格差社会を作る意識

数年ぶりに日本の友人と連絡がとれたので、状況を聞いたところ・・

「今、派遣社員として働いてるんだけど、もうすぐ契約が切れるような状態だし、それに両親が病気で介護も必要だしで・・色々と生活が大変なんだよね~。」

と・・・なんだか、暗い答えが返ってきた。

この人は、都内に住む、40代後半、一人暮らしの女性だ。

日本の状況を考えると、40代後半という年齢、女性であること、独り身・・などの条件では、正規雇用として就職することは難しいのだろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

安倍政権の「女性の活躍推進」たとか、「すべての女性が輝く社会」な~んてキャッチフレーズを聞いたことはあるけど・・

実際のところ、どうやって輝けるんだい?と、突っ込みを入れたくなる(笑)

もちろん、女性だけでなく男性だって同様で・・・正規雇用として働けず、結婚しても子供を持つこともできないような状況にいる若い世代も多いし、また、年金だけで生活苦にあえぐ老人層も多いと聞く。


格差社会というのは、もう、ずいぶん前から言われていたことだったけど、改善されるどころか、ますます広がっていってる気がする。


それは、もちろんアメリカでも、同様だ。

アメリカの方が、もっと加速化してるのかもしれない。



ご存じのとおり、アメリカは移民の国。

各国から多くの移民たちが押し寄せて、アメリカンドリームを実現させて大きくなった国だ。

そう、やる気さえあって、がんばって働き、それに、運を味方につけてしまえば、無一文からミリオネラーにもなることが可能だった国だ。

少し前にアップしたブログ記事、
マーケット・バスケットの奇跡がアメリカに与えるもの

の中でも、ギリシャ移民だったお祖父さんから、父に引き継ぎ、その孫の世代でアメリカでスーパーマーケットチェーンとして大成功させた話をアップした。

もちろん同様に、日本人移民だって、大成功した人だって多かったのだ。

アメリカは、イギリスのような階級制度もないし、自由そのもの

出自に関係なく、自分次第で誰もがビッグになれる国

なんて、自由でステキな国。



しかし・・それは、すでに昔の物語だ(笑)


1940年代をみると、アメリカのほとんどの人が、両親より財政的に裕福となった時代だった。

より多くの富を、大きな屋敷、ロングバケーション、高級車を持つことが可能になった時代。


ところが、過去半世紀にわたってみると、

「両親より多くの収入を得ること、つまり、アメリカンドリームの実現」は、90%から50%に落ちてしまった」
いう研究報告があがっている。

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もちろん、これは・・時代の流れからくる、国家情勢や政治方針などといった状況も大きいことだろう。


1970年代、かなり景気も良く繁栄していた10年で、アメリカ人の上位1%は米国の収入の10%をわずかに上回っていた。

ところが今日では、トップ1%がアメリカの収入全体の20%以上を占めている。

つまり、トップ1%は、ますます裕福になった。ってことだ。


そして、今日をみると
トップ1% の富裕層は、年間平均130万ドルの収入を得ている。

トップ1% の富裕層の儲けは、1980年の3倍以上となった。(80年代では、平均して42万8000 ドルだったそうだ)

**これは、経済学者の Thomas Piketty(トーマス・ピケッティ), Emmanuel Saez(エマニュエル・セーズ) 、Gabriel Zucman.(ガブリエル・ズクマン)などの調べによるもの。


どこの国でも貧富の差は、このようなヒエラルキーになってる。

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アメリカの人口の下部の50%は、1980年に税引前所得では、平均16,000ドルの収入だったそうだが、これは、ほぼ30年間動いていないという。


米国の税制では、貧困層を支援することになっているんだけどね~。


こちらの比較図を見ると、よーくわかると思うけど・・

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「1980年には上位1%は、下部50%よりも平均27倍の収入を得たが、今日では81倍の収入を得ている」

と、経済学者のPiketty、Saez、Zucmanたちは、述べている。
CNN Money USの記事より


手っ取り早くまとめると・・

トップの富裕層の収入はうなぎのぼり。

一方、庶民の給料は、30年前ともほとんど変わらないのに、ガソリンも食品も、どんどん値上がりして生活は苦しくなる一方。

ここから逃げ出す方法はあるのか?
なーい!!





何が原因で格差が広がていくのか?・・もちろん、それは様々な要因があるのだが、ここではポリティックな話は別にして、人々の意識について考えてみたい。


NHKの「クローズアップ現代」だったかの番組でも取り上げられたこともあったようだし、すでにご存じの方も多いかもしれないが・・

アメリカ、ジョージア州、サンディー・スプリングス(Sandy Springs)市の話だ。

富裕層が多く住んでいる地域だった。

アメリカはどこの州の中にも、多くの富裕層が住む地域とビンボー人が多い地域に分かれている。

ちらっと見ただけで一目瞭然なのだ。


これは、私が住むロサンゼルスだけど・・

こんな街並みもあれば・・
    ↓
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こんな街並みもある。

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ワンブロック違っただけでも、まったく世界が違うように見える。


誰だって、クリーンで安全できれいな街に住みたいと思うのは当然だろう。

サンディスプリングの裕福層だって、その例外ではなかった(笑)


せっかく私たちが税金を払ってるのに、その税金は私たちのために使われてない!

ならば、私たちだけのコミュニティーを作り、シティーを作ってしまおう!



ということから、実際に、彼らのシティーが合法的に作られてしまったのだ。


日本にいる方々には、ちょっと理解しにくいかもしれないけど・・

アメリカの州というのは、それぞれの国に近い感覚かもしれない。
州は、日本の県の感覚と違って、別の国としてイメージしてもらった方がわかりやすいかも。

「州」の下の行政区分が、郡(カウンティー)であり、CITY(市)は、多数決が占めれば、新しいシティを作って独立することも可能なのだ。

そこで彼らは、自分たちで「市」の境界線を決め、州議会を動かし住民投票を実施して、ちゃーんと法にのっとって独立を成し遂げたのだ。


事実上、新しいシティー、Sandy Springsは、裕福な市民によるシティーになった。
平均年収は1千万円、会社経営者、弁護士、医者たちが多いという。

詳しくはこちらの動画で
    ↓


この動画を文書化した記事は、こちら
    ↓
“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~


新しい市を作った動機は、「所得の再分配」に対する不満と「効率の悪い政府」への反発からだったそうだが、

それを具体的に言うと・・

税金をとってる以上、私たちのニーズに合ったことだけをやってほしい!
私たちの税金を貧困層に多く分配するなんて許せない!

ということだ。

その結果、彼らの新しい市では、

公立学校がなくなり、公立病院もなくなった・・・こういったムダなものに税金を使う必要が無いのだ。

リッチピープルは、公立学校なんかには通う必要はない。
ちゃーんとお金をかけて、子供はブライベートスクールに通わせるから。

病院だって同様。

さらに、警察と消防を除くその他の業務は、民間企業に委託してしまい、運営コストを半分以下に抑え、減税に向けたそうだ。

こうやって、彼らが望むとおりの税金の使われ方をする、シティーが誕生した。



しかし、その一方、サンディー・スプリングズに独立されてしまったフルトン郡の住民はどうなったか?

税収がなくなったために、ゴミ収集車はなかなか来なくなった。

公立の病院や学校でも、医師や職員が不足、教育も医療も満足に受けられなくなった。



税金が充分に集まらなければ・・・その市は機能しなくなってしまうのだ。


火災が起きても、消防車さえ出動できなくなるだろうし、犯罪を取り締まる警官だっていなくなる。
それどころか、犯罪者を収容していた刑務所が運営できなくなって、囚人を野放しにするとか・・。

おいおい!
そりゃ、ないだろう。。。


いや、とんでもない!

アメリカでは現実にあるのだ。

何事も、お金の切れ目が縁の切れ目なのだ!


私の住んでいるカリフォルニア州の我が街でも、公立学校の質は数年でひどく低下したらしい。

とくに、日系企業のToyota, Nissan, Hondaという会社が多かったのだが、それらがみーんな移転してしまったために、大幅に財源が減ったんだとか。

もちろん、裕福な家では、子供たちをそんな質の悪くなった公立学校には行かせようとはしない。
しかし、そこまで余裕がない家庭では、文句を言いながらも、選びようがないのだ。


そういった事情を考え合わせてみると、サンディースプリングズに独立されてしまった近隣地域がどうなったかは、私にもよーく想像がつく。


ふと、このビデオの中で言っていた、リッチ・ピープルの言葉を思い出す。


「私たちの税金はほかの場所で使われ、私たちのためには使われていませんでした。
1ドルの税金につき半分の50セントしか、サンディ・スプリングスに使われていなかったのです。」


え? 半分の50セントも使われてたんだったら、そりゃ充分だろ?
・・と思ってしまうのは、私だけ?(笑)

税金とは、公共サービスとは・・・そもそも、自分のニーズのためだけに使われるべきもの?

おまけに・・彼らの言う「自分たち」という意味には、貧困層などの、弱者は含まれてない。



しかし、どんな人であっても、明日は何が起こるかわからないもので・・いきなり弱者になることだってあるはず。

急に病気で働けなくなることもあるだろうし、天変地異や不慮の事故で財産を失うこともあるだろう。

そういったときのためにも、税金や公共サービスが役立てられれば、ありがたいものなのだが・・。

そもそも、富裕層にとっては、すべてを失うことなんて、天地がひっくり返っても起こりえないって思ってるんだろうか?

思ってるんだろうなあ・・・。

だからこそ、自分のニーズだけを主張するのだろう。



もちろん、これには反対意見だってあった。

「これは有色人種や貧困層を隔離するための意図的な行為だ。」と言って、反対した人々もあったのだ。

しかし、彼らは、こう答えている。
    ↓
「社会を分断したいわけではないんです。
あくまでも、自分たちにあった市を作りたいだけです。」


うん、これは、事実だろう。

彼らは、ただ、自分たちにあった市を作りたいだけで、分断したいなんて考えてもみない。

考えも及ばない。

結果的に分断することになるのは明白なんだけど・・・たぶん、そんなことすら念頭にも置いてないんだろう。
そんなことは、彼らにとっては、どーでもいいこと!

なーんで、あたしたちが払った税金が、私たちのためだけに使われないわけ?
それって、ヘンでしょ?
それって、搾取でしょ



彼らは、そう考えるのだ。

地域住民とか、公共というのは、自分たち富裕層だけのことだと思っているらしい。

そう、彼らが見ているのは、「自分たちのことだけ」


だからといって、

金持ちってやつは、これだから嫌なんだよな!なーんて、怒ってはいけない(笑)

それは富裕層であっても貧困層であっても関係ないのだ。
自分のことしか見えない人は、多く存在するものだ。


しかし、富裕層に多くみられる特徴として、

生まれながらの恵まれた環境ですら、それすらも自分の力だと思い込んでしまう。

勘違い野郎になってしまうこと。


これは、ありがちかもしれない。


さらに、

貧困層を、「生まれつきバカ、努力しない怠け者軍団」と烙印を押してしまうこと


無知は偏見を生む


充分過ぎるお金や名声というものは、「見えない人」=「愚かな人」にしてしまうものかもしれない。

そう、なりがちかもしれない。


うーーん、それは否めないなあ。


「金と権力がある人なんて、みーんなそんなもんだよ。
みーんな、そうなっちゃうんだよ。
そうじゃない人なんているかい?」



はいはい! ちゃーんといますよ!

私は、少なくとも一人は、知ってるぞ。

それは・・ゴータマ・シッダールダだ。 (←おい@ いつの話だ!)

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手塚治虫のブッダより

紀元前4-5世紀頃、ヒマラヤ山脈の麓、ルンビニーというところで生まれたシャカ国の王子。

生まれながらの王族、何不自由の無い身分だったのに、子供の頃から疑問を持つ。

「なぜ、あの人々は貧しいんだろう?」
「なぜ、病気なんだろう?」
「なぜ、死ぬのだろう?」
「みんなが幸せに生きるには、どうしたらいいんだろう?」


こんなことを考えるようになったら、富と権力なんて虚しいものにしか映らない。

王子の身分も何もかも捨てて、諸国遍歴の旅に出たのだった。


ほらね~、

見えている人と見えない人の違いは、ここにある。


自分のことしか見えない人は、自分のことしか考えられない。

でも人のことが見える人は・・・・彼は・・人のことも考えたのだ。

それは、さらに、世界のありようというものを考えることになる。





サンデイ・スプリングズ・シティーを作った人々と、シッダールダの違いは、たぶん、これだけのことだ。(←ほんとかよ!)

少なくとも、出発点は、ここにある(笑)

自分のことだけを考えたか、もっと大きな視点で考えたか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

シティー、サンディー・スプリングズが誕生してざっと10年になる。

こういった、考え方は、ますます多く蔓延してきたように思うのだ。


つまり、格差社会をくつり出す要因は、人々の意識によるところも大きい。

そう思えてならない。



わざわざ、他州からサンディー・スプリングズに移り住んだ富裕層もいるらしいけど・・
本当に幸せだろうか?

住民のニーズがすべて共通しているうちは、幸せに過ごせるんだろう。

しかし、もしも・・何かが起こり、財産すべてを失ってしまったとき、

安い料金で受け入れてくれる病院もなければ、学校もない。

そこで、手を差し伸べてくれる地域住人はいるんだろうか?

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私たちのニーズとあなたのニーズが合わなくなったんじゃ、仕方無いですね~。
あなたは、この街から引っ越して隣街へ移ったら?


と・・・冷ややかに言われそうだなあ。

いやいや、そんなことを言われる前に、誰かに助けを求めることもしないだろう。

そんなことはムダな行為だ。

カネの切れ目が縁の切れ目を、実践して生きてる人々にとっては。


これが、サンデイ・スプリングズのダウンタウン風景だそうだ。
   ↓
1-Sandy-Springs-Perimeter-Center-Rendering (1)

1-Sandy-Springs-Roswell-Road-Rendering.jpg
http://rhodeside-harwell.com/news-item/sandy-springs-receives-georgia-planning-association-award/

IH調理器具のある文明とEMP攻撃、そして最期の日は

「あら、あなたのとこ、いまだにガスコンロなんか、使ってるの?
うちのマンションでは、もうずーーと前から、IHコンロよ。 」

と、日本に住む母に言われた。

IHコンロ~?


どうやら、母はこういったものを使ってるらしい。
    ↓
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うちのアパートは、こっち
    ↓
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アメリカでは、まさにこのスタイルが一般的。

一番上が4つのガスコンロ
真ん中で、ターキーやチキンの丸焼きができるし、
一番下で、魚などのグリルができる。

うちのような、一人暮らし用の1ベッドルームのアパートであっても、このタイプが備えられている。

ちなみに、ウチのアパートは築何十年たってるのかもわからないような、古いボロアパート。
(*1ベッドルームとは、独立した寝室が一部屋とリビングとキッチンなどのタイプをいう)


一方、母の住むマンション(←日本ではマンションと呼ぶんだったよね~)は、新築の2LDKだったと思うのだが・・

これじゃあ、どうみたって、チキンの丸焼きは作れないだろーが!(笑)

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もっとも・・日本では、鶏の丸焼きを家庭で作ることなんて、めったに無いので不要なんだろう。


ここらへんに、お国事情の違いが出るのかもしれない。



最近の日本事情は、よくわからないのだが・・・

IHコンロが主流になりつつあるんだろうか?

古いアパートを除いて、すでにIHコンロを入れてるところが多いんだろうか?



たしかに、炎が出ないわけだから、母のような年寄りやら子供にとっては安全かもしれない。

でも、果たして、

◆電磁波の影響はどうなんだろう?

◆食物内の物質構成を変えることなく、調理ができるんだろうか?



電子レンジで調理された食物は、本質的に食物内の物質構成を変える・・・というのは、すでに判明している事実。


実際に、以前私は、電子レンジでボイルしたジャガイモとお湯でボイルしたジャガイモの食べ比べ実験をしたことがあったんだけど、
その結果、びっくりするほど、味が違ったのだ(笑)


それ以来、私は極力、電子レンジは使わなくなった。


しかし、IH調理器については、私は使ったことが無いのでわからない。

そもそも電子レンジとIH調理器は、まったく別物らしいのだ。

こちらは、TOSHIBAのサイトから
     ↓
ih0104.gif
http://www.livingdoors.jp/chc/?pid=5&fid=259

どうやらこれによると、

食物内の物質構成を変えることはなさそうだし、つまり、味には影響しない・・ということになりそうだ。


ただし、自分の舌で確かめたわけじゃないんで・・私には実感として、ピンとこないんだけどね~。
(←なんでも、体感してみないとわからない私)



それじゃあ、電磁波はどーなんよ?

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http://www.env.go.jp/chemi/report/h17-08/index.html

こちらの報告書によると、

電磁波の強さが最も強いもの順は、

IH調理器(290μT)
電子レンジ(160μT)
携帯電話(34μT)


その他、ドライヤー、電気毛布、パソコン、蛍光灯からもこの3つよりは弱いながらも電磁波は出ている。

ただし、電磁波の強さは機器から距離が離れると減衰していくってことだね~。
(となると、一番危険度が高いのは、スマホってことになる)


まあ、それならば、離れて使う限りは、電子レンジでもIH調理器でも大丈夫ってことらしい。(←いちおうは・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、今更ながら思うんだけど、

私たちは、なんとおびただしい電子機器だらけの中で生活していることか


とくに電磁波の危険性は、だいぶ前から言われ続けている。

日本ではいつからか、よくわからないんだけど・・少なくともアメリカでは、1970年代に遡る。

1979年、American Journal of Epidemiologyによって、電力線の放射によって、白血病や他の癌のリスクを高めると発表されて以来、州によっては送電線付近に学校などの施設などの建設が許可されなくなった。

さらに、ロシアでは、

1976年に電子レンジ使用禁止されてたようで、残念ながら・・90年代始めのペレストロイカ後に解かれたとのこと(←なんで、残念ながらなんだか?)


禁止された理由は、今更言うまでもないけど・・・
   

(1)電子レンジで調理された食物を食べた人は統計学的に胃がんや腸がんなりやすいし、末梢細胞組織の変質や消化機能および排泄機能がだんだん悪化する。

(2)食物の中身の物質の化学変化やリンパ組織内に起こった機能不全により、腫瘍やがんの成長から身体を守る免疫能力を退化させるため。

(3)マイクロ波を浴びると食物の栄養価が著しく減ることが研究結果として出ているし、さらに重要なことはビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・必須ミネラル・抗脂肪性栄養物(病的蓄積脂肪を防ぐ物質)の生物学的利用能を減じてしまう。

(4)加熱した肉は人間が活動する上で有効に作用するが、マイクロ波調理した肉はがん促進因子「d-ニトロソジサノラミン」を増加させる。

(5)がん誘発の血管基(tree radicals)は特定の微量ミネラルや植物成分の分子構造内で形成された。とくに生の根菜類でより形成された。

(6)電子レンジで調理された食物を食べると血清内のがん細胞が増殖した。

(7)電子レンジで調理された食物は本質的に食物内の物質構成を変える。そのため消化器系統に障害をもたらす。

*マイクロ波研究はベラル-シのクリンスク(klinsk)にある無線技術研究所で行なわれてきた。
これは、ロシア法医学チ-ムによる電子レンジの人体への影響(米国の研究者ウィリアム・コップ(William Kopp)によるもの)



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ライナス・ポーリング博士Linus Carl Paulingという、量子化学者、生化学者で、1954年にノーベル化学賞を受賞した人がいたんですが・・
    ↓
Linus Carl Pauling

彼は、もう、何十年も前に・・こんなことを言ったそうだ。

「電子レンジで調理された食品のタンパク質は、L型アミノ酸が自然界にはないD型アミノ酸に変化しており、代謝不可能となっている。
それが原因となって、きわめて有害な活性酸素の発生が促進される。」



ところが、一方では、
様々な症状の存在は真実とした上でさえ、「医学的診断基準はなく、その症状が電磁界曝露と関連するような科学的根拠はない」

という声もいまだにあるそうだ。

さらに、いまだに手の込んだ料理が苦手なアメリカ人にとっては、電子レンジはかかせないシロモノなのだ。

いかに危険と言われようが、「科学的根拠はない」を信じて利便性にすがりたいのかもしれない。



さてさて、電磁波がどれだけ危険なのか?

結局のところは、みなさんそれぞれの直感で判断して頂く以外はないだろう


・・・・・・・・・・・・・・・

「そんな日常の電磁波の問題よりも、EMP攻撃をされたら、一瞬で世界は終わるよ~。」

と、同僚が言ってたことを思い出した。

これは、北朝鮮のミサイル発射のとき、近い将来には、EMP攻撃(電磁バルス)が目的だろうか?と、数人で話していたときのことだった。


EMP攻撃とは、最近よく耳にすることも多いので、今更あらためて説明することもないでしょうが・・

ElectroMagnetic Pulse エレクトリックマグネティック・パルス

ひとことで言ってしまえば、

高高度核爆発(こうこうどかくばくはつ)を利用して電磁パルスを発生させて、通信ネットワークや電子機器に影響を与えることによって、市民生活をマヒさせてしまう攻撃



さらに、

米国EMP攻撃対策委員会委員長によると、

「EMP 攻撃は、それほど高い技術を持たなくとも可能で、たとえば、長距離弾道ミサイルを持たなくても、 高高度に核弾頭を高く打ち上げるだけで、EMP 攻撃は可能になる。
たとえば、アメリカの海岸沖で貨物船を使って、短距離か中距離のミサイルを使えばできてしまう」


そこで、北朝鮮の狙いはこれではないか!との噂が多々あるのだ。


たしかに、これは一番恐ろしい武器かもしれない。



「通信ネットワークや電子機器に影響を与えることによって市民生活をマヒさせてしまう」ということは・・・

病院に入院中や手術中の人、または、飛行機で飛んでる最中の人を除いたとしても・・(←この場合は、あっという間にアウトとなる)


もしも、あなたが、フツウに生活していたとして・・

通信機器は使えない、TVもラジオもスマホもないので・・どこにも連絡できないし、情報も得られない。

銀行の機能もマヒするので、カードも使えないし、現金もおろせない。

交通機関がなくなる。 電車も車もストップ(車はすべて電子機器だからね~)

その結果、食料品が手に入らなくなる。 飲料水もなくなる。

で、じわじわと飢えて死ぬ。
または、パニックになった人たちによる暴動で殺される。

自滅する

ってことになる。

もしもこれが、アメリカに使われたなら、1年以内に米人口の最大90パーセントが死亡するという指摘まである。


ところが、

「影響を与えるのは電子機器類であって、人体への直接的な影響はほとんど無く、人体への直接的な攻撃ではないため、それほど非人道的なものとは言えない」という意見もあるらしい。

へ?

そりゃあ、直接、ヒロシマやナガサキの原爆投下のように、一瞬にして死んでしまうことはないにしろ、
二次的にでも大量に死ねば、同じことじゃないんか?

むしろ、じわじわと死を待つ方が恐ろしいもので、より残酷かもしれない。


私には、そのように思えてならない。。。


そういえば、戦国時代には、兵糧攻めという戦い方があったのをご存じだろうか?

豊臣秀吉さんが、得意だったと聞くが・・。

籠城し兵糧を絶たれた側は、もう、地獄絵図さながらだったという。

信長公記(しんちょうこうき)によると、「餓鬼のごとく痩せ衰えたる男女、柵際へより、もだえこがれ、引き出し助け給へと叫び、叫喚の悲しみ、哀れなるありさま、目もあてられず」とあるという。

牛馬、雑草までも食べつくし、ついには・・という記述もある。

たしかに血を見ることはないし、何よりも自分の兵の損失が無くて済む、時間はかかるけど合理的・経済的な方法だ。
相手が餓死するのを待てばいいだけなんだから。


しかし、これは一番残酷な方法じゃないだろうか? と私には思えてならない。

たぶん、EMS攻撃もまた、これと同じような死を迎えることになりそうだ。



電子機器はすぐに復旧できるんだろうか?

残念ながら、多くのアメリカ人は、政府にも軍隊にもそんな期待を置いていない
(笑)

おそらく都市生活者は全滅。



生き残る確率があるとすれば、ド田舎で、近くに小川が流れているかして、水の供給もできて、自給自足している人たちだろう。

こーんな人たち
       ↓ 
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移動手段は、馬か、前時代的なピックアップトラックのみ(電子機器が搭載されてないヤツ)

これなら、たぶん・・大丈夫そう(笑) ・・ただし、当然ながらガソリンは必要だけどね~。
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いや、それよりも・・・もっと根本的な問題があった。

「電子機器には影響するけど、人体には影響しない」と言われている。



これは、「言われている」ってだけの話で、確実な実験結果が出てるわけでないのだ。


たしか、1962年あたりに、ハワイ諸島とカザフスタンだったかで2度ほど実験されたらしいが、いずれも人の少ない地域だったわけだし・・・その当時とは電子機器だってはるかに違っている。

人体や動植物に、どんな影響を及ぼすかは、まったく未知の世界なのだ。


うーーむ。

電子レンジで茹でたジャガイモの味だって変わるんだし・・私としては信じがたい(←話はそこかよ!)


じゃあ、完璧な地下シェルターを持ってれば、大丈夫なんだろうか?

超リッチな連中の中には、核爆弾にもEMPにも影響しないような地下シェルターを持っている人もいるらしい。

果たしてその中で、どれほど多くの水と食料の備蓄してるかはわからないが・・いったい、どれだけの期間が生活できるんだろうか?

いずれにしても、無制限に食料と水が作られるわけではないのだ。
あくまでも備蓄に過ぎない。


カリフォルニア州に本拠を置くAtlas Survival社は、マルチルームの豪華なラインで1万ドルから10万ドル以上の消費者シェルターを販売しているが、その在庫はすでに売り切れてしまったそうだ。
     ↓
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http://www.ibtimes.co.uk/bomb-shelter-website-sells-out-us-citizens-prepare-nuclear-war-north-korea-1634660


生き延びて待ってる間になんとかなる?
誰かがなんとかしてくれる?


そりゃ、NO~ だと思うなあ。(笑)


どんな豪華シェルターで、当分の間には水や食料に困らなかったとしても・・いつまで待てばいいのかわからない状況下では、
精神力がモノを言う(笑)


つまり、そんなわけで、

今のところ、完璧な安全策は無い。
ましてや、一般市民にあるはずが無い。


かつてのヒロシマ・ナガサキの原爆よりも、恐ろしいシロモノになりそうなEMP

たぶん、それ以上の武器であり、地球上のすべての文明を消し去れるパワーを持つ武器

それを熟知してる人が、それほどまでに、非人道的なものを実際に使えるものだろうか?


そりゃ、普通の人だったら、そんな非道なことはしないでしょうが・・人は追いつめられるとわからないものだ。

ましては、サイコパスだったら、普通の人ではないわけだし・・。

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Hmmmm

・・・・・・・・・・・・・・

私たちは、いつどうなるかわからない世界に住んでるということだ。

どんなに平和ボケしてよるがいまいが、出来事はある日突然起きるわけだし、ある時を境に、ガラっと変わってしまう。

そんなことは、今までの地球の歴史をみたってわかりきってることだよね~。


EMPじゃなくても、突然、大きな太陽フレアの可能性だってあるはずだし・・
危険なんか山ほどある(笑)


さて、いざとなったら?

そうなったときは、もう、覚悟するっきゃない!(笑)

なぜか、ふと、私はこんな言葉が浮かんでくる。

『どうせ死ぬるならみなで楽しく死ぬのじゃ^^』


えーーと、これ、なんだっけ?

さんざん考えて思い出した!


これは、NHKの大河ドラマ、毛利元就の中に出てきたセリフだった(笑)

この大河ドラマは、1997年のもので、今から20年前だったんだね~。

もっとも、私がこのドラマを見たのは、数年前のことでYoutubeで見たものだったけどね~。


さて、それがどんなシーンだったかというと・・

敵の尼子軍に包囲されて、もはや絶体絶命状態の中。

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なぜか、杉の方(元就のお父さんで毛利弘元の側室)、彼女だけは明るいのだ。(いつも明るいキャラで、泣いたり笑ったり怒ったりが派手なタイプ)

そこで、「どうせ死ぬるならみなで楽しく死ぬのじゃ^^」と彼女が言い出し、
ねえねえ、今度生まれ変わったら、どんな人になりたい?なーんて、話をはじめる。

悲壮感&絶望感の渦中にいた周囲の人たちも、つられて・・「えーと私はね~、」なんて話出すうちに・・

次第にみんなが明るい雰囲気になっていく。

そーんなシーンだったのだ。

超美人だけど、ちと頭が悪い、お茶目な天然キャラ。
それでいて、要所要所に鋭い名言を残す、頼もしい存在でみんなを引っ張ていく・・・そんな役どころを演じたのが、松坂慶子さんという女優さんだった。


今思うと、昔の大河ドラマは、今と違って・・ずーーと面白かった気がするなあ。


とにかく、それ以来、


楽しく死ぬのじゃ~、が私の座右の銘となった。(笑)


たとえ、EMP攻撃によって、自分を含めた多くの人が死んだとしても、

それによって、間違った方向へ突っ走ってしまった、文明生活の幕引きができる。
時代が生まれ変わる
生き残った人に新たな時代を託すことができる
人口増加問題が解決できる

悪いことばっかじゃないよなあ!
と思う。


そもそも、杉の方(すぎのかた)のように、多くの人が「楽しく死にましょう!」をモットーにしていれば、悲惨な結果にはならなかったりして・・(笑)

まさに、集合意識のパワーが奇跡を起こす?(笑)

事実、このドラマ(史実でも)、絶体絶命の危機を乗り越えちゃったわけだしね~。



惨事は突然起こる、同時に、奇跡も突然起こる。

だから、世の中は面白い。

だったら、やっぱり・・最期の瞬間まで楽しいに限る!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

きょうは、IHコンロの話から、EMP攻撃へ、そして地球最後の日の心構え? まで・・・なんだか、ヘンな方向に話が発展してしまったなあ。

まあ、私の、いつものことだ。

ビジネスの目的そしてスピリチュアルとの関係

前回のブログ記事、マーケット・バスケットの奇跡がアメリカに与えるものについて、関心を持たれた方が多かったのか、いくつかのメールを頂きました。

大変ありがたいことなのですが・・・
ちょっと気になったことがあります。

アーサーTの経営哲学
お客様第一、第2に従業員、第3に株主

アーサーSの経営哲学
無駄を省き合理的にして利潤をアップ、より多くを株主に配当する



そこで、単純にアーサーTは善人、アーサーSは強欲な悪いヤツ・・・みたいなイメージで受け止めてしまった人が多いような気がします。

もちろん、動画をみても、そーんなイメージで作り上げているので、視聴者がそういったイメージを持つのは致し方ないんでしょうが・・


ただ・・私は個人的に、アーサーSが強欲な悪人で、アーサーTが素晴らしいj人・・というような単純な認識は、ちと、違うんじゃないかな?と思ったまでです。


問題は、そこじゃない!って思うし、そこで終わりにしてはいけない!って思ったんですよね。


むしろ、アーサーSの方が、現代社会においては主流であり、ビジネスにおける正当な考え方だったんじゃないかな、とも思えるし・・

さらに、私たちを含めた多くの人たちが、無意識のうちにも「アーサーSの思考回路」になってるのが現状じゃないかな?

そこに気がつくべきなんじゃないかな?・・・と思ったわけです。


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経済学者のミルトン・フリードマン(1976年にノーベル経済学賞を受賞)が支持されるようになってから、

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経営理論の1つとして、「事業の目的とは株主にとっての利益を最大化すること」と一般的に認識されるようになったし、経営学でも、そのように教わるようになっていったようです。

そのためには、

「プロフィットを出すこと(儲けること)にフォーカスしなければならない、社員、顧客、社会に対する懸念より何よりも、まずはプロフィットを出すこと。それこそが価値のあるもの」というのが、一般通念となっていったようです。

これは、経営陣だけでなく国家レベルでも同様に考えられたようで、

1980年代の政治家、ロナルド・レーガンマーガレット・サッチャーもまた、「いかにして利益を出すか」に焦点を当てて、フリードマンの考え方を支持していたとのことです。


なんでこんな考え方が主流になっていったんだろう?

それはどうやら・・

オイルショック(第1次オイルショック:1973年と第2次オイルショック:1979年で、ピークは1980年だった)あたりから変わっていったようですね。

オイルショックとは、スタブレーション(stagflation)に陥った状態のこと。

スタブレーションとは景気後退局面にありながらもモノ不足によりインフレの状態となってしまうこと。



日本でもこんなことがありました。

石油価格が高騰し、モノがなくなると大騒ぎになり、皆が慌てて買いだめしました。(なぜかトイレットペーパーの買いだめは有名)

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https://matome.naver.jp/odai/2140955138667846601

スタグフレーションが起こると、主に石油や食料など生活必需品の供給不足になるわけです。

ところで、それがなぜ起こるか?というと、

その背景には、戦争や内乱・紛争などがあり、供給側の思惑で引き起こされることがほとんど。

事実、第一次・第二次オイルショックの際にも、ことの発端は中東戦争やイラン革命といった政治的な対立が原因となっていたわけです。


それは当時の経営学にも影響を与えることにもなったんでしょね~。


モノが売れなくなった → 会社は経営の危機


となると、会社側は、なんとか生き残るために、人員整理する。

そんなのは、今では当たり前ですよね~。


現在では生き残りをかけたような状態にならない前にも、、早めにどんどん、リストラしちゃう時代ですから。
むしろ、それこそが、合理的なビジネスとされるみたいです(笑)


ところが過去の時代は違ってたようです。

危機的状況下でさえも、リストラしなかった企業もありました。

こんな記事を発見
   ↓

従業員も設備や建物と同様に金儲けの手段だと考える、いかにもドライな現代アメリカ流の経営思想であるが、最近の日本の経営者の中にも派手な人員削減策を打ち出して、株価を上げようという手合いも見受けられるから他人事ではない

ここで思い起こされるのが松下幸之助である。

「松下電器は何を作っている会社ですか、と聞かれたら、人を作っている会社です。あわせて電気製品も作っていますと答えなさい」と幸之助は社員に教えた。

人を事業の手段だと考えるアメリカ的経営とはまったく異質な発想がここにある。
そこには現代の日本人が忘れてしまった大切な教えがあるのではないか。(中略)

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この年の10月24日のニューヨーク株式市場の大暴落に端を発した世界大恐慌は、日本経済も痛撃し、巷には首切り、人員整理の嵐が吹き荒れ、失業者が街にあふれた。次々と新工場を設立していた松下の売り上げもぴたりととまった。

12月の半ばには出荷がほとんどなくなり、連日生産される製品で倉庫は充満し、工場の土間一杯に積み上げられた。

井植は療養中の幸之助に情況を説明し、ひとまず従業員を半減して窮状を打開するしかない、と訴えた。

幸之助も思案に暮れたが、腹をくくってみると打開策が閃いた。

明日から工場は半日勤務にして生産は半減、しかし、従業員には日給の全額を支給する。
そのかわり店員は休日を返上し、ストックの販売に全力を傾注すること。・・・半日分の工賃の損失ぐらい、長い目ぇでみれば一時的の損失で大した問題やない。
それよりも採用して仕事に馴染んだ従業員を解雇して、松下工場への信頼にヒビが入る方が辛いのや。

翌日、井植が工員や店員を集めて幸之助の決断を伝えた。

いよいよ首切りかと覚悟していた所に、思いも寄らぬ話で皆「うわっ」と躍り上がった。

店員たちは鞄に商品見本を詰め込んで、「さあ、売りまくりじゃあ!」と市中に飛びだしていった。

販売は心意気である。

2ヶ月後には在庫の山がきれいに消え、半日待機をしていた工員たちもふたたびフル操業を開始した。(中略)

松下が発展した大正から昭和前期の日本は不況、震災、恐慌、台風、敗戦と、危機また危機の連続であった。

それらの危機を乗り越え、そのたびに松下は大きく発展していった。

結局、製品や設備を開発したり、問題を解決するという創造性は、人間のみが持ちうる能力である。

幸之助の「人を作り、人を大切にする」という経営は従業員や得意先との「和親一致の協力」を引き出し、そこから生まれた想像力と心意気で度重なる危機を乗り越えてきたのであった。

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現在のわが国もバブル以降、10年に及ぶ不況の底に沈んでいるが、危機の大きさからすれば幸之助の時代とは比べものにならない。

それなのに一向に危機を乗り越えられないのは、多くの企業で「人を作り、人を大切にする」という理念を忘れ、「和親一致」の精神を見失ってしまったからではないだろうか。

それでは企業が繁栄できないだけでなく、従業員を仕合わせにすることもできない。

幸之助が生涯をかけて示した繁栄と幸せへの道筋をもう一度、思い起こすべき時だろう。
http://waveofsound.air-nifty.com/blog/2009/01/post-438f.html



これは2002年に書かれた記事のようです。

ここの記事にもかかれていたように、日本においても、バブル崩壊ののち、つまり2000年頃までは、経営者たちも、松下幸之助さんが示した経営哲学に沿った方向で懸命に努力してきた会社もあったようです。


変わっていったのはその後のことですよね?

まさに一気に雪崩を打ったように従業員の解雇や非正規雇用の拡大、給与の抑制へと突き進んでいったのですから。

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もちろん、そういった事態を招いたのは、「カイカク」を絶叫した政治と行政あってのことでしょう。(笑)


2000年以降の変化の一番の特徴は、
株主への配当が増えたことと、従業員給与の割合が減少したこと


「従業員をどんどんリストラする一方で高額のボーナスを自ら受け取る」それがアメリカの合理主義ビジネスなーんてことも言われました。

ちゃっかり日本もそれに乗っちゃったわけですけど・・


でも、もっと正確にいうと、「従業員給与が増えないのに役員報酬は増えている」んじゃなくって、「従業員への給与を削った分、株主への配当を増やした」ってことなんですね。

もっとも、役員=株主であれば、結果的に同じことになるでしょうが・・(笑)


なぜ、これほどまでに株主への配当が重要視されるようになってしまったか?
それは、株主が強欲だったから・・という理由じゃないようです(もちろん、それもあるかも・・だけど。)


その理由は、カジノ資本主義の時代に突入していったから。

従来ならば、モノやサービスを売買して儲けを出すのがビジネスだったはず。
ところが、現在は、株価だけで世の中が動いてしまう時代。
企業そのものも売買の対象になってしまう時代。

モノやサービスを提供しないで儲けちゃう人たち、こうゆう人たちが増えていった?
    ↓
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そうなると、常に株価を高く保っておかないといけないわけで、そのためには、なにがなんでも高配当を続ける必要があるってことなんですよね~。


まさに、資本主義経済の成れの果てでしょうが。。。

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当然のことながら、経営者側や株主側は、従業員を人とはみないようになっちゃいます。

従業員=コスト

いかにコストを抑えるか?
ってことで、当然のように首切り(リストラ)になるわけです。

そして、従業員側も、

会社なんてどーでもいいから、ちゃんと給料さえもらえればいい!って風潮になっていくし、
少しでも安いものを買おう! 安いが一番!という風潮にもなってくわけです。

誰もが人のことなんか考えてるゆとりさえない。
儲けること、損をしないこと!にフォーカスされてしまった世の中。

誰もが目先のことしか見なくなっちゃうわけです。

会社側は目先の数字しか見えなくなり、従業員側もまた、結局は同じ視点になってしまう。


誰もこんなことに考慮する人はいなくなってしまうんですよね~。

製品を選ぶとき、利益を最大化する会社とそれが生み出す廃棄物は? 
それが使用する水、CO2排出量、GMOまたは使用されている未試験の化学物質 は?

消費者は、ただ価格を見て買い物するだけで、製品のコストはいくらなのか?
どのように作られたのか?
どのように労働力をかけたのか?

貴重な熱帯雨林に代わるプランテーションからどうやってパームオイルを販売できるようになったのか?
肉や魚が販売される場合、抗生物質がどのように利用されているんだろうか?




こんなこと、考えてられっか!ってことでしょうね~(笑)

先日の動画の中で、アーサーS陣営が言ってた言葉を思い出します。


「顧客は経営者が誰だって関係ないんだ。
パンやハムの値段が5セント安いかどうかってことだけさ。」

これは、

誰もが自分と家族だけのことしか考えない。
目先のことだけが大事。
世の中なんて、他人のことなんてどーでもいい。


ということと同義語に聞こえるんですよね~。


こういった人々(株主・経営者サイド・従業員・顧客のすべて)が作り上げてしまった世界が、

失業、社会危機、環境問題、健康問題が山積みとなってしまった現代なんだと思います。


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さて、話をもとに戻しますが、

別にアーサーSが間違ってるわけではなく、むしろ、彼の方が現在の時代にふさわしい方法を取ろうとしたように思います。

ましてや、70年代80年代の経営学の教育を受けてきた人なんですから、当然といったら当然。


しかし、ここで忘れていうけないことは・・

どれが正しい方法でどれが間違いなのか?
または、善悪なんて認識すら、時代によって、大きく変わってしまうもの
ってことです。

なかには、「いやいや、「殺人が悪」という認識だけは、どの時代も不変だ!」・・・なーんていう人もいますが、

それだって、かつては「天誅」なんて言葉で正当化されちゃった時代だってあるわけだし・・

じゃあ、現在起こってる「戦争」だって・・
戦争は大義名分のもとで行う大量殺人という見方だってできるわけです。


多くの人というものは、その時代によって作られた「正しいという認識」だけで動いてしまうものなのかもしれません。
たぶん、それが風潮になってしまうんでしょうね。

たしかに、時代に沿った生き方をすることは・・・「無難な生き方ができる」ことであり、「世間からの風当りがなくて済む」ことでしょう。

でも、たぶん、それだけ(笑)

それは、「大きな喜びも感動もない世界」であり、ましては、「何も生み出すことが無い世界」って気がするんですよね~。



かつての松下幸之助さんや、現代のアーサーTが示した道は、自分の信念に従って行動すること

彼らの信念とは・・・ビジネスにおいては「人のパワーを信じること」

だったと思います。

言い換えれば、それは・・

「自分や自分の家族だけの利益だけ」でなく、同様に「他人のことや社会に目を向ける」こと
だったんじゃないでしょうか?


逆に、 自分自身の信念を持たない人 = 社会通念に従って生きる人 なのかもしれませんね。

たぶん、そっちの人たちの方が多い(笑)

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ところが、昨今では、アメリカの経営論も、だんだん変わってきているようです。

ジャック・ウェルチ(John Francis "Jack" Welch)という有名な実業家

アメリカの実業家で、1981年から2001年にかけて、ゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者を務め、そこでの経営手腕から「伝説の経営者」と呼ばれた人。



まさに彼は、「GNPを引き上げるには、機関車であるべきであって、最後尾になってはならない」と言ってた人で、徹底的なリストラをガンガン推進して、ジェネラル・エレクトリックスの株式時価総額を一時世界第一位にまでのしあげちゃった人。
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ところが、のちに彼はこんな発言をするようになったそうです。

「経営陣が四半期決算や株価上昇にあまりにも焦点を当てすぎるのは、最も愚かなアイデアだ。
短期的な利益は長期的な企業価値の増加を伴ってこそ意味がある」 
のだ。

おいおい!自分のやってきたこととマ逆じゃないかい!
いったい、彼に何が起こったのかは知らないけど・・彼なりに思うところがあったんでしょうね~。


さらに、1990年半ばには、ジョン・エルキントン(John Elkington)

この方です ↓
John Elkington

彼は、ビジネスの目的として、トリプルボトムラインというものを提唱したそうです。
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簡単に言ってしまえば・・・従来の利益のみを目的とするのではなく、地球を考え、人々を考慮したものを加えて考えることこそがビジネスである!ということになります。


ところが、なぜか・・いまだにこういったことは一般的に知られてないような気がするんですよね~。


相変わらず、ビジネスの基本は「儲けることにあり=株主に少しでも多く還元すること」という認識を持ってる人が多いのでは?(笑)

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実は、私自身も以前は、「ビジネス社会とスピリチュアルは、真っ向から違うもの」と思ってた時期があります。

しかし、今、「ビジネスもまた、スピリチュアルな感性なくしては成り立たないもの」って気がします。

「他人のため社会のため = 自分のため」、それが、ビジネスの基本であり、また、スピリチュアルの基本なのかな~と、思えるようになりました。

ひょっとしたら、それこそが、すべての人に共通する「生きる」目的なのかもしれませんね~。


参考資料
What Is the Purpose of Business?

従業員給与を減らして株主への配当を増やす経営者が悪いのか

マーケット・バスケットの奇跡がアメリカに与えるもの

きのう、アンビリバボーでアメリカで起こった「マーケット・バスケット」の件が放映されたよ!
と、教えてくれた人がいて、さっそく動画(Youtube)を見た。


ところが、今朝、そのYoutubeを見ると・・なんと、もう消去されてしまってる。

代わりに、9tsu.comの、こちらで動画をみつけたので、まずはどうぞ!
これもいつ消去されてしまうか・・わからないんで、お早めにご覧ください。


この動画は、最初は関係ないものが入ってるけど・・13分15秒あたりから始まります。
    ↓
奇跡体験アンビリバボー【全米騒然奇跡のスーパーマーケット全記録】11月9日



もしも、動画が消されてしまってたら、こちらのアンビリバボーの番組のサイトで読むことはできます。

アンビリバボーで11月9日にオンエアーされたもの。
    ↓
市民たちの闘い アメリカのスーパーで起こった奇跡




さて、せっかくなんでこの話を、アメリカのサイトでも色々と調べてみた。



これが起こったのは2014年、3年前の話だ。

この背景の裏には、長年続いていた、いとこ同士の会社の利権をめぐる争いがあった。
フォミリービジネスが大きくなり、有名になっていけば、こんなことはよくある話だけどね~。


では、まず
簡単なファミリー・ヒストリーから

そもそも、マーケット・バスケットの歴史は、初代のアサナシオス(Athanasios)からはじまる。

アサナシオス(アメリカ名:アーサー)は1883年に生まれ。
ところが、1897年のギリシャ・トルコ戦争で孤児になってしまい、その後1906年3月17日、彼はエリス島に到着した。

(14歳で戦争孤児、23歳で移民としてアメリカに渡たってことは・・それなりの苦労の人生だっただろうな~ってことは、想像できるね。)

工場で働きながらカネを溜めて、

11年後、1917年に、妻のEfrasine(エフラジーン?発音がよくわからん?)とともに、デモーラス・マーケット(DeMoulas Market)という食料品店をオープンした。


これは、1936年当時の写真のようだけど・・こんな店だったらしい。
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新鮮なラム肉を専門とする食料品店DeMoulas Market、場所はマサチューセッツ州ローウェルのAcre地区

多くの移民の住む多い貧しい地域だったそうだ。
価格もかなり安くしていたらしい。

大恐慌のときは、地元の貧しい人々に無料でハム付きのパンを配ったり、現金後払いで商品を売ってあげたりもしたという。


大恐慌を生き残り、店はだんだん上向きになっていく。

初代のアーサー(アサナシオスをやめて、ここからアメリカ名で、アーサーと呼ぶことにする)には、6人の子供がいたが、一番下のテレマコス(通称:マイク)は学校をやめて店で働いていた。

第二次世界大戦、彼の兄のジョージもまた、ファミリービジネスに参加することになった。

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右側がテレマコス(通称:マイク)のちに、アーサーTのお父さんになる人
左側がジョージ、のちにアーサーSのお父さんになる人


1954年、初代アーサーは、この息子二人に店を譲ったのだった。

1956年までに、兄弟二人は売上高を2000ドルから90万ドルにまでアップさせ、さらに15年で家族経営の小さな店から、15店舗を持つ、近代的なスーパーマーケットチェーンに変えていった。

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実にお見事な兄弟。

しかも順風満帆、ここまでは。



ところが、1971年6月27日に、ジョージが休暇で訪れたギリシャで、突然死亡してしまう。

当然、彼亡き後は、テレマコス(マイク)が一人で仕切ることになる。

ここらへんから、だんだん雲行きが怪しくなる。
そして、だんだん・・3代目の人々へビジネスは移っていく。

1990年に、ジョージの息子、アーサー・デムラースが、テレマコス・デムルス(叔父さん)が、家族が所有する事業に、勝手に資産を流用しているとの苦情を申し立てた。

この人(通称:アーサー・S)
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このときは、テレマコスが裁判に負けて、結局ジョージの親族に206百万ドルを支払わなければならなくなった。
そのうえ、裁判官はジョージに株の50.5%を授与した。

ところが、

2008年、テレマコスの息子、アーサー・T.が取締役会の選挙で社長に就任。

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なんと、ジョージの義理の息子?ラファエラが、アーサーTを支持したため、彼が就任しちゃったんだとか?
なんか、ジョージ一家、ぐちゃぐちゃ。。。


ま、いろいろと家族で思惑&陰謀が渦巻いていたことだろう。

今回の事件も、おそらく・・・ここらへんに発端があるらしい。


なんといっても、ニューハンプシャー州、マサチューセッツ州、そしてメイン州に本社を置く79もの店舗を持つ、巨大なスーパーマーケット・チェーンだからね~。

そりゃあ、利権争いだって起こるだろうよ。
事実、これから後にも、いろいろと裁判沙汰になるような訴えが何度も起きている。


さらに、孫の時代、つまり3代目たちになると、この二人は、父ちゃんたちの時代と違って、真っ向から経営方針が違うのだ。

おまけに育ち方も違う。

アーサーSは、Maine大学に通い、Maine Black Bearsのホッケーチームのディフェンス。
彼は後にバブソン大学にも学び・・・とにかく経営学を学んだ、大学出のエリート。

一方、アーサーTは、高卒で店に入った、バリバリのたたき上げ。

あーもう! じいさんのアーサーからとった名前だろうけど両方ともアーサーなんで、めんどくさいなあ。

アーサーT の経営哲学は、

とにかく、
「お客様第1、第2に従業員、第3に株主」

これは、祖父さんの時代からの経営方針だ。




一方、アーサーSの経営哲学は、

無駄を省き合理的にして利潤をアップ、より多くを株主に配当する



どっちが、良い悪いということでなく真っ向から違うのだ。

アーサーSは、アーサーTに言う。

あなたは何もわかってない。
今は時代が違うんだ!
利益を上げて株主に多く還元することこそがビジネスなんだ!


そして、ついに、昔かたぎのアーサーTが社長の椅子を追われるときがきた。

まあ、これは当然といったら当然な流れ。

そんな時代遅れのビジネスが成り立つわけがないんだから・・と誰もが思うこと。

(一番の理由は、株主たちの不満だったと思うけどね~。なんせ、お客に安く提供して従業員には好待遇だったらしいから。
その分、儲かってるわりには株主たちの取り分は少なかったはず。)



ところが、誰もが当然!だと思ってたことが、そうならなかったのだ。
これこそが、アメリカの業界でセンセーションを巻き起こすことになっていく。


アーサーTを解雇してしまったことに、まず、従業員が納得しない!
なんと71人の店長のうち68人が、アーサーT復帰のためにストライキをはじめたのだ。

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当然、従業員や、トラック運転手、物流センターや倉庫労働者までがストライキを決行する!

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賃上げ要求とか、労働条件改善のために組合がストライキするのは、よくある話だけど、社長を復帰させるため!ってのは前代未聞。

彼らにとっては、一文の得にならないんだから。
そもそも、ここの会社は組合すらない。


いや、一文の得にならないどころか・・・おそらく参加者全員は解雇されることになるだろう。


当然、店はオープンしていても、商品が無くガラガラ。
お客も仕方なく、他店で買い物するしかなくなる。

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しかし、アーサーS陣営も、なかなか負けてはいない。


ストライキをやめなければ解雇する!と脅したり、すぐに戻れば罪は問わないし、空いた店長ポジションにも推薦できる!なーんて飴と鞭を使って上手になだめて、内部からの切り崩しを企んだりする。

おそらく、自分たちの方が正当なんだし、こんなストライキなんてすぐに終結すると思っていたことだろう。


「ムダな従業員の整理で浮いた人件費で価格を安くできるだろうし、
そもそも、客には経営者が誰だろうと関係ないさ。 
パンやハムの値段が10セント安いかどうか、だけなんだから。




ところが、ここで大きな誤算があった。

最終的には、買い物客を巻き込んでの大ボイコット運動に突入していってしまったのだ。

今や従業員だけの問題ではなくなり、地元買い物客が、不買運動、ボイコットを始めたのだ。
アーサーTをCEOに戻さない限り、バスケットでは買い物しない!と。

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この数はハンパじゃないね~。

すでに、こうなると、地域住民との戦いになっていく。


これだけ多くの人を集めたのは、地元新聞に掲載されたこちらの広告だったという。
    ↓
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マーケットバスケットの現CEO,取締役会、および株主のみなさんへ

●不買運動はマーケットバスケットの従業員ではなく客によるものです

●不買運動をしているのはあなたの客なのです

●売り上げをもたらすのはあなたの客なのです

●企業の命運を握るのはあなたの客なのです

●アーサーTが復帰するまでマーケットバスケットで買い物をしないと決めたのはあなたの客なのです

●この広告料を支払ったのはあなたの客なのです

●あなたがたは客を首にできない




これが、人々の心を動かしたというのは・・とっても納得できる。

なんだか、とってもシンプルなのに・・・

「誰もが忘れていた大事なことを思い出させる」メッセージだ。

アーサーS側は、こう言ってたけど・・
客には経営者が誰だろうと関係ないさ。 
パンやハムの値段が10セント安いかどうか、だけなんだ。


蓋を開ければ、ぜーんぜん違ってたということだ。


さらに、一従業員の言った言葉
    ↓

僕らはスーパーで働きたいんじゃない。
ここのバスケットやアーサーTのいる店で働きたいんです。



私は、下っ端の一従業員に過ぎないし、私なんかが社長のために運動するなんてバカバカしいのはわかってる。 でも・・たとえ職を失ったとしても・・・人生には立ち上がらなければならないときがあるんだ!


(いや~、古きアメリカのヒーローのような言葉だ。)

こういった言葉も、多くの住民の心を動かすことになったことだろう。


結果は、州知事をも巻き込んで、ついに、アーサーSに株の売却を命じることになり、一件落着。

アーサーTは、無事復帰となった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まさに、これは、前代未聞の出来事。 


合理主義、金権主義ベースのアメリカで、とくに、MBA取得してるエリートにとっては、今まで学んできた経営学っていったい何だったの?
ってことにもなりかねないような事件だろう(笑)


この後、さまざまなTV番組でも取り上げられ、経営学専門家たちによっての座談会まで、開かれたようだ。

ここにそのサイトがあったので、簡単に紹介しておこう。
Boston Reviewより


これによると、さまざまな専門家たちがそれぞれ意見を言い合ってるのだが、まあ、ざっと、そのうちのいくつかあげてみる。


●Deborah Ancona、MIT Sloan Seley著名な経営学教授

マーケットバスケットで起こったことから、私は数々のリーダーシップ教訓を見ました。

まず、従業員に生活賃金を支払うこと、利益を分配すること、尊厳と尊敬を持って人を扱うこと、そして顧客に低価格を与えて利益を上げることが可能であることを学びました。
もちろん、それはどれだけの利益を生むかというその金額にもよりますが・・お金を稼ぐことと公正に人を扱うことの間にトレードオフなんてないんです。

●Christopher Mackin(オーナーシップ・アソシエイツのCEO及びラトガーズ大学マネジメント・ラーニング・スクールの講師)

企業の顧問として、私に衝撃を与えたのはマーケット・バスケの抗議行動で言われた、従業員の言葉でした。
彼は、所有権に関することを言ってたんです。

「これらは私たちの店舗であり、アーサーTはCEOです」
「彼らは株を所有しているかもしれませんが、私たちは会社を所有しています」
と。

従業員と顧客が「所有」とゆう言葉を使うということは、株主の権利を重視し、株主価値を最大限に高めることのできるということなんだ。


●RenéeGosline、MIT Sloan Zenon Zannetosキャリア開発教授

大事なのは、ブランドを作り上げてしまうことなんです。
そして、ブランドのストーリーがあれば、それはまるでウイルスのように、顧客の数千の人々の中にも広がることができるんです。

消費者というものは、企業だけで構築されたものよりも、仲間の消費者、または企業と消費者が一緒に構築した物語と結びつく可能性が非常に高いということなんです。


●MITスローン準教授Zeynep Ton、オペレーションマネジメント準教授

倉庫やトラック運転手、倉庫や物流センターで働く人々などの末端の従業員は、低コストでありながら、しかも高効率な作業をしてるんです。 これが、どれほど重要なことであったか・・それは驚くべきことです。

多くの人がマーケットバスケットを見て驚いています。
いかにして、この会社が顧客に対して最低価格を提供し、従業員に充分な賃金を与えて、質の良いものを扱うことができるのか?

ビジネスにおける一般的な見方では、労働をコストと見なすことなんです。
ところが、マーケット・バスケットは、まさに、これにチャンレンジする企業です。
だからこそ、人々はマーケット・バスケットをユニークだと言う。



私も、これは不思議に思っていた。。。

なんで、どこの店よりも安く、しかも質を落とさず、従業員にはボーナスまで支給するような会社を運営できるんだろうか?と。

しかも、バスケットは大型量産店の形態はとっていない。

アメリカの安いスーパーでは、袋詰めサービスまでやってくれるようなとこは、どこにもない。

お客に安くする分、まず商品の質を落とす、余計なサービスはしない、従業員の人件費をなるべく安くする→低賃金


だから、従業員はいつも入れ替わりが激しいし、仕事もスローで超感じ悪い人が多いし、何を聞いても答えられない人ばっか。

でも、ウチはこれだけ安く売ってるんだから、仕方ないだろ@!
お前らだって、1セントでも安い方がいいから、ウチにきてんだろ!
嫌なら他の店にいけ!

とでも言われてるような・・(笑)

私も、そうゆうもんだと思ってた。

あれれ? これ、どっかで聞いたなあ。
あ、まさに、ウォルマートだあ~(笑)

   ↓
こちらは、私の過去記事
ウォルマートに学ぶ、悪徳企業に就職しちゃったら・・




ところが、バスケットは、この常識を全く打ち破った店だった。

なんでだ?


おそらく、経営上の手腕もあるのだろう?

地元の農場からの仕入れ、また、ベンダーとの契約などに、隠された優れた点があるのかもしれない。

しかし、何よりも大事なことは、やはり従業員のモチベーションにあったのではないかな?


おそらく、この座談会でも言っていたように、末端に至るまでの従業員たちが、「自分も経営者のような感覚で誇りをもって働いている」ということは大きい。


おそらくこういった会社ならば、従業員のすべてが、さまざまなアイデアや意見を出し合うことだろう。
また、上層部も常に彼らに耳を傾け、チームとして働いていることだろう。
(決して、従業員をコストとは見ていない会社だったということだ)


それが、座談会である教授が言っていたブランドという意味にも通じるような気がする。

それは・・

お客にも伝染し、スーパーで買い物をしたい!のではなく、バスケットで買い物がしたい!

という気にさせてしまう。

それこそが、本来のビジネスだったのかもしれない。

古臭い、祖父ちゃんの時代のビジネス哲学が、このアメリカでまだ生きていたということだ。。。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、あれから3年たったバスケットはどうなったんだろう?

1か月以上にも及ぶ、長期のストライキにボイコット運動で、多大な損失を出したことだろうし、また、多くのベンダーやローカル・ファームも逃げてしまったことだろう。


その立て直しは、さぞや大変だったんじゃないだろうか?

そう思って、コンシューマー・リポートを覗いてみることにした。

コンシューマー・レポート( Consumer Reports)とは、非営利の消費者組織であるコンシューマーズ・ユニオン(Consumers Union)が、発行しているアメリカ合衆国の月刊誌
厳格な調査でそれぞれの分野での優良店をランク付けしたもの。



ちゃんーと、アメリカ全土の62のチェーンストアーから選ばれた8店の中にバスケットはランクインしていた。
  ↓
Where to Find the Best Grocery Store Prices in America Our survey results show eight standouts among 62 national and regional chains


ついでに、「最も不満の少ない店、最も不満の多い店」の記事を覗いてみると、もちろん、バスケットは「最も不満の少ない店」に入っている。
そして、あの、ウォルマートは、最も不満の多い店、ナンバーワンらしい。(いや、ワーストワンだね)(笑)
    ↓
Grocery Gripes: Supermarkets With the Most and Least Complaints The happiest customers look for fast checkout, clean stores, and local produce

・・・・・・・・・・・・・・・・

悪いニュースが多い昨今だけど、世の中、まだまだ捨てたもんじゃない。

「どうせ、会社なんてさあ、上の連中の儲けしか考えてないのさ。
社員なんて、どうせ使い捨てとしか思ってないんだから。」


そんなことを愚痴ってる人にも、希望を与えてくれたニュースだろう。


そういえば、以前にも、サンフランシスコのグラビティー・ペイメントという会社の記事もアップしたことがあったね。
    ↓
企業の良いニュース_グラビティー・ペイメント社の人たちとその意識は?


この会社もまた、若き社長が自分の給料を削ることで、従業員の給料を大幅アップさせた会社だったなあ
・・・その結果、あっという間に売り上げ倍増になったんだったよなあ。。。


「企業を成功に導くのは、従業員と客、すべての人の気持ち」

なんだか、こんな甘っちょろい言葉にも、真実味を与えてくれる出来事だった気がする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


アメリカのスーパーマーケット事情
アメリカのスーパーや、レストランは、たぶん・・日本と違って、「いらっしゃいませ」とか「ありがとうございました」という丁重な挨拶はないけど・・実にフレンドリー。

こっちは、日本のイメージ
1822157.jpg

アメリカだと・・こーんなカンジで、

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ときには、レジで世間話までする。

人の買った商品を指さして、「あ、これ!僕も大好きなんだ!美味しいよね~。」と、まるで友達かい!ってカンジなのだ。
日本から行った人は、最初は戸惑うけど、それこそがアメリカの接客なんだと思う。

さらに、良い店は、さまざまな質問や要望にも応えてくれるし、もちろんプロ知識もある。
重い荷物の場合は、わざわざ車まで運んでくれてトランクに載せてくれる。

アメリカ人にとっては、お客様扱いしてもらうよりも、良き隣人、良き友人のような対応こそが、一番気持ち良いサービスと感じるようだ。




参考

A year later, things are going pretty well for Market Basket

DeMoulas Market Basket

A Market Basket history




モンサント社からビジネスの定義を考えてみる

モンサント、BASF社、 除草剤による損害賠償 という記事を目にした。
    ↓
Monsanto, BASF Weed Killers Strain U.S. States With Damage Complaints

BASFというのは、ドイツでは老舗の最大の総合化学メーカーなのだが、・・・モンサント社によって、2016年にすでに買収されてたらしい

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この記事を超簡単に要約すると、

昨年、米国環境保護庁(EPA)は、夏季の栽培期にジカンバ耐性作物に雑草キラーを使用することを承認した。
「ジカンバ(Dicamba)」というのは、古くからある除草剤で、農薬としてスプレーして散布するもの。


揮発性のものなので、場合によっては、蒸発して風に乗って広範囲に広がってしまい、他の作物や家畜(人にも?)にも、被害を及ぼす可能性があるというシロモノ。

ところがモンサント社は、
容易に蒸発しない「低揮発性ジカンバ」を開発することで問題を解決したと発表。

そこで、農家で使用されるようになったのだった。

ところが、
ジカンバという除草剤を噴霧したところ、やはり、被害が発生。

そして、アーカンソー州、ミズーリ州、イリノイ州などの農業中心の州では、今年、約4年間分の被害届をどっさりと、受けとることになってしまった。



そんな内容の記事だ。

monsanto.gif


そもそも、なんで企業の言葉だけで許可しちゃうんだよ!
最初に、政府が派遣した専門家による調査はなかったんかい!

・・と、多くの真っ正直に生きてる人々ならば、そう思うことだろう(笑)

しかし、

お金と権力さえあれば・・たいがいのことは出来る!
まさに、それが、モンサントなのだ。


実際のところ、

モンサントが安全宣言の発表をしたのちも、真偽を検証しようとした専門家もいたようだ。

ところが、モンサントは低揮発性の改良型ジカンバをプロプライエタリー(独占的)製品として取り扱うことで、検証実験ができないように手をまわしたんだとか。


モンサントについては、何回かこちらのブログ記事にもアップしている。
こちらは、3年前のブログ記事、
  ↓
遺伝子組み換えとワクチンと



それでも、日本人はまだまだ、モンサント社自体についても、知らない人も多いのかもしれない。

モンサント? よく知らないって人のために
      ↓
モンサント社は、(Monsanto Company、NYSE:MON) は、アメリカのミズーリ州に本社を持つ、多国籍バイオ化学メーカー。
2005年の売上高は62億ドル、2008年の売上高は110億ドル、
遺伝子組み換え作物の種の世界シェアは90%。
ロックフェラー財団の援助を受けている。



陰謀論などでは、必ずといっていいほど、モンサントの名前も登場するってくらいに有名なのだ。
巷では、農業マフィアと呼ばれたりするくらいだから(笑)

よくある陰謀論といえば・・

ロックフェラー、ロスチャイルド、イルミナティー、NWO(世界統一政府)、世界人口削減政策など・・そして、その一端を担うのがモンサント社(笑)


このような記事はアメリカでは珍しくないのだ。

ラウンドアップ(グリホサート)の詐欺と陰謀
The Roundup (Glyphosate) Toxin Scam and Conspiracy


さてさて、きょうのところは・・そういった陰謀論の話をするつもりはないので、この記事の話に戻すとしよう。


「アーカンソー州、ミズーリ州、イリノイ州などでは、「ジカンバ(Dicamba)」被害のクレームに対する調査に乗り出した」
(ただのクレームどころか、訴訟も抱えてるそうだ。)


そうはいっても、ひとつひとつの案件を調査するのには、人手が足りないし時間がかかる!と、州では頭を抱えているらしいけど・・

それでも、もはや無視できない状況なのだろう。

ミズーリ大学が集計したデータによれば、10月15日までに、この州で2,708件のディカンバ関連植物傷害調査が開始されたとか。


もちろん、これに対して、モンサント側は、農家の方が、この夏の夏に散布した際に、ラベルに印刷された最大4,550語の詳細な指示に従わなかったせいだ!
うちの商品の問題じゃないんだ!


と反論してるらしい。



これに関する日本語の記事も発見したので、よかったらどうぞ
   ↓
世界最大の“農業マフィア”が隠したい真実──除草剤の欠点を指摘した研究者たちを口封じか


monsanto.jpg


さて、モンサント社について、もういちどざっと説明すると・・

モンサント社はベトナム戦争で使用された枯葉剤を製造した会社。 
戦争後は牛成長ホルモン剤、除草剤の「ラウンドアップ」、遺伝子組み換え(GM)作物などで事業を拡大。 


ラウンドアップ・・モンサントの主力の売上を誇る除草剤グリホサートの商品名。
世界でもっとも売れた除草剤

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「生分解性で、環境に優しい」がキャッチコピーだったんだけど、過去に虚偽広告により、ニューヨーク(1996)とフランス(2007)で有罪判決を受けた経緯がある。


ちゃっかり、パパ・ブッシュ(ジョージ・ブッシュさんのこと)とも手を組んで、すさまじい勢いで急成長。

まあ、これを見て頂ければわかると思うけど・・

gmo_world_map_large (1)
赤い部分がモンサントのGMO(遺伝子組み換え)の制限をしてない地域、黄色はGMOの規制を持っている地域、グリーンは一切禁止地域(2012年)

まさに、これは世界征服の図?


さて、よく知ってる人にとっては、いまさらって話になるけど、モンサント社の何が問題なのか?というと、

●遺伝子組み換え作物は安全か?

●モンサントから永久に種子を買い続けなければいけない構造
遺伝子操作されたハイブリット種(F1種)はその名のとおり、優秀な生産性を持っている反面、一度畑にハイブリッド種を蒔種すると、それは一代限りしか育たないシロモノ。
しかもこのF1種はモンサントの特許農薬とセット売りになっている。

もちろん、今回のジカンバだって、セット売りになってる。


●FDA認可企業であるモンサントなど、巨大企業が支配する仕組みが出来上がってる。
自然農法、有機農法などの小規模農家はもはや経営が成り立たないような構造が作り上げられていく。


遺伝子組み換えが安全か否か?という、問題以前に、こりゃ、どうみたって、胡散臭いだろう!と思えてしまう(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、モンサント社って、もともとは、誰がどのように大きくしていった会社なんだろう?

ちょっと、その歴史を調べてみた。


モンサントの創業者はJohn Francis Queeny(ジョン・フランシス・クイティ)

1901年、コカ・コーラから得た資金でモンサントを始めた。
1902年、モンサントはコカ・コーラ社に「サッカリン」(人工甘味料)という最初の製品を販売。
1905年、バニリンとカフェインを販売して利益を得始める。

1906年、米国政府は肉製品の規制と検査を開始
*ConAgraやMonsantoのような企業は政治家、研究施設、学校、そしてUSDA(合衆国農務省)などに寄付したため、規制から免除されている。

第2次大戦の間、化学物質を欧州から輸入することができず、独自の化学製品の製造を目指す。
1929年、モンサントは、ポリ塩化ビフェニル(PCB)の最大生産元となる

PCBは1970年代に禁止された。


PCBは、無害免疫系障害、先天性欠損、癌、致死的死亡につながる致命的な発癌物質と化学物質の1つであることが科学的証拠によって示されるまで、潤滑油、切削油、作動油として広く使用されていた。

*当時、モンサント社の科学者たちは、PCBsに関連する健康リスクについて知っていたが、決して公表しなかった。

しかし、今もなお、モンサントがPCB製造工場を保有していたソーゲットのデッド・クリークに沿って、水質から検出されている。


1935年、モンサントは洗剤や石鹸の製造に携わる

1938年にはモンサントがプラスチック事業に大部分を独占。

1939年から1945年にかけて、マンハッタンのプロジェクトでウラン濃縮に関する多くの研究が行われる。

第二大戦中、マンハッタンのプロジェクトで最初の核爆弾の製造に携わる
ベトナム戦争中には、ベトナムの民間人とアメリカ軍に散布されたPCBs、DDT、化学兵器の生産に携わった。

1945年、モンサントは戦争に使用していた化学物質を農業に使用することを始める。

1955年にはモンサントの資産が50%増加。

1975年から1967年まで、モンサントは、ディズニーランドのアトラクションに、生分解性のないプラスチックを使用
ディズニーランドが、それを取り壊すことを決めたのち、チェーンソーやショベルでも、生分解性のないプラスチックは、その破片を壊すことさえできなかったという。
プラスチックの大きな部分をトラックに詰めて運搬する以外なかったそうだ。

1961年から1971年にかけて、ベトナム戦争中の軍事用のエージェントオレンジの生産に携わる。
*エージェントオレンジとは、オレンジ剤 (Agent Orange)のことで、枯葉剤と呼ばれるものの1つ。

*4.8百万人以上のベトナムの民間人がAgent Orangeに汚染され、約40万人のベトナム人がエージェントオレンジによって死亡し、
のちに、障害や先天異常に苦しんでいる子供を含む数百万人が死亡した。



1968年、ジョンクイーンの息子、エドガー・クイニーが死亡。
エドワードJ.ブロック(エンジニアとしてモンサントに入社)が社長に就任

1972年までに、議会はDDTの使用を禁止。

1973年にモンサントは雑草や害虫を殺すグリフォセート分子を開発
*モンサントはまだラウンドアップを安全と宣伝しているが、ラウンドアップの主成分であるグリホサートは広範な健康問題に関連しているといわれている。

モンサントの売上高は20%増加

1980年代から1990年代にかけてのラウンドアップは同社の収入の45%を占めた。
今日まで、グリホサートは市場で最も売れている除草剤の1つ。

1985年、モンサントは炭水化物飲料に使用される「アスパルテーム」と呼ばれる人工甘味料の生産者であったSearle Companyを買収。
*アスパルテームは、砂糖の代わりにソーダ類に加えられた毒性物質とのこと。

1987年、エージェントオレンジのおかげで多大な利益を得たものの、ベトナム戦争の退役軍人に1億8000万ドルの支払いを払わなければならなくなった。

*しかし、当然ながら、枯葉剤のベトナムの犠牲者には一切支払われていない。

1994年、モンサントはrBGHおよびrBST成長ホルモンを市場にリリース。
*ウシ成長ホルモンは、早期思春期および乳癌および前立腺癌に関連するものといわれている。

1995年、モンサント社の遺伝子組み換えキャノーラ油がカナダに出荷。

このころから、モンサントはバイオテクノロジーにフォーカスしていくことになる。
遺伝子組換え農作物を発明。

1997年までに、モンサントは他の種子会社を買収し、GMOキャノーラ、GMO綿、GMOトウモロコシと呼ばれる新しい遺伝子組換え種子を市場に投入

1997年から2002年にかけて、モンサントは失敗するほど大きくなり、世界中で100億ドル以上を費やして種子企業を買収

世界の種子市場を支配する世界最大の種子企業となる。
2001年、モンサントは世界のGMO作物の91%を所有



いちおう、ここまで。

いやあ、びっくり~。

人工甘味料のサッカリンに始まり、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、洗剤や石鹸、プラスチック事業、マンハッタンのプロジェクトでウラン濃縮に関する研究、枯れ葉剤、人工甘味料「アスパルテーム」、ウシ成長ホルモン、遺伝子組み換えキャノーラ油と・・


それも・・・ぜーんぶ、体に害のあるもの?って言われてるものばかり。

それどころか、マンハッタンのプロジェクトでウラン濃縮の研究にも関わてたってことは知らなかった・・。
枯葉剤のことは知ってたけど・・。


しかし、ここで・・モンサント社をビジネスという視点からみた場合、ある意味においては、「これって称賛に価する」
すごい立派な会社!と言えるかもしれないのだ。


もちろん、ビジネスという定義をこのように置いた場合だが。
     ↓

ビジネスとは、「利益を出す」ということ。 つまり、「金を稼ぐこと」。
つまり、「どれだけ金を稼ぐことができるか」がビジネスを行う上で最も重要



ただし、もちろん、法に触れてはいけない。
という条件はつく。

この方が創始者のジョンさん↓
Knight-of-Malta-John-Queeny.jpg

とにかく、目のつけどころが素晴らしいのだ。
先見の目があって行動力も十分、その上、さぞかしすぐれた研究員を抱えてることだろう。

いちはやく、軍事産業には食い込んでるし、最初にディズニーランドにも目をつけてたようだし、新製品の許可を取るためには、実に効率的に、政府機関への寄付も惜しまない姿勢。

法に触れるどころか、ちゃんと抑えどころまで知っていて、法すらも見事に利用してるくらいだ。

そのうえ、何度も訴えられて賠償金も払ってるけど、たちまち、それをバネにして、それ以上の利益を生み出してしまうタフさ。


いやあ、もう、お見事としかいいようのない会社だね。

まさに、世界のシェアを独占できる会社に、なるべくしてなった会社と言えるだろう。


おまけに、どんなに黒い噂があろうが、陰謀論に登場してこようが、おそらく・・法で取り締まることは出来ない。
なんせ、政府が販売許可してるんだから(笑)

こちらが現在のCEO ドナルド・ランフィールド
    ↓
donald-rumsfeld.jpg



さらに、賞賛すべきは目のつけどころ!

儲かる商品というのは、こうゆうものなんだな~ってのが、よ~くわかった気がする。


農薬や種にしても、見た目がキレイな作物で虫もつかないし、ほとんどムダなく出荷できるし、さらに従来の草取りや重労働から解放されて扱い方も簡単~。

食肉だって、成長ホルモン剤を使えば、大人になるまで何年も飼育する餌代や手間が省けるわけだし、人工甘味料や食品添加物にしたってコストが削減できて安くて簡単ともなれば、売る方も買う方も飛びつく。



そう考えていくと・・・現代人の、ちょっとでもラクをしたい!という人々の心をくすぐるような商品であり、ニーズに合わせている、ということになる。

だからこそ、政府にも一般にも受け入れられ、どんどん大きくなっていったのだろう。

Stop-Monsanto.jpg


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、今度はビジネスの視点を変えて眺めてみよう。

ここで、ビジネスの定義も変えてみることにする。
   ↓
ビジネスとは、新たな需要(ニーズ)を生みだし、それを供給(提供)することで、人に喜ばれること
人を幸せにすることで、初めてその対価を受け取って自分も幸せに導くこと



すると・・どうだろう?


100パーセント安全かどうかもわからないGMOの販売。
その検査結果さえ公表されない。
巧妙な独占販売
主に南米地域のメキシコなど、また、インド、ブルキナファソ、バングラデシュの農民から深刻な健康被害、土壌被害、自殺者まで出したほど。
戦争においては大量虐殺



monsanto-678x381.jpg


世界市場で売ってるくせに、どうみたって、世界中の人を幸せにしてるとは思えない。

クレームの嵐、何度も訴えられてるわけだし、悪い噂の数々・・・それは現実なのだ。

むしろ、不幸を招くもの?ではないだろうか。


ここで・・モンサント社は一変して、最悪な企業となる。


しかし、現代の多くの人たちは、
ビジネスの定義 :「一番重要なことは儲けを出すこと」
という認識ではないだろうか?

さらに、「法に触れてなければ善」という解釈が加われば、まさに、モンサント社は立派な企業、勝組ということになる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に、こちらは、「現代ではない」ちょっと過去のビジネスマンの言葉を紹介

松下幸之助
    ↓
「あの人がやってはるのやったらいいな、物を買うてあげよう、というふうにならないといかんですよ。
そのためには奉仕の精神がいちばん大事です。奉仕の精神がなかったら、あそこで買うてあげようという気が起こらない。
そうですから、ビジネスマンのいちばん大事な務めは愛されること、愛されるような仕事をすることです」


デール・カーネギー
    ↓
ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、

人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである。


あなたを幸せにするのは、どちらの定義なんだろう?
結局は、そこに行きつくようだね~。


参考資料

モンサントに「2011年の最悪の企業」の烙印

Dark History of Monsanto


Monsanto Dark History 1901-2011

映画 モンサント 不自然な食べ物

The Roundup (Glyphosate) Toxin Scam and Conspiracy


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gingetsu2010

Author:gingetsu2010
アリゾナ州セドナにて、アクセサリー工房Alizona*銀の月*をオープンしてる銀月です!

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皆様にも「スピリチャアルの意味」「生きる意味」を感じて頂けたら、幸いです!☆

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