんじゃない、悟るんだ。」

「速く動こうとするな、速いと知れ」



中でも、冒頭の方のこのセリフは有名になった・・
   ↓ 何度もこの画像出すけど・・このセリフ。
   ↓
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ネオに赤と青の薬を出して、ネオに選ばせるシーン

英語では、こう言ってる↓

You take the blue pill—the story ends, you wake up in your bed and believe whatever you want to believe.
You take the red pill—you stay in Wonderland, and I show you how deep the rabbit hole goes.




直訳しちゃえば・・
  ↓

青い薬を飲めば、物語は終わり、君は自分のベッドで目が覚めて、自分が信じたいものを信じることができる。
だがもし赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまることができ、ウサギの穴がいかに深いかを見ることになる。



ウサギの穴?


そうそう、冒頭のとこで、

ネオは何者かに「白いウサギを追え」と指示を出されてたっけね。


これは言うまでもなく、「不思議の国のアリス」の冒頭と一緒!

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これを、意訳すると・・こんなカンジ
    ↓

青い薬を飲めば、この話はここでおしまい、君は自分のベッドで目が覚めて、自分が信じたいものを信じることができる。
だがもし赤い薬を飲めば、君の物語はまだ終わらない。
この世界が抱える秘密の深淵に連れて行こう。




で、もしも赤い薬を選べば、安泰ではいられない、痛みも伴うだろう・・ということを暗に言ってるような?

もちろん、ネオは、即座に赤い薬を選ぶんだけどね。

・・・・・・・・・・・・

この映画は、メタファーやデフォルメだらけ。


登場人物の名前だけとっても・・、

主人公のネオ・・キアヌ・リーブスの演じた役だけど・・
NEOは、「新しい」という意味だけど・・そのアナグラムは、ONE、「選ばれし者」という意味を持つ。
そういえば、オラクルから「You are the One」(あなたは救世主)と言われてたっけ。

トーマス・A・アンダーソン・・・ネオのマトリックス世界でプログラマーだったときの名前。
アンダーソンの語源は、ギリシャ語で「Son of Man」で、救世主を示すとか。

また、トーマスは、旧約聖書の12使徒の1人であり、キリストの復活をその目で確かめるまで信じなかった人物。
ネオも、自分のことを救世主かどうかって疑ってたけど・・。

モーフィアス・・ネオの師匠のような存在
ギリシャ神話に登場する「眠りの神」モルフェウスに由来してるのではないかと。 → 覚醒を促す者。

メロビンジアン・・あの、原因と結果がすべての真実といった、プログラム男だったね。
享楽的なフランス人って設定だったけど、フランス語での罵声に自己陶酔するシーンがあったし・・。
フランク王国の「メロビング朝」に由来。

トリニティ・・ネオの恋人役だけど・・トリニティといえば、キリスト教で有名な三位一体のこと。

エージェント・スミス・・これは、前述したとおり、スミスは英語圏のよくある名前。



細部に渡るまで、実によーーく出来てたと思う。



そして、ネオを演じた、キアヌ・リーブスだけど・・

彼は、アメリカ人ってカンジしないなあ・・キアヌって名前も変わってるし・・・って思ってた。

噂でも、ぜーんぜん、ハリウッドスターっぽくない人らしいし・・。


彼はレバノン出生の多国籍、カナダに長く住んで、世界中に行ってるらしい。
お父さんは、ハワイ出身のアメリカ人地質学者fだとか。

彼の名前のキアヌ(Keanu)とは・・
ハワイ語で、Cool breeze over the mountain 「山波を吹き渡る涼風」

その深い意味は、The one that constantly is absorbed in the consciousness of God
「神の意識に常に吸収する者」


という意味があるらしい。
https://www.skuola.net/civilta-inglese/keanu-reeves.html

うーーん。
これは偶然か必然か(笑)


・・・・・・・・・・・・・

いずれにしても、マトリックスという映画は、

私が量子力学を知る上でも、

また、脳ばかりを使わないようにしよっと!(←日ごろから使ってないけど・・)と思うようになった上でも、

大変、貴重な映画でした。


そういえば・・脳を使わずにどうやって考えるんだ?って聞かれたことがあるんだけど、

今では、細胞全体で考えるようにしてる気がする(笑)

失恋→テネシーワルツ

前回のシンシアとハワードのラブストーリー

オフィスのボスに頼まれていた「相性鑑定」の結果が送られてきたので、よろしければ参考までにどうぞ。
     ↓
シンシアとハワードの相性診断


この鑑定士さんも、まったくシンシアとハワードについては知らなかったらしく、二人の生年月日のみで鑑定をしたとのこと。

しかし、この鑑定結果を頂いたとき、「前回のシンシアとハワード情報」と合致するところが多くて、ちょっとびっくり!非常に興味深く読ませてもらった。


プロフェッショナルで優れた鑑定士さんだろうなあ・・とは思うのだが・・

かなり専門用語が使われていて、細部にわたっては理解できない部分は多々あり。
もっと一般人にも、わかりやすく、サラリと書いて頂けると、すっごくありがたいな~とは思いましたけどね(笑)
ここだけの話・・・


しかも、私はこれをボスに渡さなきゃいけないわけで・・(ボスは日本語まったくわからない)
どうやって、これを英訳すりゃいいんだよ!って気分っす。。。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、ここからはシンシアとハワードの話とは直接関係ないのだけど

TVで「62年越しに届いた暗号ラブレター」という番組が放映されたあと、
この内容が、日本語のブログでも、いくつかアップされていたようです。

ざっと見てたところ、たまたま、このようなコメントをみつけた。

ハワードは最初に出会ったときに、シンシアにカレシがいると知って身を引いた。
もしも、彼が略奪愛だったら・・




コメント内容じゃなくって・・私はこの「略奪愛」って言葉に反応して嫌な気分になったのだ。


もちろん、その言葉は知っている。

TVや週刊誌などでも、最近は多く使われてる一般的な言葉らしいから。


だけど、私には、

ぞわぞわする悪寒のような・・禍々しいつーか、刺々しいつーか、

そう、まるで、タチの悪い幽霊が登場してくる前兆のときみたいな、いや~な気分がするのだ。(←なんだ! このたとえは!)
その言葉を聞くたびにね。。。

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実は、少し前に、アメリカ人に「略奪愛」と「略奪婚」という言葉を説明しなきゃならなくなったことがあって・・・

このときも、すごーく嫌な気分になったものだ。


まず、英語には、そんな言葉は存在しない。


「略奪された花嫁」だったら、昔から物語にもよく登場するけどね~。
    ↓
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@結婚式当日、力ずくで花嫁強奪@


ところが、

結婚を略奪するなんてことは、ありえない。(略奪というのは暴力を使って自分のモノにすること)

結婚というのは、お互いの意思で成立するものだ。
たとえ、誰かとの結婚を解消して別の誰かと結婚したとしても、それは本人の意思だと思うのだが。


まあ、中には銃で脅されて、結婚証明書に無理やりサインさせられたってのもあるかもしれんが・・
・・そりゃあ、脅迫ってことになるだろうし。



さらに、「略奪愛」

こりゃ、なんじゃ!


「意味わかんね! 愛って、モノじゃないんだから、そもそも略奪なんてありえないだろ?」・・と、アメリカ人に言われたが、

まったくその通りだと思う。

「日本ではね、結婚してたり恋人を持ってる人がいて、それを別の男(または女)が現れて、元のカップルの関係が壊れた場合のケースを、略奪愛っていうんだよ。」


「はあ? それって、ただの失恋だよ。
もっとステキな人が現れたせいで、君とはバイバイね~!ってだけのことだろ!」


「そうなんだけど・・日本では、バイバイされちゃった人は傷つくから、可哀そうって思うらしくって、それで・・」

「傷つく? そんなの当たり前だよ。
でも、心は他の人に移ってるのに、形だけでも一緒にいるって方がもっと酷い事なんじゃね?」


まさに、その通りだと私も思う(笑)


「だからさあ、愛って、モノじゃないんだから、そもそも略奪なんてありえないんだよ。
日本人は、愛を奪ったとか奪われたとかって、愛をモノ扱いしちゃう民族なんかね?」



痛い言葉だ!

愛はモノ扱いだし・・・
失恋した人を貶め、成就した人をも責めるような・・嫌な言葉だ。


嫌だなあ・・

日本語って美しい言葉が多いって思ってたのに~。

最近は、波動を下げてしまうような・・醜い言葉が耳につくようになった。

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ところで、

テネシーワルツ(Tennessee Waltz)って古~い曲をご存知だろうか?

日本では江利チエミさんが、これを大ヒットさせたそうだ。

もともとは、アメリカで生まれた古い曲で色々な人が歌っている。



これって、悲しい歌なんだよね・・

ダンスパーティーに出かけて、大好きな彼とテネシーワルツを踊る。

またま出会った友達に、大好きなダーリンを紹介する。

そして、

友達が私のダーリンとテネシーワルツを踊る。

踊ってる間に、彼女は、私のダーリンの心を盗んでしまった。

テネシーワルツを聞くたびに思い出す日々




友人に最愛の恋人を取られちゃった物語

お友達は、自分よりもずーーと華やかで魅力的な人だったんだろうか?


甘酸っぱくて、ほろ苦くって、ちょっぴり自虐的でもある歌。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これって・・

現在の日本人からみれば・・

恋人を奪われた!
「略奪愛」だ!


ってことになるんだろうなあ。
まさに、それだ!


ざっと80年近くも昔の曲、
失恋は、古今東西、誰だって辛い思いは同じだったはず。

手痛い失恋をすれば、見も心もボロボロ。

そして・・心の中は、ネガティブで満杯。
ドロドロ状態。



そんなとき、

「略奪愛」と叫んで、誰かを攻撃に走るか・・・

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それとも・・

ひっそりと自分自身でネガティブな心を受けとめるか?


受け止めようと決めたとき、

   
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ネガティブ感情さえ、人は、それを「美」に変えてしまうことができるそうだ。

人の心を打つような、音楽、詩、アートに変わるってことらしい。

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これは人間だけが持つ、マジックパワーなのだという。


人間だけが持つ、ネガティブを「美」に変えるパワーかあ。



だけど、少なくとも、

「略奪愛」を口にする人たちからは、テネシーワルツは生まれなかっただろうと思う。


だんだん・・日本語が、どこの国よりも「波長の低い」言葉を使い出してるような・・そんな気がしたのだ。
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アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

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